ニーソックス
この項目では、膝上まである靴下の慣用的表現について説明しています。膝下丈の靴下については「ハイソックス」をご覧ください。 |
ニーソックス(英 knee socks)とは、膝上まである靴下の慣用的表現である。
概要
膝よりやや上までの、長い丈を持った靴下がこのように呼ばれる。市販されているものの丈は60~70cmぐらいのものが多く、標準的な体型の女性が身につけた場合、膝より5~10cmほど上までが覆われる。多くの場合、タイツの腰~太もも部分がない形状をしている。黒色で薄手のものが多く着用され、過半数を占めているが、その他の色や素材、レースなどで装飾が施されたもの、レース生地のもの、ボーダーなどの柄入りのものも売られている。
正式名称は「オーバーニーレングスハイソックス」であり、「オーバーニー」、「ニーソ」などと略される。さらに丈が長く太ももまで届くようなものはサイハイソックスと呼ばれ区別される。
女性用のファッションアイテムとして、2006年頃を前後してミニスカートやショートパンツとあわせる着こなしが流行した。
ファッションとしての普及
ニーソックスは当初ロリータファッションの一部として見られていたが、2006年前後からミニスカートやショートパンツとあわせて履く「美脚ファッション」として流行し、制服、パンク・ファッション、ギャル系ファッション、メイド服など服装の種類を問わずに組み合わせる事が出来る事から、幅広いジャンルの若年層から人気を得ているファッションアイテムとなった。
とくにギャル系ファッションでは、ストッキングのようにセクシーさをアピールする事が出来るなどの理由でエロかわファッションとして人気がある。通常のニーソックスと比べ、ギャル系のニーソックスやサイハイソックスはセクシーさを強調するためレザー入りのデザインであったりガーターベルトを付けて履かれる事がある。網タイツ式の物も人気を得ている。
ニーソックスやサイハイソックスは漫画・アニメ・ゲームなど、架空の女性キャラクターが着用する事も多く、オタク文化においてはいわゆる「絶対領域」と併せて萌え属性として採り上げられる事も多い。
2011年には、ニーソックスとストッキングが合体したタイツのようなものも出回っている。ニーハイとストッキングで『ニースト』などと呼ばれることもあるようだ。今までは寒さ対策に、ストッキングを履いた上にニーソックスを重ねて履いていた人などに注目されている。また、ストッキング部分とニーソックス部分の境目がないので、太もものお肉を気にする女性に人気を集めている。この『ニースト』の出現によって、いままでニーソックスを敬遠していた女性にもニーソックス文化が広まっている。ちなみに、ニーハイ感覚の『ニースト』は主にファッションモデルの間で着用されており、一般人では極めて稀である。
本来の意味
本来のニーソックス、およびニーハイソックスとは、膝下までの丈の靴下を表す言葉である。 しかしこの長さのものは「ハイソックス」と呼ばれており、その他の呼称は知られていなかった。 そのため現代日本においては、ニーソックス、ニーハイソックスという呼称も「オーバーニーソックス」と同じ意味で浸透し、使用されている。
ハイソックスに関しては当該項目を参照。
関連項目
靴下 | |
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ひざ上(ストッキング) : | ボディストッキング - タイツ - パンティストッキング - ストッキング - サイハイソックス - オーバーザニー |
ひざ下(ハイソックス) : | ハイソックス - スリークォーターソックス - ブーツソックス - クルーソックス |
足首(ソックス) : | ソックス - アンクレット - スニーカーソックス |
その他(レギンス等) : | トレンカー - スパッツ - ルーズソックス - 紺ハイ - レッグウォーマー - ガーター |
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