辻堂駅
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辻堂駅(つじどうえき)は、神奈川県藤沢市辻堂一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東海道本線の駅である。
東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ラインが停車する。運行形態の詳細は「東海道線 (JR東日本)」を参照。 業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託) 駅のすぐ西は茅ヶ崎市である。
目次
歴史
- 1913年(大正2年) - 辻堂信号所開設。
- 1914年(大正3年)3月26日 - 辻堂停車場設置期成同盟会が発足。
- 1916年(大正5年)12月1日 - 日本海軍横須賀鎮守府の砲術試験場(辻堂海岸)への物資運搬を理由に国有鉄道の駅として高座郡藤沢町辻堂に開業。旅客・貨物取り扱いを開始。用地2500坪と建設資金2,483円は住民負担とした。開設記念碑を建立[1]。駅舎は現在の南口のスロープ降り口付近に建てられた。[2]
- 1923年(大正12年)9月1日 - 関東大震災で駅舎が倒壊。
- 1932年(昭和7年) - 岡田乾電池辻堂工場を、松下電器(後のパナソニック エナジー社)が譲り受ける[3]。
- 1937年(昭和12年)
- 1938年(昭和13年)7月13日 - 江ノ島電気鉄道が乗合自動車辻堂線(藤沢駅東口 - 辻堂駅前)の運輸開始の認可を得る。
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 北口前に日本海軍第一衣糧廠辻堂支廠(後に片倉製糸工場となる)が設置される。
- 1944年(昭和19年)3月4日 - 江ノ島電気鉄道が乗合自動車辻堂線を休止する。
- 1945年(昭和20年)
- 1946年(昭和21年)12月8日 - 藤沢都市計画辻堂駅前土地区画整理が決定される[6]。
- 1949年(昭和24年)6月20日 - 江ノ島電気鉄道が神奈川中央乗合自動車から路線を譲受し、路線バス事業を再開。本鵠沼駅 - 辻堂駅間を運行。
- 1952年(昭和27年)12月 - 江ノ島鎌倉観光が辻堂線(藤沢駅裏口 - 本鵠沼 - 辻堂駅)のバス運輸を開始。
- 1955年(昭和28年) - 西口を新設[7][8]。
- 1962年(昭和37年)10月1日 - 江ノ島鎌倉観光が藤沢駅 - 長久保 - 辻堂駅と藤沢駅 - 上村 - 辻堂駅のバス運輸を開始。
- 1963年(昭和38年) - 西口跨線橋が完成し、西口の踏切を廃止。
- 1968年(昭和43年) - 南口駅前ロータリーが完成。南口駅前の舗装完成。丸湘ビル完成。
- 1969年(昭和44年)6月9日 - 中核派と機動隊が本駅で衝突。
- 1970年(昭和45年)
- 1971年(昭和46年)9月25日 - 営業範囲を旅客、手荷物、小荷物および当駅接続専用線発着車扱貨物(ただし、配達はしない。)へ改正する[10]。
- 1972年(昭和47年)3月15日 - 営業範囲を旅客および当駅接続専用線発着車扱貨物へ改正し、荷物取り扱いを廃止[11]。
- 1973年(昭和48年)9月 - 当駅から湘南ライフタウンまでの藤沢モノレールが構想される。後に凍結された。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 営業範囲を旅客、専用線発着車扱貨物へ改正する[12]。
- 1976年(昭和51年) - 北口駅前ロータリーが完成。バスの発着が北口でも開始。
- 1977年(昭和52年)11月 - 橋上駅が完成。南北自由通路が開通。
- 1981年(昭和56年)9月1日 - 営業範囲を旅客へ改正し、貨物取り扱いを廃止[13]。関東特殊製鋼の工場へ専用線が続き、貨物輸送を行っていた。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1994年(平成6年)11月 - 駅東側にあった羽鳥踏切が立体交差化され、湘南辻堂地下道となる。
- 2001年(平成13年)
- 2007年(平成19年)11月26日 - 湘南C-Xの工事進捗に伴い、北口バスターミナルを仮設の交通広場に移設。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)5月23日 - 上り線の移設および仮設によるホーム拡幅が行われる。
- 2011年(平成23年)11月11日 - テラスモール湘南のオープンに伴い、同モールと北口が直結される。
- 2012年(平成24年)3月30日 - 南口デッキ・西口跨線橋の供用開始。
駅構造
複々線のうち、旅客線上のみに島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。駅舎はホーム中央にある東口(出入口名としては北口・南口)、ホームの茅ヶ崎寄りにある西口の2か所に分かれる。みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)、指定席券売機(営業時間 4:40 - 23:40)、自動改札機設置。 改札内には小竹林(立ち食いそば・うどん店)とKIOSK、駅構内にはNEWDAYSとBECK'S COFFEE SHOPがある。
