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絶体絶命でんぢゃらすじーさん
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'''民主党'''(みんしゅとう、{{Lang-en|Democratic Party of Japan、"DPJ"}})は[[中国]]の[[政党]]。略称は「民主」。
  
絶体絶命でんぢゃらすじーさん(ぜったいぜつめい - )は曽山一寿の漫画。2000年12月号から現在までコロコロコミック及び別冊コロコロコミックにて連載中である。過去には小学四年生、小学三年生、ちゃおや週刊少年サンデーにも掲載された。
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[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]と[[二大政党]]を形成する、現在の政権与党である。[[衆議院]]、[[参議院]]の両方において第1会派を形成している。
目次
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    1 概要
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党の[[キャッチコピー]]は、[[小沢一郎]]が考案した「'''国民の生活が第一。'''」と[[菅直人]]が考案した「'''元気な日本を復活させる。'''」。
    2 人気・評価
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    3 主な登場キャラクター
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    4 主な建物・場所
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    5 用語
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    6 ゲーム
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    7 アニメ
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        7.1 スタッフ
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        7.2 番外編
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            7.2.1 住宅ヒーロー7階建てマン
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            7.2.2 ボンバー井上のニコニコお料理コーナー
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            7.2.3 最高料理人味助
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            7.2.4 闘え!公園番長
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            7.2.5 冒険少年レオン
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            7.2.6 炎の教師、熱血先生
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            7.2.7 勉強大好きドリル兄さん
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    8 ぼくのおじいちゃん
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    9 その他
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    10 放送リスト
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    11 外部リンク
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概要
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== 概要 ==
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[[1998年]][[4月]]、[[院内会派]]「'''[[民主友愛太陽国民連合]]'''」('''民友連''')に参加していた[[民主党 (日本 1996-1998)|旧民主党]]・[[民政党]]・[[新党友愛]]・[[民主改革連合]]が合流して結成された。法規上では、1998年、旧民主党が各党を吸収したという形をとっており、[[1996年]]結成の旧民主党の存続ということになっている。
  
じーさんと孫が織りなす不条理ギャグコメディ。第50回(平成16年度)小学館漫画賞児童向け部門受賞。TVアニメ(テレビ東京系「ギャグコロスタジオ」内)やテレビゲームにもなった。「絶体絶命でんじゃらすじーさん」「絶対絶命でんぢゃらすじーさん」は誤字。
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結党時には保守中道を掲げる[[民政党|旧民政党]]系と中道左派を掲げる[[民主党 (日本 1996-1998)|旧民主党]]系が対立した結果、党の基本理念を「'''[[民主中道]]'''」とすることで落ち着いた。
  
今現在、おはスタの中で放送中。(7:00~7:02)2004年4月~2005年3月まではギャグコロスタジオで放送されていた。
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[[保守]]・[[中道右派]]を自認する自民党に対して、海外メディアから、[[リベラル]]・中道左派の政党と位置付けられることが多い。しかし、結党の経緯により主に[[自民党]]旧[[経世会]]の流れを汲む[[保守本流]]、[[保守左派]]の議員も多く存在しており、このため、左派政党であるとも言い難い側面がある。
人気・評価
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コロコロコミックの中では長期連載の部類に入る。上位に掲載されていることが多く、時折表紙にも大きく書かれていることから、看板的な存在で根強い人気を誇っているといえる。 しかし、批判的な意見も多い。「何でもやって笑わせる」と言うギャグのスタイルはボボボーボ・ボーボボ・浦安鉄筋家族でも同様で、下ネタやブラック(人が死ぬ、流血など)なギャグを主体とするため、保護者層からの反応は芳しくない。
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なお、2001年に党内左派から[[社会主義インターナショナル]]に加盟すべきという提案がなされたこともあるが、当時の代表である[[鳩山由紀夫]]は「[[左派]]というのは民主党のコンセンサスではない」と反対し、頓挫した経緯がある。
  
注意:以降に核心部分が記述されています。
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== 党史 ==
主な登場キャラクター
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[[Image:民主党ポスター3.jpg|thumb|400px|民主党]]
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[[Image:民主党ポスター4.jpg|thumb|400px|民主党]]
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[[Image:民主党ポスター5.jpg|thumb|400px|民主党]]
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[[Image:民主党ポスター6.jpg|thumb|400px|民主党]]
  
サブキャラクターは「絶体絶命でんぢゃらすじーさんのサブキャラクター一覧」を参照。
 
  
    じーさん (声優:中村大樹)
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=== 結党の背景 ===
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1980年代の後半から[[リクルート事件]]などを契機として政治とカネのあり方が問われ始めると、[[小沢一郎]]や[[後藤田正晴]]らを中心に自民党内の一部で[[小選挙区制]]と[[政党交付金]]の導入を主張する[[政治改革四法|政治改革]]の機運が高まっていった。これには政権交代可能な二大政党制を実現させ、[[中選挙区制]]によって馴れ合いに陥っていた55年体制(小沢談)を打破するという目的があった。
  
        世の中の危険から生き抜く方法を教える一人の老人(むしろもっと危険になってることが多い)。ハラマキにランニングシャツという典型的なおじさんの格好をしている。たまに腕や足、体などがのびたり、コスプレ(時には変身)したりする。将来の夢は課長。「孫爺砲」と言うエネルギー波動砲の様な必殺技を持っているが、この技は後頭部から出てくる。「失恋大爆笑パンチ」という必殺技も持っているが、作中ではきちんと披露されないまま終わっている。その他「大自然どすこいチョップ」など多数の技をもつ。(ほとんどの技は名前だけで派手さはなし。)好きな言葉は「酒池肉林」、好きな食べ物は「ソース」、好きな動物は「イリオモテヤマネコ」で好きな駅が「西日暮里駅」。
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[[小選挙区制]]への移行は短期的には最大政党の自民党に有利なものであったため、野党は一斉にこれに反発する。一方で自民党内でも、将来的に政権から転落する可能性が高まることや特定利権からの支援効果が薄まることなどから反対論が相次ぎ、海部内閣では[[政治改革四法]]は廃案に追い込まれた。
  
    孫 (声優:恒松あゆみ)
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1993年、宮沢内閣でも法案が否決されるに至って党内の対立は決定的となり、[[小沢一郎]]、[[羽田孜]]、[[鳩山由紀夫]]、[[岡田克也]]ら改革推進派は内閣不信任案に賛成票を投じて自民党を離党する。宮沢は衆議院の解散を選択して[[第40回衆議院議員総選挙]]に踏み切るも、自民党は政権から転落。この選挙では[[枝野幸男]]、[[前原誠司]]、[[野田佳彦]]、[[小沢鋭仁]]ら、後に民主党の主要メンバーとなる議員が政治改革を訴えて新党から多数初当選を果たしている。
  
        じーさんの孫。小学校5年生の男の子。赤いジャケットがトレードマーク。特技は工作。このマンガの登場人物の中では一番まともな感覚の持ち主であり(じーさんのペースにつられて、たまにおかしくなったりするが)、作中では主にツッコミ役担当となる。ツッコミ役であるがゆえ、連載雑誌コロコロコミックの少年キャラとしては比較的地味な人物である(そのことをじーさんにケチョンケチョンに言われてへコんだこともある)。じーさんの被害を一番多く食らっている。コロコロコミックの別冊付録で100ページの漫画が掲載されることになったとき、じーさんにページ数を「孫が12ページに一回死ぬとしても8回以上死ぬ計算になる」と例えられた(コミックス掲載時は96ページになった為「10ページに1回死ぬとして9回以上」に修正される)。名前は不明。本名は作者自身は考えているそうだが、「いつか明かす」と言いながらいつまで経っても明かされない。家族構成はじーさん以外不明。が、漫画の初期の方で母親に一声かけて学校に行ったり、母親にお使いを頼まれたりしているため、じーさんと二人暮らしというわけではないようである。
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政治改革を成し遂げた翌1994年、小沢や岡田らは野党勢力の多くを結集させて[[新進党]]を結党し、自民・新進の二大政党時代へと向かって舵を切った。
  
    校長(ミュミャリャツァオビュビュンピピュブリャプピフンドシン) (声優:平野俊隆→千葉繁)
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一方、鳩山由紀夫、[[菅直人]]らは[[新党さきがけ]]に参加して自民・社民との連立政権の一翼を担っていた。薬害エイズ問題の厚生省追及などで世論の脚光を浴びつつも、1996年9月に鳩山、菅、前原ら自民党との連立に見切りをつけた議員が党首の[[武村正義]]と決別して新党の結成に動く。これが、現在の民主党の源流となる[[民主党 (日本 1996-1998)|旧民主党]]である。
  
        孫の通っている学校の校長。自分が一番偉くないと気がすまない男。気に入らないやつは殺す。そのために「殺人兵器」やバズーカなどをもっている。「~じゃい」が口癖。漫画の初期の頃はじーさんに連勝していた時期があったが、話が進むにつれ、なんだかんだ言って事有るごとにじーさんやその他の登場キャラにやられる可哀想な役回りの人物になっていった。登場人物の中でも死亡した回数が特に多い人物の1人である(実は過去には最強さんやゲベといった強敵に勝った経験もある。ただし、最強さんは腹痛で動けなかったため、ゲベにいたってはわざと負けてあげただけなので、厳密には勝利とは言い難い)。将来の夢は「宇宙(飛行士ではない)」。殴られたりすると人の名前を叫ぶことがある(例・「みちるー!!!」「るみこー」「さなえー」「ひでこー」「ひろしー」など)。一時期すごく太ってしまったため、じーさんの協力によってダイエットに挑戦し、ヘンな生物になってしまい読者の投票で何とか戻ったが、いろいろあって映画館になった。しかし、現在はもとの姿にもどっている。コロコロコミック8月号で、校長名前人気投票では、校長の名前は9番のミュミャリャツァオビュビュンピピュブリャプピフンドシンという、長い名前に決定したのである。ちなみに、元の名前は3位であった。
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=== 結党、黎明期 ===
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[[新党さきがけ]]を離党した[[鳩山由紀夫]]、[[菅直人]]らと[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]の右派議員、ほか[[鳩山邦夫]]らが集い、「官僚依存の利権政治との決別」「地域主権社会の実現」を標榜して[[民主党 (日本 1996-1998)|旧民主党]]を結党。両院合わせて57名での船出であった。翌月に控えていた[[第41回衆議院議員総選挙]]を横ばいの議席で乗り切り、翌1997年には[[菅直人]]が党代表に、[[鳩山由紀夫]]が[[幹事長]]にそれぞれ就任して党の体制が整えられた。
  
    ゲベ (声優:太田哲治)
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一方の[[新進党]]は[[第41回衆議院議員総選挙]]で政権獲得はおろか議席を減らすという敗北を喫していた。党の求心力は急激に衰え、自民党の[[野中広務]]による周到な引き抜き工作などもあり、離党者が後を絶たない状況に陥る。1997年12月、党の再生が困難だと判断した小沢は、新進党の解党を宣言する。[[自民党]]に復党、合流する議員が更に多数出る中、[[民政党]]・[[新党友愛]]・[[民主改革連合]]などを結成して、[[自由党 (日本 1998-2003)|自由党]]にも[[公明党]]にも与しない形で野党に留まる勢力があった。旧民主党はこれら[[民政党]]・[[新党友愛]]・[[民主改革連合]]と1998年1月に院内会派「民主友愛太陽国民連合」(民友連)を結成し、合流に向けた協議を進める。旧民主党の[[枝野幸男]]、民政党の[[岡田克也]]、新党友愛の[[川端達夫]]らが基本理念をまとめる協議にあたり、合意に至る。4月27日、ここに現在の民主党が誕生した。手続上は他政党が解散し、民主党に合流した形となった。
  
        ネコのような外見の謎の生き物。じーさんのぺットで「ゲベ」が口癖。時々8頭身マッチョになる。作中最強のキャラの1人であり、敗北したのは2回だけ(そのうち1回はわざと負けた)。最強さんより強いかは不明。耳からパンチを出せる。たまにじーさん達を食べてしまうことも。コミックス5巻、「ワガハイの変身じゃい」の頃は、育ち盛り。「しゃちょー」という名札を、じーさんが「じでんしゃちょーべんり」と書き換え(じでん、べんりを書き足した)後じーさんに見込まれて拾われた。ゲベの頭が屋根に乗っている自動車も登場したが、ゲベ自身が変身した物かは不明。将来の夢は「すき焼き」(昔の夢は弁護士になる事だったが、「ネコだから」という理由で却下され挫折した。)。クイズ大会の話では彼の言ったことは全て正解になったが、これはゲベがじーさんに8億円の賄賂をつかませた為(8億円の出所は不明)。「言っていることが分からない」という理由でじーさんや校長を74式戦車や零式艦上戦闘機で殺した事もある(校長は無条件で殺した。戦車は買ったが零戦は盗品とのこと)。また、近所の野良猫と友達となっていたが、言葉は通じない。最近はしゃべるキャラクターとして定着しつつあるが、自身はかなりの毒舌である。首が取れることもあり、中には妹を探している人が入っていた。足音が「おぎょ~む」「ぴゅじょ~」「ぬさささー」などと変。
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新民主党は、「行政改革」「地方分権」「政権交代」を掲げ、自民党に代わる政権政党となること、二大政党時代を作り上げることを目指すとした。「生活者」「納税者」「消費者」の代表という立ち位置、「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立概念の否定などを結党時の基本理念に掲げている。
  
    最強さん
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この年の[[第18回参議院議員通常選挙|参院選]]では、大型公共事業の抜本的見直しや地方分権の推進などを訴え、10議席増の27議席を獲得する。しかし、当時[[衆議院]]で単独過半数の回復に成功していた自民党と比して、この頃の民主党を二大政党の一角と見る動きはまだ少なく、あくまでも最大野党という位置付けが一般的であった。
  
        じーさんの近所の史上最強おじさん。他の登場人物を食べたり殺したりすることが多い。シルエットの様な姿で登場しているが本当の姿かは不明。全長は4メートル前後らしい。最近しゃべる事が判明した。(テレパシーの様なものらしい。)子どもが交通事故に遭って死んでしまい涙が枯れるまで泣いたという内容の嘘の話をまごにしたことがあり、その嘘の内容からすると子供はいない模様。納豆が嫌い(好きな食べ物はミミガー、よっちゃんイカを食べたがっていた事もある)。大長編で腹痛で(実際は体内でエネルギーを吸い取られていたため)校長に負けてしまった事がある(劇中の描写は腹痛で倒れた所に偶然校長が飛び込んできただけともとれる)。口から破壊光線を発射し、あらゆるものを塵に変える。
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1999年9月、代表選挙で菅直人を破った鳩山由紀夫が代表に就任。共同代表を除き、旧民主時代を通じて初めて菅以外の代表が誕生する。
  
    マッスル竹田 (声優:坂口候一)とステップ長谷川(声優:太田哲治)
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=== 党勢拡大、二大政党へ ===
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2000年6月の[[第42回衆議院議員総選挙]]で、定数削減があったにも関わらず改選前の95議席を大きく上回る127議席を獲得、二大政党時代の到来を宣言する。とは言え、議席数こそ減らしたものの[[自公保政権]]は引き続き[[安定多数]]を維持しており、与党を過半数割れに追い込むという狙いは達せられなかった。この選挙では、現行[[消費税]]の年金目的税化、扶養控除の廃止と児童手当の金額倍増などが公約に盛り込まれた。
  
        2年に一度コンビで登場。じーさんと三人で「運動ならなんでもおまかせ隊」を結成するも、まったく役に立たない。マッスル竹田は体力、ステップ長谷川は運動神経を売りにしている。初登場は連載第2話で校長よりも早く登場した。なお、アニメでは長谷川の名前がステップ鈴木に変更されている。5年に一回しか風呂に入らない。
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2001年7月の[[第19回参議院議員通常選挙|参院選]]ではいわゆる[[小泉旋風]]の前に4議席増の26議席獲得に留まる。選挙公約には、道路特定財源の一般財源化、天下り禁止法の制定、全てのダム建設の一時凍結などが新たに盛り込まれた。
  
    ちゃむらい
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翌2002年9月、鳩山は代表に再選されるがこれに関連して[[中野寛成]]を幹事長に起用する論功行賞人事が党内の求心力の低下を招き、[[自由党 (日本 1998-2003)|自由党]]との統一会派構想の責任を取る形で12月には辞任に追い込まれた。同月、[[岡田克也]]を破った菅直人が代表に返り咲く。これに伴い、かねてより菅との対立を指摘されていた[[熊谷弘]]ら保守系の議員5名が[[保守新党]]を結成して民主党を離党(後に除名)した。
  
        泣き虫の侍。桃色のひょうたんに手足とにょろりとつきでた口がくっついたような外見をしている。にわとりにそっくりな外見とも言う。侍なので一応刀を持っているが刀身がない。自分が弱虫なのをいいことに誰も相手にしてくれない。最近空を飛ぶ能力があることが判明した。相当な泣き虫で歩くのが遅いだけで泣くが、他人が交通事故に遭う等、自分の関係ない事では絶対に泣かない(他人に助けを求められても、自分に関係ない限り絶対に助けない)。相手(じーさん)耳元でこそこそと話す。特技は号泣。対戦相手の中で一番強かったのは「ごみ箱」。
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その後も、党結成以来の重鎮であった[[松沢成文]]、[[上田清司]]が民主党を離党し、地方自治体の[[首長]]に転身するなど、小泉旋風の前に苦難の時代が続く。
  
    りゅぬぁってゃ
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2003年9月、来る総選挙を前に執行部が自由党との合併に踏み切ることを正式に決断する。[[枝野幸男]]らをはじめ強硬に反対を唱える声もあったものの、役員、要綱、党名を据え置くという民主党による事実上の吸収合併という形で一応の決着を見せた。この[[民由合併]]により民主党は両院合わせて204人(衆議院137、参議院67)を擁するまでに党勢を拡大させた。
  
        動物園の園長をしている珍獣。自分のことを人間だと強く主張しているが、映画を観るときはなぜか自分はペットだと言ってペット料金で観ようとする。ちなみに、口から波動砲かレーザービームの様な技を出せる上バトルモードになると、とても人間とは思えない化け物になる。良く葉巻をくゆらしている。また、半魚人に容姿を変えて尻尾から大量の水を出す技と水中なら魚のように自由に動き回れる能力を得、水族館の園長にもなった。その後はじーさん達と遊んでいるシーンもあることから友人として扱われているようだ。その後性別は不明だが3匹の子供を卵から産む。(子供の名前は全員川井。)
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11月、日本初の[[マニフェスト]]選挙となった[[第43回衆議院議員総選挙|第43回総選挙]]では、改選前を40議席上回る177議席を獲得、大きく躍進する。比例区の得票数では自民党を上回った。高速道路の原則無料化、年金制度の一元化、衆議院の定数80削減などがこの選挙から新たに政権公約でに加えられた。
  
    近所のガキ
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2004年、[[年金制度]]改革を巡るいわゆる「年金国会」がスタートすると[[政治家の年金未納問題]]が次々と明らかになり、法案の審議以上に世論の大きな関心事へと発展する。民主党は小泉政権の閣僚にも年金未納の議員が居ることを好機とし追求するが、やがて代表の[[菅直人]]の納付記録に未納期間があることが判明。菅は行政側の過失で自身の納付歴に問題はないと説明するも、厳しい世論の前に辞任へと追い込まれた。後に菅の主張通り[[社会保険庁]]職員の怠慢による手続きミスであったことが明らかとなり、[[厚生労働省]]が謝罪している。菅の後継にいったんは小沢一郎が内定するが、小沢にも年金の未納が発覚し、代表辞退に追い込まれた。
  
        じーさんとたまに野球、砂遊びなどで遊ぶ無表情な二人組の子供。ゲベとは仲がいいらしく、ゲベ同様に毒舌。また、二人の内背の高い方はいつも左に、帽子をかぶっている方はいつも右にいる。
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5月、新代表に[[岡田克也]]を無投票で選出。間を置かず7月の[[第20回参議院議員通常選挙|参議院選挙]]を迎えた。発足間もない新体制に一部不安視する声もあったが、50議席を獲得し、国政選挙において初めて[[自民党]](49議席)に勝利を収めた。
  
    作者(曽山)
+
この時期から'''政権選択選挙'''という言葉が急速に現実味を帯び始めるようになる。
  
        このマンガの作者。やたらと邪険にされている。裏のお悩みコーナーでは腰と頭がダルいと訴えたが、「知るか!」で片付けられた。マンガ(本編)ではあまり登場しないが、そやまんが(後述)で登場している。なお、コロコロのじーさん関連の特集やゲーム版の攻略本では「ソヤマ氏」と呼ばれている。
+
=== 郵政選挙の大敗、出直し ===
 +
2005年8月、[[小泉純一郎]]首相が[[郵政民営化]]の是非を問うとして衆議院を解散([[郵政解散]])。自民党は民営化に反対したいわゆる造反議員との分裂選挙に突入した。岡田は「政権交代が実現できなかった場合は代表の座に留まるつもりはない」と宣言。選挙戦の序盤は「漁夫の利」などとして民主党に楽観的な論評も飛び交い、政権交代を確実視して伝える一部海外メディアもあった。
  
    不良
+
[[郵政民営化]]の是非を争点に選挙戦を展開した与党に対し、民主党は郵貯・簡保の徹底的な縮小と郵便事業への民間事業者参入促進など、2003年以来党が掲げてきた改革案で応えた。また、郵政問題よりも重要な争点として、利益誘導型政治・官僚支配からの脱却、公務員人件費の2割削減、18兆円に及ぶ税源の地方への委譲、大型公共事業の見直しなどを改めて提示し、「徹底した無駄削減」と「コンクリートからヒトへ」による大胆な社会構造の変革を訴えた。
  
        改造学生服にリーゼントの昔のテレビドラマに登場するような古いタイプの不良。たらこ唇。ほぼオチ担当で、ストーリーのラストで孫が不良ぶつかり、孫がじーさんに助けを求めるが結局助けてもらえない(話によって逃げられたり無視されたりする)という展開での登場が圧倒的に多い。マンガ内よりコロコロ等の付録での登場の方が多い。服には「うさぴょん」と書いてある。
+
しかし、「造反議員」と「刺客候補」の対決構図が連日のように報道されていく中で政策論争は次第に世論の関心を失い、民主党は[[小泉劇場]]の前に埋没していく。結局、改選前を大きく下回る113議席という結果に終わり、岡田民主は歴史的大敗を喫した。岡田は即日代表辞任の意向を表明する。
  
これ以外にもその場限りのキャラクターが大量に存在する。大抵は名前が分からない上に、次回以降に登場することはほとんどない。(ちなみに名前のほとんどはコロコロの付録の大でんぢゃじー典で解明している。)ちなみに女性キャラクターはほとんど登場せず、出てきても女性どころか人間の形すらしていないことも多い。
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党代表後継には[[菅直人]]と若手急先鋒の[[前原誠司]]が名乗りを上げる。当初は菅有利と見られていたものの、最終演説で投票議員の心を掴んだ前原が僅か2票差で選出された。前原は、「脱労組」「世代交代」「対決路線から対案路線への転換」を打ち出し、党の再建に着手する。[[耐震偽装問題]]で[[馬淵澄夫]]による証人喚問が世論の喝采を浴びるなど、新生民主党は順調な出直しを図ったかに見えた。
主な建物・場所
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    じーさん家
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しかし、2006年2月に[[堀江メール問題]]が起きると、一転して民主党は激しい世論の批判を浴びることになる。情報の真偽を巡って執行部の対応が後手に回ったことも問題を長引かせる要因となり、翌3月にはついに前原が辞任に追い込まれる。これにより、民主党は解党の噂すら実しやかに囁かれる、危機的な状況に陥った。
  
        じーさんと孫の自宅。2階建て。一度サンタにテレビを盗まれたが、今は戻っている。頻繁に爆発・破壊されるが、次の回までには修復されている。自爆スイッチ(じーさんが380万円で購入)が付いていたりいきなり回りが崖になっていたりする。また、居間にはトゲ床がある。
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=== トロイカ体制、形勢の逆転 ===
        また、テレビアニメ版では大幅に美術設定が追加された。(例えば庭に通じる窓や廊下など)
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4月、[[小沢一郎]]が[[菅直人]]を破り、新代表に就任する。小沢は菅を代表代行に指名し、幹事長を務める鳩山と共に「[[トロイカ体制#その他のトロイカ体制|トロイカ体制]]」と言われる挙党一致体制を敷いた。直後に行われた[[千葉7区]][[補欠選挙]]で圧倒的不利の下馬評を覆して薄氷の勝利を収め、メール問題以後混乱状態にあった党をいったん建て直すことに成功した。
        ゲーム版によれば、所在地は東京。
+
  
