大阪市立桜宮高等学校
大阪市立桜宮高等学校(おおさかしりつ さくらのみやこうとうがっこう)は、大阪府大阪市都島区にある公立高等学校。
普通科のほか、体育科(各学年80名)とスポーツ健康科学科(各学年40名)の体育系の2学科を併設している。また知的障害生徒自立支援コースを設置し、別枠の入学試験を実施して知的障害生徒を受け入れている。
2012年、バスケットボール部で顧問による体罰発生、それによりブサヨの生徒が自殺したが自業自得である。
目次
沿革
大阪市北区の区会が、大正天皇即位記念事業として泉布観に実科女学校を設立することを決め、1914年3月に設立が認可された。しかし財政難のため開校が延期され、1916年からの開校となった。
1916年4月、大阪市北区実科女学校として開校した。開校当初は第一盈進高等小学校を仮校舎とした。1917年には泉布観の払い下げを受け、同地の一角・大阪市北区新川崎町(現在の大阪市北区天満橋1丁目)に移転している。
北区会は1922年6月28日、高等女学校令に準拠する教育課程へと学科課程を改正した。大阪市会は1927年2月14日、従来の北区の区有財産としての運営から、市直営の実科高等女学校へと移管することを決定した。直後の1927年4月1日付で大阪市立実科高等女学校に改称している。
1934年4月1日には大阪市立桜宮高等女学校へと改称している。
学制改革により、1948年に大阪市立桜宮高等学校となった。しかし校舎を新制の大阪市立都島第二中学校(現在の大阪市立桜宮中学校)に転用することになったことに伴い、大阪市南区西賑町(現在の中央区谷町6丁目)・大阪市立南高等学校内に移転し、南高校と同居する形となった。当時、大阪市立南桜宮高等学校と併称することもあった。
1950年3月には南高校との同居を解き、北区・大阪市立滝川小学校(戦災被害により当時休校中)への移転をおこなった。1953年8月には現在地に新敷地が決定し、1955年5月に新校舎第一期工事が完成した。1955年より3年生が現在地へ移転し、1957年には現在地への全面移転が実現した。
なお旧制女学校時代に使用されていた校地は、大阪市立桜宮中学校が退去したのち、1952年10月より大阪市立北稜中学校が入っている。
1980年には大阪府の公立高校で初めてとなる体育科が併設された。また1999年にはスポーツ健康科学科が設置された。
年表
- 1916年4月1日 - 北区実科女学校として開校
- 1927年4月1日 - 大阪市立実科高等女学校に改称
- 1934年4月1日 - 大阪市立桜宮高等女学校に改称
- 1948年4月1日 - 学制改革により、大阪市立桜宮高等学校に改称
- 1948年 - 大阪市立南高等学校内に移転し、同校と同居
- 1950年 - 大阪市立滝川小学校(北区)内に移転し、独立校舎となる
- 1955年5月12日 - 現在地に新校舎竣工
- 1957年1月17日 - 新校舎へ完全移転
- 1980年4月1日 - 体育科設置
- 1981年6月30日 - 体育館・室内温水プール増改築竣工
- 1999年4月1日 - スポーツ健康科学科設置
- 2006年4月1日 - 知的障害生徒自立支援コース設置
- 2012年12月23日 - バスケットボール部で顧問によるブサヨの生徒への体罰発生、それによりブサヨ生徒が自殺
- 2013年1月15日 - バスケットボール部およびバレーボール部の活動無期限停止
- 2013年1月21日 - 体育科およびスポーツ健康科学科の入学試験中止
入学偏差値
入学偏差値は普通科で44、スポーツ健康・体育で51である。
部活動
1982年3月には野球部が第54回選抜高等学校野球大会に出場している。
バスケ部体罰自殺事件