2012年現在、湘南C-Xの開発に合わせて、ホームを拡幅するなどの改良工事が行われている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■東海道線 | 下り | 茅ヶ崎・小田原・熱海方面 | |
2 | ■東海道線 | 上り | 藤沢・横浜・品川・東京方面 | |
■湘南新宿ライン | 渋谷・新宿・大宮方面 | 大宮から高崎線へ直通 |
利用状況
2013年度の1日平均乗車人員は56,134人である(JR東日本全体で83位)。東海道線内の快速「アクティー」通過駅では最も多い。長らく4万人台で推移していたが、2011年にテラスモール湘南がオープンしてからは5万人を超えている。近年の推移は下記の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 46,873 [14] |
1999年 | 45,414 [15] |
2000年 | 44,957 [15] |
2001年 | 44,984 [16] |
2002年 | 45,042 [16] |
2003年 | 45,157 [17] |
2004年 | 44,867 [17] |
2005年 | 44,822 [18] |
2006年 | 45,030 [18] |
2007年 | 45,413 [19] |
2008年 | 45,666 [19] |
2009年 | 45,557 [20] |
2010年 | 45,837 [21] |
2011年 | 50,203 [22] |
2012年 | 54,422 [23] |
2013年 | 56,134 [24] |
駅周辺
北口
ニュータウンである湘南ライフタウンの最寄り駅でもある(バスでアクセス)。
- 湘南C-X - 関東特殊製鋼本社工場跡地[25]。居住人口2300人、就業人口1万人のまちをつくる[25]辻堂駅周辺地域都市再生事業として藤沢市と茅ヶ崎市を中心に再開発事業中。
- 藤沢市明治市民センター・公民館
- 藤沢市消防本部 南消防署明治出張所
- 藤沢辻堂新町郵便局
- 湘南中央病院
- 神奈川県道307号辻堂停車場羽鳥線
- 神奈川県道308号辻堂停車場辻堂線
- 国道1号
- 藤沢IC - 新湘南バイパス
南口
- 第一イン湘南
- 藤沢市辻堂市民センター・公民館
- 辻堂市民図書館
- 藤沢市辻堂青少年会館
- 藤沢市辻堂市民図書館
- 藤沢市消防本部 南消防署辻堂出張所
- 辻堂郵便局
- みずほ銀行 辻堂支店
- 横浜銀行 辻堂支店
- 神奈川銀行 辻堂支店
- 静岡銀行 辻堂支店
- かながわ信用金庫 辻堂支店
- 湘南工科大学
- 藤沢市立白浜養護学校
- 辻堂海浜公園
- 辻堂海岸
- 辻堂海水浴場
- 神奈川県道308号辻堂停車場辻堂線
- 国道134号
- 桜花園通り(かつてオノ・ヨーコの自宅があった)
- 湘南ホスピタル
- 辻堂団地
西口(北側)
- テラスモール湘南
- パナソニック エナジー社
- 赤松通 - 国道1号まで延びている。
西口(南側)
- 茅ヶ崎市役所 小和田市民窓口センター
- 茅ヶ崎浜竹郵便局
- 湘南信用金庫 小和田支店
- 浜竹通 - 湘南新道まで延びており、同道の終点・浜須賀交差点で国道134号に至る。
- 神奈川県藤沢土木事務所・湘南なぎさギャラリー
- 湘南汐見台公園
- 松下政経塾
バス路線
北口(辻堂駅北口)
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1番乗り場 | 辻01 | 小和田・茅ヶ崎高校前 | 茅ヶ崎駅 | 神奈川中央交通 | |
辻07 | 赤羽根 | ||||
辻31 | 引地橋 | 老人センター | 1日1本のみ | ||
藤03 | 上村 | 藤沢駅北口 | |||
藤09 | 引地橋 | 平日昼間除く | |||
藤10 | 引地橋・市民病院 | 平日昼間のみ | |||
2番乗り場 | 辻24 | 大庭隧道・駒寄 | 湘南ライフタウン | ||
辻26 | 大庭隧道・駒寄・湘南ライフタウン | 湘南台駅西口 | |||
辻33 | 羽鳥山・大六天・駒寄・湘南ライフタウン | 綾瀬車庫 | 1日数本 | ||
3番乗り場 | 辻34 | 大庭隧道・駒寄・湘南ライフタウン・慶応大学 | 慶応大学中高降車場 | ||
大庭隧道・駒寄・湘南ライフタウン | 慶応大学 | ||||
空港連絡バス | 成田空港 | 神奈中・京成 | |||
4番乗り場 | 辻28 | 大六天・湘南カントリークラブ前 | 湘南ライフタウン | 神奈中 | |
辻29 | 大庭隧道・湘南カントリークラブ前 | ||||
5番乗り場 | 辻09 | ソニー前 | 高山車庫 | ||
6番乗り場 | 辻08 | 室田 | 茅ヶ崎市立病院 | 夜間のみ | |
辻09 | 室田・茅ヶ崎市立病院 | 茅ヶ崎駅 |
