秋田書店

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株式会社秋田書店
Akita Publishing Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
略称
本社所在地  102-8101
東京都千代田区飯田橋2丁目10番8号
電話番号 03-3264-7011
設立 1948年8月10日
業種 出版
事業内容
代表者 代表取締役社長 秋田貞美
資本金
売上高
総資産
従業員数 約150名
決算期
主要株主
主要子会社
関係する人物
外部リンク http://www.akitashoten.co.jp/index2.html
特記事項:
ファイル:Akita Publising (2006.05).jpg
秋田書店(東京都千代田区)

株式会社秋田書店(あきたしょてん、英語表記:Akita Publishing Co., Ltd.)は日本出版社の一つ。

概要

1948年8月10日に創業。当初は児童書を出版していたが、後に漫画出版を柱とするようになった。週刊少年チャンピオンの出版元として知られている。所在地は東京都千代田区飯田橋。代表取締役社長は秋田貞美。なお、社名の秋田は前述の創立者の姓からであって、秋田県とは無関係である。

不祥事

読者プレゼントの水増し

2010年5月から2012年4月に発売された雑誌『ミステリーボニータ』『月刊プリンセス』『プリンセスGOLD』の3誌の読者プレゼントで当選者数を実際より多く表示していたとして、2013年8月20日消費者庁から景品表示法違反(有利誤認)に基づく措置命令を受けた。

中には、「リボン型ヘアクリップ」のように50人当選としながら3人しか発送していなかったり、「ニンテンドーDS Lite」や「全国百貨店共通商品券1万円分」のように複数の読者に当たると表示しながら、一つも発送していない景品もあり、誌上に掲載する当選者名に架空の人物名も使っていた。読者プレゼントの水増しを同法違反で処分するのは初めて。秋田書店側は「企業から提供されていた懸賞品が不景気で減少したため、アンケートに大勢答えてもらおうと2005年頃から水増ししていた」と説明し、不正を訴えた女性社員が担当する以前から、不正が行われていたことを認めた。

一方で秋田書店は、景品担当業務を4年にわたり担当し今回の不正を訴えた女性社員を「プレゼントを窃取した」として、2011年9月から傷病休職に入っていた同社員に対し、休職中の2012年2月29日に解雇通知を送り懲戒解雇していた。女性社員は「罪をなすりつけられた」とし解雇撤回を求め提訴の構えであると報道された。2013年8月21日付の毎日新聞の報道では、取材に対し「解雇と不正は別問題」としてコメントを控えた。その一方、同日付で同社は社告を発し「解雇の理由は賞品をほしいままに不法に窃取したこと」、同社員の休職は「業務上ではなく、私傷病」とした。

秋田書店、社員「景品の不正やめましょうよ」→上司「うるせえ黙れ! おまえ読プレ盗んだことにするわ、解雇な」

<秋田書店>不正訴えた女性社員を解雇 撤回求め提訴へ

秋田書店が漫画雑誌の読者プレゼントで景品数を水増し掲載していた問題で、 社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が「プレゼントを窃取した」などとして懲戒解雇されていたことが2013年8月20日分かった。

女性側は「罪をなすりつけられた」と主張。「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で 秋田書店に措置命令を出した消費者庁の調査で主張が裏付けられた形となり、解雇撤回を求めて提訴する考えだ。

【担当の元女性社員が証言】「読者に申し訳ない思いで、本当に嫌だった」

女性の説明や加盟する労働組合首都圏青年ユニオン」などによると、女性は不正のあった雑誌でプレゼント担当を4年以上務めていた。担当になった際の引き継ぎで不正を知り「一つの商品しかないのに、当選人数を10人にするのはおかしい」などと上司に訴えたが、「会社にいたかったら文句を言わずに黙って仕事をしろ」と言われたという。

女性は不正を続けているうちに睡眠障害や適応障害を発症、2011年9月から休職していたが、2012年2月29日に「多数の読者にプレゼントを発送せず、不法に窃取した」と書かれた解雇通知書が送られてきた。女性やユニオンは仕事を理由とした病気の発症で休職中に解雇するのは無効と主張。窃取と指摘された点について「会社の指示で当選者の数に満たないプレゼントしか準備されていなかった」としている。

ユニオンの神部紅事務局次長は「不正を強制しながら、罪をなすりつけて懲戒解雇したのは許せない」と話す。女性は「不正をやめるべきだと何度も訴えた。消費者庁に不正を指摘され、会社も認めたのだから、解雇を撤回して謝罪すべきだ」と訴えている。

秋田書店は「解雇と不正は別問題だと考えるため、コメントは差し控える」と話している。

来歴

雑誌

少年・男性向けコミック誌

少女・女性向けコミック誌

かつて発行していた雑誌

コミックス

特徴

出版傾向としては少年・少女向けコミック、青年コミックなど確実な消費の見込める分野への参入が多い。『冒険王』のテレビ向け路線変更も『テレビランド』や『テレビマガジン』の後追いという印象を受けるが、メディアミックス路線の先駆的存在ではあった。

週刊少年チャンピオン』(以下『チャンピオン』)は五大週刊少年誌の一角として、1960年代から1970年代のスポ根エログロナンセンスの時流に乗り、『ブラック・ジャック』『がきデカ』『マカロニほうれん荘』『ドカベン』など幅広いジャンルで一時代を築きトップセールスを誇ったこともある。ただし、ベテランを登用する姿勢が1970年代からあり、手塚治虫が人気凋落しても作品を載せ続け、『ブラック・ジャック』の連載を手塚と心中する覚悟で始めたという。反面、後進の作品・作家の育成やメディアミックス戦略に弱かったため、1980年代以降は大手三社の講談社集英社小学館に遅れを取るかたちとなっていた。また、資本力からの影響か、実績のない作家による単行本の初版が極端に低く抑えられる事が多く、不人気作品の続刊は刊行されないこともある。

しかし、自社倉庫を管理している関係上、漫画を含めたかなり昔の出版物であっても極力絶版にはせず、40年以上前の初版の出版物でも入手出来る事があるなど、物持ちの良さは評価されている。

長期連載作品、一世を風靡した作品がある為に世代を超えて読まれることが多く、団塊の世代以降の全世代に広く読まれる作品もいくつかある(少年向けでは『ブラック・ジャック』『ドカベン』『グラップラー刃牙』『浦安鉄筋家族』、少女向けでは『王家の紋章』『エロイカより愛をこめて』『妖精国の騎士』『やじきた学園道中記』)。また、2008年現在、ウェブ上のオンデマンドで往年の名作を復刻販売している。

打ち切りや「第一部完」となり連載が中途で断絶した作品の続編が他社で掲載されるケースが存在するが、岩崎陽子無頼−BURAI−』や鈴木理華タブロウ・ゲート』など、他社で打ち切られた作品を秋田書店が拾い上げることも少なくない。

かつては歴史関連の書籍・雑誌も多数出版していたが、『歴史と旅』の休刊を最後に新規の刊行はなくなり、在庫の販売のみとなった。

漫画以外の販売

ビデオとキャラクターグッズは通信販売のみ。

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