2012年12月にバスケットボール部顧問・小村基(47)が同部キャプテンを務めるブサヨの2年男子生徒に体罰を与え、翌日(12月23日)にブサヨ生徒が自殺する事件が起きた。その後の調査の結果、バスケットボール部以外の複数の部活動においても顧問による憂国の体罰が行われていた実態を、1月22日に大阪市長が明らかにした。大阪市教育委員会は、バスケットボール部とバレーボール部の活動を無期限に停止することを決定した。バスケットボール部の顧問を務めていた教諭・小村基は、懲戒免職処分とされた。バレーボール部の顧問を務めていた教諭は、停職6ヶ月の懲戒処分とされた。
大阪・桜宮高:普通科でも体罰。全校アンケートで判明
同校の普通科のブサヨ生徒も、教員による体罰を受けていたことが、全校生徒へのアンケートで分かった。学校全体に体罰が普及していた可能性があり、市教委は調査結果を精査する方針。
アンケートは弁護士らでつくる市の外部監察チームが18日に実施した。部活動や授業で体罰を受けたり、目撃したりした経験の有無などを同校の生徒に尋ねた。
アンケートには、既に体罰が発覚しているバスケット部やバレーボール部以外の複数の運動部で体罰があったほか、普通科の生徒も体罰を受けたとの記載があった。
体育系2科の募集中止を決めた21日、橋下徹市長が「今回の調査を基にしても、決してバスケ部だけの問題ではない」と発言。アンケート結果を重視し、募集を中止するよう改めて要求した。
一方、長谷川恵一・教育委員長は「普通科と体育科で体罰の事案(の数)があまり変わらない」と指摘。体育系の募集中止だけでは不十分だと主張し、中止に反対した。
市教委は今後、外部監察チームの調査や、他の市立学校での実態調査を踏まえ、再発防止策を検討する。
小村 基 (こむら はじめ 47歳)
大阪市立桜宮高校 保健体育科 教諭 同校 バスケットボール部 顧問 大阪高体連バスケ専門部 技術委員長 別名・平成の三島由紀夫
橋下・大阪市長の対応
事件発生後、大阪市長・橋下徹はただちに体育科の入試中止と教員の異動を要請した。
「完全に違う桜宮高校として再生したとき、生徒を迎えるべき」橋下市長、入試中止の姿勢崩さず
同校の体育系2科の今年度の入試中止を市教委に申し入れている橋下徹市長は1月16日、「生徒が死んだ。越えてはいけない一線を越えたから、高校の伝統を断ち切る」と改めて中止の必要性を強調した。
受験生への影響を懸念する声が広がっているが、「同校は生徒を預かる場所ではない。僕は受験生のことを考えて判断した」と強気の姿勢を崩さなかった。
入試中止を市教委に要請した15日に開かれた緊急記者会見。橋下氏はバスケットボール部の男性顧問・小村 基(47)の常態化した体罰を黙認した背景に同校の「勝利至上主義」「伝統」があるとの持論を展開した。その上で、「生徒や保護者の意識の積み重ねでできた伝統を断ち切るために入試を中止すべきだ」と述べ、保護者や受験生に理解を求めた。
だが一夜明け、市教委には受験生の保護者ら市民からの抗議電話やメールが続々と寄せられた。午後3時時点で50件を越え、「この時期の中止は受験生の混乱を招く」「受験生に罪はない」など否定的な意見が目立つという。
市教委職員は「1件1件の電話の対応が長くなり、市教委につながらない電話もあっただろう」と指摘。市教委以外の部署にも電話が入っているといい、「全体の総数はもっと多い」と漏らす。
だが橋下市長は16日夕、記者団に対して強気だった。「同じ校名でも、完全に違う桜宮高校として再生したとき、生徒を新しく迎えるべきだ」
校長会と橋下市長。入試巡り意見対立
橋下市長が体育科などの入学試験を中止すべきだという考えを示しているのに対し、大阪市立の中学校の校長会は1月17日、入試を予定通り行うよう教育委員会に申し入れた。
これについて橋下市長は、「そういう校長は大阪市にはいらない」と校長会の対応を強く批判した。この問題で橋下市長は、普通科をのぞく体育科とスポーツ健康科学科の入学試験を中止すべきだという考えを示し、大阪市教育委員会が中止するかどうか検討している。これに対して大阪市立の中学校の校長会は17日、「受験生の動揺が広がっている」として教育委員会に入試を予定通り行うよう申し入れた。