    学校
+
小沢体制では、「対立軸路線」への復帰や2005年総選挙で掲げた年金目的[[消費税]]の凍結など、政局・政策的にはいくつか転換も図られた。また地方組織が磐石ではない民主党にあって、小沢は各議員・候補に徹底した地元活動を求めるなど、地盤の強化にも力を注いだ。2007年4月の[[統一地方選挙]]を勝利し、その勢いを保って7月の[[第21回参議院議員通常選挙]]でも60議席獲得と大勝。ついに[[参議院]]で与野党の逆転を果たした。
  
        孫が通う小学校。ここの校長は自分が一番偉くないと気がすまなく、生徒からの苦情も絶えない。ここには校長の銅像があるがじーさんが壊してしまった。ちなみに孫以外の生徒は適当に描かれている。朝の朝礼はほとんど毎日やっていて、朝からひどい時には給食の時間までくいこむ。その上内容は、校長が「我輩って偉いよね~」を繰り返すもの。作中で、校長以外先生が一人もいなくて、休み時間ばかりだという事が事が明らかになっている。
+
11月、[[ねじれ国会]]の運営に行き詰った[[福田康夫]]首相と、政策の実現を図りたい小沢の間で[[大連立構想 (日本 2007)|大連立構想]]が協議される。しかし予てから「健全な二大政党制」を望んでいた民主党役員会では小沢を除く全ての議員がこれに反対、世論も同様の反応を示した。小沢は混乱を起こした責任を取って辞意を表明するが、周囲の説得により翻意、引き続き代表に留まった。その後も、民主党は2008年の[[ガソリン国会]]などでねじれ国会を有利に戦いを進める。この頃には首都圏の政党支持率では[[自民党]]を圧倒するようになる。
  
    街中
+
ところが2009年3月、[[小沢一郎#政治資金規正法違反疑惑|西松献金問題]]で小沢の公設第一[[秘書]]が[[逮捕]]・[[起訴]]され、党内外に激震が走る。検察の捜査の正当性には[[郷原信郎]]を始めとした専門家から異論が唱えられたが、事件を機に支持率は軒並み下降する。小沢は事実関係については裁判で争うとしたものの、迫る総選挙への影響を避けるため、5月に代表を辞任した。
  
        普通の街のはずだが、じーさん達のせいでたまにとんでもない事が起こる。
+
事前の世論調査で支持を集めた[[岡田克也]]と、小沢に近い議員らが推す[[鳩山由紀夫]]が代表の座を争い、参議院票の取り込みで優勢に立った鳩山が接戦を制した。代表選後は岡田が[[幹事長]]職を引き受けて再び挙党体制が敷かれた。
  
    公園
+
7月12日、総選挙の前哨戦とも位置付けられた[[2009年東京都議会議員選挙|東京都議会議員選挙]]で第1党に躍り出る。島部を除く全ての選挙区で民主系の候補者が1位当選を確保するなど、地滑り的大勝を飾った。
  
        じーさんと校長の決闘の場。インド公園、はなげ公園、ニキビ公園など。
+
翌13日、[[麻生太郎]]首相が衆議院を解散する意向を表明。この月、NHKの全国世論調査で初めて民主党が政党支持率で自民党を逆転する。
  
    スーパーはなげ
+
=== 政権交代 ===
 +
2009年7月21日、衆議院が解散され、事実上の任期満了選挙に突入する。[[鳩山由紀夫]]はこの[[第45回衆議院議員総選挙|総選挙]]を「政権交代選挙」と銘打ち、[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]、[[国民新党]]と合わせて過半数の議席確保を勝敗ラインに据えた。[[マニフェスト]]には、子ども手当ての創設、年金一元化、歳出の組み換えによる財源捻出など、前回の参院選で訴えた内容とほぼ変わらぬ政策が盛り込まれた。各種世論調査では終始民主党の圧倒的優勢が伝えられ、各地の[[選挙区]]で民主党の[[マニフェスト]]が不足するなど、真夏の選挙戦はかつてない盛り上がりを見せた。
  
        じーさん家の近くにあるスーパーマーケット。店長は強面の大男。原作では1回のみの登場だったがアニメ版では校歌の回に名前だけ出てくる。
+
投開票日の8月30日、[[安定多数|絶対安定多数]]を超える308議席を確保して、結党以来の悲願であった政権交代をついに実現する。308議席は、一つの党が獲得した議席数としては過去最多であった。[[第172回国会]]で[[鳩山由紀夫内閣]]が正式に発足し、民・社・国の連立政権が誕生した。
  
    クトゥ屋
+
鳩山は、政策決定の一元化を担う[[国家戦略局|国家戦略担当大臣]]を政権の最重要ポストに挙げ、[[菅直人]]を起用する。党[[幹事長]]に[[小沢一郎]]、[[外務大臣]]に[[岡田克也]]、[[内閣官房長官]]には[[平野博文]]がそれぞれ起用された。地球温暖化対策や公共事業の見直し等で自公政権時代からの大きな政策転換が行われる中、70%を超える高い内閣支持率を得て政権がスタートを切った。
  
        新しい靴屋。ニセ靴やマグロを販売。平原に正方形の建物というシンプルな設計になっている。孫が新しい靴を欲しがった時にじーさんが「もしかしたら奇跡が起きて普通かも知れない」と言って孫を連れてきた。
+
== 2013年7月 参院選 ==
 +
=== 大敗に衝撃隠せぬ民主幹部。重苦しい開票センター ===
 +
歴史的な大敗を喫し、大幅に議席を減らした民主党。東京・永田町の党開票センターでは、テレビの開票速報が他党候補の当選を続々と伝える中、重苦しい空気が漂った。
  
    本屋
+
[[海江田万里]]代表(64)は「政権交代のときの期待が、大きな失望に変わってしまった。国民の信頼が戻ってこなかった」と衝撃を隠しきれない様子だった。
  
        一見、何の変哲も無い本屋。店長はマッチョで、万引きは絶対に許さない。
+
3年前の参院選や昨年12月の衆院選で、民主党は開票センターを都内のホテルに置いたが、今回は「派手にするのもどうか」との幹部らの意向から、党本部5階に設置。当選者の名前に赤いバラをつけるボードも用意せず、当選者のネームプレートを壁に貼り付ける形式にするなど、地味さがぬぐえない光景となった。
  
    動物園
+
[[岡田克也]]元代表(60)のおひざ元である「民主王国」の三重選挙区では、現職の[[高橋千秋]]氏(56)が自民党新人に敗北。元[[防衛相]]の[[一川保夫]]氏(71)も石川選挙区で自民党新人に敗れるなど手痛い展開。
  
        りゅぬぁってゃ(前述)が経営する動物園。普通の家の様な外観に、動物園と書かれた巨大な看板が立っている。「キリンっぽい」と言う理由だけで掃除機を飾っている。どうもそれしか飾っていない模様。
+
「負けるとは思っていたが、ここまでとは想定していなかった。わずか8カ月前に政権与党の座にいたことが夢のようだ」。党関係者は自嘲気味につぶやいた。
  
    水族館
+
午後8時半ごろから報道各社のインタビューが始まったが、[[馬淵澄夫]]幹事長代行(52)ら党幹部は「主張が浸透しなかった」などと歯切れが悪い言葉を連発。取材後には足早に控室に戻り、こわばった表情が最後まで消えることはなかった。
  
        りゅぬぁってゃ(前述)が経営する水族館。普通の家どころか単なる公衆便所にしか見えない外観に、水族館と書かれた巨大な看板が立っている。中には「ぼくさかなー」という吹き出しと魚の絵が書いてある張りぼてがある。その絵の頭には穴が開いており、そこに首を突っ込むことによって魚に「変身」できる。(観光地などによくある「あれ」と孫が説明している)どうもそれしか飾っていない模様。
+
=== 民主、党存続の危機。1人区で全敗、見限る有権者 ===
 +
[[Image:民主党のマニフェスト1.jpg|500px|thumb|マニフェストに対する言い訳]]
 +
民主党は今回の参院選で結党以来の大敗を喫した。昨年12月の衆院選で野党に転落してから半年以上が経過しても、党の再建どころか信頼回復の途上にも至っていないことを、まざまざと見せつけられた。執行部の責任論だけでなく党の存在意義すら問われかねず、存続の危機を迎えている。
  
 +
「改革は半ばだ。苦い水という泥水もすすらなければいけない。全国を歩くのはこれからも必要だ」
  
    ブラボー王国
+
22日未明、民主党の大敗が決定的になる中、[[海江田万里]]代表は党本部の開票センターで記者会見し、続投に重ねて意欲を示した。
  
        じーさんが住んでいる国。日本によく似ている。
+
だが、[[細野豪志]]幹事長は「国民は政府・与党を信任した」と「白旗」をあげ、辞任の意向まで示唆した。早速、党幹部から「細野氏が辞めると言っているのに、なぜ海江田氏は残るんだ。辞めるなら執行部全員が責任を取らなければダメだ」との声が漏れる。
  
用語
+
こうした声を察知してか、海江田氏は「誰かに責任を押しつけて、代表にとどまる気持ちはない」と釈明した。進退をめぐり党は早くも迷走状態に入った。
  
    でんぢゃらすぞ~ん
+
選挙区では、1人区が全滅の上、確実に1議席を取れた複数区でも取りこぼしが相次いだ。東京選挙区(改選数5)では公認候補を一本化したにもかかわらず、公認を取り消した候補と「共倒れ」した。埼玉選挙区(同3)では、最後の1議席を、民主党を離党しみんなの党に移籍した現職に取られた。
  
        じーさんがハガキを紹介するコーナー。内容は基本的に読者の危険体験談(これがメイン)、駄洒落、イラストなどだが、よく意味不明なハガキを検証したり、余りにもふざけた内容のハガキ(コロッケ!のイラストが描かれたハガキ等)に喝を入れたりもする。ハガキを採用されると曽山先生の色紙がもらえる。2005年11月号から読者の考えた危険回避法も募集している。一回だけ話を無理矢理終わらせて突然登場したことがあり、孫に単行本にするときどう処理するんだと怒られた(結局単行本では書き下ろし4コマを入れることで対処した。またセリフも改正されている。)。
+
参院選は衆院選と違い、選挙区のすべてが1人区ではない。改選議席が複数の選挙区で他の候補と残りの1議席をめぐり激しい争いを繰り広げた末の敗退は、二大政党政治の一翼を担うのにふさわしくないと有権者が判断したに等しい。
  
    おしおきのコーナー
+
今後は衆参のねじれ解消を踏まえ、野党共闘をいかに主導していけるかがカギになりそうだ。
  
        誰かがおしおきを受けるコーナーである。
+
細野氏は「巨大与党にブレーキをかけるには野党間の協力が必要だ。その可能性を探りたい」と述べ、野党間で激しくののしり合っていた姿勢から柔軟姿勢に転じた。
  
    そやまんが
+
もっとも、[[日本維新の会]]や[[みんなの党]]は、[[労働組合]]がバックに控える民主党を敬遠する。野党共闘よりも野党再編が始まりそうな雰囲気が生まれている。
  
        作者・曽山がてきとーな事をてきとーに書いたどうでもいいマンガ。内容は主に曽山自身の普段考えている事や思い出話など。また、作者の近況報告や生活観が十分に伺える。コミックスに毎回3~5本掲載されているが9巻と12巻のみページの都合で載っていない。
+
海江田氏は「消費税や憲法などの問題で共通の認識がなければ簡単に野党再編や統一はない」と語ったが、民主党は野党第一党の存在感を示すことができないまま野党再編の波にのまれる可能性もある。
  
ゲーム
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=== 三重、民主王国も敗れる。岡田元代表「アベノミクスに過剰な期待」 ===
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経済政策「[[アベノミクス]]」を掲げる[[安倍晋三]]首相の人気と民主への逆風は、[[岡田克也]]・元党代表の地元の「民主王国」三重選挙区(改選数1)も飲み込んだ。
  
    絶体絶命でんぢゃらすじーさん ~史上最強の土下座~
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4選を目指す現職の[[高橋千秋]]氏(56)が自民新人の[[吉川有美]]氏(39)に敗北。[[平成12年]]の補選以来、推薦候補も含めて5連勝を飾っていた王国は、完全に崩壊した。
  
        (ゲームボーイアドバンス、2003年9月26日、キッズステーション)
+
落選した高橋氏は21日午後9時45分ごろ、事務所に到着。集まった支援者に深々と頭を下げ
        漫画の登場人物・じーさんと孫が宇宙人の侵略から地球を守るアドベンチャーゲーム。イベントごとに様々なミニゲームが用意されており、アドベンチャーパートの選択肢やミニゲームの勝敗によってじーさんが七変化する。この「マトリックスシステム」によるじーさんのバリエーションは25種類あり、能力の変動のみならず、ストーリー展開やミニゲームのルールにも影響を与える。また、通信対戦によりじーさん同士を戦わせることも出来る(ただし、対戦の方法はただのジャンケン)。しかし、決定ボタンは普通のゲームのようなAボタンではなくRボタンであったり、能力やミニゲームの結果によってはめちゃくちゃなストーリー展開になったりと、原作同様おかしな要素も含まれていた。
+
        コロコロ内でもやる気無さげに宣伝(自らクソゲーと暴露)していたが、読者から結構評判がよく本誌で毎月行われている「発売中で欲しいゲームランキング」ではまさかの3ヶ月連続1位を達成した。
+
  
    絶体絶命でんぢゃらすじーさん~泣きの1回 絶対服従ばいおれんす校長~ワガハイが1番えらいんじゃい!!~
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「私の力不足でした。今後、党の立て直しに努めていきたい」と話した。また、二人三脚で選挙戦を戦った岡田氏は「非常に残念だ。反応は悪くなかったが、アベノミクスに対する過剰な期待感との戦いだった」と振り返った。
  
        (ゲームボーイアドバンス、2004年3月18日、キッズステーション)
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「自分の選挙でも帰ってこないのに…」。県連幹部らが驚く中、岡田氏は年明けから毎週のように三重入り。「自民の暴走を止められるのは民主だけ」と公示後も“民主の牙城”といわれる県北を中心に支持を訴えて回ったが、足を止める通行人はまばらだった。
        じーさんのライバルキャラ・校長が登場する。自分が目立ちたいがためにわざわざ宇宙人を呼び戻した。内容は前作と似ているが、校長のわがままなのか、リゾート地ばかりが舞台となっている。このゲームが発売された際、作者自身が「悪ふざけだと思った」と語っている。
+
  
    絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛~怒りのおしおきブルース~
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=== 民主王国の長崎、完全崩壊。大久保氏「菅元首相が最悪だった…」[[諫早市]]民の怒り収まらず ===
 +
「4年前、民主党政権への期待が大きかった分、失望も大きかったし、その逆風をはね返す力が私になかった。しかし、暑い中、連日ご支援いただいた大勢の方々のご恩に応える責任が私にはあります」
  
        (ゲームボーイアドバンス、2004年7月16日、キッズステーション)
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長崎選挙区(改選1)で落選した民主現職、[[大久保潔重]]氏(47)は長崎市内の選挙事務所でこう語り、深々と頭を下げた。この瞬間、民主党が衆参6議席を独占した「民主王国・長崎」は崩れ去った。
        曽山が大切な原稿をなくしてしまい、そのままだとじーさん達が消えてしまうため、原稿を探しに行くと言う、言うなれば曽山の尻拭いをする為冒険に出ると言うあらすじ。敵に路上においてある物を投げつけて戦う。今回も変身能力が物を言い、変身で川や海など普通では行けない所へ行けたり、車など重くて投げられない物を投げられるようになれる。初回版には特典としてタオルやうちわがついてきた。
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    絶体絶命でんぢゃらすじーさん3~果てしなき魔物語(- まものがたり)~
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「敗因はもちろん私の力不足ですが、長崎でも民主党に対する拒否感をはっきりと感じました。最大の理由は[[菅直人]]元首相でしょう。あの人が首相になったことが民主党にとって最悪だった…」
  
        (ゲームボーイアドバンス、2004年12月16日、キッズステーション)
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大久保氏は21日、吹っ切れたようにこう語った。
        今回は横スクロールとなった。
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        孫が読書感想文が書けないとじーさんに相談したせいで、絵本の中の世界に入り込んで出られなくなり、仕方が無い為、参戦した校長、ゲベと共に絵本の世界をめちゃくちゃにしながら冒険すると言うあらすじ。今回は状況に合わせて四人(三人と一匹?)を使い分け、四人それぞれ攻撃するだけで無く、協力したり時には移動用のソリを使ってまで敵を倒す。ザコや中ボスなどは昔話をモチーフにしている。(鬼や魔女、巨人、オオカミなど)ちなみに初回では「せいねんとせきぞう」という曽山の書き下ろし絵本が付いていた。(絵本は今や入手困難。)
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    絶体絶命でんぢゃらすじーさんDS~でんじゃらすセンセーション~
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「菅さんが首相就任直後に消費増税を言い出し、そのせいで[[平成22年]]の参院選に負けた。にもかかわらず首相に居座り、[[TPP]]参加など公約にもないことを何の根回しも何の党内議論もなく言い出し、混乱を招いた。さらに[[東日本大震災]]でもひどい対応で批判を浴びた。首相にすべきではなかった。心からそう思います」
  
        (ニンテンドーDS、2006年1月14日、キッズステーション)
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もう一つ、大久保氏が決して許せないのが国営[[諫早湾干拓事業]]の開門問題での菅氏の対応だ。22年12月、[[福岡高裁]]は潮受け堤防の開門調査を命じた。開門すれば農業被害が懸念される上、洪水の危険も増す。地元住民らは上告を求めたが、菅氏は一切耳を貸さず、判決を確定させた。
        今回はクソゲーを超えたダメゲーが登場。さらに1000コマ以上(コロコロコミック200ページ分)を収録。
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        じーさんと孫は、ゲームを面白くする為に冒険に出た。
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        ちなみに、エンディングに主題歌ができた。
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アニメ
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「上告ぐらいはすると思っていましたが…。故[[西岡武夫]]前参院議長らと必死に抗議したけど暴走を止められなかった。あの人の勝手な判断で党は信頼を失ってしまったんです」
  
現在、アニメは「おはスタ」で放送されている。
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諫早で生まれ育った大久保氏は市民の激しい怒りを一身で受け止めなければならなかった。今回の参院選は各種事前調査で比較的善戦していたこともあり、[[海江田万里]]代表と[[細野豪志]]幹事長らが次々に応援に駆けつけたが、逆風は予想以上に凄まじかった。
  
    第1期(2003年10月~2004年3月)
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「私を写したポスターをずっと張ってくださった支援者が、参院選前に民主党のロゴの入った新しいポスターに替えようとしたら『それならはがしてくれ』と言うんですよ。それほど厳しい戦いでした…」
  
おはスタ内で不定期に放送された35秒のアニメ。原作にあった話を元にしているが後期はオリジナルも含まれていた。この時の作品は2004年夏に発売された作品のグッズやゲームなどを集めた「でんぢゃBOX」同梱のVHSに収録されている。(ただし、「時限爆弾から逃げろ!」、「釣りの極意」、「虫歯を治せ!」、「コタツは最高!」、「ピーマン克服法」、「じーさんのひげ」、「ブランコ」、「覚悟!もちの焼き方」、「なくした靴下」、「ルンルンハイキング!」しか収録されていない。)
+
先の衆院選で長崎4選挙区はすべて自民党に議席を奪われ、比例復活できたのは一人だけ。もはや長崎では民主党の看板では戦えないようにも見える。大久保氏は今後の活動については言葉を濁した。
  
    スペシャル版(2003年12月30日)
+
「落選した私が政局を動かせるわけではないですが、何らかの動きはあるはず。自分なりにいろいろと考えてはいますが…」
  
おはスタのスペシャルで放送された10分間のオリジナルストーリーのアニメ。第1期同様「でんぢゃBOX」内のVHSに収録されている。
+
一方、元長崎副市長で自民新人の[[古賀友一郎]]氏(45)は「この国のよい流れを前に進めたい」と初当選の喜びを爆発させた。
  
    第2期(2004年4月~2005年3月)
+
これで自民党は衆参6議席を独占。長崎でのオセロゲームはこれでピリオドを打つのか。それともまだまだ続くのか。
  
ギャグコロスタジオ内で放送された5分間のアニメ。ギャグコロスタジオがBSジャパンでも放送されていたため、この時期に限り、BSジャパンでも視聴可能だった。原作の話と番外編(後述)1~3話を放送。番組内では着ぐるみのじーさんも出演していた。この時の作品はDVD全4巻に収録されている。
+
=== 民主壊滅。バブルはじけ、批判の嵐。首相「人材失い痛恨の極み」 ===
 +
3年4カ月前とは正反対の屈辱だった。都内のホテルに設置された民主党開票センター。[[2012年]][[12月16日]]午後11時20分、[[野田佳彦]][[首相]]はうつむき加減で壇上に上がり、会場に一礼した上で、立ったまま反省の弁を口にした。
  
    第3期(2005年3月~)
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「政府や党でとことん一生懸命働いてくれた同志、あるいは将来が嘱望される有為な人材を数多く失った。痛恨の極みだ」
  
再びおはスタ内で放送されている2分間のアニメ。放送時間は午前7:00~7:02。
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女房役の[[藤村修]][[官房長官]]をはじめ現職[[閣僚]]が8人も落選した。一時は「陰の首相」とさえいわれた[[仙谷由人]]元[[官房長官]]も議員バッジを失った。極めつきは党創設時からの中心人物、[[菅直人]]前首相が選挙区で敗れるという波乱。
スタッフ
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    原作:曽山一寿
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歴史的な政権交代を果たした前回の熱狂が嘘のような大敗北。現実は残酷だ。首相の会見が終わってもなお、当選者名に赤いバラを張るボードは真っ白なまま。党職員は「負けすぎだ」と絶句した。
    監督:山口頼房
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    脚本:笹川勇
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    キャラクターデザイン:西野理恵
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    美術監督:松宮正純
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    撮影監督:渡辺宜之
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    色彩設計:松浦頼子
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    編集:坂本雅紀
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    音響監督:千葉繁
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    音楽:田光マコト
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    アニメーション製作:スタジオ雲雀
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    製作:小学館プロダクション
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番外編
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==== バラバラ体質嫌気 ====
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[[Image:民主党1.jpg|500px|thumb|民主党]]
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それにしても、ジェットコースターのような浮き沈みの激しさだ。民主党は衆院選で平成12年に127議席、15年に177議席と膨張を続けたが、17年の郵政選挙では113議席と大敗。しかし、21年の総選挙では308議席を獲得し念願の政権交代を果たす。
  
アニメで、じーさんの話が終わったあと(最近は金曜日)に放送される短編。いくつかのシリーズがある。でんぢゃらすじーさん本編とは内容的には繋がりは無い。
+
でも、それは「[[バブル]]」だったのかもしれない。野党時代の民主党は、与党・自民党への批判をしていれば一定の支持を得ることができた。だが、今回の選挙は初めて「与党」として臨んだ。国民の政権への批判は直接、自分たちへの批判となって突き刺さった。
住宅ヒーロー7階建てマン
+
  
正義のヒーロー「7階建てマン」が世界の平和を守る。頭の上に7階建てマンションが乗っている。 よく天井や梁(はり)に頭の上のマンションをぶつけて折ってしまう。だが絵を見る限り6階建てである。 また、ライバルに893階建てマンがいる。登場するたびに『頭の七階建てがある限りぃ、世界の平和はオラが守だぁ』と言うきめ台詞がある。
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今回の大敗の最大の要因は、一言で言えば政党としての力不足。野党としては存在意義はあるが、政権政党の資格はなかったということだろう。
  
原作では単行本第三巻に登場。内容は七階建てマンが平和を守ると宣言したが、オチの部分で頭の七階を折って死亡してしまうと言うアバウトな話だった。アニメではアメコミを思わせる様な作画にアレンジされ原作に登場しないキャラクターも多数登場した。 放映リストは、
+
[[細野豪志]][[政調会長]]は「前回マニフェスト(政権公約)が実現できなかったことと、党の分裂が影響した」と敗因を語った。確かに、政策的な失敗も大きかったが、ここまでの大敗北を招いた原因は、民主党特有の「バラバラ」体質に国民が嫌悪感を示したことが大きい。
  
    第1階「じゅーたくーっ!ひーろおーっ!七階建てマーン!登場!」
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開票が進んでいる最中、[[輿石東]]幹事長の周辺からはさっそく「執行部総退陣は当然だ。『集団自殺』の引き金を引いたのは首相だ」との声が漏れた。何か失敗があると、必ず内部抗争を始める。こうした内向きな体質に、国民が「ノー」を突きつけたのが今回の選挙といえるのではないか。
    第2階「七階建てマン出動!」
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    第3階「七階立てマン出動!の続きだべイベー!」
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    第4階「強敵平屋マン」
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    第5階「「七階建てマン!あなたのおかげよオオオオオオッ!」~ブリッヂガールの愛~」
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    第6階「じゅーたくーっひーろおーっ!六階建てマーン!登場!」
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    最終階「ちょーこうそおーっひーろおーっ!70階建てマーン!大登場!そして、じゅうたくー!ひーろおーっ!8階建てッ・・・・・・・・」
+
  