- 東京駅、新宿駅からの深夜急行バスも北口に到着(神奈中)
南口(辻堂駅南口・辻堂駅)
神奈川中央交通(辻堂駅南口)・江ノ電バス藤沢(辻堂駅)
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1番乗り場 | 湘洋中学校前 | 鵠沼車庫前 | 江ノ電 | ||
湘洋中学校・江ノ島海岸 | 藤沢駅 | 平日2本のみ | |||
2番乗り場 | 藤06 | 長久保 | 藤沢駅北口 | 神奈中・江ノ電 | |
辻03 | 辻堂西海岸 | ||||
太平台 | 鵠沼車庫前 | 江ノ電 | |||
3番乗り場 | 辻02 | 辻堂団地・平和町 | 茅ヶ崎駅南口 | 神奈中 | |
辻堂団地・茅ヶ崎学園・浜須賀 | 平和学園循環 | 江ノ電 | |||
東浜須賀 | 深夜バス、平日のみ | ||||
辻堂団地 | 茅ヶ崎学園循環 | ||||
辻11 | 辻堂団地 | 神奈中 | 深夜バス、平日・土曜のみ | ||
4番乗り場 | 辻12 | 浜竹・若松町 | 茅ヶ崎駅南口 | 神奈中 | |
辻13 | 浜竹・平和町 | ||||
浜竹・平和学園前・浜須賀 | 浜竹循環 | 江ノ電 |
西口(辻堂駅西口)
(神奈川中央交通・江ノ電バス藤沢)
のりば | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
北側 | 西方向 | 辻08 | 室田 | 茅ヶ崎市立病院 | 神奈中 | 夜間のみ |
辻09 | 室田・茅ヶ崎市立病院 | 茅ヶ崎駅 | ||||
東部循環市立病院線 小和田・松浪コース |
えぼし号 | |||||
東方向 | 辻09 | 辻堂駅北口・ソニー前 | 高山車庫 | 神奈中 | ||
南側 | 西方向 | 辻12 | 浜竹・若松町 | 茅ヶ崎駅南口 | 神奈中 | |
辻13 | 浜竹・平和町 | |||||
浜竹・平和学園前・浜須賀 | 浜竹循環 | 江ノ電 | ||||
東方向 | 辻12・13 | 辻堂駅南口 | 神奈中 | |||
江ノ電 |
隣の駅
脚注
[ヘルプ]
- ↑ 南口交番横に現存。
- ↑ 開業時の様子 - みゆネットふじさわ(藤沢市教育委員会)
- ↑ PHP総合研究所研究本部『松下幸之助ハンドブック』、1999年、31ページ ISBN 978-4569605210
- ↑ 昭和初期の南口 - みゆネットふじさわ(藤沢市教育委員会)
- ↑ 朝日新聞 1945年12月19日、3面
- ↑ 昭和21年建設省告示第1207号
- ↑ 昭和28年の西口[リンク切れ] - 藤沢市およびNPO法人湘南ふじさわシニアネット
- ↑ 1959年頃の南口 - みゆネットふじさわ(藤沢市教育委員会)
- ↑ 1970年(昭和45年)4月30日日本国有鉄道公示第199号「停車場の営業範囲の改正」
- ↑ 1971年(昭和46年)9月18日日本国有鉄道公示第349号「停車場の営業範囲の改正」
- ↑ 1972年(昭和47年)3月10日日本国有鉄道公示第628号「停車場の営業範囲の改正」
- ↑ 1974年(昭和49年)9月12日日本国有鉄道公示第208号「駅の営業範囲の改正」
- ↑ 1981年(昭和56年)8月29日日本国有鉄道公示第71号「駅の営業範囲の改正」
- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)220ページ
- ↑ 15.0 15.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)222ページ
- ↑ 16.0 16.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)220ページ
- ↑ 17.0 17.1 神奈川県県勢要覧(平成17年度)222ページ
- ↑ 18.0 18.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)224ページ
- ↑ 19.0 19.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)238ページ
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ JR東日本「各駅の乗車人員」
- ↑ 25.0 25.1 “計約280店の「都市型多核モール、湘南C‐X商業施設の計画概要発表”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2010年1月19日)
- ↑ “湘南C-X第1号商業施設「Luz湘南辻堂」、オープン控え内覧会”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2010年12月2日)
- ↑ 27.0 27.1 “「テラスモール湘南」オープン、エコや防災の設備充実”. 神奈川新聞(神奈川新聞社). (2011年11月11日)
- ↑ “湘南藤沢徳洲会病院が10月1日に開院。移転新築、診療科を拡充”. 病院新聞(病院新聞社). (2012年12月20日)