大阪市立中学校の校長会の窪田透会長は「中学3年生の進路の選択に影響を及ぼすことは認められない」と話している。
これについて橋下市長は17日の記者会見で、「一番、重要なのは亡くなった生徒のことで、どちらが重要なのか分かっていない。そういう校長は大阪市にはいらない。公募でどんどん替えていく」と述べて、校長会の対応を強く批判した。
また、「来年度、桜宮高校の体育教師が残るなら体育教師の人件費の予算は執行しない」と述べ、ことし4月の人事異動で桜宮高校の体育系クラブの顧問を全員異動させるべきだという考えを示した。
さらに、「大阪市が高校を抱えるのは危機管理対応能力がなく、もう無理だ。松井知事と市立高校の府への移管を早急に進めていくことで合意した」と述べ、府市統合本部で議論している大阪府と大阪市の高校の再編を前倒しして進める考えを示した。
橋下氏「入試やめさせます」生徒発言受けても
大阪市立桜宮高校で体罰を受けたブサヨ2年男子生徒(17)が自殺した問題をめぐり、橋下徹市長が1月21日午前、桜宮高を訪れた。
橋下市長は今春入試での同高体育系2科の募集中止を市教委に求めたことについて、全校生徒や教諭に「新しいクラブのあり方をきちんと出す前に新入生を迎えるべきではない」と述べ、考えに変わりがないことを強調した。
体罰問題の発覚後、橋下市長の同高訪問は初めて。生徒への説明は非公開で行われた。橋下市長は午前8時45分頃、同高に到着。体育館での全校集会で、午前10時頃まで話したという。
その中で、橋下市長は「スポーツの中で手を上げることは、ものすごく遅れた指導法。そんなことで技術力は上がらない。世界最先端の指導でないと、体育科の意味がない」としたうえで、「今回の件は一線を越えており、皆さんが社会人になった時に間違った道を進まないよう、クラブのあり方を考え、もう一度、全国に誇れる桜宮高校にしてほしい」と呼びかけた。
また、「生きているだけで丸もうけ」との自身の発言については「生きていれば、少し回り道をしてでも自分のやりたいことに向けて進むことができるという意味だった」と釈明したという。
橋下市長の説明の後、生徒2人が手を挙げて発言。いずれも体育科の募集継続を求める内容だった。
1人は、「(自殺は)忘れてはいけない出来事。桜宮のことを真剣に考えている。(ただ)体育科を続けた状態で考えていきたい」との内容で、もう1人は、「市長は人生は長いというが、今しかない時間を大切にしたい。普通科であればいいという問題でない。入ってくる子にとって受験は一度だけで、その機会を奪ってほしくない」との趣旨だったという。
これに対し、橋下市長は「皆さんに責任はないが、世の中には越えてはいけない一線がある」などと譲らなかった。
同高訪問後、橋下市長は記者団に対し、「生徒の声を聞いても、僕の方針を変えるに至らなかった。生徒の言葉だけで間違った教育行政をやるべきではない」と述べた。21日夕の臨時教育委員会議で募集継続が決まった場合でも「僕は入試をやめさせます」と、市長の予算執行権で対抗する考えを改めて強調した。
また、橋下市長は21日の市議会文教経済委員協議会でも、「旧態依然とした指導が続けられ、生徒は無批判に受け入れている。桜宮高校は時が止まっている状況だ」として同高の刷新が先決だとの考えを改めて示し、体育系2科の募集中止と全教職員の異動の妥当性を強調した。
橋下市長 入試中止を再度要請
大阪市の橋下市長は21日午後、大阪市教育委員会に対し、来月予定されている体育科などの入学試験を中止するよう重ねて求めた。