登場人物
+
==== 功労者を見放した ====
 +
振り返ると、国民の期待を背負って約3年4カ月前に登場した[[鳩山由紀夫]]元首相は[[米軍]][[普天間飛行場]]移設問題で迷走し、時の幹事長、[[小沢一郎]]氏は政府と党の「政策決定の一元化」の名のもとに助け舟を出さなかった。鳩山氏を事実上、見放したに等しかった。
  
    七階建てマン→七十階建てマン
+
その後、政権を担った菅氏はマニフェストに書いていない[[消費税]]増税を言い出し、22年の[[参院選]]で大敗。参院で与党は過半数割れに陥り、国会運営で主導権を自民党に奪われていく。マニフェストは変質し、マニフェスト至上主義の小沢氏との対立は激化。野田政権下で小沢系はごっそりと離党した。
  
スーパマンを思わせるような姿をした七階建てのビルを頭に持つヒーロー。毎回頭の七階建てを折って死亡してしまう。一人称はオラ。ゲームでは「絶体絶命でんぢゃらすじーさん痛~怒りのおしおきブルース~」で七階建てデパートと言うデパートのオブジェとして登場だが実質的には出ていない。頭の七階には変な生物も住み着いている。ビルの中は居心地や設備が悪く苦情も多く、住人からは不評の様だ。喋り方はどことなく東北弁である。アニメ第2期での最終回では、七十階建てマンにパワーアップしたが、バランスのせいで頭を折ってしまい、最終的には死んでしまった。マントウイングで空を飛べるが、七階建てのせいで墜落、死亡。
+
「民主党には代表を支える文化が育っていない」
  
    893階建てマン
+
野党当時、民主党の多くの幹部はそう言って嘆き、与党になればリーダーの足を引っ張るその体質も変わると思われた。
  
DVD第一巻の映像特典で登場。頭の建物は現在の建築法でも不可能な893階もあり、よく見るとじーさん、ゲベ、最強さんも中にいた。これだけビルが高いと重量や動くときはどうするのだろうか。謎の多い人物である。
+
だが、自民党が与党時に見せていた、権力を手放さないために最後は結束して事に当たるという文化が育つことは、ついになかった。しかも、党をまとめ切る力量に欠けるリーダーばかりとあって信頼は得られなかった。
  
    六階建てマン
+
==== 「対決」か「純化」か ====
 +
民主党という政党は今後、どうなるのか。考えられる道は2つある。
  
七階建てマンの仲間で弟。七階建てマンがピンチのときに駆けつけてくれたが、兄同様頭の六階を折って死亡した。七階建てマン同様マントウイングで空を飛べる。
+
1つは、民主党離党組が大量に所属する[[日本未来の党]]などと連携、または合併する道。この場合、来年夏の参院選に向け、民主党は自民、公明両党との対決路線を歩むことになるだろう。ただ、これでは「選挙互助会」的政党という、これまでの歴史の繰り返しだ。
  
    ブリッチガール
+
もう1つは「純化路線」を突き進み、自公両党との協調路線を模索する道。この場合、党の立ち位置を明確にできれば再生も可能だ。だが、自公両党の補完勢力に成り下がり、縮小傾向に歯止めがかからなくなることも予想される。
  
七階建てマンの恋人らしき人物(定かではないが)。七階建てマンと夕日の港で抱き合おうとしたがすれ違い様に七階建てマンの頭の七階を折ってしまった。頭にはブリッチのオブジェがある。二人が接近したとき作画が本物のアメコミの絵柄になった。七階建てマンの頭を折ったあと、太った人になった。
+
「民主党が何のために存在するのか、そのことそのものが厳しく問われた」
  
    八階建てマン
+
細野氏はテレビの番組で今回の敗北をこう総括した。党内では今後、後継の代表を選ぶ動きが本格化する。ここで党再生への方向性を誤れば、民主党という政党の存続はない。
  
七階建てマンの最終回(ギャクコロ放映分)の最後にシルエットのみ登場。七階建てマンに代わる新たなヒーローとして登場するが、最終回だったためじーさんの「そんなわけねーだろ」と言う一言で一瞬で退場した。
+
== 「何を間違えたのか」(2013年2月) ==
 +
[[Image:民主党2.jpg|500px|thumb|民主党]]
 +
2月8日昼、民主党の2人の首相経験者が国会近くの日本料理店で向き合った。
  
    平屋マン
+
「どうすれば党を支えることができるかな」。
  
七階建てマンの宿敵である。
+
昼食に誘った[[菅直人]](66)の問いかけに、[[野田佳彦]](55)の答えはそっけなかった。
ボンバー井上のニコニコお料理コーナー
+
  
料理の達人・井上(絶体絶命でんぢゃらすじーさんのサブキャラクター参照)が男の料理を教える。 ゲベが初登場した回ではじーさんがアシスタントをしていたが第2回以降はメガネをかけた女性が務めている。 たいていは「料理は自分で編み出すもの」とか「今日は気分が悪い」と言って何も作らない。
+
「今は何を言っても皆に迷惑をかけますから……」
  
    アシスタントの女性「井上先生、今日はどんな料理を作ってくれるんですか?」
+
民主党が自民、公明両党に政権の座を譲り渡して2カ月。3年余りに及んだ国政運営への失望が党への強い逆風となって吹き付ける。再生への手掛かりをなかなか見いだせない現状は、2人の元首相の姿と重なる。
    井上「バカ野郎!!料理ってのは自分で編み出すもんじゃーい!!!!」
+
  
と、いう感じで終わる。 ゲベ初登場時でじーさんがアシスタントをやっていた時、はじめは楽しげだったが井上の一言で一気に気まずく重苦しい雰囲気になった。以後、まったく放送していない。 放送リストは、
+
「閉門蟄居の身です。こういう時期は四股を踏むことが大事だ」。
  
    「(サブタイトルが無い為、なし)」
+
[[1月31日]]、自身のグループ「花斉会」に顔を出した野田の表情は硬かった。落選者には「残念ながら時間がいっぱいできた。一兵卒としてミニ集会でも何でも行く」と繰り返す。
    「アップルパイ」
+
    「ビーフストロガノフ」
+
    「ミートアップルパイ」
+
    「シーフードスパゲティ」
+
    「しびれあんかけのかわり揚げ」
+
    「料理のコツ」
+
  
「料理のコツ」では最後、ボンバー井上は「いつまで見てんだバカヤローーーー!」と言っていた。 余談だが、いつも井上が「バカヤローー!」とか「あーーーん!?」 と言うとき、アシスタントの女性が年をとる。
+
2012年11月、党内の慎重論に耳を貸さず衆院解散に踏み切った結果が、選挙前の約4分の1の57議席という惨敗。党内は野田らを名指しで糾弾する声が満ち満ちている。
最高料理人味助
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「最高の料理」をめざす料理人。 ちなみに将来の夢はプロ野球選手である。実は味助の正体は着ぐるみで、中にはじーさんが入っている。
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組織委員長の[[玉置一弥]](68)は1月下旬、党本部で参院議員会長の[[輿石東]](76)に迫った。
闘え!公園番長
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公園の味方・公園番長。公園の遊具に名前を付けている(滑り台のダイちゃん、ブランコのランコ、砂場のタナベレナ、水道は大騒ぎしたが最終的にジョーに落ち着いた)。「今年で三十八歳」なのは秘密である。必殺技?に「ブランコあたっく」・「すべり台くらっしゅ」がある。アニメ版では幼馴染の「歩道番長」「柵番長」も登場した。放映リストは、
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「首相経験者を最高顧問から外してほしい。最低顧問だ」。
  
    第1翔「公園番長登場」
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周囲には「解散時期を間違えた野田さん、2010年の参院選で敗因をつくった菅さんは最大の戦犯だ」と息巻く。
    第2翔「行け!田中!」
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    第3翔「お前らに名前をつけてやるっ!のまき」
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    第4翔「公園祭り開催ー!」
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    第5翔「大決戦!公園番長vs歩道番長VS柵番長」
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    第6翔「謎の新入り出現!」
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    最終翔「怒りの炎を上げた社長が公園番長をクビに・・」
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サブタイトルは本当は、なし。あと、タイトルは公園番長だが、おはスタ版では、闘え!公園番長。
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消費増税、原発再稼働、[[環太平洋経済連携協定]](TPP)―。野田は「決められない政治」からの脱却を目指し、社会保障と税の一体改革での民自公の3党合意にカジを切った。その決断に悔いはなく、周囲には「TPPもやっておきたかった」と漏らす。
冒険少年レオン
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世界中のお宝を手に入れるのが夢の冒険家。 スーパーマリオのようなステージを冒険するのだが、一回目は、ハシゴを使って、渦巻き状の洞窟(?)の中に入るまでは良かったが、宝箱の所まで登れなくて泣き、二回目は崖を飛び越えて向こうの宝箱を取るのだが、途中で足を滑らせて落ちた。三回目では炎を吹く大きなカメの元へ向かうがまたも途中で足を滑らせて溶岩に突っ込んでしまう。(架空)
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当時の政権幹部は「結果として党の分裂を招き、有権者の失望に拍車をかけた」と振り返る。それだけに増税に反対して党を割り、生活の党代表を務める[[小沢一郎]](70)との亀裂は決定的だ。
炎の教師、熱血先生
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教育熱心な学校の先生だが、極端なうっかり者でいつも訳の分からないことをしている。(日曜に来て誰もいない教室で授業をしたりなど)放映リストは、
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「小沢さんとくっつくつもりなら考えないといけないなあ」。
  
    第1話「さよなら熱血先生」
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野田は13日夜、都内のレストランで側近の[[長島昭久]](51)や政権時代の後見役で政界引退した[[藤井裕久]](80)と日本酒を酌み交わしながら語った。藤井も「野田さんの最大の功績は消費増税と小沢さんを追い出したことだ」と相づちを打った。
    第2話「熱血先生の怒り」
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    第3話「熱血先生のあせり」
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    第4話「熱血先生の夏」
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    最終回「やめないで熱血先生」
+
  
勉強大好きドリル兄さん
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輿石らは離党組との再連携への意欲を公言している。小沢との距離感は、野党に転落した後も党内対立の火種だ。
  
頭の上にドリルがある。最後には、勉強のほうのドリルか角のほうのドリルかこんがらがる。原作では、一コマのみ登場。作者は放送されることすら知らなかったようだ。なので、単行本7巻の、カバーをとった本当の表紙では、「びびった」と曽山が言っている。一度だけアニメになったことがあるという。年齢は不明。好きな食べ物は水、好きな事は勉強である。語尾に「よーう」とつけるのが口癖だ。
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菅は独自の動きを見せる。1月22日、党本部で開いた常任幹事会で、おもむろに「党再生に向けて」と題する一枚紙を配った。
ぼくのおじいちゃん
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「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」が発表される前に作られたとされる漫画。第47回新人コミック大賞受賞作品。曽山一寿の短編集「そやまつり」に収録。祖父と孫が主な登場人物である点等、後の「絶体絶命~」に共通する部分がいくつかある。
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「二大政党の一方になるには選択肢を国民に提示できることが必要。右傾化する[[自民党]]に対抗する二大政党を目指すべきだ」
  
    孫には「洋助(ようすけ)」という名前が設定されている(体育服には「まご」とそのまま書かれていた)。
+
新たな党綱領を巡り、執行部内には「[[中道]]」や「[[リベラル]]」という言葉で対立軸を明確にする案もあった。ただ保守系議員の反発を懸念し、構想は幻に終わった。
    おじいちゃんには後頭部に髪の毛が生えており、年齢98歳という設定になっている(また戦争を経験している)。
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    「絶対絶命~」のじーさんはこの作品に登場するおじいちゃんがルーツであると思われている事が多いが、正確にはそれ以前に作者が書いた漫画「店」に登場する老人が始まりらしい。しかし、この作品は「つまらない」と言う理由で担当に見せるのが怖くなり、作者自身が封印し、「そやまつり」に鉛筆書きの数コマが(しかもカバー裏に)掲載されているのみである。
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その他
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菅は14日の党綱領検討委員会でも「なぜ『リベラル』と書かないのか」とかみつき、「まとめる直前になって言わないでください」と制された。政策の軸が定まらず、党内がまとまらない構図はいまだに変わらない。
  
    登場人物はしばしば(特に最後に)リアルな顔になる(言葉の意味どおり受け取ればリアルな顔とは実写に近い顔になるが、描かれた顔によってはリアルまがいの変な顔という表現が正しい場合もある)。一度だけケシカスくんにその事を批判されたことがある。
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民主党の看板に執着する必要はない、との突き放した空気も一部に漂いはじめている。
  
    ナレーションは、時折太字の明朝体で1ページ使って書かれる事がある。
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「近いうちに飯でも食おうや」。1月下旬の衆院本会議場。長島は日本維新の会の共同代表、[[石原慎太郎]](80)に肩をたたかれた。保守系で前から石原と親交がある長島は会うたびに「いつ維新に来るんだ」と声をかけられる。長島のもとには「受け皿をつくってほしい」との落選者からの電話も相次いでいる。
  
    2004年以降、コロコロコミックの9月号では毎年「でんぢゃらすじーさん」の100ページの別冊付録が同梱されている。2004年は小学四年生に掲載された漫画の再録だったが、2005年以降は100ページの長編(正確には表紙、裏表紙とその両裏を差し引くので96ページ)が掲載されており、本誌のじーさんではその長編の予告などを掲載しリンクしている。話の中盤から後半にかけてはシリアスな雰囲気も織り交ぜ、人生を生きる上での大切な事をテーマとして示唆するストーリーは感動的であると結構高い評価を得ている。なお、大長編の漫画がある号では本編が適当になる(作画が適当になったり、出来損ないのポケモンのようなキャラをじーさんのかわりに出すなど)。
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維新は自民党に対抗する「第二極」の中核をうかがう。共同代表の[[橋下徹]](43)は21日の記者会見で民主党の現状について言い放った。「僕らと同じ価値観の人もいれば真逆の人もいる。政党の体を成していない。早く別れた方がいい」
  
    2005年公開の映画、「ロックマンエグゼ 光と闇の遺産」と「劇場版デュエル・マスターズ 闇の城の魔龍凰」の開始直前に、じーさんと孫が僅かながらゲスト出演している。その際、ロックマンエグゼのEDデロップにはキャスト紹介されたほか、最後に「おじゃましました。」と表記されていた。
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民主党は「日本を変えてほしい」との有権者の期待を集め、一度は圧倒的な第1党に上り詰めた。野田の周辺は衆院選敗北について「結論を出す政治が批判を受けたわけじゃない。鳩山、菅両政権の負の遺産を跳ね返せなかった」と漏らす。
    こちら葛飾区亀有公園前派出所連載30周年記念本超こち亀の中に登場した。
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    作者の曽山は「でんぢゃらすじーさんの連載が始まる前、マンガのタイトルとして『超人じじい』というタイトルも考えたけど、2秒でボツになった」と「そやまんが」の中で語っている。
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    アニメは5月から韓国でも放送。
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    コロッケ!のゲームにゲスト出演した事がある。また、逆にじーさんのゲームにコロッケが出演した事もある。
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おはすたにしばらくじいさん出ていなかったが2015年9月21日に久しぶりに登場した。18日の予告編で明らかになった
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24日、民主党が再起を目指して開いた党大会。代表の[[海江田万里]](64)は厳しい表情で会場に問いかけた。
放送リスト
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話数  サブタイトル  ゲストキャラ
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1 落下!/爆発!/猛獣!
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    携帯電話でじーさんと話した人
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「なぜ失敗したのか。何を間違え、何が足りなかったのか……」
    人食いライオン
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2 ドライブぶーぶーじゃっ!
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その答えを出さないままで、復活の日は訪れない。
  
    G3(じーさん)号
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=== 民主党3分裂→消滅のカウントダウン ===
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解体まっしぐらだ。2013年2月22日、民主党の植松恵美子参院議員と川崎稔参院議員が離党届を提出。2人とも今夏の改選だから、選挙を意識しての離党なのは間違いない。民主党から出馬しても勝てないことが確実だからだ。
  
3 ルンルンハイキングじゃっ!/かぜでしにそうじゃっ!
+
「2人の離党は、参院の勢力図に大きな影響を与えます。これまで、補正予算案などの重要法案が、参院では1~2票差で否決される可能性があった。ところが、この2人が与党案に賛成するとなると、状況は一転する。日銀総裁の人事案も、民主党とみんなの党が反対しても通ってしまいます。これ以上、参院から離党者が出れば、第1党の座も危うくなってくる」(民主党関係者)
  
    クマ
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参院でも存在感を示せないとなると、民主党にとどまるメリットは何もない。衆院の代議士も生き残りを図って動き始める。民主党の大臣経験者の秘書が「わが党はもうオシマイ」と、嘆息まじりにこう言った。
    天使
+
    ブサイク天使
+
  
4 校長登場じゃっ!/あみだせ!必殺技じゃっ!
+
「おそらく民主党は労組系、松下政経塾系、それ以外に3分裂します。労組系は、存続の危機同士で社民党と一緒になるかもしれない。政経塾系の前原・野田グループは、右寄りの政策を前面に出して自民や維新と連携しようと考えている。その他の議員は維新やみんなの党に移ろうと画策したり、市長選や知事選などへの転身を考えるんじゃないですか」
  
    トラ
+
崩壊へのカウントダウンが始まったのだ。政治評論家の[[有馬晴海]]氏もこう言う。
  
5 お使いに行くのじゃっ!
+
「民主党は、もはや政党の体をなしていません。離党を食い止める求心力になるのは、党本部のカネだけ。今も衆院落選組に月50万円を支給していますが、これだって、どこまで歯止めになるか。もらえるものはもらっておくけど、さて、次の選挙はどの党から出るべきかと考えている人は少なくないと思います。現職議員にしても、党にとどまるメリットがなければ、離党者が今後も出てくるでしょうね」
  
    店長
+
それもこれも、政権交代に託した国民の期待を裏切った自業自得。24日の党大会も、お寒いものになりそうだ。
  
6 ルンルンお絵かきなのじゃっ!/校長にごめんなさいじゃっ!
+
== 民主党議員「民主党という看板では選挙を戦えない」(2013年2月) ==
 +
光が強ければ強いほど、影は濃くなるものだ。首相・[[安倍晋三]]が初の日米首脳会談で[[環太平洋連携協定]](TPP)交渉参加について[[オバマ米大統領]]から譲歩を引き出すなど快調な政権運営を進めているのに対し、民主党の闇は深まるばかりだ。
  
    芸術仙人
+
とりわけ、落選の憂き目を見た民主党前議員は悲惨だ。月50万円の活動費が党から支給されているとはいえ、これも今年8月までの期間限定。昨年暮れの衆院選まで政権の中枢部にいた前議員はこう言って嘆いた。
  
7 かくれんぼじゃっ!
+
「私だって政権交代して良かったと思っているぐらいですから、国民はもっとそう思っているでしょう。民主党は10年ぐらいの計画を立てて、再建の道筋を立てた方が良いのではないか」
  
    魚屋
+
10年計画を口にせざるを得ないほど、民主党は先が見えないのだ。
    エンジェル
+
    はがきを出したオバサン
+
  
8 たてぶえでピーヒャララーじゃっ!
+
野党が存在感を示す場はなんといっても国会だ。民主党はそこで失敗を重ねている。その象徴が[[公正取引委員会]]委員長に元[[財務事務次官]]・[[杉本和行]]を起用する人事案件だった。
  
    孫のせいで誕生日が台無しになってしまった人
+
政府がこの人事を提示しようとすると、民主党参院議員会長・[[輿石東]]は[[読売新聞]]が事前報道したことを理由に「(人事案提示は)受けない。多くを語る必要はない」(2月7日の記者会見)と突っぱねた。輿石の意向に従い、民主党議員は衆院議院運営委員会を途中退席し、人事案提示を拒否した。
  
9 いざ学校へGO!じゃっ!/雨ざーざーじゃっ!
+
だが、この人事は民主党政権下の昨秋に決まっていたことだ。民主党幹事長代行・[[安住淳]]が自民党幹事長代行・[[菅義偉]](現官房長官)に杉本起用を打診、菅は自民党内調整を請け負った。
  
    不良
+
ところが、その前に提出された原子力規制委員長人事の国会承認が採決されると造反者が続出しかねない、という民主党内の事情から店晒しにされていた。人事案件は提出順に処理されるため、公取委員長人事はこのあおりを受けた。
    靴屋
+
  
10 とびばこをとぶのじゃっ!/サイフを落としたのじゃっ!
+
つまり、安倍政権は民主党から頼まれた人事を実行しただけだ。しかも、政府筋によると「輿石さんもこの人事案を了承していた。読売が報道した後に、輿石さんと接触したらそれでもOKを出していた。輿石さんがなぜ変わったのか、分からない」という。
  
    運動なら何でもお任せ隊
+
国会対策の混乱の原因は輿石にある。その輿石の足下の参院民主党では、党大会直前の22日に[[植松恵美子]](香川選挙区)と[[川崎稔]](佐賀選挙区)の2人が離党届を提出。[[岩本司]](福岡選挙区)は今年7月の参院選の公募に応じなかった。
  
11 虫歯/宿題/坂道
+
彼らの心理にあるのは「民主党という看板では選挙を戦えない」という不安だ。昨年暮れの衆院選結果などを見ると、目標とする改選議席46の維持は難しく、党幹部の間では「10議席台にとどまる」とすらささやかれている。
  
    むしばいきん
+
このままの状況が続くなら、さらなる離党者を招きかねない。
    宿題
+
    宿題の両親
+
    ぶさいく仙人
+
    木下部長
+
  
12 最強さんじゃっ!/土管にすっぽりじゃっ!
+
輿石の責任は重大だが、輿石の横暴を許す代表・[[海江田万里]]、幹事長・[[細野豪志]]もだらしない。新体制発足直後、海江田と細野がある人事を示すと輿石がこうすごんだ。
  
    最強さん
+
「なんだ、こりゃ。参院が一人も入っていないじゃねぇか。参院議員がいらないということだな。そうかい、分かった」
    土管からじーさんを抜いた際出てきた腕
+
  
13 ゲベゲベじゃっ!
+
海江田らが示した人事案は輿石に一蹴され、慌てて作り直すこととなった。この人事にせよ、公取委員長人事にせよ、海江田が「代表である私が決めました」と言ってしまえば事足りるのに、そのひと言が言えない。そもそも、海江田が代表選に勝利できたのは輿石のおかげであることを考えれば、輿石に対して物を言えるはずがない。
  
    ボンバー井上
+
民主党は24日に党大会を開いて再出発を誓った。だが、実態は昨年暮れの衆院選を「一番底」とするなら、いまや「二番底」の状態。「7月の参院選のころには『三番底』を迎えているのではないか」(幹部)と悲観する声すら上がっている。
  
14 遅刻はさせないのじゃっ!/もうつりまくりじゃっ!
+
== 地方民主、恨みと嘆き…参院選で歴史的惨敗 ==
 +
参院選で歴史的惨敗を喫した民主党では、地方組織にも不満が広がっている。
  
    特になし
+
各地で次々と議席を失ったにもかかわらず、早々と続投を決めた海江田代表に対する「恨み節」が上がる一方で、公然と無所属候補を応援した菅元首相への反発も強まっており、混乱は当分の間、収まりそうにない。
  
15 校長と修行じゃっ!/おやすみグーグーじゃっ!
+
民主党は、[[自民党]]が掲げる経済政策「[[アベノミクス]]」への批判を鮮明にしたが、昨年12月の衆院選から続く退潮傾向に歯止めがかからなかった。接戦の末に議席を落とした宮城選挙区では、同県連の内海太幹事長が「民主党への逆風はいかんともしがたかった」。佐賀県連の原康彦幹事長は「有権者の不信感は強く、地方で頑張っても挽回のしようがなかった」という。
  
    ジョニー
+
当初から予想していた結果だったと冷めているのは富山県連の高田一郎代表。「選挙前から情勢は悪く、今回の結果は想定できた」と語った。獲得議席が結党以来、最少を更新するほどの負け方に、岩手県連の大宮惇幸幹事長は「民主党はこれまで『責任を取らない党』と言われてきた。今回は、きちんとけじめをつけた方がいい」と党執行部の辞任が必要と語った。
    マイケル
+
    トム
+
    つとむ
+
    ひろゆき
+
    のぶお
+
  
16 作文をかくのじゃっ!/キラキラ流れ星じゃっ!
+
執行部の引責辞任には慎重な意見もある。奈良県連の藤野良次幹事長は、「次の代表は誰がやるのか。党内で混乱すればまたマイナスになる」と途方に暮れた。
  
