カーネル・サンダース
ハーランド・デーヴィッド・サンダース(Harland David Sanders、1890年9月9日 - 1980年12月16日)はKFCの創始者であり、KFCが政治と密接な関わりを持ち、強大な力を持つようになった黒幕の人物。
彼は通称「カーネルおじさん」と呼ばれるが、この「カーネル」という呼び名は本名ではない。アメリカ・ケンタッキー州が与える称号で、これをケンタッキー・カーネル(Kentucky Colonel)いう。表向きにはColonelというスペルを使っているが、この発音がKernelに通ずるところからその真意は想像に難くない。英和辞典をひも解くとその字義を探ることが可能であるが、Kernelとは「核」の意である。
彼はサンタクロースとともに泥棒としての修行を積み冷戦時にソ連が隠し持っていた核を盗んだことにより、絶対的な力を手に入れ、一気に事業を拡大していく一因になる。KFCのイメージカラーが「赤」なのはサンタクロースと一緒に居たのが原因っぽい。
カーネルの呪い
オヤシロさまの祟り
特に薬局の店頭に見られるように、日本では古来から店の前には人形を置くという風習があった。KFCはもともとアメリカ資本の企業ではあったが、日本での事業展開を画策する上ではこうした風習に則ることがよいと考え、創始者カーネルおじさんの人形を置くことにした。カーネルおじさんは大変気に入り、「この風習を全世界に広めよ。」と言う号令(脅迫?)の元、全世界にこの風習が普及。競合相手であるマクドナルドも真似をした。このカーネルおじさんの人形は一部の村落では「ケンタくん」と呼ばれるようになる。
昭和50年代、狂信的なオヤシロさま信仰としても有名な雛見沢村に大規模な産業廃棄物処分場が建設され、たまたまケンタくんが投棄される。このケンタくん人形は村の少女によって発見され、一度は救出されたが、数日後には彼女の父親によってふたたび捨てられるという悲劇に到る。これがきっかけでケンタくんことカーネルおじさんの怒りを買い、昭和58年(1983年)、雛見沢村は未曾有の毒ガス災害が発生し、壊滅に到った。その様子はまるで鳥インフルエンザで全滅した養鶏場のようであり、チキンにかこつけたカーネルおじさんの呪いを思わせた。
タイガース優勝受難
一方、大阪ではプロ野球チームである阪神タイガースが優勝すると街のオブジェを道頓堀川に放り込んで祝う裸祭りがあり、昭和60年(1985年)のリーグ優勝の際にランディ・バースへ見立て、ケンタくんが投げ込まれるという事件が起きた。このときもカーネルおじさんは怒り狂い、幸い毒ガス騒ぎには到らなかったものの、阪神タイガースの成績はまったく振わないという甚大な呪いに悩まされることとなった。平成14年(2002年)にはワールドカップ・チュニジア戦に勝利したことを祝っていた神戸市のサポーター達が羽目を外してケンタくんを拉致した上に暴行を加え、彼のトレードマークのひとつの眼鏡が割れる事件が起きた。またしてもカーネルおじさんに呪われることとなり、日本代表はベスト8進出を封じ込まれる結果となった。
他国での対応と事件
エジプトではこうしたことが起きないよう、より世界的に名高い「ファラオの呪い」の力を借りてカーネルおじさんを抑え込もうと、エジプト政府の命令のもと、三大ピラミッドと並ぶスフィンクス像の前にケンタッキー・フライド・チキンを開店させることとなった。今のところはさしものカーネルおじさんもスフィンクスの威圧感に屈して、これといった被害は出ていないようであるが、古代エジプト王朝として繋がりのあるルクソールでは1997年にテロ事件が発生しており、狙われたのはケンタッキー・フライド・チキンをしばしば利用する外国人観光客であったことから、カーネルおじさんとの関連性の調査が続けられている。なお、阪神の優勝はKFCがスフィンクス前に出店した後の事である。
人形が盗難され、そのたびに呪いにかかる人が後を絶たない。中にはカーネル人形を担いだまま変死した死体が発見される事が多々あった。日本政府は呪いが降りかからないようKFC全店舗にカーネル人形をボルトなどで固定するよう薦めているが、今なお眼鏡やステッキ等が盗まれている。ちなみに、道頓堀川に投げ込まれたケンタ君を所有していた道頓堀店は閉鎖してしまった。
呪いの真相
これらは一般に「カーネルの呪い」と呼ばれ、特に甚大な被害をたびたび受けた日本では畏怖する対象となっている。後述するように、KFCは宗教的側面を有してはいるが、しかしこうした「カーネルの呪い」は単なる偶然やオカルトではなく、全て科学的に理由付けが可能である。前述のようにカーネルおじさんは高い窃盗能力により核の力を保持していたわけであるが、即ち、「カーネルの呪い」とは危害を加えた者達に対して目に見えない放射能という力を用いて行われる復讐のことである。信じなければそれでいいですよ。被爆しても俺は知らないよ。
極めて恐ろしいものであるわけだが、一方、英語ではチキン(Chicken)とは「腰抜け」という意味の悪口にも繋がる懸念がある。こうしたことから「チキン」という言葉を不用意に使用してカーネルおじさんの呪いを被らぬよう、「チキンを頼む」「チキンを食べに行く」と言わずに「ケンタッキーを頼む」「ケンタッキーに行く」という表現をするよう、当時の文部省は日本語指導要領を示した。この言い回しが定着したのは、こうした背景によるものである。
史上最悪の毒ガス災害で知られる雛見沢村は、狂信的なオヤシロさま信仰としても有名であったが、呪いを発するカーネルおじさんが宗教と結び付くことは必然であった。KFCと同様にファーストフードフランチャイズ店を世界に展開するマクドナルドも宗教団体とされるが、メインとして取り扱うメニューに差異があるとは言え、事実上の同業である両社が対立に向かっていくことは理解しやすい。