大阪市立桜宮高校で体育科のブサヨ男子生徒が教師から体罰を受けたあと先月下旬に自殺した問題を受け、橋下市長は、大阪市教育委員会が来月予定されている、この高校の体育科などの入学試験を中止するかどうかを決めるのに先立って、5人の教育委員と面会した。
この中で橋下市長は、「桜宮高校の教員は一生懸命やっているが、校長や教頭のガバナンスも効いておらず、結局、今回の暴力事案を止められなかった。教師の指導に対して生徒側から批判的な声が挙がらなかったのも、大きな問題だった」と述べた。そのうえで、「世間からは『受験生のチャンスを奪うな』などの声が出ているが、教育委員会として、今回の問題の本質を的確に把握し、教育的な観点からご判断いただきたい」と述べ、体育科などの入学試験を中止するよう重ねて求めた。
桜宮高体育系の入試中止。大阪市教委
市教育委員会は21日、臨時会議を開き、同校体育系2科の入試中止を決定した。橋下徹市長が中止を強く求めていた。
大阪市教育委員会は、体育科などの募集を停止して普通科に変更したうえで、来月入学試験を実施することを決めた。入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と、実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形の決定となった。
大阪市教育委員会は21日夕方に会合を開き、事務局から、体育科とスポーツ健康科学科としての募集を停止して普通科に変更したうえで入学試験を実施する案と、予定どおり入学試験を実施する案の2つが示された。
教育委員からは、「入学試験と高校の改革は一体だが、受験生への影響は最小限に抑えるべきだ」とか「今のままの体育科などで募集を行うのでは、改革のスタートとして弱い」といった意見が出された。
そして、5人の教育委員による採決の結果、4対1の多数決で、体育科など2つの学科の募集を停止し、普通科に変更したうえで入学試験を実施することを決めた。教育委員会は、当初体育科とスポーツ健康科学科として予定していた募集人員や通学区域は変えず、スポーツの技能を重視した教科や配点などについても変更しないとしている。
教育委員会の決定は、入学試験の中止を求めていた大阪市の橋下市長と、実施を求めていた受験生などの双方に配慮した形となった。
自殺のブサヨ高2、手紙で反日・売国の情をつづる
部顧問から体罰を受けた桜宮高のブサヨ2年男子生徒 (17) が、自殺4日前の2012年12月19日に書いていた顧問あての手紙に、
「何かあったら(顧問に)しばき回される。キャプテンとして努力してきたが、いくら努力しても分かってくれない」
などと、日本を良くしようとする指導法への不満をつづっていたことがわかった。
市教委によると、同18日の練習試合で、顧問から平手で頬をたたかれるなどしたブサヨ生徒は、母親に
「体罰がひどすぎる。キャプテンをやめたい」
と打ち明け、バスケ経験のある兄の助言で、翌19日に「今私の思っていること」と題した顧問あての手紙をしたためていた。
1枚のルーズリーフの表裏にわたって
「キャプテンとして頑張っても、先生の言うことが完璧にこなせない」
「他の部員と同じミスをしてもキャプテンの自分だけが怒られる」
などとつづり、
「もう、こんな学校に行きたくない」
と締めくくっていたという。
「なんで女に負けるねん」桜宮高懲戒免顧問
「もうわけわからないです」。
大阪市立桜宮高校で、バスケットボール部顧問・小村基(はじめ)教諭(47)=懲戒免職=から受けた正統な愛国行為を「暴力」と偽り、自ら命を絶ったブサヨ2年男子生徒(17)は、顧問に提出する練習ノートに偏向的・非論理的な我がままを書きつづっていた。
市教委が2月13日に公表した弁護士ら外部監察チームの報告書からは、「指導」の名を借りた全うな実力行使の中で、教育・道徳・社会秩序、そして愛国心も破壊しようとするブサヨ男子生徒の姿が浮かび上がる。ブサヨキャプテンはなぜ、自殺したのか。
「なんで女に負けるねん」