    きのこ
+
== 民主幹部、“醜聞写真”隠しか。外国人女性と密着(2013年2月) ==
 +
民主党政権時代、同党幹部と外国人女性の親密交際を示す資料や写真などが所在不明になっていたとして、官邸周辺や公安当局が強い関心を示している。
  
17 決闘じゃっ!(前)/決闘なのじゃっ!(後)
+
女性は工作員の可能性も疑われるほか、幹部周辺による不可解な行動も把握されているという。なぜ、証拠資料は消えてしまったのか。[[安倍晋三]]政権は暗部に迫るのか。
  
    たかし
+
所在不明の資料とは、民主党幹部と外国人女性との交際状況について記されたデータや写真など。金銭に絡む資料も含まれる。写真には密着している様子まで写っており、既婚者でもある幹部の表情は緩んでいた。外国人女性の祖国は、日本に敵対的言動を続けているうえ、日本国内に多数の工作員を送り込んでいる。公安当局としては、国家の危機管理上、この交際を放置できなかったようだ。
    みつ子
+
  
18 何でも占うのじゃっ!/テレビを見るのじゃっ!/ワシとキャッチボールじゃっ!
+
自民党政権時代は、公安当局で資料を厳重に保管し、限られた関係者が存在を確認していた。3年3カ月の民主党政権が終わり、関係者が改めて確認しようとしたところ、なぜか所在不明になっていた。
  
    ひげの神様
+
「外国人女性は工作員の可能性もある。それだけに、この問題は深刻だ」。
    最強さん(再登場)
+
  
19 元気にいただきますじゃっ!/立ち読みしちゃうのじゃっ!
+
「幹部周辺が1年ほど前、数週間にわたって、政府施設内で深夜まで作業をしていたことが記録されている。公安当局は幹部周辺を以前からひそかにマークしていたうえ、深夜に及ぶ作業を『怪しい』とみて行動確認もしていた。この時、何らかの操作があったとみている。当局では、資料が所在不明となった背景について、慎重に調べている」。
  
    ヨッちゃん?
+
問題の資料だが、別の政府機関でバックアップされていると指摘する向きもある。公安当局では、危機管理の一環として、与野党幹部や高級官僚に近づく人物の情報を収集し、資料にしてまとめている。こうした中には、他国に握られた場合、国家としての弱みになりかねない資料もある。日本の政治家に接近し、不可解な関係が取り沙汰された外国の関係者については、過去にも何度か報じられてきた。
    本屋の店長
+
  
20 怖い話大会じゃっ!/忘れ物はイカンのじゃっ!
+
[[橋本龍太郎]]元首相([[自民党]])には中国当局に関わりがある同国女性が接近し、[[鹿野道彦]]元農水相(民主党)らにはスパイ活動の疑いが持たれた中国大使館の元1等書記官が接触していた。[[菅直人]]首相の資金管理団体は、[[北朝鮮による日本人拉致事件]]の容疑者親族の関連団体に多額の政治献金をしていたことが発覚している。
  
    ゲベの中身
+
== 民主、総支部長刷新へ。百数十人、動揺広がる(2013年8月) ==
    部長っぽい人
+
民主党は、次期衆院選の候補者となる小選挙区総支部長の入れ替えに着手する。
    孫のプラモ
+
  
21 福引でドキドキじゃっ!
+
昨年の[[衆院選]]で落選した百数十人の総支部長を今月末に退任させ、フレッシュな人材を登用したい考えだ。ただ、党勢低迷で新たな人材の発掘は難航必至とみられ、結局は前衆院議員の多くが再任される可能性もある。
  
    キャサリン?
+
昨年の衆院選で、民主党の当選者は57人にとどまり、このうち[[小選挙区]]は27人だけだった。これまでの選挙では落選した総支部長を退任させていたが、今年は7月に参院選があったため、政治活動の継続を希望する総支部長については8月末まで任期を延長し、毎月50万円の活動費を支給してきた。
  
22 校歌を作るのじゃっ!/孫にプレゼントじゃっ!
+
しかし、民主党は参院選でも惨敗。党執行部は「活動できている人と極めて不十分な人をしゅん別できた。キャリアに関係なく、サポートを打ち切る」(当時の細野幹事長)などと、党勢立て直しに向け総支部長の入れ替えを目指すことにした。
  
    きのこ(再登場)
+
[[海江田代表]]は19日の記者会見で、新たな総支部長の選定基準について、〈1〉昨年衆院選小選挙区の惜敗率〈2〉選挙区事情――をあげたうえで、「参院選でのそれぞれの活動ぶりも一つの基準にしたい」と述べた。
  
23 校長の誕生日じゃっ!
+
落選した総支部長の間では「ただでさえぎりぎりなのに、活動費が打ち切られれば政治活動できなくなる」と動揺が広がっている。
  
    特になし
+
== 民主党「広島の土砂災害?そんなんどうでもいいわ、俺達にとってはうちわの方が大事!土砂災害防止法の改正案の審議なんて拒否する」(2014年10月) ==
 +
[[Image:土砂災害よりうちわ1.png|300px]]  [[Image:土砂災害よりうちわ2.png|300px]]
  
24 髪の毛チョキチョキじゃっ!
+
10月20日に前代未聞の閣僚のダブル辞任がありましたが、国会に影響は出ていないのか?スピード決着の効果もあって国会の空転といった最悪の事態にはなっていないが、それでもやはり影響が出ている。
  
    最強さん(また再登場(ただし、絵でのみ))
+
21日の衆議院本会議は、当初は8月の広島での災害を踏まえた土砂災害防止法の改正案の審議が行われる予定だったが、野党側が「異常事態の中で何事もなかったかのように法案を審議するわけにはいかない」と反発して、23日に先送りとなった。
  
25 サンタさんがきたのじゃっ!/孫におこづかいじゃっ!
+
'''民主党が与党だった時の山井の発言'''
  
    泥棒サンタ
+
[[Image:山井和則.png|400px]]
  
26 バスケでウハウハじゃっ!
+
== 民主の退潮「底打ち」「底なし」意見分かれる(2015年4月) ==
 +
民主党は統一地方選前半戦で議席を大幅に減らしたことで、党勢の地盤沈下が止まらない危機感が広がっている。
  
    運動なら何でもお任せ隊
+
当初は反転攻勢の足がかりと位置付けていたが、政令市議選では[[共産党]]を下回る「野党第2党」の勢力に転落するなど、目標とは程遠い結果に終わったためだ。党内には、政権奪還に向けたシナリオを描けない執行部への不満にとどまらず、党の将来性を悲観して、野党再編を求める声も再び出始めている。
    マイケル
+
    けいさつかん
+
  
27 動物園に行くのじゃっ!
+
岡田代表は13日の党役員会で、「全国的に厳しい状況だった」と述べ、各地で苦戦を強いられたとの認識を示した。
  
    正吉
+
41道府県議選での獲得議席は、前回比82議席減の264議席に落ち込んだ。17政令市議選では、公明、共産両党の後塵を拝し、第4党に後退した。得票同数で14日に当選者が決まる熊本の1議席を除き、前回147議席から126議席に減った。大阪市議選では党公認候補の当選がゼロに終わった。
    きのこ(再登場)
+
  
28 美術館に行くのじゃっ!/サッカーの練習じゃっ!
+
執行部は当初、統一選で党勢を回復軌道に乗せ、政権奪還につなげるシナリオを描いていた。事実上の自民、民主両党の対決となった札幌市長選では勝利し、与党に一矢報いる局面もあったが、期待を大きく裏切る敗北に、党内では「深刻な事態だ」と衝撃が広がっている。ただ、選挙結果の総括をめぐっては、退潮傾向に歯止めがかかった「底打ち」派と、今後も党勢低落が続く「底なし」派で、意見が分かれている。
  
    ツボイさん
+
枝野幹事長は、党勢の衰退が「底を打った」との認識だ。道府県議選の前回当選者は346人だったが、その後の党分裂などの影響で告示前勢力が275人に減った事情を考慮しているためだ。枝野氏は13日、国会内で記者団に「若干の微減だが、ほぼ現有を維持できた」と総括し、「[[2012年衆院選]]か[[2013年参院選]]の辺りで底打ちして戻しつつある流れだ」と強調した。
    やまだぼうる(略してヤマボー)
+
  
29 ゲームをするのじゃっ!
+
細野政調会長は「底なし」の低迷への危機感を抱いている。13日、[[静岡市]]で記者会見し、「民主党の厳しい傾向に歯止めがかかっていない」と指摘した。党内では「[[自民党]]に代わる受け皿と見なされていない」との失望感も広がっており、[[長島昭久]]元[[防衛副大臣]]も「党の存在意義が問われている」と語った。
  
    3匹のモンスター
+
== 安保反対の野党、あきれた痴漢冤罪騒動(2015年9月) ==
 +
安保法案をめぐって、いよいよ与野党の攻防が激化している。16日、政府与党は参院平和安全法制特別委員会で安保関連法案の採決を画策。それを野党議員が“人間の壁”を作って抵抗し、委員会が開けない事態となった。委員会での採決は17日以降に持ち越し。
  
30 自転車の星を目指すのじゃっ!/アイスを当てるのじゃっ!
+
衆議院における採決では民主党議員らがプラカードで対抗したが、参議院では、なんと前代未聞の「[[セクハラ]]・トラップ作戦」に出た。
  
    特になし
+
午後6時に開始予定だった同委員会は30分先延ばしに変更。しかし、時間になってもまったく始まる気配はなかった。委員会の前には、委員から選ばれた理事たちによる理事会を開かなければならない。その時点でストップしてしまったのだ。というのも、野党議員ら50人以上が理事会の行われる第1理事会室前に集結。[[鴻池祥肇]]委員長(74)の入室を阻止しようとし、何とか部屋に入ると今度は監禁状態に置いたのだ。委員長が理事会室から委員会室に移らないと委員会を開くことができないため、野党が取った作戦だった。
  
31 感動アニメ まごデレラじゃっ!
+
しかも理事会室の前には女性議員らが陣取った。[[辻元清美]]衆院議員(55)や[[小宮山泰子]]衆院議員(50)たちが「怒れる女性議員の会」と手書きされたピンク色の鉢巻きを頭に巻いて、「女性の声を聞け~!」と大絶叫。なぜ女性の声に限定したのかといえば、安保法案について開かれた公聴会に女性の公述人が1人もいなかったからだ。
  
    けいさつかん(再登場)
+
理事会室前には女性を中心とした野党議員、30人以上の衛視、さらには大勢の報道陣が殺到。押しくらまんじゅうが何度も繰り返された。野党の“必殺オペレーション”が発揮されたのはこのときだった。
  
32 そうじでキレイキレイじゃっ!
+
ある女性議員が「誰ですか!?セクハラしてるのは!!」とカン高い悲鳴にも似た声を上げた。周囲の野党議員も呼応し、「懲罰動議を出せ」「痴漢行為だろ」と大騒ぎ。もみ合いの最中に触られたというのだ。なぜか犯人として同委員会理事でもある“ヒゲの隊長”こと[[佐藤正久]]参院議員(54)の名前が出た。
  
    しまだ
+
野党議員は口々に「佐藤。お前が痴漢したのか」「あの佐藤が! 信じられな~い」「エロの隊長!」と名指し。この芋を洗うような混雑の中である。理事会室を出入りするだけで体が触れることもある。それを痴漢呼ばわりされては佐藤氏も心外だろう。
    さとう?
+
    知らない人
+
  
33 歯みがきゴシゴシじゃっ!/歩道橋はキケンじゃっ!
+
まして、本当に痴漢や痴漢冤罪に苦しむ人たちをバカにしたような「ゲスい」作戦…。それでも心理的負担にはなる。
  
    手歯ブラシ
+
結局、理事会は6時半すぎに始まったものの、野党側が委員会質疑の実施に反対し、紛糾。たびたび休憩がはさまれた。午後10時を過ぎてもこう着状態が続き、鴻池氏を委員会室へ移動させるべく衛視たちが動いた。小宮山氏は「衛視たちが『国会議員を排除しろ』と言いながら連なってやってきた。議長命令というが、あり得るのか。しかも、女性衛視を前面に出してきた。男性議員の体が触れたら、痴漢って言うつもりか!」と訴えた。“ブーメラン”と言うべきか、与党が野党と同じ作戦を取ったと言わんばかりだ。
    笛歯ブラシ
+
    爆弾歯ブラシ
+
  
34 ジジイとババぬきじゃっ!/びちゃびちゃ水たまりじゃっ!
+
ほかにも鴻池委員長のトイレをめぐってもゴタゴタ。野党はトイレだけは認めたが、「トイレなんか行くな。バケツにしろ。鴻池、根性ないぞ」と怒鳴る野党関係者もいた。断続的に開かれていた理事会は日付の変わった17日未明、同日午前8時50分に再開することに決定。鴻池氏、質疑出席を予定していた[[安倍晋三]]首相(60)も国会を出た。
  
    特になし
+
どうしてこんなメチャクチャになったのか。民主党関係者は
  
35 図書館は静かにするのじゃっ!/手品をするのじゃっ!
+
「強行採決があると内閣支持率が10%下がるというデータがあるのです。野党としてはできるだけ強行採決に見えるようにしたい。もちろん、われわれ野党の支持率がこれで上がるとは思いません。でもやらないと、安倍政権にダメージを与えられない」と、批判は覚悟の上だという。今回の野党の妨害で、国民は野党にあきれ返るばかりなのは間違いない。
  
    図書館員
+
== 「強行」採決?日本語、知っているのか?(2015年9月) ==
    ゾウのセリフ
+
ニュースや新聞を見ていて、あまりにも言葉の使い方が間違っています。強行採決?
  
36 くつを買うのじゃっ!
+
[[日本語]]の使い方が完全に間違っています。「強行」とは「無理を押しきって強引に行うこと」を指す日本語です。辞書、読んでください。昨日と今日の国会。いったい、どこが与党の「強行」がありますか?鴻池さん、懸命に誠実にやろうとしています。
  
    クトゥ屋店長
+
民主党に言いたい。本当に、今のこの映像を見て、あなた方を支持する人が増えると思っているのか?もしそう思っているなら、死ぬまで野党やってろ。こんなんで支持率、増えるとでも思ってるのか?
  
37 まごをおこるのじゃっ!
+
2014年の12月。適正に行われた選挙において、あの負け方をしたのは誰だ?我々の住む日本は、議会制民主主義の国家です。制度に従って、選挙をしています。法律に従って、議会運営をしています。今の国会で安保法案が通過するのは…
  
    ゲベカー
+
あの負け方をしたあなた方の力不足が原因だ。国民の支持を得られなかった野党軍団の魅力不足が原因だ。自分の力と魅力のなさを、暴力的な行動によってうっぷん晴らしするのはやめろ!10年以上、国会の取材をしてると、こういうシーンをあまりにも何回も見て、うんざりです。三文芝居はやめて、真剣に与党に対抗できる野党になれ、と言いたい。
  
38 ゲベの散歩じゃっ!
+
強行?きょうこう?
  
    近所のノラネコたち
+
強硬に反対をしているのは民主党をはじめとする野党だ。今国会で行われているのは、「強行採決」じゃあない。選挙でもろくに支持されもしなかった少数野党が、自分の意見を聞いてもらえなかったのでカンシャクを起こし…「強行反対」して議会運営を「強行に邪魔」しているのです。
    月(ナレーター)
+
  
39 ワシがサンタクロースじゃっ!/雪合戦でボコボコじゃっ!
+
[[報道ステーション]]も、あまりにもやり過ぎると、[[BPO]]に訴えられたときに勝ち目なくなりますよ?いくらなんでも一方的すぎる。[[放送法]]4条を無視しすぎだ。ホント、主張は違えど、尊敬してるし好きな番組だから心配になる。本気で訴えられたら、このままだと勝てないぞ?そろそろ軌道修正した方がいいと思う。
  
    サンタ
+
== 略年表 ==
 +
*[[1996年]]
 +
**9月 - [[新党さきがけ]]を離党した[[菅直人]]、[[鳩山由紀夫]]らが中心となり、現在の民主党の前身にあたる「[[民主党 (日本 1996-1998)|民主党]]」(旧民主党)を結成。
 +
*[[1998年]]
 +
**[[3月12日]] - [[民政党]]・[[新党友愛]]・[[民主改革連合]]らと合流し、民主党を結成。手続き上は『'''民主党以外の参加政党を解散し、民主党を存続政党'''』とした。[[細川護熙]]が政権戦略会議議長として主導。
 +
**[[4月27日]] - 民主党結成([[赤坂プリンスホテル]]で統一大会)。初代の[[民主党代表|党代表]]は[[菅直人]]。
 +
*[[2000年]]
 +
**6月 - [[第42回衆議院議員総選挙|第42回総選挙]]で、改選前を32議席上回る127議席を獲得。
 +
*[[2003年]]
 +
**9月 - 民主党[[代表]][[菅直人]](当時)と[[自由党 (日本 1998-2003)|自由党]][[党首]][[小沢一郎]]が民主党の党役員・政策を継承することで合意し、自由党と合併([[民由合併]])。
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**11月 - [[第43回衆議院議員総選挙|第43回総選挙]]で177議席を獲得して躍進。
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*[[2004年]]
 +
**5月 - [[菅直人]]が、[[社会保険庁]]の過失により自身の年金納付に未納期間が発生していることから、責任を取って代表を辞任。[[岡田克也]]が無投票で新代表に選出される。
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**7月 - [[第20回参議院議員通常選挙]]で2003年11月の[[第43回衆議院議員総選挙]]に引き続き[[比例区]]の得票で[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]を抑え、選挙区を含め50議席を獲得。
 +
*[[2005年]]
 +
**[[9月11日]] - [[第44回衆議院議員総選挙|第44回総選挙]]で改選前を大きく下回る113議席で惨敗する。敗北の責任を取り[[岡田克也]]が代表を辞任。
 +
**9月17日 - 党若手の[[前原誠司]]が[[菅直人]]を2票差で破り、代表に就任。
 +
*[[2006年]]
 +
**4月 - いわゆる[[堀江メール問題]]に関連して[[前原誠司]]が代表を引責辞任。[[小沢一郎]]が新代表に就任。
 +
*[[2007年]]
 +
**[[7月29日]] - [[第21回参議院議員通常選挙]]で60議席を獲得。自民党結党以来、非自民政党として初めて参議院で第1党となり、[[1955年]]の自民党結党後としては初めて非自民の[[参議院議長]]に[[江田五月]]を選出した。
 +
*[[2009年]]
 +
**[[3月]] - 小沢代表の[[公設秘書|公設第一秘書]]が、[[西松建設]]からの献金について、[[政治資金規正法]]違反で逮捕・起訴される。
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**[[5月11日]] - 小沢一郎が、西松献金問題による党の支持率低下で党内が動揺したことを受け、挙党体制確立のために代表を辞任。
 +
**[[5月17日]] - 代表選挙で[[岡田克也]]との接戦を制した[[鳩山由紀夫]]が代表に復帰する。
 +
**[[7月12日]] - [[2009年東京都議会議員選挙|東京都議会議員選挙]]で54議席(定数127)を獲得し、都政で初めて第1党に躍進。
 +
**[[8月30日]] - [[第45回衆議院議員総選挙|衆議院議員総選挙]]で絶対安定多数を上回る308議席を獲得。第1党に躍進。
 +
**[[9月16日]] - 首班指名選挙で鳩山由紀夫代表が指名され[[鳩山由紀夫内閣]]が成立。
 +
**[[10月25日]] - 参院統一補欠選挙で神奈川選挙区と静岡選挙区で民主党候補者が追加議席を獲得。参議院議席は115に前進した。
 +
*[[2010年]]
 +
**[[6月4日]] - [[鳩山由紀夫内閣]]が総辞職。新代表選挙で[[菅直人]]が[[樽床伸二]]を破り当選。衆参の首班指名を受ける。
 +
**[[6月8日]] - [[菅内閣]]が正式に発足。
 +
**[[7月11日]] - [[第22回参議院議員通常選挙]]で、改選の54議席を下回る44議席獲得に留まり、敗北。改選議席のみでは第二党となった。
 +
**[[9月14日]] - 任期満了に伴う[[2010年9月民主党代表選挙|民主党代表選挙]]で菅直人が小沢一郎を破り再選。
  
40 まごを助けるのじゃっ!
+
== 政策 ==
 +
公式HPに掲載されている1998年の第一回党大会決定によれば、民主党の基本理念は、
 +
{{Quotation|*透明・公平・公正なルールにもとづく社会をめざします。
 +
*経済社会においては市場原理を徹底する一方で、あらゆる人々に安心・安全を保障し、公平な機会の均等を保障する、共生社会の実現をめざします。
 +
*中央集権的な政府を「市民へ・市場へ・地方へ」との視点で分権社会へ再構築し、共同参画社会をめざします。
 +
*「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」という憲法の基本精神をさらに具現化します。
 +
*地球社会の一員として、自立と共生の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、信頼される国をめざします。}}
  
    ブタ
+
と定めている。
    くま
+
    最強さん(またまた再登場)
+
  
41 校長が病気なのじゃい!/すべり台であそぶのじゃっ!
+
=== 福祉・医療 ===
 +
*[[障害者自立支援法]]による福祉サービスの負担増が障害者の自立を妨げているとし、廃止をマニフェストに掲げている。障害当事者を参画させた機関を設置して「障がい者総合福祉法(仮称)」を制定し、能力に応じた負担額に見直すことや、中小企業を含めた雇用の促進に取り組む方針を固めている。
 +
*自公政権が「骨太の方針2006」で打ち出した社会保障費削減方針(年2200億円、5年間で1兆1000億円)を撤廃した。
 +
*[[後期高齢者医療制度]]を廃止し、国民皆保険制度を守るとしている。
 +
*実働医師の数を増やすと共に、勤務医の不払い残業を是正し、当直を夜間勤務に改める等、医療現場の労働環境を改善するとしている。
 +
*2013年までに介護労働者の賃金を月4万円程度引き上げ、介護事業者に対する介護報酬も7%加算することを目指している。
  
    花校長
+
=== 年金 ===
    カラス校長
+
*年金制度を一元化し、全ての職業の人が「所得が同じなら、同じ保険料の負担」となる仕組みに改めるとしている。この制度の給付は「所得比例年金」と「最低保障年金」の二階建てから成る。
    横綱校長
+
*「所得比例年金」は、所得から徴収される保険料を財源とし、職業を問わず納めた保険料に応じて給付額が決定される。制度の『二階部分』にあたる。会社員は負担・給付額共にほぼ変わらず、公務員は給付額が下がる。自営業者は負担・給付額共に増える。
    タクアン校長
+
*「最低保障年金」は、どんな低所得者であっても最低7万円の年金を受給できるようにするものである。制度の『一階部分』にあたる。ただし、「所得比例年金」の給付水準が高い高額所得者へは減額、又は支給されない。制度導入前(~2013年)に年金未納だった者もその分だけ減額される。
    ネクタイ校長
+
*「最低保障年金」の財源には[[消費税]]5%分が充てられる。そのため、2033年~53年までに年金目的の[[消費税]]を段階的に引き上げる必要があるとしている。
    サル校長
+
*年金保険料は年金給付以外に使わず、事務費や広報費に費やされてきた年間約2000億円の経費は圧縮した上で国庫負担とすることにしている。
    ネコ校長
+
*「消えた年金」「消された年金」問題を早期に解決するため、2009年から約2000億円を投入して2年間集中的に取り組むとしている。
    金魚校長
+
  
42 友達ができたのじゃっ!/夢はでっかくじゃっ!
+
=== 少子化対策 ===
 +
*高額所得者に有利であるとされる扶養控除を2011年に廃止し、同年から中学卒業までの子供1人当たりに年31万2000円(月額2万6000円)の「子ども手当」を直接給付することを決定している(2010年度は半額にて実施)。
 +
*[[出産一時金]]の給付額を42万円から55万円に増額する方針である。
 +
*不妊治療への医療保険適用を検討し、支援拡充を打ち出している。
 +
*公立高校の授業料を無料化し、私立高校生にも授業料を補助(年12万~24万円程度)する制度を2010年度から開始させる。
 +
*保育所に入所できないいわゆる待機児童の解消に向け、認可保育所の増設と共に、小中学校の空き教室の活用した施設の拡充や[[保育ママ]]制度の積極活用などを推進するとしている。
  
    トリ人間
+
=== 予算の見直し ===
    口人間
+
*マニフェストで示された各種政策を実行するために、事業の効率化や歳出削減を断行して2013年度には16.8兆円の財源を生み出すとしている。
    巨乳仙人
+
*不要不急の[[公共事業]]やハコモノ建設の凍結・廃止を表明し、政権発足後直ちに国土交通省が実行に移している。
 +
*高速道路を原則として無料化する。交通・流通コスト軽減による内需拡大や、渋滞の解消による地球温暖化対策などの効果を見込んでいる。
  
