ウェークアップ!ぷらす

「ウェークアップ!ぷらす」は、日本テレビ系列（NNN・NNS）で毎週土曜日8:00~9:25(JST)に放送されているytv制作の情報番組である。（地上デジタル放送はデジタルハイビジョン放送）。ただし日本テレビ系列のうち、山梨放送、福井放送、高知放送ではネットしていない（この3局はABC制作・テレビ朝日系列「朝だ!生です旅サラダ」をネットしている。もっとも、福井放送はテレビ朝日系でもあるが）。

番組概要

1991年 1月から14年3ヶ月間放送していた桂文珍司会の情報番組「ウェークアップ!」をリニューアルして2005年 4月2日に放送開始。キャスターには降板した桂文珍に代わり初代司会者だった読売テレビ解説委員（元アナウンサー）の辛坊治郎を起用し、さらにセントフォース所属のフリーアナウンサー用稲千春と松岡洋子が加わった（用稲は2006年9月30日、松岡は同年7月29日降板。用稲の後任はライムライト所属のフリーアナウンサーである目黒陽子、松岡の後任は読売テレビアナウンサーの虎谷温子）。読売テレビ解説委員の岩田公雄が前番組から引き続きレギュラーコメンテーターを務めている。制作の主体は読売テレビ報道局である。（ちなみに、「ザ・ワイド」は読売テレビ制作スポーツ局・東京制作部と日本テレビの共同制作。）
基本的な番組構成などは前番組の「ウェークアップ!」と変わらず、一週間の主要ニュースを紹介。VTRと司会の辛坊治郎による問題提起とそれに対するゲストコメンテーターと岩田公雄のコメント解説にて成り立っている。
前番組名の「ウェークアップ!」のままでも略称として通じるが、正式には一応番組名に「ぷらす」が付いている。これは桂文珍が「ウェークアップ!」を降板する際、読売テレビに番組の終了を迫ったためである（が、読売テレビ側は同じ番組と見做している様である）。
土曜8時台はテレビ東京系列（現在8時台前半はテレビ愛知制作のアニメ枠、後半はテレビ東京製作の子供向け番組）を除く系列4局の番組が在阪局の制作だが、この番組はその中で唯一の報道系番組で、関西を中心に活動している学者や教授なども多く出演していることから、関西からの独自の視点や提言も見られる。しかし、近年は読売テレビが平日のワイドショー「ザ・ワイド」の制作主体となった影響からか、東京発のワイドショー番組との違いが以前より弱まった感も否定できないが、その中でも東海道新幹線新駅や新名神高速道路の建設にまつわる問題など、当該地域を放送エリアに持つ在阪局だからこその話題が採り上げられることがある。
この番組でのゲストの発言がその日の、日本テレビ報道部主導のNNNニュースで放映されることがある（ニュース原稿例：○○氏が、今朝、読売テレビの番組に出演し、△△について、××であると述べました）。これは、NHK「日曜討論」、TBS「時事放談」「サタデーずばッと」、フジテレビ「報道2001」、テレビ朝日「サンデープロジェクト」の位置付けと同様、NNNの討論・報道番組として扱われているためである。このような全国ネットの報道番組で、在阪局制作であるのは当番組だけであり、異色の存在になっている。
岩田公雄が21世紀臨調に在籍している関係で、岩井奉信(日本大学教授)や中田宏(横浜市長)など21世紀臨調に在籍している著名人が比較的多く出演している。
同局で日曜昼に放送している「たかじんのそこまで言って委員会」（制作スポーツ局・制作部が制作）の収録が金曜日の午後であるため、収録後大阪に宿泊し、翌日の「ウェークアップ!ぷらす」に生出演するコメンテーターも少なからずいる（森本敏、倉田真由美など）。
そこまで言って委員会での辛坊曰く「東京などで放送されない『そこまで言って委員会』と全国放送される『ウェークアップ!ぷらす』と発言が真逆になる出演者もいる」とのこと。
余談であるが、「そこまで言って委員会」の構成作家の1人である上田信彦が、当番組の構成作家の1人として参加している。
2005年 8月27日放送の「7党大激論」、2007年 3月17日放送の「東京都知事選立候補予定者大激論」では、ytvのスタジオではなく東京・汐留にある日本テレビの「ザ・ワイド」のスタジオからの放送だった。2007年 3月17日放送の「東京都知事選挙候補予定者大激論」も汐留からの生放送だった（これ以外でもたまに放送内容の都合上汐留の「ザ･ワイド」のスタジオから全編放送することもある）。これ以外でも、スケジュールの都合で日本テレビの「NNNニュースリアルタイム（かつてはNNNニュースプラス1）」のスタジオから中継を入れる場合がある。
関東地区の同時間帯視聴率ではトップ（前時間帯の日テレの「ズームイン!!サタデー」よりも視聴率が高い）、お膝元の関西地区では2位となっている（かつてはABCの「朝だ!生です旅サラダ」やMBSの「知っとこ!」などに押されがちであり、視聴率は4位に甘んじていた）。
番組では健康保険組合連合会のインフォマーシャル「おはよう！けんぽれん」が1分間放送される。詳しくは、健康保険組合連合会の備考を参照のこと。

レギュラー出演者

司会

辛坊治郎(2005年4月2日～)
目黒陽子(2006年10月7日～)

アシスタント

虎谷温子（読売テレビアナウンサー）(2006年8月5日～)

レギュラーコメンテーター

岩田公雄（読売テレビ解説委員・21世紀臨調委員）(2005年4月2日～)

主なコメンテーター

塩川正十郎（元衆議院議員・元財務大臣・東洋大学総長）
橋本五郎（読売新聞編集委員・21世紀臨調委員）
岩井奉信（日本大学教授・21世紀臨調委員）
寺島実郎（日本総合研究所会長）
香山リカ（精神科医・帝塚山学院大学教授）
國定浩一（エコノミスト・大阪学院大学教授）
志方俊之（軍事アナリスト・帝京大学教授）
中田宏（横浜市長・元衆議院議員）
舛添要一（自民党参議院議員・国際政治学者）
馬淵澄夫（民主党衆議院議員）
森本敏（拓殖大学教授）
倉田真由美（漫画家）
猪瀬直樹（ノンフィクション作家・道路関係四公団民営化推進委員会委員）

2006年9月までフジテレビ「土曜LIVE ワッツ!?ニッポン」レギュラーのため日本テレビのスタジオからの出演であった（9月30日で同番組は終了。後番組「知的冒険ハッケン!!」には出演していないため、現在は来阪している）。

など多数

ナレーター

川下大洋、大島榎奈

過去の出演者

用稲千春（キャスター 2005年4月2日～2006年9月30日）
松岡洋子（アシスタント 2005年4月2日～2006年7月29日）

村尾信尚（関西学院大学教授）コメンテーターとして出演

2006年10月より日本テレビ「NEWS ZERO」キャスター就任のため降板

提供スポンサー

アパグループ

p＆Ｇ

2006年 9月30日まではスポンサーのアナウンスを1つにまとめて行ってきたが、同年10月7日から2分割になった。
四国放送では全てローカルスポンサーとなっていたが、2013年4月よりネットスポンサーがついた。

放送時間

毎週土曜日8:00～9:25

外部リンク

「ウェークアップ!ぷらす」公式サイト（ytv）
「ウェ－クアップぷらす」公式blog（gooブログ）－目黒陽子とアシスタントの虎谷温子アナ、また以前の出演者である用稲千春と松岡洋子の番組裏話blog。

番組の入れ替わり

ytv制作土曜朝の情報番組
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ウェークアップ!	ウェークアップ!ぷらす	---

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