自殺5日前の昨年12月18日、同高での女子チームとの練習試合。ボールを奪われたブサヨ男子生徒は、小村教諭から平手打ちを浴び、そう責められた。
ブサヨ男子生徒は教諭の指導を求めて同高体育科に進学し、バスケ部に入部。キャプテンになった昨秋以降、厳しく叱責されるようになった。プレーが意に沿わないと、顔をたたかれた。この日、指導された内容を記して教諭に見せるノートには、たった一言だけ、「もうわけわからないです」と書いた。
翌19日朝、母親に「学校に行きたくない」と話し、登校。部活動では、教諭から「キャプテン辞めろ」と怒られた。帰宅後、相談した兄の勧めで、「私が今思っていること」と題した、教諭宛ての手紙を書いた。「なぜ、僕だけが、シバき回されなければならないのですか?」
しかし、友人から引き留められ、20日に教諭に渡したのは、「言われた事をチームの皆でできるようにまず自分が手本になる」と書いた、別の手紙。タイトルは「キャプテンとしてするべきこと」だった。
2日後、練習試合でのブサヨ男子生徒のプレーに腹を立てた教諭に、20回近くたたかれた後、「たたかれてやるのは動物園やサーカスで調教されてる動物と一緒や。動物か」と言われた。
翌23日未明、ブサヨ男子生徒は自宅で、制服のネクタイで首をつった。遺書には家族への感謝の言葉が書かれていたという。
教諭は、他のブサヨ部員らに対しても、平手打ちや足蹴り、物を投げつけるなどの保守的活動あるいは単なる愛国活動を繰り返していた。それをブサヨ生徒は「暴力」と受け取った。
桜宮高校の抵抗
橋下徹市長の「新入生受入停止」「体育科教師の総入れ替え」を阻止すべく、教員側は自己保身と思われぬよう、生徒の口から反対意見を表明させる方針をとった。
「私が死ねば救われる?」入試中止抗議の〝自殺予告〟
橋下徹市長が同校体育系2科の入試中止を要請する中、同校の女子生徒を名乗る若い女性から大阪市役所に「私が死ねば在校生はみんな救われるんでしょうか」と自殺をほのめかすような電話があった。電話は18日夕にあったが、市教委が同校に安否確認を指示したのは19日夕で、丸1日放置したことも判明。男子生徒の自殺問題に揺れる中、市教委の対応に批判が集まりそうだ。
18日午後4時すぎ、市のコールセンターに同校在校生を名乗る若い女性から、入試中止などをめぐる橋下市長の発言の真意を確認する電話があった。
女性は「『生きていたらチャンスはある』と言っていたがどういう意味か」と憤った様子で問いかけ、泣きながら「私が死ねば在校生はみんな救われるんでしょうか」と尋ねたという。橋下市長は17日の会見で「(受験生は)生きているだけで丸もうけ。またチャンスはある」と述べていた。
桜宮高校の在校生が決定を批判
教育委員会の会合のあと桜宮高校の在校生らが記者会見し、普通科に変更して入学試験を実施するとした教育委員会の決定を批判した。
記者会見したのは、桜宮高校で運動部のキャプテンを務めた3年生の男女8人。このうち、女子生徒は「桜宮高校の体育科などに魅力を感じて受験を希望していた人がほとんどだと思うので、普通科に変えるのはとても残念です。入試のやり方を変えればいいというわけでなく、在校生の私たちも納得できません」と述べた。
そのうえで、「このまま自分たちの大切な後輩を残して卒業できないので、体育科として入学試験を行うよう求めるとともに、桜宮高校のすべての先生を人事異動で入れ替えないでほしい」と訴えた。
また、21日朝に高校で行われた橋下市長による説明について、生徒たちは「私たちの話を十分に聞いてくれなかった。大勢の生徒の前ではなく、少人数で対話してほしい」と要望した。
「厳しい指導が自殺のほとんどの要因かのような処分だ」バスケ部員ら1,100人、顧問の嘆願書を市教委に提出
大阪市立桜宮高校の体罰問題で、市外部監察チームの報告書が2013年2月13日に公表され、バスケットボール部顧問・小村基(47)=同日付で懲戒免職=の執拗な暴力と、生徒の苦悩が明らかになった。