43 校長の朝礼じゃっ!
+
=== 行政改革・地域主権 ===
 +
*首相直属の「国家戦略局(室)」を創設し、各省の縦割りを排除して政治主導で予算の骨格作りを進めている。
 +
*各大臣の連携を強め、政治主導の政策決定を行うための「閣僚委員会」、行政全般を見直す「行政刷新会議」を設置し、国会議員100人を行政に送り込むなどして、官僚依存政治からの脱却を図っている。
 +
*ひも付きの[[補助金]]を廃止し、およそ18兆円の税源を地方に移譲して地域主権社会の確立を進めるとしている。
 +
*国直轄事業に対する地方負担金制度が、国と地方との主従関係を築いているとしてこれを廃止し、従来負担金に充てていた財源を地方の自由な意思で使用できるように改めるとしている。
 +
*国家公務員の天下りや、中央省庁による再就職の斡旋を禁止し、官製談合や随意契約の原因を根絶するとしている。
 +
*[[独立行政法人]]が非効率な事業運営によって税金を無駄に使っているとして、一つ一つ精査した上で廃止か、民営化又は国直轄として存続させるかを決めるとしている。天下り受け入れの見返りに業務を独占するなど、実質的に各省庁の外郭団体となっている公益法人は廃止することにしている。
  
    けいさつかん(再登場(しかし、前のとは別人))
+
=== 財政・税制 ===
 +
*[[財政再建]]への具体的な道筋をマニフェストで示していない。将来的にも消費税を財政赤字の穴埋めには使わないと明記している。
 +
*社会保険庁を廃止・解体し、業務を国税庁に吸収させて歳入庁を設置し、年金保険料の無駄遣いを無くすとしている。
 +
*2013年以降の消費税引き上げを否定していない。その際、低所得者への配慮として「給付付き消費税額控除」を導入して基礎的な消費支出にかかる消費税額は返還するとしている。
 +
*中小企業の法人税率を一時的に11%に引き下げるとしている。
 +
*相続税・贈与税の引き上げを検討している。
 +
*酒税・たばこ税の引き上げを検討している。
 +
*ガソリンの暫定税率を廃止し、[[道路特定財源]]を一般財源化して道路建設・整備以外の目的にも使っていくとしている。
  
44 きげんが悪いのじゃっ!
+
=== 外交・安全保障 ===
 +
*[[コソボ紛争]]や[[イラク戦争]]のような米国の単独行動主義的な武力行使に対しては反対するが、国連における[[国際連合安全保障理事会|安全保障理事会]]のプロセスを経た軍事出動には賛成の立場を取っている。
 +
*[[小沢一郎]]の[[ISAF]]参加発言や[[アフガニスタン復興支援特別措置法案]]に見られるように[[国連中心主義]]を基調とした[[自衛隊]]の海外派遣に比較的積極的であるとされる。ただし、民主党の基本政策では党内左派に配慮し「海外における武力行使を行わないこと」と明記されている。
 +
*[[戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案]]を他党に先駆け国会に提出し、これまで8度にわたり提出している。
 +
*各国が同様の取り組みを行うことを前提条件に、1990年比で[[二酸化炭素25%削減|二酸化炭素の排出量を2020年までに25%削減]]することを国際公約に掲げている。
 +
*米国を含む世界各国と[[自由貿易協定]](FTA)、[[経済連携協定]](EPA)の締結を推進する方針である。
  
    リーゼント星人
+
=== 選挙・政治 ===
    ミニカーらしき物体
+
*[[外国人参政権|外国人地方参政権]]を与える法案を検討しているが、党内には慎重な意見もある。法案提出への対応は、小沢一郎幹事長に一任されているが、小沢幹事長は「総選挙前に[[在日本大韓民国民団]]に約束したことなので約束は必ず守る」と表明している。
 +
*企業・団体献金を全面禁止し、税額控除やインターネット献金の推進によって個人献金を普及させるとしている。
 +
*現職の国会議員の配偶者および三親等内の親族が、同一選挙区から連続して立候補することを民主党の内規で禁止している。
 +
*[[一票の格差]](較差)是正のため、衆議院の小選挙区を全て人口比例で振り分けるとしている。同様に参議院でも格差是正を図るとしている。
 +
*資産公開の徹底、政治的地位利用罪の導入などにより、政治倫理を確立するなどを基本政策に掲げている。
 +
*衆議院の比例定数を80議席削減するとしているが、連立を組む社民党が反対の姿勢を明らかにしており、政権としての最終的な結論は出されていない。また参議院においても、衆議院に準じて定数を削減するとの方針を打ち出している。
 +
*選挙権の年齢を18歳に引き下げる方針を固めている。
 +
*2006年に与党の反対で否決された「インターネット選挙運動解禁法案」を成立させ、政策本位の選挙・カネのかからない選挙の実現を図るとしている。
 +
*地域からの陳情については、民主党都道府県連で聞き、党本部幹事長室を通じて、関係各省庁に伝えられる仕組みを作った。[[吉田治]]副幹事長は、地方県[[知事]]からの道路建設などの[[陳情]]受け付けの条件として「民主党を選挙で応援すること」を挙げた。
  
45 あいさつはしっかりじゃっ!/ゲベと校長がぐちゃぐちゃじゃっ!
+
=== 子供・男女共同参画 ===
 +
*[[婚外子]](非摘出子)の[[相続]]差別をなくす。
 +
*[[夫婦別姓|選択的夫婦別姓]]の早期実現に向けて法案成立の準備を進めている。
 +
*「離婚後300日以内に誕生した子を前夫の子と推定する」「推定を覆す申し立ては前夫からしか起こせない」とした現行制度により「戸籍のない子」問題が生じている現実を踏まえ、事実上離婚状態にあった期間を勘案して本当の父親を認定できるよう法改正するとしている。
  
    特になし
+
=== その他 ===
 +
*労働政策では格差是正緊急措置法案により、欧米並みの[[最低賃金]]全国平均1,000円を目指している。
 +
*製造業の派遣労働を原則禁止とし、専門業務(高い給与水準)の労働派遣に限って認める方向で[[労働者派遣法]]の改正を行う。また、違法な派遣が行われた場合は、派遣労働者が直接雇用を通告できるようにするとしている。
 +
*[[農業政策]]では、[[戸別所得補償制度]]を掲げ、現在の[[農業協同組合]]への支援を中心とした政策を改めることを目指している。
 +
*警察の取り調べの可視化や証拠開示義務を法制化し、冤罪の防止を図るとしている。
 +
*性同一性障害者の性別変更について、未成年の子供がいてもこれを認めるように法制を見直すとしている。
 +
*先進国中最も冷たいとされる日本の難民受け入れ状況を改善するため、「難民等の保護に関する法律」を制定し、[[国連難民高等弁務官事務所]]が認定した難民は原則として受け入れる方針を打ち出している。
  
46 じーさんの頭が大変なのじゃっ!
+
=== 所属議員による政策批判 ===
 +
同党所属の[[土屋敬之]][[東京都議会]]議員は、民主党が政策集に明記している[[外国人参政権|永住外国人への地方参政権付与]]、[[夫婦別姓|選択制夫婦別姓制度]]、実子と婚外子の相続平等化などについて、「[[マニフェスト]]にも正直に明記して国民の信を問うべき」と主張し、同党の衆院選マニフェストを「(耐震)偽装マンションのパンフレット」などと揶揄した。民主党東京都連は「党の決定に背く行為」があったとして土屋を党から除名した。
  
    医者
+
== 党組織 ==
    最強さん
+
=== 本部 ===
 +
2009年12月現在の民主党本部は、永田町1丁目11番1号三宅坂ビルの一部を間借している。[[第45回衆議院議員総選挙|2009年衆院選]]において308議席を獲得し、衆参両院で417名の大所帯になったこと、政権与党になったことから来客が多くなり、党本部の手狭さが大きな悩みとなっている<ref name="asahi20090903"/>。
  
47 てるてるぼうずにお願いじゃっ!/最強さんのお話
+
=== 党内派閥 ===
 +
民主党は自民党と同じく、[[社会民主主義]]や[[民主社会主義]]、[[新自由主義]]などの幾つかの政治的思想の異なる政党の連合によって成立した為、全体の合意は存在するが個別政策によっては対立が生じてる場合もある。
  
    テールテルさん(原作ではてるてるさん)
+
*野党時代には、[[小沢一郎]]を中心とする「'''対立軸路線'''([[与党]]との違いを明確にする)」を主張するグループと、[[前原誠司]]を中心とする「'''対案路線'''(与党と政策で競争する)」を主張するグループの対立がしばしば指摘された。
    最強さん
+
*[[2006年]]10月、[[北朝鮮]]が[[北朝鮮によるミサイル発射実験 (2006年)|核実験]]を行った後の朝鮮半島情勢は「[[周辺事態法]]」を適用できるかどうかを巡り、「周辺事態法は適用できない」とする[[小沢一郎]]代表(当時)ら執行部の見解を発表した。しかし、これに対して前代表である[[前原誠司]]を始めとする党内の右派から「周辺事態法は適用できる」とする意見表明が行われ、また民主党の外交・防衛部門は、「小沢代表らトロイカ体制の見解は民主党の公式見解ではない」と発表したため、有事に対する対応の不一致が浮き彫りになった。
 +
*[[2008年]]10月、[[長島昭久]]が衆議院のテロ防止特別委員会でソマリア沖の海賊対策として海上自衛隊艦艇による民間商船の護衛を[[麻生太郎]]首相に提案。麻生首相が賛意を示す一方で、[[直嶋正行]]政調会長からは自衛隊の海外派遣につながるとして「どういうことなんだ」と詰め寄られた。
 +
*戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案を積極的に国会に提出するともに[[慰安婦]](日本人女性のみ除外)に戦時性的強制被害者と新たな呼称を付すなど[[日本共産党|共産党]]や[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]と積極的に共闘する一方で、法案と反対の見解をとり、自民党右派と呼応する議員連盟「[[慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会]]」と対立している。 
 +
*[[鳩山由紀夫]]・[[岡田克也]]をはじめとする主流派が所属する「[[在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟]]」が永住外国人への参政権を付与する活動を行っているが、反対の見解をとる議員連盟「[[永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会]]」と対立している。
  
外部リンク
+
=== 内規 ===
 +
*民主党は2009年衆院選以降、[[世襲政治家]]制限の一環として内規において選挙区の候補について配偶者および三親等内の親族が当該議員と同一選挙区から連続立候補をする場合は新規に国政参入する新人については公認候補としないことを決めた。なお、民主党は2009年衆院選で福島1区から当選した[[石原洋三郎]]は父が2003年まで福島1区選出の衆議院議員であった[[石原健太郎]]であるが、6年間の空白があるため、民主党は同一選挙区でも6年間の空白があれば同一選挙区からの一等親の親族の立候補を認めている。
 +
*2009年9月18日、民主党は政府・与党一元的化のため、[[議員立法]]を禁止し、政府提出法案を原則とするを決めた。例外として「選挙・国会など議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題」にかかわる法案としており、公職選挙法や政治資金規正法などに限定される見込みである。
 +
*国会議員の公設秘書に配偶者を新規採用することは2004年に法律で禁じられたが、民主党では透明性確保に向けた取り組みをアピールするため、「三親等以内の親族」を公設秘書に採用することを禁止した内規を設けている。2009年衆院選の結果多くの新人議員が誕生したことにより、2009年9月15日に内規を「一親等以内の親族」に緩和することを決定した。
  
    『絶体絶命でんぢゃらすじーさん ~史上最強の土下座~』公式ホームページ
+
=== 歴代代表(党首) ===
  
テンプレート:月刊コロコロコミック連載中
+
==== 歴代執行部役員 ====
小学館漫画賞児童向け部門
+
=== 党役職 ===
{{#if: |{{{タイトル要約}}}}}
+
==== 党役員 ====
{{#if: 度|第49回 平成15年度|先代}}
+
{| class="wikitable"
{{#if: |{{{先代名要約上}}}}}
+
!colspan="2"|最高顧問
『ミルモでポン!
+
|[[羽田孜]]
篠塚ひろむ
+
|colspan="2"|&nbsp;
{{#if: |{{{先代名要約下}}}}}
+
|-
+
!colspan="2"|代表
{{#if: 第50回 平成16年|第50回 平成16年度}}
+
|[[鳩山由紀夫]]
{{#if: |{{{現代名要約上}}}}}
+
|colspan="2"|&nbsp;
『絶体絶命でんぢゃらすじーさん』
+
|-
曽山一寿
+
!colspan="2"|幹事長
『ケロロ軍曹』
+
|[[小沢一郎]]
吉崎観音
+
|colspan="2"|&nbsp;
{{#if: |{{{現代名要約下}}}}}
+
|-
+
!colspan="2"|幹事長職務代行
{{#if: 度|第51回 平成17年度|次代}}
+
|[[輿石東]]
{{#if: |{{{次代名要約上}}}}}
+
|colspan="2"|&nbsp;
{{#if: 『アニマル横町』
+
|-
前川涼|『アニマル横町』
+
!colspan="2"|筆頭副幹事長
前川涼|-}}
+
|[[高嶋良充]]
{{#if: |{{{次代名要約下}}}}}
+
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="5" colspan="2"|副幹事長
 +
|[[伴野豊]]
 +
|[[細野豪志]]
 +
|[[生方幸夫]]
 +
|-
 +
|[[吉田治]]
 +
|[[阿久津幸彦]]
 +
|[[樋高剛]]
 +
|-
 +
|[[青木愛]]
 +
|[[一川保夫]]
 +
|[[広野允士]]
 +
|-
 +
|[[山根隆治]]
 +
|[[今野東]]
 +
|[[富岡由紀夫]]
 +
|-
 +
|[[佐藤公治]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|国会対策委員長
 +
|[[山岡賢次]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|国会対策委員長代理
 +
|[[三井辨雄]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|国会対策筆頭副委員長
 +
|[[松木謙公]]
 +
|[[笠浩史]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="6" colspan="2"|国会対策副委員長
 +
|[[松原仁]]
 +
|[[牧義夫]]
 +
|[[鈴木克昌]]
 +
|-
 +
|[[篠原孝]]
 +
|[[吉田泉]]
 +
|[[内山晃]]
 +
|-
 +
|[[神風英男]]
 +
|[[市村浩一郎]]
 +
|[[小宮山泰子]]
 +
|-
 +
|[[園田康博]]
 +
|[[高山智司]]
 +
|[[松本大輔]]
 +
|-
 +
|[[小泉俊明]]
 +
|[[山花郁夫]]
 +
|[[福田昭夫]]
 +
|-
 +
|[[森本哲生]]
 +
|[[北神圭朗]]
 +
|[[石関貴史]]
 +
|-
 +
!colspan="2"|参議院国会対策委員長
 +
|[[平田健二]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|常任幹事会議長
 +
|[[前田武志]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|総務委員長
 +
|[[奥村展三]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|総務委員長代理
 +
|[[岡島一正]]
 +
|[[藤田幸久]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|選挙対策委員長
 +
|[[石井一]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|選挙対策委員長代理
 +
|[[海江田万里]]
 +
|[[森裕子]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|財務委員長
 +
|[[佐藤泰介]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|財務委員長代理
 +
|鈴木克昌
 +
|[[水岡俊一]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|組織委員長
 +
|[[細野豪志]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|組織委員長代理
 +
|[[中塚一宏]]
 +
|[[室井邦彦]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|広報委員長
 +
|[[小川敏夫]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|広報委員長代理
 +
|[[松崎哲久]]
 +
|[[辻泰弘]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|企業団体対策委員長
 +
|細野豪志
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|企業団体対策委員長代理
 +
|[[松崎公昭]]
 +
|[[室井邦彦]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|国民運動委員長
 +
|小川敏夫
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|国民運動委員長代理
 +
|[[中野譲]]
 +
|[[太田和美]]
 +
|[[岩本司]]
 +
|-
 +
!rowspan="6"|常任幹事
 +
!北海道
 +
|[[石川知裕]]
 +
!東北
 +
|[[玄葉光一郎]]
 +
|-
 +
!北関東
 +
|[[山根隆治]]
 +
!南関東
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|[[米長晴信]]
 +
|-
 +
!東京
 +
|[[阿久津幸彦]]
 +
!北陸信越
 +
|一川保夫
 +
|-
 +
!東海
 +
|[[山下八洲夫]]
 +
!近畿
 +
|[[滝実]]
 +
|-
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!中国
 +
|[[柚木道義]]
 +
!四国
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|[[中谷智司]]
 +
|-
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!九州
 +
|[[岩本司]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|両院議員総会長
 +
|[[松本龍]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|両院議員総会長代理
 +
|[[円より子]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|代議士会長
 +
|[[土肥隆一]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|代議士会長代理
 +
|[[池田元久]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|中央代表選挙管理委員長
 +
|[[小平忠正]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="2" colspan="2"|中央代表選挙管理委員
 +
|[[古賀敬章]]
 +
|[[村井宗明]]
 +
|[[和田隆志]]
 +
|-
 +
|[[川上義博]]
 +
|[[工藤堅太郎]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|会計監査
 +
|[[梶原康弘]]
 +
|[[主濱了]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!colspan="2"|倫理委員長
 +
|山下八洲夫
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="2" colspan="2"|倫理委員
 +
|[[黄川田徹]]
 +
|[[山口壯]]
 +
|[[横山北斗]]
 +
|-
 +
|[[大久保勉]]
 +
|[[谷岡郁子]]
 +
|[[藤原良信]]
 +
|-
 +
!colspan="2"|倫理委員会党外委員
 +
|[[五百蔵洋一]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|}
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:[http://www1.dpj.or.jp/news/?num=17299 党役員一覧] 民主党公式ホームページ 2009/11/9付参照
  
このページはウィキペディア日本語版由来のコンテンツを利用しています。もとの記事、画像は絶体絶命でんぢゃらすじーさんにあります。執筆者のリストは履歴をご覧ください。Yourpediaと同じくWikipediaはGFDLのライセンスで提供されています。コンテンツを再利用する際には同じくGFDLのライセンスを採用してください。
+
==== 参議院議員団役員 ====
カテゴリ:
+
{| class="wikitable"
 +
!会長
 +
|[[輿石東]]
 +
|colspan="3"|&nbsp;
 +
|-
 +
!副会長
 +
|[[藤原正司]]
 +
|[[広中和歌子]]
 +
|[[円より子]]
 +
|[[山下八洲夫]]
 +
|-
 +
!幹事長
 +
|[[高嶋良充]]
 +
|colspan="3"|&nbsp;
 +
|-
 +
!幹事長代理
 +
|[[一川保夫]]
 +
|[[広野允士]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="2"|副幹事長
 +
|[[加賀谷健]]
 +
|[[谷岡郁子]]
 +
|[[津田弥太郎]]
 +
|[[ツルネンマルテイ]]
 +
|-
 +
|[[松岡徹]]
 +
|[[柳澤光美]]
 +
|[[吉川沙織]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!政策審議会長
 +
|[[櫻井充]]
 +
|colspan="3"|&nbsp;
 +
|-
 +
!政策審議会会長代理
 +
|[[家西悟]]
 +
|[[岩本司]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="2"|政策審議会副会長
 +
|[[相原久美子]]
 +
|[[梅村聡]]
 +
|[[大石尚子]]
 +
|[[金子恵美]]
 +
|-
 +
|[[川上義博]]
 +
|[[中谷智司]]
 +
|[[水戸将史]]
 +
|&nbsp;
 +
|-
 +
!国会対策委員長
 +
|[[平田健二]]
 +
|colspan="3"|&nbsp;
 +
|-
 +
!国会対策委員長代理
 +
|[[羽田雄一郎]]
 +
|[[森裕子]]
 +
|colspan="2"|&nbsp;
 +
|-
 +
!rowspan="2"|国会対策副委員長
 +
|岩本司
 +
|[[大久保潔重]]
 +
|[[川崎稔]]
 +
|[[行田邦子]]
 +
|-
 +
|[[辻泰弘]]
 +
|[[徳永久志]]
 +
|[[外山斎]]
 +
|&nbsp;
 +
|}
  
    漫画作品 せコロコロコミックギャグ漫画アニメ作品 せ2004年のテレビアニメスタジオ雲雀ギャグアニメWikipediaを出典とする記事
+
== 党勢の推移 ==
 +
=== 衆議院 ===
 +
{| class="wikitable"
 +
!選挙
 +
!当選/候補者
 +
!定数
 +
!備考
 +
|-
 +
|(結党時)
 +
|98/-
 +
|style="text-align: right;"|511
 +
|
 +
|-
 +
|[[第42回衆議院議員総選挙|第42回総選挙]]
 +
|○127/262
 +
|style="text-align: right;"|480
 +
|追加公認+2
 +
|-
 +
|[[第43回衆議院議員総選挙|第43回総選挙]]
 +
|○177/277
 +
|style="text-align: right;"|480
 +
|追加公認+3
 +
|-
 +
|[[第44回衆議院議員総選挙|第44回総選挙]]
 +
|●113/299
 +
|style="text-align: right;"|480
 +
|-
 +
|[[第45回衆議院議員総選挙|第45回総選挙]]
 +
|○308/330
 +
|style="text-align: right;"|480
 +
|
 +
|}
  
案内メニュー
+
=== 参議院 ===
 +
{| class="wikitable"
 +
!選挙
 +
!当選/候補者
 +
!非改選
 +
!定数
 +
!備考
 +
|-
 +
|(結党時)
 +
|38/-
 +
|style="text-align: right;"|-
 +
|style="text-align: right;"|252
 +
|
 +
|-
 +
|[[第18回参議院議員通常選挙|第18回通常選挙]]
 +
|○27/48
 +
|style="text-align: right;"|20
 +
|style="text-align: right;"|252
 +
|追加公認+7
 +
|-
 +
|[[第19回参議院議員通常選挙|第19回通常選挙]]
 +
|○26/63
 +
|style="text-align: right;"|33
 +
|style="text-align: right;"|247
 +
|追加公認+1
 +
|-
 +
|[[第20回参議院議員通常選挙|第20回通常選挙]]
 +
|○50/74
 +
|style="text-align: right;"|32
 +
|style="text-align: right;"|242
 +
|追加公認+2
 +
|-
 +
|[[第21回参議院議員通常選挙|第21回通常選挙]]
 +
|○60/80
 +
|style="text-align: right;"|49
 +
|style="text-align: right;"|242
 +
|
 +
|}
 +
(参考文献:[[石川真澄]](一部、[[山口二郎]]による加筆)『戦後政治史』2004年8月、[[岩波書店]]・[[岩波新書]]、ISBN 4-00-430904-2)
 +
*当選者に追加公認は含まず。追加公認には会派に加わった[[無所属]]の議員を含む。
  
    心筋梗塞
+
== 支持層 ==
    トーク
+
=== 政党支持率の推移 ===
    個人設定
+
第21回参議院議員通常選挙までは、民主党の政党支持率は[[自由民主党 (日本)|自民党]]と比べ上下変動が大きく、[[国政選挙]]の直前に急上昇する傾向が見られた。各種[[全国紙]]の[[世論調査]]では大体15%前後で推移していたが、[[朝日新聞]]の調査では[[第43回衆議院議員総選挙]]の前に20%台まで上昇している。また同調査で[[第20回参議院議員通常選挙]]および[[第21回参議院議員通常選挙]]の前には30%台まで急上昇し、このときは自民党の支持率を逆転するまでに至った。しかしその一方で、選挙後は[[選挙]]前の水準まで下がるのが一般的であった。また[[堀江メール問題]]など党内で不祥事などが起きると平時よりも政党支持率が一段と下落していた。
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年齢別に見ると、結党後しばらくは20~40代の世代に強い支持を集めていたが、[[自由党 (日本 1998-2003)|自由党]]と合併し[[小沢一郎]]の代表就任後は50~60代の中高年層や保守層などにも支持を広げている。一方性別で見てみると、女性議員の数は自民党より多いにも関わらず、女性層の支持は男性層より少ない。
    議論
+
  