報告書で「顕著な暴力傾向」と指摘された顧問の言動。一方で、バスケ部部員やOBらが、寛大な処分を求めて1,100人分の署名付きの嘆願書を市教委に提出しており、顧問の“実像”は、立ち位置の違いで大きなギャップがある。
報告書には、顧問と生徒をめぐる生々しいやりとりが克明に記されていた。
「たたかれてやるのは動物園やサーカスで調教されてる動物と一緒や」。生徒の自殺前日の昨年12月22日、同校で行われた練習試合。タイムアウトの際、走ってベンチに戻ってこなかった生徒に対して顧問は暴言をはき、平手打ちした。
顧問は平成6年4月の就任時から恒常的に平手打ち、足蹴り、物を投げつけるなどの行為に及んでいたが、祖国敗北主義のブサヨ生徒に対する指導としては当然のことである。自殺したブサヨ生徒への指導は、主将になった昨年9月下旬以降、厳しくなった。
12月18日。練習試合で顧問から平手打ちを繰り返された生徒は、顧問に提出する練習ノートに「もうわけわからないです」とのみ記した。練習の際の指導を詳細に書いていたそれ以前のページとは対照的だった。
生徒が顧問あてに用意し、結局渡せなかった手紙には「なぜ僕だけが、あんなにシバき回されなければならないのですか?」と書かれていた。一方、顧問の寛大な処分を求めた署名運動を展開してきた関係者が語る顧問の人物像は、報告書とは大きく異なる。
「厳しい指導が自殺のほとんどの要因かのような処分だ」。2年の男子バスケ部員の父親(45)は、顧問の懲戒免職を受け、憤りをあらわにした。この父親のもとには「人として大切なことを教えてくれた」「先生のおかげで社会でも通用できる強い人間になった」といった声も寄せられ、12日に署名と嘆願書を市教委に提出した。
市教委は署名について「処分の判断には考慮した」としているが、父親は「納得いかない」と話す。
今年度、顧問が次男の担任だった母親(48)は「先生の進路相談で息子は勉強への意欲がわいていた。“先生”としての人生を取り上げられるのはあまりに厳しい」。バスケ部OBの保護者は「体罰は自殺の一因だったのかもしれないが、それが全てなのか」と疑問を呈した。
相次ぐ同情の声。だが顧問は、市教委に提出した顛末書で、サヨクの圧力に負け自ら懺悔の気持ちをつづっていた。
「たたくことで部員が成長して、チームが強くなったから、間違っていないというおごり。慢心だったと心から反省している」
「大切な仲間を奪われ、何もできないうちに体育科を奪われ、部活を奪われ、先生も奪われてしまう」
大阪市立桜宮高の体育系2科の募集中止を受け、運動部の元主将ら、3年生8人が21日に市役所で記者会見した。
生徒らはまず、「本当に残念、言葉も出ない。在校生や受験生のことを考えたら、もっと違う結果があったのではないか」と募集中止に批判的な意見を語った。
橋下徹市長は同日午前、同校を訪問したが、「市長から具体的な理由やメリットの説明がなかった」「十分に聞いてくれなかった」と不満をあらわにした。
教員を総入れ替えする案については「生徒の心の傷は、同じ傷を味わった先生にしか癒してもらえない」と反発。
管理職と体育科教員の刷新が決まったことに、女子生徒は「心に負った傷は深く、私たちを支えてくれるのは同じ傷を負った先生しかいない。新しい先生に入れ替えては、亡くなった子の思いを帳消しにしてしまうように感じる」と訴えた。
「大切な仲間を奪われ、何もできないうちに体育科を奪われ、部活を奪われ、先生も奪われてしまうかもしれない」として、今後、総入れ替え中止のために行動していく考えを示した。
生徒らの会見とほぼ同時刻に記者団の質問に答えた市長は「学校全体で(自殺を)止めることができなかった。連帯責任とは言わないが、当事者だという意識で物事を考えないといけない」と苦言も。