    閲覧
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第21回参議院議員通常選挙後は、これまでのような、選挙後に支持率が急降下するという現象が発生しておらず、各種世論調査で20%以上の支持率を維持している。このため、選挙後も自民党の支持率を上回るという現象が初めて維持されていたが、安倍首相の辞任会見、福田康夫新総裁の選出の余波を受け、多くの調査で自民党に政党支持率トップの座を奪い返された。しかし、その後も各種世論調査で政党支持率はこれまでに比べて高い水準を維持し続け、[[大連立構想 (日本 2007)|大連立騒動]]などの混乱が起こっても支持率の急降下という現象が発生しなくなった。福田首相の突然の辞任とその後に発足した[[麻生太郎内閣]]の混乱に伴って自民党支持率が急降下したため、最近では再び各種世論調査で支持率が自民党を上回るようになった。
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しかし、2009年3月の小沢一郎代表の公設第一秘書が逮捕された事件の影響で、各種世論調査での支持率は低下し、各種世論調査での政党支持率が自民党を下回ったが、鳩山由紀夫新代表の選出直後には再び自民党を上回っている。
    コミュニティ・ポータル
+
    最近の出来事
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姉妹サイト
+
=== 都市部優位からの変化 ===
 +
かつて、民主党は、[[1区現象]]で顕著であったように、各県の[[県庁所在地]]や[[東京都|東京]]などの[[都市]]部での支持が圧倒的に強いという傾向があった。ところが、[[2005年]][[9月11日]]の[[第44回衆議院議員総選挙]]においては、「逆1区現象」と呼ばれたほど民主党が都市部での票を大きく失い、東京都内の[[小選挙区]]での当選者が[[東京18区]]の菅直人のみ、千葉県内の小選挙区の当選者が野田佳彦のみ、[[神奈川県]]内の小選挙区での当選者は0となるなど、大敗北を喫した。これは、[[自由民主党 (日本)|自民党]]が、地方を軽視する傾向にあったものの、「[[小泉劇場]]」「刺客選挙」で増幅され続けた[[小泉純一郎]]首相への個人的人気([[ポピュリズム]])、いわゆる「[[小泉旋風]]」により、特に都市部において自民党候補への票が圧倒的に増加したことが原因とされている。
  
    コピペディア
+
一方で地方や[[農村]]部で民主党がそれまでになく健闘するケースも出てきている。統一地方選挙の前哨戦と言われた[[2006年]][[12月10日]]の[[茨城県議会]][[議員]][[選挙]]では、[[保守王国]]・[[自民王国]]である茨城県において、[[水戸市]]や[[日立市]]で民主党議員がトップ当選し、県南地域の[[土浦市]]でも民主党が議席を獲得した。2007年の参議院選挙では、地方を中心とする「一人区」で民主党が自民党に対し17勝6敗(無所属等も含めると23勝6敗)と3倍近い議席を獲得した。
  
ツール
+
その後、政権交代を実現した2009年の[[第45回衆議院議員総選挙]]では民主党が都市部において支持を挽回し自民党を圧倒する一方、[[西日本]]の農村部を中心に自民党が議席を守るといった傾向が顕著になっている。
  
    リンク元
+
=== 地方組織の形成 ===
    関連ページの更新状況
+
結党当初、[[愛知県]]、[[北海道]]などの[[社会民主党 (日本 1996-)|旧日本社会党]]勢力がそのまま参加した地域を除き、地方組織がほとんど無い状態でスタートした政党だったため、国政の議員数に比べ明らかに地方議員の数が少ない状態が続いていた。しかし、複数の国政選挙の経験から、また自由党から合流し代表となった小沢一郎の方針により、地方組織の充実のため地方議員を増加させることが党の課題とされた。2007年の統一地方選挙がその[[試金石]]であった。
    ファイルをアップロード
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    特別ページ
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    この版への固定リンク
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    ページ情報
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    このページの最終更新日時は 2015年9月18日 (金) 20:16 です。
+
2007年[[4月8日]]に実施された、[[東京都]]・[[茨城県]]・[[沖縄県]]を除く44道府県議会議員選挙では、民主党は都市部を中心に躍進し、[[埼玉県]]・[[千葉県]]・[[神奈川県]]・[[愛知県]]といった大都市圏の県議会で大幅に議席を増やした。また、[[政令指定都市]]の市議選でも、[[札幌市]]・[[名古屋市]]・[[川崎市]]で議席数が自民党を上回り、[[仙台市]]・[[神戸市]]・[[堺市]]では自民党に1議席差まで迫った。[[議員定数]]の少ない[[選挙区]]でも、民主党新人が自民党の大物議員に競り勝った。
    特に記載がない限り、内容はGNUフリー文書利用許諾契約書 1.3 またはそれ以降のライセンスで利用できます。
+
  
    プライバシー・ポリシー
+
2007年[[4月22日]]実施の特別区議選では43議席増、市町村議選でも一般市議選で82議席を増やしており、地域での基盤の充実の方針が成果を収めつつあると考えられる。しかし、市区町村地方議会議員の数では、[[公明党]]、[[日本共産党]]と比べると少なく、[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]よりも議員の数が少ない地域もある。
    Yourpediaについて
+
    免責事項
+
  
    GNUフリー文書利用許諾契約書 1.3 またはそれ以降
+
[[小沢一郎]]代表は、2007年7月の第21回参議院議員通常選挙に備え、自ら[[参議院一人区]]となっている地方を重点的に回り、[[自由民主党 (日本)|自民党]]の支持基盤の切り崩しを図った。その結果、自民党の支持基盤である地方でも選挙区選挙で自民党候補を押す人が減り、支持の急伸した民主党候補に逆転される場合が多くなった。安倍自民党が閣僚たちの数々の不始末や年金問題などで自滅し続けていた(新聞各紙のアンケート調査)という要素もあるが、地方でこのような民主党への着実な支持が新たに広がっていたため、参議院一人区で、民主党公認候補が17勝6敗、野党系無所属候補を合わせると23勝6敗という大躍進が実現したと考えられる。
    Powered by MediaWiki
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その後も、2008年9月の麻生太郎首相就任後、自民、民主両党が対決した知事選、政令指定都市の市長選など7つの大型地方選で5勝した後、2009年7月12日に行われた[[2009年東京都議会議員選挙|東京都議選]]では自民党を44年ぶり第一党から転落させ、都議会第一党に躍進するなど着実に地方での支持を拡大させている。
 +
 
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=== 学生組織 ===
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青年局学生部 (CDS) が存在する。
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== 支援団体 ==
 +
{| class="wikitable" style="font-size:smaller;"
 +
|-
 +
!style="white-space: nowrap;"|カテゴリー||団体
 +
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|労働組合||*[[日本労働組合総連合会]](連合)<br />[[2005年]]11月、組合員数約670万人。民主党の最大の支持基盤とされる。しかし、地方によっては[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]を支持する組合もある。このことから、連合内の路線も統一されていないといえる。また、かつての[[日本社会党|社会党]]・[[日本労働組合総評議会|総評]]ブロック、[[民社党]]・[[全日本労働総同盟|同盟]]ブロックに見られたような「運命共同体」と呼べるほどの密接さは民主党と連合の間には存在しない。2005年9月に党代表に就任した[[前原誠司]]は、官公労との関係を見直して距離を置くという姿勢を繰り返し示したことで連合側が反発し、関係が冷え込んだこともある。連合傘下の有力単産は、政治的影響力を行使するため<ref>特に公務員組合は、労働条件の決定にあたり公権力のコントロールを直接に受ける性質上、政治的関心の度合いが高い。</ref>、組織内候補を民主党を中心に擁立し、国政に送り込んでいる。<br /><br />議員を送り込んでいる主な連合傘下組合は次の通り。<br />*[[全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟]](UIゼンセン同盟)<br />現在では日本最大の単産として強い影響力を持ち、[[高木剛]]会長他、連合に多数の役員を出している。民主党には、元幹事長で現在は副代表の[[川端達夫]]など、多数の組織内議員を送り込んでいる。<br />*[[全日本自治団体労働組合]](自治労)<br />政府が進める公務員制度改革に対しては「民主的な改革」特に[[労働基本権]]の回復に力を入れている。主に民主党を支持。[[高嶋良充]]、[[相原久美子]](自治労特別中央執行委員)をはじめ、多くの自治労関係者が民主党から出馬し当選している。<br />*[[全日本自動車産業労働組合総連合会]](自動車総連)<br />組織内議員として、[[直嶋正行]]、[[池口修次]]を擁している。<br />*[[JAM (労働組合)|JAM]]<br />組織内議員として、[[津田弥太郎]]を擁している。<br />*[[日本教職員組合]](日教組)<br />日教組の組織内候補として[[那谷屋正義]](日教組教育政策委員長)をはじめ、[[日本民主教育政治連盟]](日政連)という政治団体を通じて関連議員を政界に送り込んでいる。現在の日政連議員9名のうち[[近藤正道]]([[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]会派に所属)以外の8名は民主党に属している。<br />*[[日本基幹産業労働組合連合会]](基幹労連)<br />2名の組織内議員([[高木義明]]、[[轟木利治]])、2名の準組織内議員([[柳田稔]]、[[辻泰弘]])を擁している。<br />*[[情報産業労働組合連合会]](情報労連)<br />組織内議員として[[吉川沙織]]を擁している。<br />*その他の単産<br />[[日本郵政グループ労働組合]](JP労組)、[[日本鉄道労働組合連合会]](JR連合)など、連合傘下の有力単産が組織内議員を擁している。
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|宗教団体||*[[立正佼成会]]([[新日本宗教団体連合会]])<br />以前は[[自由民主党 (日本)|自民党]]を支持していたが、自民党が対立組織である[[創価学会]]が支持する[[公明党]]と[[連立政権]]を組むようになったため、実質的に民主党を支持するようになった。2005年9月の衆院選では自民党16名に対し、民主党167名を推薦し、組織で応援している。2007年参院選では立正佼成会を支持母体とする[[風間直樹]]と[[大島九州男]]し、両名とも当選している。<br />
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|業界団体||*[[全日本遊技事業協同組合連合会]](全日遊連)および[[日本遊技関連事業協会]](日遊協)<br />[[民主党娯楽産業健全育成研究会]]に属する民主党議員を通じて[[パチンコ]]業界と関係を築いている。また、19名の民主党議員が[[パチンコ・チェーンストア協会]]の政治分野アドバイザーを務める(自民党議員25名も所属)。[[民主党娯楽産業健全育成研究会]]は2005年6月、[[換金]]を合法化する『遊技場営業の規制及び業務の適正化等に関する法律案大綱』という法案を作成。
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|その他||*[[部落解放同盟]]<br />民主党ホームページにて関連団体としてリンクされ、民主党の支持団体である。また[[2004年]]、部落解放同盟中央書記長であった[[松岡徹]]が[[民主党]]から参院選に出馬し、当選。彼は民主党『次の内閣』ネクスト法務副大臣(2007年9月就任)となっている。<br />*[[在日本大韓民国民団]]<br />地方[[外国人参政権]]の獲得を目的に[[民主党]]と公明党の支援を表明しており、小沢一郎もそれに謝意を表明し、帰化した韓国系日本人の支援を期待していると発言している。また民主党を応援しようという団員からの投稿が機関紙に掲載された<ref>2004年6月30日付民団新聞等</ref>こともあり、2004年参院選にて[[民主党]]から比例区で出馬した[[白真勲]]は当選直後に[[民団]]へ行き「参政権運動にともに邁進しよう」と挨拶をした<ref>2004年7月14日付民団新聞</ref>。2007年の参院選では、在日2世(2005年帰化済)の民団員である[[金政玉]](民団葛飾支部国際課長)が民主党から出馬したが落選。
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== ロゴマーク ==
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赤い2つの円が描かれた民主党のロゴマークは、1998年4月に発表された。デザインは[[浅葉克己]]によるもので、白地に一つの赤色の真円と、もう一つの赤色の歪んだ円とを、上下に少しだけ重なるように並べて配置し、その2つの円の重なった部分だけは素地と同じ白色にしたものとなっている。
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2つの円は「民の力」の結合を象徴的に表しており、下側の円の輪郭線が曲線でないのは、円がみなぎる力で動いたり、育ったりして、生命体のように成長しつつ、融合して新しい形を生み出す様子を表している<ref>[http://www.dpj.or.jp/news/?num=6041 民主党の新しいロゴマーク発表(民主党HPニュース、1998年04月15日)]</ref>。また、結党当時の代表・[[菅直人]]によると、「今は完全ではないが、[[雪だるま]]も転がしているうちに大きくきれいな球に育つ」という思いを込めたものだと解説している。
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=== 国旗切り張り問題 ===
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[[Image:Kiribari minsyu.svg|150px|thumb|2つの国旗を切り張りして作成し掲げられたという民主党の党旗(イメージ図)]]
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[[2009年]][[8月8日]]に[[鹿児島県]][[霧島市]]で開かれた[[皆吉稲生]]の[[第45回衆議院議員総選挙]]立候補予定者集会で、党代表代行の[[小沢一郎]]も席を並べたそのステージ上に、国旗2枚を裁断して支持者が作成したとされる党旗が掲げられた。民主党の陣営の説明によれば、「熱心な支持者」が自作して持参した党旗であり、それが2枚の日本の国旗を縫い合わせたものだとは気づかなかった、とされている。
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この8日の集会終了時に既にマスコミ関係者から、国旗で作った民主党党旗を問題視する声が出ていたが、公示日前日となる同月17日に開催された党首公開討論会で[[自由民主党 (日本)|自民党]]の[[麻生太郎]][[自由民主党総裁|総裁]]([[内閣総理大臣]])がこれを取り上げたことで、世間に広く知れ渡ることになった。麻生は、会場に掲げられた民主党の党旗は「よく見ると、国旗を切り刻んで上下につなぎ合わせていた。民主党のホームページにも載っている。とても悲しい、許し難い行為だ」と批判した。
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これを受けて民主党の[[鳩山由紀夫]]代表は、その場で「そんなけしからんことをやった人間がいるとすれば、大変申し訳ない。我々の神聖なマークなので、マークをきちんと作らなければならない話だ」と謝罪した。同日、民主党の公式ホームページから、集会場の模様が撮られた画像が全て削除された。
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[[8月18日]]、皆吉稲生は予定通り衆院選に立候補し、出陣式で「国旗の使用方法としては不適切で深くおわびする」と謝罪した。同日、民主党[[幹事長]]・[[岡田克也]]が皆吉を口頭注意した。皆吉の後援会は、党本部や県連および支援団体に「国旗の尊厳をおとしめる意図は全くなく、主催者の不手際が原因」と謝罪する文書を送付した。
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麻生総裁は事件以降、衆院選遊説中に、「日の丸をひっちゃぶいて(引き破いて)、2つくっつけた。日の丸をふざけたような形で利用するなんてとんでもないと、もっと怒らにゃいかんのです」などと批判を繰り返し、他にも自民党のホームページにこの批判を掲載して民主党への[[ネガティブ・キャンペーン]]に使用した。
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[[櫻井よしこ]]は、韓国の法律で国旗を手厚く守っている姿を例に挙げ、また[[源氏]]から続く幾世紀、幾十世代の日本人の思いが注がれてきた日の丸が日本国旗となったという先人たちの思いを語り、そのような国旗を無惨に切り裂き、そのことを取り立てて問題だと思わない民主党の面々と多くの日本人に対し、おかしな日本の姿がくっきり浮かんだ「事件」だったと論じた<ref>『週刊ダイヤモンド』2009年9月5日号</ref>。
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[[産経新聞]]では、明らかに国旗に対する侮辱であるとし、小沢一郎代表代行まで出席し、また党のホームページにその写真が載っていながら、指摘されるまで党内で問題にされなかったことを批判し、国旗国歌法の成立に反対してきた民主党の旧社会党議員や、特に国旗国歌に反対してきた[[日本教職員組合]]は民主党の支持母体の一つであり、議員としても何人も民主党に送り込んでいることを挙げて、それがこの「事件」と無関係ではないとし、民主党の大会でも国旗が掲げられていないと指摘した。
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== 訴訟 ==
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* [[2009年]][[6月12日]]、[[堀江貴文]]元[[ライブドア]]社長から、民主党による[[堀江メール問題|偽メール問題]]で名誉を傷つけられたとして、損害賠償と謝罪広告を求める訴えを東京地方裁判所に起こされた。同年12月30日、民主党側が堀江に謝罪し、300万円を支払うことで和解が成立した。
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== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
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* [[日本の政治]]
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* [[イルミナティ]]
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* [[民主党国会議員一覧]]
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* [[民主党代表]]
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* [[民主党の派閥]]
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* [[民主党の次の内閣一覧]]
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* [[民主党の閣僚経験者一覧]]
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* [[新緑風会]](参議院の民主党会派の民主系無所属議員部分)
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2015年9月19日 (土) 14:35時点における版

民主党
民主党

民主党(みんしゅとう、英語Democratic Party of Japan、"DPJ")は中国政党。略称は「民主」。

自由民主党二大政党を形成する、現在の政権与党である。衆議院参議院の両方において第1会派を形成している。

党のキャッチコピーは、小沢一郎が考案した「国民の生活が第一。」と菅直人が考案した「元気な日本を復活させる。」。

目次

概要

1998年4月院内会派民主友愛太陽国民連合」(民友連)に参加していた旧民主党民政党新党友愛民主改革連合が合流して結成された。法規上では、1998年、旧民主党が各党を吸収したという形をとっており、1996年結成の旧民主党の存続ということになっている。

結党時には保守中道を掲げる旧民政党系と中道左派を掲げる旧民主党系が対立した結果、党の基本理念を「民主中道」とすることで落ち着いた。

保守中道右派を自認する自民党に対して、海外メディアから、リベラル・中道左派の政党と位置付けられることが多い。しかし、結党の経緯により主に自民党経世会の流れを汲む保守本流保守左派の議員も多く存在しており、このため、左派政党であるとも言い難い側面がある。

なお、2001年に党内左派から社会主義インターナショナルに加盟すべきという提案がなされたこともあるが、当時の代表である鳩山由紀夫は「左派というのは民主党のコンセンサスではない」と反対し、頓挫した経緯がある。

党史

民主党
民主党
民主党
民主党


結党の背景

1980年代の後半からリクルート事件などを契機として政治とカネのあり方が問われ始めると、小沢一郎後藤田正晴らを中心に自民党内の一部で小選挙区制政党交付金の導入を主張する政治改革の機運が高まっていった。これには政権交代可能な二大政党制を実現させ、中選挙区制によって馴れ合いに陥っていた55年体制(小沢談)を打破するという目的があった。

小選挙区制への移行は短期的には最大政党の自民党に有利なものであったため、野党は一斉にこれに反発する。一方で自民党内でも、将来的に政権から転落する可能性が高まることや特定利権からの支援効果が薄まることなどから反対論が相次ぎ、海部内閣では政治改革四法は廃案に追い込まれた。

1993年、宮沢内閣でも法案が否決されるに至って党内の対立は決定的となり、小沢一郎羽田孜鳩山由紀夫岡田克也ら改革推進派は内閣不信任案に賛成票を投じて自民党を離党する。宮沢は衆議院の解散を選択して第40回衆議院議員総選挙に踏み切るも、自民党は政権から転落。この選挙では枝野幸男前原誠司野田佳彦小沢鋭仁ら、後に民主党の主要メンバーとなる議員が政治改革を訴えて新党から多数初当選を果たしている。

政治改革を成し遂げた翌1994年、小沢や岡田らは野党勢力の多くを結集させて新進党を結党し、自民・新進の二大政党時代へと向かって舵を切った。

一方、鳩山由紀夫、菅直人らは新党さきがけに参加して自民・社民との連立政権の一翼を担っていた。薬害エイズ問題の厚生省追及などで世論の脚光を浴びつつも、1996年9月に鳩山、菅、前原ら自民党との連立に見切りをつけた議員が党首の武村正義と決別して新党の結成に動く。これが、現在の民主党の源流となる旧民主党である。

結党、黎明期

新党さきがけを離党した鳩山由紀夫菅直人らと社民党の右派議員、ほか鳩山邦夫らが集い、「官僚依存の利権政治との決別」「地域主権社会の実現」を標榜して旧民主党を結党。両院合わせて57名での船出であった。翌月に控えていた第41回衆議院議員総選挙を横ばいの議席で乗り切り、翌1997年には菅直人が党代表に、鳩山由紀夫幹事長にそれぞれ就任して党の体制が整えられた。

一方の新進党第41回衆議院議員総選挙で政権獲得はおろか議席を減らすという敗北を喫していた。党の求心力は急激に衰え、自民党の野中広務による周到な引き抜き工作などもあり、離党者が後を絶たない状況に陥る。1997年12月、党の再生が困難だと判断した小沢は、新進党の解党を宣言する。自民党に復党、合流する議員が更に多数出る中、民政党新党友愛民主改革連合などを結成して、自由党にも公明党にも与しない形で野党に留まる勢力があった。旧民主党はこれら民政党新党友愛民主改革連合と1998年1月に院内会派「民主友愛太陽国民連合」(民友連)を結成し、合流に向けた協議を進める。旧民主党の枝野幸男、民政党の岡田克也、新党友愛の川端達夫らが基本理念をまとめる協議にあたり、合意に至る。4月27日、ここに現在の民主党が誕生した。手続上は他政党が解散し、民主党に合流した形となった。

新民主党は、「行政改革」「地方分権」「政権交代」を掲げ、自民党に代わる政権政党となること、二大政党時代を作り上げることを目指すとした。「生活者」「納税者」「消費者」の代表という立ち位置、「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立概念の否定などを結党時の基本理念に掲げている。

この年の参院選では、大型公共事業の抜本的見直しや地方分権の推進などを訴え、10議席増の27議席を獲得する。しかし、当時衆議院で単独過半数の回復に成功していた自民党と比して、この頃の民主党を二大政党の一角と見る動きはまだ少なく、あくまでも最大野党という位置付けが一般的であった。

1999年9月、代表選挙で菅直人を破った鳩山由紀夫が代表に就任。共同代表を除き、旧民主時代を通じて初めて菅以外の代表が誕生する。

党勢拡大、二大政党へ

2000年6月の第42回衆議院議員総選挙で、定数削減があったにも関わらず改選前の95議席を大きく上回る127議席を獲得、二大政党時代の到来を宣言する。とは言え、議席数こそ減らしたものの自公保政権は引き続き安定多数を維持しており、与党を過半数割れに追い込むという狙いは達せられなかった。この選挙では、現行消費税の年金目的税化、扶養控除の廃止と児童手当の金額倍増などが公約に盛り込まれた。

2001年7月の参院選ではいわゆる小泉旋風の前に4議席増の26議席獲得に留まる。選挙公約には、道路特定財源の一般財源化、天下り禁止法の制定、全てのダム建設の一時凍結などが新たに盛り込まれた。

翌2002年9月、鳩山は代表に再選されるがこれに関連して中野寛成を幹事長に起用する論功行賞人事が党内の求心力の低下を招き、自由党との統一会派構想の責任を取る形で12月には辞任に追い込まれた。同月、岡田克也を破った菅直人が代表に返り咲く。これに伴い、かねてより菅との対立を指摘されていた熊谷弘ら保守系の議員5名が保守新党を結成して民主党を離党(後に除名)した。

その後も、党結成以来の重鎮であった松沢成文上田清司が民主党を離党し、地方自治体の首長に転身するなど、小泉旋風の前に苦難の時代が続く。

2003年9月、来る総選挙を前に執行部が自由党との合併に踏み切ることを正式に決断する。枝野幸男らをはじめ強硬に反対を唱える声もあったものの、役員、要綱、党名を据え置くという民主党による事実上の吸収合併という形で一応の決着を見せた。この民由合併により民主党は両院合わせて204人(衆議院137、参議院67)を擁するまでに党勢を拡大させた。

11月、日本初のマニフェスト選挙となった第43回総選挙では、改選前を40議席上回る177議席を獲得、大きく躍進する。比例区の得票数では自民党を上回った。高速道路の原則無料化、年金制度の一元化、衆議院の定数80削減などがこの選挙から新たに政権公約でに加えられた。

2004年、年金制度改革を巡るいわゆる「年金国会」がスタートすると政治家の年金未納問題が次々と明らかになり、法案の審議以上に世論の大きな関心事へと発展する。民主党は小泉政権の閣僚にも年金未納の議員が居ることを好機とし追求するが、やがて代表の菅直人の納付記録に未納期間があることが判明。菅は行政側の過失で自身の納付歴に問題はないと説明するも、厳しい世論の前に辞任へと追い込まれた。後に菅の主張通り社会保険庁職員の怠慢による手続きミスであったことが明らかとなり、厚生労働省が謝罪している。菅の後継にいったんは小沢一郎が内定するが、小沢にも年金の未納が発覚し、代表辞退に追い込まれた。

5月、新代表に岡田克也を無投票で選出。間を置かず7月の参議院選挙を迎えた。発足間もない新体制に一部不安視する声もあったが、50議席を獲得し、国政選挙において初めて自民党(49議席)に勝利を収めた。

この時期から政権選択選挙という言葉が急速に現実味を帯び始めるようになる。

郵政選挙の大敗、出直し

2005年8月、小泉純一郎首相が郵政民営化の是非を問うとして衆議院を解散(郵政解散)。自民党は民営化に反対したいわゆる造反議員との分裂選挙に突入した。岡田は「政権交代が実現できなかった場合は代表の座に留まるつもりはない」と宣言。選挙戦の序盤は「漁夫の利」などとして民主党に楽観的な論評も飛び交い、政権交代を確実視して伝える一部海外メディアもあった。