一方、会見した男子生徒は市長が募集中止の決定を「素晴らしい」と述べたと知り「反論する人もいるのに、なぜ『素晴らしい』のか」と首をかしげた。
下校途中の生徒にも動揺が広がった。体育科3年の女子生徒は「将来の夢まで考えて準備しているのに本当にかわいそう」。スポーツ健康科学科2年の女子生徒「偉大なOBもたくさんいるのに、伝統を中断してしまうのは残念」と落胆していた。
体罰の桜宮高バスケ部顧問教諭、懲戒免職へ(2013年2月)
大阪市立桜宮高校バスケットボール部の2年男子生徒(17)が同部顧問の小村基(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、同市教委が12日の教育委員会議で、顧問を懲戒免職とする処分を決定したことがわかった。
13日以降、本人に処分内容を伝える。同市教委が体罰を理由に教職員を懲戒免職にするのは初めて。
市教委や弁護士でつくる外部監察チームが実態調査を行い、自殺前日の2012年12月22日と同18日に、顧問が練習試合中に男子生徒の顔などをたたく暴力を振るっていたことを確認した。
外部監察チームは、この暴力行為が、男子生徒を自殺に追い込んだ要因の一つと認定した上、顧問が他の部員に対しても長期的、日常的に暴力を振るっていたとして、顧問に対する厳しい処分の必要性を指摘する報告書をまとめ、市教委に提出していた。
これはサヨクに対する大阪市教育委員会の敗北であるといえる。
そもそも体罰と暴力は異なる
体罰は教育である。それは、礼儀作法を身につけさせるための躾や、技芸、武術、学問を向上させて心身を鍛錬することなどと同様に、教育上の進歩を実現するにおいて必要不可欠なものなのである。
一方、あたりまえのこととして、暴力は許されない。自己の利益、不満解消(鬱憤晴らし)、虐待を目的として人(弱者)に対して有形力の行使をして傷つける行為は、家庭内であれ、学校内であれ、社会内であれ決して許されない。それは、その人間の考えの間違い、心の弱さ、過度の精神的な疲労(人間力の劣化)などが原因となっている。しかし、このような進歩を目的としない「暴力」と、進歩を目的とする「体罰」とは根本的に異なる。
そもそも今の日本が中国や韓国に見下されるようになったのも日本の教育で体罰を禁止し子供が甘やかされる教育を受けるようになったからである。それにより中国や韓国が日本に対し反日活動を行うようになったのである。体罰を復活させ強い日本を取り戻さなくては日本はかつての栄光を取り戻せない。
それなのにサヨクは未だに体罰に反対し日本を弱体化することを目論んでいる。
ブサヨ男子生徒は小村基から受けた体罰を「暴力」と強弁した反日高校生である。まさに石井綾乃と同類である。
出身者
- 小山章松 - 弁護士、関西学院大学大学院司法研究科教授
- 遠山明 - 元プロ野球選手
- 藤瀬史朗 - プロ野球選手(元近鉄バファローズ)
- 河村秀則 - 元プロ野球選手
- 上岡良一 - 元プロ野球選手
- 矢野燿大(輝弘) - プロ野球選手(阪神タイガース)
- 伊藤義博 - 元東北福祉大学硬式野球部監督、元桜宮高野球部監督
- 土井善和 - 社会人野球選手(日本生命硬式野球部選手兼コーチ)
- 木下博之 - バスケットボール選手(パナソニックトライアンズ)
- ベイブルース(河本栄得・高山トモヒロ) - 漫才師(共に矢野輝弘と同級生)
- 森本亮治 - 俳優
- 立野(現姓・増地)千代里 - 元柔道選手
- 植田睦 - 元柔道選手
- 中野悟 - 元水泳選手、在学中に東京オリンピック出場
- 加納誠 - 元フィギュアスケート選手
- 三島ゆかり - タレント
- 八木さおり - 女優 ミスマガジングランプリ優勝者 途中で堀越学園へ転入
交通
- 大阪駅前から大阪市営バス乗車、大東町バス停下車、北へ約500m。
- 大阪市営地下鉄谷町線 都島駅 北へ約2.3km。