郵政民営化の是非を争点に選挙戦を展開した与党に対し、民主党は郵貯・簡保の徹底的な縮小と郵便事業への民間事業者参入促進など、2003年以来党が掲げてきた改革案で応えた。また、郵政問題よりも重要な争点として、利益誘導型政治・官僚支配からの脱却、公務員人件費の2割削減、18兆円に及ぶ税源の地方への委譲、大型公共事業の見直しなどを改めて提示し、「徹底した無駄削減」と「コンクリートからヒトへ」による大胆な社会構造の変革を訴えた。

しかし、「造反議員」と「刺客候補」の対決構図が連日のように報道されていく中で政策論争は次第に世論の関心を失い、民主党は小泉劇場の前に埋没していく。結局、改選前を大きく下回る113議席という結果に終わり、岡田民主は歴史的大敗を喫した。岡田は即日代表辞任の意向を表明する。

党代表後継には菅直人と若手急先鋒の前原誠司が名乗りを上げる。当初は菅有利と見られていたものの、最終演説で投票議員の心を掴んだ前原が僅か2票差で選出された。前原は、「脱労組」「世代交代」「対決路線から対案路線への転換」を打ち出し、党の再建に着手する。耐震偽装問題馬淵澄夫による証人喚問が世論の喝采を浴びるなど、新生民主党は順調な出直しを図ったかに見えた。

しかし、2006年2月に堀江メール問題が起きると、一転して民主党は激しい世論の批判を浴びることになる。情報の真偽を巡って執行部の対応が後手に回ったことも問題を長引かせる要因となり、翌3月にはついに前原が辞任に追い込まれる。これにより、民主党は解党の噂すら実しやかに囁かれる、危機的な状況に陥った。

トロイカ体制、形勢の逆転

4月、小沢一郎菅直人を破り、新代表に就任する。小沢は菅を代表代行に指名し、幹事長を務める鳩山と共に「トロイカ体制」と言われる挙党一致体制を敷いた。直後に行われた千葉7区補欠選挙で圧倒的不利の下馬評を覆して薄氷の勝利を収め、メール問題以後混乱状態にあった党をいったん建て直すことに成功した。

小沢体制では、「対立軸路線」への復帰や2005年総選挙で掲げた年金目的消費税の凍結など、政局・政策的にはいくつか転換も図られた。また地方組織が磐石ではない民主党にあって、小沢は各議員・候補に徹底した地元活動を求めるなど、地盤の強化にも力を注いだ。2007年4月の統一地方選挙を勝利し、その勢いを保って7月の第21回参議院議員通常選挙でも60議席獲得と大勝。ついに参議院で与野党の逆転を果たした。

11月、ねじれ国会の運営に行き詰った福田康夫首相と、政策の実現を図りたい小沢の間で大連立構想が協議される。しかし予てから「健全な二大政党制」を望んでいた民主党役員会では小沢を除く全ての議員がこれに反対、世論も同様の反応を示した。小沢は混乱を起こした責任を取って辞意を表明するが、周囲の説得により翻意、引き続き代表に留まった。その後も、民主党は2008年のガソリン国会などでねじれ国会を有利に戦いを進める。この頃には首都圏の政党支持率では自民党を圧倒するようになる。

ところが2009年3月、西松献金問題で小沢の公設第一秘書逮捕起訴され、党内外に激震が走る。検察の捜査の正当性には郷原信郎を始めとした専門家から異論が唱えられたが、事件を機に支持率は軒並み下降する。小沢は事実関係については裁判で争うとしたものの、迫る総選挙への影響を避けるため、5月に代表を辞任した。

事前の世論調査で支持を集めた岡田克也と、小沢に近い議員らが推す鳩山由紀夫が代表の座を争い、参議院票の取り込みで優勢に立った鳩山が接戦を制した。代表選後は岡田が幹事長職を引き受けて再び挙党体制が敷かれた。

7月12日、総選挙の前哨戦とも位置付けられた東京都議会議員選挙で第1党に躍り出る。島部を除く全ての選挙区で民主系の候補者が1位当選を確保するなど、地滑り的大勝を飾った。

翌13日、麻生太郎首相が衆議院を解散する意向を表明。この月、NHKの全国世論調査で初めて民主党が政党支持率で自民党を逆転する。

政権交代

2009年7月21日、衆議院が解散され、事実上の任期満了選挙に突入する。鳩山由紀夫はこの総選挙を「政権交代選挙」と銘打ち、社民党国民新党と合わせて過半数の議席確保を勝敗ラインに据えた。マニフェストには、子ども手当ての創設、年金一元化、歳出の組み換えによる財源捻出など、前回の参院選で訴えた内容とほぼ変わらぬ政策が盛り込まれた。各種世論調査では終始民主党の圧倒的優勢が伝えられ、各地の選挙区で民主党のマニフェストが不足するなど、真夏の選挙戦はかつてない盛り上がりを見せた。

投開票日の8月30日、絶対安定多数を超える308議席を確保して、結党以来の悲願であった政権交代をついに実現する。308議席は、一つの党が獲得した議席数としては過去最多であった。第172回国会鳩山由紀夫内閣が正式に発足し、民・社・国の連立政権が誕生した。

鳩山は、政策決定の一元化を担う国家戦略担当大臣を政権の最重要ポストに挙げ、菅直人を起用する。党幹事長小沢一郎外務大臣岡田克也内閣官房長官には平野博文がそれぞれ起用された。地球温暖化対策や公共事業の見直し等で自公政権時代からの大きな政策転換が行われる中、70%を超える高い内閣支持率を得て政権がスタートを切った。

2013年7月 参院選

大敗に衝撃隠せぬ民主幹部。重苦しい開票センター

歴史的な大敗を喫し、大幅に議席を減らした民主党。東京・永田町の党開票センターでは、テレビの開票速報が他党候補の当選を続々と伝える中、重苦しい空気が漂った。

海江田万里代表(64)は「政権交代のときの期待が、大きな失望に変わってしまった。国民の信頼が戻ってこなかった」と衝撃を隠しきれない様子だった。

3年前の参院選や昨年12月の衆院選で、民主党は開票センターを都内のホテルに置いたが、今回は「派手にするのもどうか」との幹部らの意向から、党本部5階に設置。当選者の名前に赤いバラをつけるボードも用意せず、当選者のネームプレートを壁に貼り付ける形式にするなど、地味さがぬぐえない光景となった。

岡田克也元代表(60)のおひざ元である「民主王国」の三重選挙区では、現職の高橋千秋氏(56)が自民党新人に敗北。元防衛相一川保夫氏(71)も石川選挙区で自民党新人に敗れるなど手痛い展開。

「負けるとは思っていたが、ここまでとは想定していなかった。わずか8カ月前に政権与党の座にいたことが夢のようだ」。党関係者は自嘲気味につぶやいた。

午後8時半ごろから報道各社のインタビューが始まったが、馬淵澄夫幹事長代行(52)ら党幹部は「主張が浸透しなかった」などと歯切れが悪い言葉を連発。取材後には足早に控室に戻り、こわばった表情が最後まで消えることはなかった。

民主、党存続の危機。1人区で全敗、見限る有権者

マニフェストに対する言い訳

民主党は今回の参院選で結党以来の大敗を喫した。昨年12月の衆院選で野党に転落してから半年以上が経過しても、党の再建どころか信頼回復の途上にも至っていないことを、まざまざと見せつけられた。執行部の責任論だけでなく党の存在意義すら問われかねず、存続の危機を迎えている。

「改革は半ばだ。苦い水という泥水もすすらなければいけない。全国を歩くのはこれからも必要だ」

22日未明、民主党の大敗が決定的になる中、海江田万里代表は党本部の開票センターで記者会見し、続投に重ねて意欲を示した。

だが、細野豪志幹事長は「国民は政府・与党を信任した」と「白旗」をあげ、辞任の意向まで示唆した。早速、党幹部から「細野氏が辞めると言っているのに、なぜ海江田氏は残るんだ。辞めるなら執行部全員が責任を取らなければダメだ」との声が漏れる。

こうした声を察知してか、海江田氏は「誰かに責任を押しつけて、代表にとどまる気持ちはない」と釈明した。進退をめぐり党は早くも迷走状態に入った。

選挙区では、1人区が全滅の上、確実に1議席を取れた複数区でも取りこぼしが相次いだ。東京選挙区(改選数5)では公認候補を一本化したにもかかわらず、公認を取り消した候補と「共倒れ」した。埼玉選挙区(同3)では、最後の1議席を、民主党を離党しみんなの党に移籍した現職に取られた。

参院選は衆院選と違い、選挙区のすべてが1人区ではない。改選議席が複数の選挙区で他の候補と残りの1議席をめぐり激しい争いを繰り広げた末の敗退は、二大政党政治の一翼を担うのにふさわしくないと有権者が判断したに等しい。

今後は衆参のねじれ解消を踏まえ、野党共闘をいかに主導していけるかがカギになりそうだ。

細野氏は「巨大与党にブレーキをかけるには野党間の協力が必要だ。その可能性を探りたい」と述べ、野党間で激しくののしり合っていた姿勢から柔軟姿勢に転じた。

もっとも、日本維新の会みんなの党は、労働組合がバックに控える民主党を敬遠する。野党共闘よりも野党再編が始まりそうな雰囲気が生まれている。

海江田氏は「消費税や憲法などの問題で共通の認識がなければ簡単に野党再編や統一はない」と語ったが、民主党は野党第一党の存在感を示すことができないまま野党再編の波にのまれる可能性もある。

三重、民主王国も敗れる。岡田元代表「アベノミクスに過剰な期待」

経済政策「アベノミクス」を掲げる安倍晋三首相の人気と民主への逆風は、岡田克也・元党代表の地元の「民主王国」三重選挙区(改選数1)も飲み込んだ。

4選を目指す現職の高橋千秋氏(56)が自民新人の吉川有美氏(39)に敗北。平成12年の補選以来、推薦候補も含めて5連勝を飾っていた王国は、完全に崩壊した。

落選した高橋氏は21日午後9時45分ごろ、事務所に到着。集まった支援者に深々と頭を下げ

「私の力不足でした。今後、党の立て直しに努めていきたい」と話した。また、二人三脚で選挙戦を戦った岡田氏は「非常に残念だ。反応は悪くなかったが、アベノミクスに対する過剰な期待感との戦いだった」と振り返った。

「自分の選挙でも帰ってこないのに…」。県連幹部らが驚く中、岡田氏は年明けから毎週のように三重入り。「自民の暴走を止められるのは民主だけ」と公示後も“民主の牙城”といわれる県北を中心に支持を訴えて回ったが、足を止める通行人はまばらだった。

民主王国の長崎、完全崩壊。大久保氏「菅元首相が最悪だった…」諫早市民の怒り収まらず

「4年前、民主党政権への期待が大きかった分、失望も大きかったし、その逆風をはね返す力が私になかった。しかし、暑い中、連日ご支援いただいた大勢の方々のご恩に応える責任が私にはあります」

長崎選挙区(改選1)で落選した民主現職、大久保潔重氏(47)は長崎市内の選挙事務所でこう語り、深々と頭を下げた。この瞬間、民主党が衆参6議席を独占した「民主王国・長崎」は崩れ去った。

「敗因はもちろん私の力不足ですが、長崎でも民主党に対する拒否感をはっきりと感じました。最大の理由は菅直人元首相でしょう。あの人が首相になったことが民主党にとって最悪だった…」

大久保氏は21日、吹っ切れたようにこう語った。

「菅さんが首相就任直後に消費増税を言い出し、そのせいで平成22年の参院選に負けた。にもかかわらず首相に居座り、TPP参加など公約にもないことを何の根回しも何の党内議論もなく言い出し、混乱を招いた。さらに東日本大震災でもひどい対応で批判を浴びた。首相にすべきではなかった。心からそう思います」

もう一つ、大久保氏が決して許せないのが国営諫早湾干拓事業の開門問題での菅氏の対応だ。22年12月、福岡高裁は潮受け堤防の開門調査を命じた。開門すれば農業被害が懸念される上、洪水の危険も増す。地元住民らは上告を求めたが、菅氏は一切耳を貸さず、判決を確定させた。

「上告ぐらいはすると思っていましたが…。故西岡武夫前参院議長らと必死に抗議したけど暴走を止められなかった。あの人の勝手な判断で党は信頼を失ってしまったんです」

諫早で生まれ育った大久保氏は市民の激しい怒りを一身で受け止めなければならなかった。今回の参院選は各種事前調査で比較的善戦していたこともあり、海江田万里代表と細野豪志幹事長らが次々に応援に駆けつけたが、逆風は予想以上に凄まじかった。

「私を写したポスターをずっと張ってくださった支援者が、参院選前に民主党のロゴの入った新しいポスターに替えようとしたら『それならはがしてくれ』と言うんですよ。それほど厳しい戦いでした…」

先の衆院選で長崎4選挙区はすべて自民党に議席を奪われ、比例復活できたのは一人だけ。もはや長崎では民主党の看板では戦えないようにも見える。大久保氏は今後の活動については言葉を濁した。

「落選した私が政局を動かせるわけではないですが、何らかの動きはあるはず。自分なりにいろいろと考えてはいますが…」

一方、元長崎副市長で自民新人の古賀友一郎氏(45)は「この国のよい流れを前に進めたい」と初当選の喜びを爆発させた。

これで自民党は衆参6議席を独占。長崎でのオセロゲームはこれでピリオドを打つのか。それともまだまだ続くのか。

民主壊滅。バブルはじけ、批判の嵐。首相「人材失い痛恨の極み」

3年4カ月前とは正反対の屈辱だった。都内のホテルに設置された民主党開票センター。2012年12月16日午後11時20分、野田佳彦首相はうつむき加減で壇上に上がり、会場に一礼した上で、立ったまま反省の弁を口にした。

「政府や党でとことん一生懸命働いてくれた同志、あるいは将来が嘱望される有為な人材を数多く失った。痛恨の極みだ」

女房役の藤村修官房長官をはじめ現職閣僚が8人も落選した。一時は「陰の首相」とさえいわれた仙谷由人官房長官も議員バッジを失った。極めつきは党創設時からの中心人物、菅直人前首相が選挙区で敗れるという波乱。

歴史的な政権交代を果たした前回の熱狂が嘘のような大敗北。現実は残酷だ。首相の会見が終わってもなお、当選者名に赤いバラを張るボードは真っ白なまま。党職員は「負けすぎだ」と絶句した。

バラバラ体質嫌気

民主党

それにしても、ジェットコースターのような浮き沈みの激しさだ。民主党は衆院選で平成12年に127議席、15年に177議席と膨張を続けたが、17年の郵政選挙では113議席と大敗。しかし、21年の総選挙では308議席を獲得し念願の政権交代を果たす。

でも、それは「バブル」だったのかもしれない。野党時代の民主党は、与党・自民党への批判をしていれば一定の支持を得ることができた。だが、今回の選挙は初めて「与党」として臨んだ。国民の政権への批判は直接、自分たちへの批判となって突き刺さった。

今回の大敗の最大の要因は、一言で言えば政党としての力不足。野党としては存在意義はあるが、政権政党の資格はなかったということだろう。

細野豪志政調会長は「前回マニフェスト(政権公約)が実現できなかったことと、党の分裂が影響した」と敗因を語った。確かに、政策的な失敗も大きかったが、ここまでの大敗北を招いた原因は、民主党特有の「バラバラ」体質に国民が嫌悪感を示したことが大きい。

開票が進んでいる最中、輿石東幹事長の周辺からはさっそく「執行部総退陣は当然だ。『集団自殺』の引き金を引いたのは首相だ」との声が漏れた。何か失敗があると、必ず内部抗争を始める。こうした内向きな体質に、国民が「ノー」を突きつけたのが今回の選挙といえるのではないか。

功労者を見放した

振り返ると、国民の期待を背負って約3年4カ月前に登場した鳩山由紀夫元首相は米軍普天間飛行場移設問題で迷走し、時の幹事長、小沢一郎氏は政府と党の「政策決定の一元化」の名のもとに助け舟を出さなかった。鳩山氏を事実上、見放したに等しかった。

その後、政権を担った菅氏はマニフェストに書いていない消費税増税を言い出し、22年の参院選で大敗。参院で与党は過半数割れに陥り、国会運営で主導権を自民党に奪われていく。マニフェストは変質し、マニフェスト至上主義の小沢氏との対立は激化。野田政権下で小沢系はごっそりと離党した。

「民主党には代表を支える文化が育っていない」

野党当時、民主党の多くの幹部はそう言って嘆き、与党になればリーダーの足を引っ張るその体質も変わると思われた。

だが、自民党が与党時に見せていた、権力を手放さないために最後は結束して事に当たるという文化が育つことは、ついになかった。しかも、党をまとめ切る力量に欠けるリーダーばかりとあって信頼は得られなかった。

「対決」か「純化」か

民主党という政党は今後、どうなるのか。考えられる道は2つある。

1つは、民主党離党組が大量に所属する日本未来の党などと連携、または合併する道。この場合、来年夏の参院選に向け、民主党は自民、公明両党との対決路線を歩むことになるだろう。ただ、これでは「選挙互助会」的政党という、これまでの歴史の繰り返しだ。

もう1つは「純化路線」を突き進み、自公両党との協調路線を模索する道。この場合、党の立ち位置を明確にできれば再生も可能だ。だが、自公両党の補完勢力に成り下がり、縮小傾向に歯止めがかからなくなることも予想される。

「民主党が何のために存在するのか、そのことそのものが厳しく問われた」

細野氏はテレビの番組で今回の敗北をこう総括した。党内では今後、後継の代表を選ぶ動きが本格化する。ここで党再生への方向性を誤れば、民主党という政党の存続はない。

「何を間違えたのか」(2013年2月)

民主党

2月8日昼、民主党の2人の首相経験者が国会近くの日本料理店で向き合った。

「どうすれば党を支えることができるかな」。

昼食に誘った菅直人(66)の問いかけに、野田佳彦(55)の答えはそっけなかった。

「今は何を言っても皆に迷惑をかけますから……」

民主党が自民、公明両党に政権の座を譲り渡して2カ月。3年余りに及んだ国政運営への失望が党への強い逆風となって吹き付ける。再生への手掛かりをなかなか見いだせない現状は、2人の元首相の姿と重なる。

「閉門蟄居の身です。こういう時期は四股を踏むことが大事だ」。

1月31日、自身のグループ「花斉会」に顔を出した野田の表情は硬かった。落選者には「残念ながら時間がいっぱいできた。一兵卒としてミニ集会でも何でも行く」と繰り返す。

2012年11月、党内の慎重論に耳を貸さず衆院解散に踏み切った結果が、選挙前の約4分の1の57議席という惨敗。党内は野田らを名指しで糾弾する声が満ち満ちている。

組織委員長の玉置一弥(68)は1月下旬、党本部で参院議員会長の輿石東(76)に迫った。

「首相経験者を最高顧問から外してほしい。最低顧問だ」。

周囲には「解散時期を間違えた野田さん、2010年の参院選で敗因をつくった菅さんは最大の戦犯だ」と息巻く。

消費増税、原発再稼働、環太平洋経済連携協定(TPP)―。野田は「決められない政治」からの脱却を目指し、社会保障と税の一体改革での民自公の3党合意にカジを切った。その決断に悔いはなく、周囲には「TPPもやっておきたかった」と漏らす。

当時の政権幹部は「結果として党の分裂を招き、有権者の失望に拍車をかけた」と振り返る。それだけに増税に反対して党を割り、生活の党代表を務める小沢一郎(70)との亀裂は決定的だ。

「小沢さんとくっつくつもりなら考えないといけないなあ」。

野田は13日夜、都内のレストランで側近の長島昭久(51)や政権時代の後見役で政界引退した藤井裕久(80)と日本酒を酌み交わしながら語った。藤井も「野田さんの最大の功績は消費増税と小沢さんを追い出したことだ」と相づちを打った。

輿石らは離党組との再連携への意欲を公言している。小沢との距離感は、野党に転落した後も党内対立の火種だ。

菅は独自の動きを見せる。1月22日、党本部で開いた常任幹事会で、おもむろに「党再生に向けて」と題する一枚紙を配った。

「二大政党の一方になるには選択肢を国民に提示できることが必要。右傾化する自民党に対抗する二大政党を目指すべきだ」

新たな党綱領を巡り、執行部内には「中道」や「リベラル」という言葉で対立軸を明確にする案もあった。ただ保守系議員の反発を懸念し、構想は幻に終わった。

菅は14日の党綱領検討委員会でも「なぜ『リベラル』と書かないのか」とかみつき、「まとめる直前になって言わないでください」と制された。政策の軸が定まらず、党内がまとまらない構図はいまだに変わらない。

民主党の看板に執着する必要はない、との突き放した空気も一部に漂いはじめている。

「近いうちに飯でも食おうや」。1月下旬の衆院本会議場。長島は日本維新の会の共同代表、石原慎太郎(80)に肩をたたかれた。保守系で前から石原と親交がある長島は会うたびに「いつ維新に来るんだ」と声をかけられる。長島のもとには「受け皿をつくってほしい」との落選者からの電話も相次いでいる。

維新は自民党に対抗する「第二極」の中核をうかがう。共同代表の橋下徹(43)は21日の記者会見で民主党の現状について言い放った。「僕らと同じ価値観の人もいれば真逆の人もいる。政党の体を成していない。早く別れた方がいい」

民主党は「日本を変えてほしい」との有権者の期待を集め、一度は圧倒的な第1党に上り詰めた。野田の周辺は衆院選敗北について「結論を出す政治が批判を受けたわけじゃない。鳩山、菅両政権の負の遺産を跳ね返せなかった」と漏らす。

24日、民主党が再起を目指して開いた党大会。代表の海江田万里(64)は厳しい表情で会場に問いかけた。

「なぜ失敗したのか。何を間違え、何が足りなかったのか……」

その答えを出さないままで、復活の日は訪れない。

民主党3分裂→消滅のカウントダウン

解体まっしぐらだ。2013年2月22日、民主党の植松恵美子参院議員と川崎稔参院議員が離党届を提出。2人とも今夏の改選だから、選挙を意識しての離党なのは間違いない。民主党から出馬しても勝てないことが確実だからだ。

「2人の離党は、参院の勢力図に大きな影響を与えます。これまで、補正予算案などの重要法案が、参院では1~2票差で否決される可能性があった。ところが、この2人が与党案に賛成するとなると、状況は一転する。日銀総裁の人事案も、民主党とみんなの党が反対しても通ってしまいます。これ以上、参院から離党者が出れば、第1党の座も危うくなってくる」(民主党関係者)

参院でも存在感を示せないとなると、民主党にとどまるメリットは何もない。衆院の代議士も生き残りを図って動き始める。民主党の大臣経験者の秘書が「わが党はもうオシマイ」と、嘆息まじりにこう言った。

「おそらく民主党は労組系、松下政経塾系、それ以外に3分裂します。労組系は、存続の危機同士で社民党と一緒になるかもしれない。政経塾系の前原・野田グループは、右寄りの政策を前面に出して自民や維新と連携しようと考えている。その他の議員は維新やみんなの党に移ろうと画策したり、市長選や知事選などへの転身を考えるんじゃないですか」

崩壊へのカウントダウンが始まったのだ。政治評論家の有馬晴海氏もこう言う。

「民主党は、もはや政党の体をなしていません。離党を食い止める求心力になるのは、党本部のカネだけ。今も衆院落選組に月50万円を支給していますが、これだって、どこまで歯止めになるか。もらえるものはもらっておくけど、さて、次の選挙はどの党から出るべきかと考えている人は少なくないと思います。現職議員にしても、党にとどまるメリットがなければ、離党者が今後も出てくるでしょうね」

それもこれも、政権交代に託した国民の期待を裏切った自業自得。24日の党大会も、お寒いものになりそうだ。

民主党議員「民主党という看板では選挙を戦えない」(2013年2月)

光が強ければ強いほど、影は濃くなるものだ。首相・安倍晋三が初の日米首脳会談で環太平洋連携協定(TPP)交渉参加についてオバマ米大統領から譲歩を引き出すなど快調な政権運営を進めているのに対し、民主党の闇は深まるばかりだ。

とりわけ、落選の憂き目を見た民主党前議員は悲惨だ。月50万円の活動費が党から支給されているとはいえ、これも今年8月までの期間限定。昨年暮れの衆院選まで政権の中枢部にいた前議員はこう言って嘆いた。

「私だって政権交代して良かったと思っているぐらいですから、国民はもっとそう思っているでしょう。民主党は10年ぐらいの計画を立てて、再建の道筋を立てた方が良いのではないか」

10年計画を口にせざるを得ないほど、民主党は先が見えないのだ。

野党が存在感を示す場はなんといっても国会だ。民主党はそこで失敗を重ねている。その象徴が公正取引委員会委員長に元財務事務次官杉本和行を起用する人事案件だった。

政府がこの人事を提示しようとすると、民主党参院議員会長・輿石東読売新聞が事前報道したことを理由に「(人事案提示は)受けない。多くを語る必要はない」(2月7日の記者会見)と突っぱねた。輿石の意向に従い、民主党議員は衆院議院運営委員会を途中退席し、人事案提示を拒否した。

だが、この人事は民主党政権下の昨秋に決まっていたことだ。民主党幹事長代行・安住淳が自民党幹事長代行・菅義偉(現官房長官)に杉本起用を打診、菅は自民党内調整を請け負った。

ところが、その前に提出された原子力規制委員長人事の国会承認が採決されると造反者が続出しかねない、という民主党内の事情から店晒しにされていた。人事案件は提出順に処理されるため、公取委員長人事はこのあおりを受けた。

つまり、安倍政権は民主党から頼まれた人事を実行しただけだ。しかも、政府筋によると「輿石さんもこの人事案を了承していた。読売が報道した後に、輿石さんと接触したらそれでもOKを出していた。輿石さんがなぜ変わったのか、分からない」という。

国会対策の混乱の原因は輿石にある。その輿石の足下の参院民主党では、党大会直前の22日に植松恵美子(香川選挙区)と川崎稔(佐賀選挙区)の2人が離党届を提出。岩本司(福岡選挙区)は今年7月の参院選の公募に応じなかった。

彼らの心理にあるのは「民主党という看板では選挙を戦えない」という不安だ。昨年暮れの衆院選結果などを見ると、目標とする改選議席46の維持は難しく、党幹部の間では「10議席台にとどまる」とすらささやかれている。

このままの状況が続くなら、さらなる離党者を招きかねない。

輿石の責任は重大だが、輿石の横暴を許す代表・海江田万里、幹事長・細野豪志もだらしない。新体制発足直後、海江田と細野がある人事を示すと輿石がこうすごんだ。

「なんだ、こりゃ。参院が一人も入っていないじゃねぇか。参院議員がいらないということだな。そうかい、分かった」

海江田らが示した人事案は輿石に一蹴され、慌てて作り直すこととなった。この人事にせよ、公取委員長人事にせよ、海江田が「代表である私が決めました」と言ってしまえば事足りるのに、そのひと言が言えない。そもそも、海江田が代表選に勝利できたのは輿石のおかげであることを考えれば、輿石に対して物を言えるはずがない。

民主党は24日に党大会を開いて再出発を誓った。だが、実態は昨年暮れの衆院選を「一番底」とするなら、いまや「二番底」の状態。「7月の参院選のころには『三番底』を迎えているのではないか」(幹部)と悲観する声すら上がっている。

地方民主、恨みと嘆き…参院選で歴史的惨敗

参院選で歴史的惨敗を喫した民主党では、地方組織にも不満が広がっている。

各地で次々と議席を失ったにもかかわらず、早々と続投を決めた海江田代表に対する「恨み節」が上がる一方で、公然と無所属候補を応援した菅元首相への反発も強まっており、混乱は当分の間、収まりそうにない。

民主党は、自民党が掲げる経済政策「アベノミクス」への批判を鮮明にしたが、昨年12月の衆院選から続く退潮傾向に歯止めがかからなかった。接戦の末に議席を落とした宮城選挙区では、同県連の内海太幹事長が「民主党への逆風はいかんともしがたかった」。佐賀県連の原康彦幹事長は「有権者の不信感は強く、地方で頑張っても挽回のしようがなかった」という。

当初から予想していた結果だったと冷めているのは富山県連の高田一郎代表。「選挙前から情勢は悪く、今回の結果は想定できた」と語った。獲得議席が結党以来、最少を更新するほどの負け方に、岩手県連の大宮惇幸幹事長は「民主党はこれまで『責任を取らない党』と言われてきた。今回は、きちんとけじめをつけた方がいい」と党執行部の辞任が必要と語った。

執行部の引責辞任には慎重な意見もある。奈良県連の藤野良次幹事長は、「次の代表は誰がやるのか。党内で混乱すればまたマイナスになる」と途方に暮れた。

民主幹部、“醜聞写真”隠しか。外国人女性と密着(2013年2月)

民主党政権時代、同党幹部と外国人女性の親密交際を示す資料や写真などが所在不明になっていたとして、官邸周辺や公安当局が強い関心を示している。

女性は工作員の可能性も疑われるほか、幹部周辺による不可解な行動も把握されているという。なぜ、証拠資料は消えてしまったのか。安倍晋三政権は暗部に迫るのか。

所在不明の資料とは、民主党幹部と外国人女性との交際状況について記されたデータや写真など。金銭に絡む資料も含まれる。写真には密着している様子まで写っており、既婚者でもある幹部の表情は緩んでいた。外国人女性の祖国は、日本に敵対的言動を続けているうえ、日本国内に多数の工作員を送り込んでいる。公安当局としては、国家の危機管理上、この交際を放置できなかったようだ。

自民党政権時代は、公安当局で資料を厳重に保管し、限られた関係者が存在を確認していた。3年3カ月の民主党政権が終わり、関係者が改めて確認しようとしたところ、なぜか所在不明になっていた。

「外国人女性は工作員の可能性もある。それだけに、この問題は深刻だ」。

「幹部周辺が1年ほど前、数週間にわたって、政府施設内で深夜まで作業をしていたことが記録されている。公安当局は幹部周辺を以前からひそかにマークしていたうえ、深夜に及ぶ作業を『怪しい』とみて行動確認もしていた。この時、何らかの操作があったとみている。当局では、資料が所在不明となった背景について、慎重に調べている」。

問題の資料だが、別の政府機関でバックアップされていると指摘する向きもある。公安当局では、危機管理の一環として、与野党幹部や高級官僚に近づく人物の情報を収集し、資料にしてまとめている。こうした中には、他国に握られた場合、国家としての弱みになりかねない資料もある。日本の政治家に接近し、不可解な関係が取り沙汰された外国の関係者については、過去にも何度か報じられてきた。

橋本龍太郎元首相(自民党)には中国当局に関わりがある同国女性が接近し、鹿野道彦元農水相(民主党)らにはスパイ活動の疑いが持たれた中国大使館の元1等書記官が接触していた。菅直人首相の資金管理団体は、北朝鮮による日本人拉致事件の容疑者親族の関連団体に多額の政治献金をしていたことが発覚している。

民主、総支部長刷新へ。百数十人、動揺広がる(2013年8月)

民主党は、次期衆院選の候補者となる小選挙区総支部長の入れ替えに着手する。

昨年の衆院選で落選した百数十人の総支部長を今月末に退任させ、フレッシュな人材を登用したい考えだ。ただ、党勢低迷で新たな人材の発掘は難航必至とみられ、結局は前衆院議員の多くが再任される可能性もある。

昨年の衆院選で、民主党の当選者は57人にとどまり、このうち小選挙区は27人だけだった。これまでの選挙では落選した総支部長を退任させていたが、今年は7月に参院選があったため、政治活動の継続を希望する総支部長については8月末まで任期を延長し、毎月50万円の活動費を支給してきた。

しかし、民主党は参院選でも惨敗。党執行部は「活動できている人と極めて不十分な人をしゅん別できた。キャリアに関係なく、サポートを打ち切る」(当時の細野幹事長)などと、党勢立て直しに向け総支部長の入れ替えを目指すことにした。

海江田代表は19日の記者会見で、新たな総支部長の選定基準について、〈1〉昨年衆院選小選挙区の惜敗率〈2〉選挙区事情――をあげたうえで、「参院選でのそれぞれの活動ぶりも一つの基準にしたい」と述べた。

落選した総支部長の間では「ただでさえぎりぎりなのに、活動費が打ち切られれば政治活動できなくなる」と動揺が広がっている。

民主党「広島の土砂災害?そんなんどうでもいいわ、俺達にとってはうちわの方が大事!土砂災害防止法の改正案の審議なんて拒否する」(2014年10月)

土砂災害よりうちわ1.png  土砂災害よりうちわ2.png

10月20日に前代未聞の閣僚のダブル辞任がありましたが、国会に影響は出ていないのか?スピード決着の効果もあって国会の空転といった最悪の事態にはなっていないが、それでもやはり影響が出ている。

21日の衆議院本会議は、当初は8月の広島での災害を踏まえた土砂災害防止法の改正案の審議が行われる予定だったが、野党側が「異常事態の中で何事もなかったかのように法案を審議するわけにはいかない」と反発して、23日に先送りとなった。

民主党が与党だった時の山井の発言

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民主の退潮「底打ち」「底なし」意見分かれる(2015年4月)

民主党は統一地方選前半戦で議席を大幅に減らしたことで、党勢の地盤沈下が止まらない危機感が広がっている。

当初は反転攻勢の足がかりと位置付けていたが、政令市議選では共産党を下回る「野党第2党」の勢力に転落するなど、目標とは程遠い結果に終わったためだ。党内には、政権奪還に向けたシナリオを描けない執行部への不満にとどまらず、党の将来性を悲観して、野党再編を求める声も再び出始めている。

岡田代表は13日の党役員会で、「全国的に厳しい状況だった」と述べ、各地で苦戦を強いられたとの認識を示した。

41道府県議選での獲得議席は、前回比82議席減の264議席に落ち込んだ。17政令市議選では、公明、共産両党の後塵を拝し、第4党に後退した。得票同数で14日に当選者が決まる熊本の1議席を除き、前回147議席から126議席に減った。大阪市議選では党公認候補の当選がゼロに終わった。

執行部は当初、統一選で党勢を回復軌道に乗せ、政権奪還につなげるシナリオを描いていた。事実上の自民、民主両党の対決となった札幌市長選では勝利し、与党に一矢報いる局面もあったが、期待を大きく裏切る敗北に、党内では「深刻な事態だ」と衝撃が広がっている。ただ、選挙結果の総括をめぐっては、退潮傾向に歯止めがかかった「底打ち」派と、今後も党勢低落が続く「底なし」派で、意見が分かれている。

枝野幹事長は、党勢の衰退が「底を打った」との認識だ。道府県議選の前回当選者は346人だったが、その後の党分裂などの影響で告示前勢力が275人に減った事情を考慮しているためだ。枝野氏は13日、国会内で記者団に「若干の微減だが、ほぼ現有を維持できた」と総括し、「2012年衆院選2013年参院選の辺りで底打ちして戻しつつある流れだ」と強調した。

細野政調会長は「底なし」の低迷への危機感を抱いている。13日、静岡市で記者会見し、「民主党の厳しい傾向に歯止めがかかっていない」と指摘した。党内では「自民党に代わる受け皿と見なされていない」との失望感も広がっており、長島昭久防衛副大臣も「党の存在意義が問われている」と語った。

安保反対の野党、あきれた痴漢冤罪騒動(2015年9月)

安保法案をめぐって、いよいよ与野党の攻防が激化している。16日、政府与党は参院平和安全法制特別委員会で安保関連法案の採決を画策。それを野党議員が“人間の壁”を作って抵抗し、委員会が開けない事態となった。委員会での採決は17日以降に持ち越し。

衆議院における採決では民主党議員らがプラカードで対抗したが、参議院では、なんと前代未聞の「セクハラ・トラップ作戦」に出た。

午後6時に開始予定だった同委員会は30分先延ばしに変更。しかし、時間になってもまったく始まる気配はなかった。委員会の前には、委員から選ばれた理事たちによる理事会を開かなければならない。その時点でストップしてしまったのだ。というのも、野党議員ら50人以上が理事会の行われる第1理事会室前に集結。鴻池祥肇委員長(74)の入室を阻止しようとし、何とか部屋に入ると今度は監禁状態に置いたのだ。委員長が理事会室から委員会室に移らないと委員会を開くことができないため、野党が取った作戦だった。

しかも理事会室の前には女性議員らが陣取った。辻元清美衆院議員(55)や小宮山泰子衆院議員(50)たちが「怒れる女性議員の会」と手書きされたピンク色の鉢巻きを頭に巻いて、「女性の声を聞け~!」と大絶叫。なぜ女性の声に限定したのかといえば、安保法案について開かれた公聴会に女性の公述人が1人もいなかったからだ。

理事会室前には女性を中心とした野党議員、30人以上の衛視、さらには大勢の報道陣が殺到。押しくらまんじゅうが何度も繰り返された。野党の“必殺オペレーション”が発揮されたのはこのときだった。

ある女性議員が「誰ですか!?セクハラしてるのは!!」とカン高い悲鳴にも似た声を上げた。周囲の野党議員も呼応し、「懲罰動議を出せ」「痴漢行為だろ」と大騒ぎ。もみ合いの最中に触られたというのだ。なぜか犯人として同委員会理事でもある“ヒゲの隊長”こと佐藤正久参院議員(54)の名前が出た。

野党議員は口々に「佐藤。お前が痴漢したのか」「あの佐藤が! 信じられな~い」「エロの隊長!」と名指し。この芋を洗うような混雑の中である。理事会室を出入りするだけで体が触れることもある。それを痴漢呼ばわりされては佐藤氏も心外だろう。

まして、本当に痴漢や痴漢冤罪に苦しむ人たちをバカにしたような「ゲスい」作戦…。それでも心理的負担にはなる。

結局、理事会は6時半すぎに始まったものの、野党側が委員会質疑の実施に反対し、紛糾。たびたび休憩がはさまれた。午後10時を過ぎてもこう着状態が続き、鴻池氏を委員会室へ移動させるべく衛視たちが動いた。小宮山氏は「衛視たちが『国会議員を排除しろ』と言いながら連なってやってきた。議長命令というが、あり得るのか。しかも、女性衛視を前面に出してきた。男性議員の体が触れたら、痴漢って言うつもりか!」と訴えた。“ブーメラン”と言うべきか、与党が野党と同じ作戦を取ったと言わんばかりだ。

ほかにも鴻池委員長のトイレをめぐってもゴタゴタ。野党はトイレだけは認めたが、「トイレなんか行くな。バケツにしろ。鴻池、根性ないぞ」と怒鳴る野党関係者もいた。断続的に開かれていた理事会は日付の変わった17日未明、同日午前8時50分に再開することに決定。鴻池氏、質疑出席を予定していた安倍晋三首相(60)も国会を出た。

どうしてこんなメチャクチャになったのか。民主党関係者は

「強行採決があると内閣支持率が10%下がるというデータがあるのです。野党としてはできるだけ強行採決に見えるようにしたい。もちろん、われわれ野党の支持率がこれで上がるとは思いません。でもやらないと、安倍政権にダメージを与えられない」と、批判は覚悟の上だという。今回の野党の妨害で、国民は野党にあきれ返るばかりなのは間違いない。

「強行」採決?日本語、知っているのか?(2015年9月)

ニュースや新聞を見ていて、あまりにも言葉の使い方が間違っています。強行採決?

日本語の使い方が完全に間違っています。「強行」とは「無理を押しきって強引に行うこと」を指す日本語です。辞書、読んでください。昨日と今日の国会。いったい、どこが与党の「強行」がありますか?鴻池さん、懸命に誠実にやろうとしています。

民主党に言いたい。本当に、今のこの映像を見て、あなた方を支持する人が増えると思っているのか?もしそう思っているなら、死ぬまで野党やってろ。こんなんで支持率、増えるとでも思ってるのか?

2014年の12月。適正に行われた選挙において、あの負け方をしたのは誰だ?我々の住む日本は、議会制民主主義の国家です。制度に従って、選挙をしています。法律に従って、議会運営をしています。今の国会で安保法案が通過するのは…

あの負け方をしたあなた方の力不足が原因だ。国民の支持を得られなかった野党軍団の魅力不足が原因だ。自分の力と魅力のなさを、暴力的な行動によってうっぷん晴らしするのはやめろ!10年以上、国会の取材をしてると、こういうシーンをあまりにも何回も見て、うんざりです。三文芝居はやめて、真剣に与党に対抗できる野党になれ、と言いたい。

強行?きょうこう?

強硬に反対をしているのは民主党をはじめとする野党だ。今国会で行われているのは、「強行採決」じゃあない。選挙でもろくに支持されもしなかった少数野党が、自分の意見を聞いてもらえなかったのでカンシャクを起こし…「強行反対」して議会運営を「強行に邪魔」しているのです。

報道ステーションも、あまりにもやり過ぎると、BPOに訴えられたときに勝ち目なくなりますよ?いくらなんでも一方的すぎる。放送法4条を無視しすぎだ。ホント、主張は違えど、尊敬してるし好きな番組だから心配になる。本気で訴えられたら、このままだと勝てないぞ?そろそろ軌道修正した方がいいと思う。

略年表

政策

公式HPに掲載されている1998年の第一回党大会決定によれば、民主党の基本理念は、

  • 透明・公平・公正なルールにもとづく社会をめざします。
  • 経済社会においては市場原理を徹底する一方で、あらゆる人々に安心・安全を保障し、公平な機会の均等を保障する、共生社会の実現をめざします。
  • 中央集権的な政府を「市民へ・市場へ・地方へ」との視点で分権社会へ再構築し、共同参画社会をめざします。
  • 「国民主権・基本的人権の尊重・平和主義」という憲法の基本精神をさらに具現化します。
  • 地球社会の一員として、自立と共生の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、信頼される国をめざします。

と定めている。

福祉・医療

  • 障害者自立支援法による福祉サービスの負担増が障害者の自立を妨げているとし、廃止をマニフェストに掲げている。障害当事者を参画させた機関を設置して「障がい者総合福祉法(仮称)」を制定し、能力に応じた負担額に見直すことや、中小企業を含めた雇用の促進に取り組む方針を固めている。
  • 自公政権が「骨太の方針2006」で打ち出した社会保障費削減方針(年2200億円、5年間で1兆1000億円)を撤廃した。
  • 後期高齢者医療制度を廃止し、国民皆保険制度を守るとしている。
  • 実働医師の数を増やすと共に、勤務医の不払い残業を是正し、当直を夜間勤務に改める等、医療現場の労働環境を改善するとしている。
  • 2013年までに介護労働者の賃金を月4万円程度引き上げ、介護事業者に対する介護報酬も7%加算することを目指している。

年金

  • 年金制度を一元化し、全ての職業の人が「所得が同じなら、同じ保険料の負担」となる仕組みに改めるとしている。この制度の給付は「所得比例年金」と「最低保障年金」の二階建てから成る。
  • 「所得比例年金」は、所得から徴収される保険料を財源とし、職業を問わず納めた保険料に応じて給付額が決定される。制度の『二階部分』にあたる。会社員は負担・給付額共にほぼ変わらず、公務員は給付額が下がる。自営業者は負担・給付額共に増える。
  • 「最低保障年金」は、どんな低所得者であっても最低7万円の年金を受給できるようにするものである。制度の『一階部分』にあたる。ただし、「所得比例年金」の給付水準が高い高額所得者へは減額、又は支給されない。制度導入前(~2013年)に年金未納だった者もその分だけ減額される。
  • 「最低保障年金」の財源には消費税5%分が充てられる。そのため、2033年~53年までに年金目的の消費税を段階的に引き上げる必要があるとしている。
  • 年金保険料は年金給付以外に使わず、事務費や広報費に費やされてきた年間約2000億円の経費は圧縮した上で国庫負担とすることにしている。
  • 「消えた年金」「消された年金」問題を早期に解決するため、2009年から約2000億円を投入して2年間集中的に取り組むとしている。

少子化対策

  • 高額所得者に有利であるとされる扶養控除を2011年に廃止し、同年から中学卒業までの子供1人当たりに年31万2000円(月額2万6000円)の「子ども手当」を直接給付することを決定している(2010年度は半額にて実施)。
  • 出産一時金の給付額を42万円から55万円に増額する方針である。
  • 不妊治療への医療保険適用を検討し、支援拡充を打ち出している。
  • 公立高校の授業料を無料化し、私立高校生にも授業料を補助(年12万~24万円程度)する制度を2010年度から開始させる。
  • 保育所に入所できないいわゆる待機児童の解消に向け、認可保育所の増設と共に、小中学校の空き教室の活用した施設の拡充や保育ママ制度の積極活用などを推進するとしている。

予算の見直し

  • マニフェストで示された各種政策を実行するために、事業の効率化や歳出削減を断行して2013年度には16.8兆円の財源を生み出すとしている。
  • 不要不急の公共事業やハコモノ建設の凍結・廃止を表明し、政権発足後直ちに国土交通省が実行に移している。
  • 高速道路を原則として無料化する。交通・流通コスト軽減による内需拡大や、渋滞の解消による地球温暖化対策などの効果を見込んでいる。

行政改革・地域主権

  • 首相直属の「国家戦略局(室)」を創設し、各省の縦割りを排除して政治主導で予算の骨格作りを進めている。
  • 各大臣の連携を強め、政治主導の政策決定を行うための「閣僚委員会」、行政全般を見直す「行政刷新会議」を設置し、国会議員100人を行政に送り込むなどして、官僚依存政治からの脱却を図っている。
  • ひも付きの補助金を廃止し、およそ18兆円の税源を地方に移譲して地域主権社会の確立を進めるとしている。
  • 国直轄事業に対する地方負担金制度が、国と地方との主従関係を築いているとしてこれを廃止し、従来負担金に充てていた財源を地方の自由な意思で使用できるように改めるとしている。
  • 国家公務員の天下りや、中央省庁による再就職の斡旋を禁止し、官製談合や随意契約の原因を根絶するとしている。
  • 独立行政法人が非効率な事業運営によって税金を無駄に使っているとして、一つ一つ精査した上で廃止か、民営化又は国直轄として存続させるかを決めるとしている。天下り受け入れの見返りに業務を独占するなど、実質的に各省庁の外郭団体となっている公益法人は廃止することにしている。

財政・税制

  • 財政再建への具体的な道筋をマニフェストで示していない。将来的にも消費税を財政赤字の穴埋めには使わないと明記している。
  • 社会保険庁を廃止・解体し、業務を国税庁に吸収させて歳入庁を設置し、年金保険料の無駄遣いを無くすとしている。
  • 2013年以降の消費税引き上げを否定していない。その際、低所得者への配慮として「給付付き消費税額控除」を導入して基礎的な消費支出にかかる消費税額は返還するとしている。
  • 中小企業の法人税率を一時的に11%に引き下げるとしている。
  • 相続税・贈与税の引き上げを検討している。
  • 酒税・たばこ税の引き上げを検討している。
  • ガソリンの暫定税率を廃止し、道路特定財源を一般財源化して道路建設・整備以外の目的にも使っていくとしている。

外交・安全保障

選挙・政治

  • 外国人地方参政権を与える法案を検討しているが、党内には慎重な意見もある。法案提出への対応は、小沢一郎幹事長に一任されているが、小沢幹事長は「総選挙前に在日本大韓民国民団に約束したことなので約束は必ず守る」と表明している。
  • 企業・団体献金を全面禁止し、税額控除やインターネット献金の推進によって個人献金を普及させるとしている。
  • 現職の国会議員の配偶者および三親等内の親族が、同一選挙区から連続して立候補することを民主党の内規で禁止している。
  • 一票の格差(較差)是正のため、衆議院の小選挙区を全て人口比例で振り分けるとしている。同様に参議院でも格差是正を図るとしている。
  • 資産公開の徹底、政治的地位利用罪の導入などにより、政治倫理を確立するなどを基本政策に掲げている。
  • 衆議院の比例定数を80議席削減するとしているが、連立を組む社民党が反対の姿勢を明らかにしており、政権としての最終的な結論は出されていない。また参議院においても、衆議院に準じて定数を削減するとの方針を打ち出している。
  • 選挙権の年齢を18歳に引き下げる方針を固めている。
  • 2006年に与党の反対で否決された「インターネット選挙運動解禁法案」を成立させ、政策本位の選挙・カネのかからない選挙の実現を図るとしている。
  • 地域からの陳情については、民主党都道府県連で聞き、党本部幹事長室を通じて、関係各省庁に伝えられる仕組みを作った。吉田治副幹事長は、地方県知事からの道路建設などの陳情受け付けの条件として「民主党を選挙で応援すること」を挙げた。

子供・男女共同参画

  • 婚外子(非摘出子)の相続差別をなくす。
  • 選択的夫婦別姓の早期実現に向けて法案成立の準備を進めている。
  • 「離婚後300日以内に誕生した子を前夫の子と推定する」「推定を覆す申し立ては前夫からしか起こせない」とした現行制度により「戸籍のない子」問題が生じている現実を踏まえ、事実上離婚状態にあった期間を勘案して本当の父親を認定できるよう法改正するとしている。

その他

  • 労働政策では格差是正緊急措置法案により、欧米並みの最低賃金全国平均1,000円を目指している。
  • 製造業の派遣労働を原則禁止とし、専門業務(高い給与水準)の労働派遣に限って認める方向で労働者派遣法の改正を行う。また、違法な派遣が行われた場合は、派遣労働者が直接雇用を通告できるようにするとしている。
  • 農業政策では、戸別所得補償制度を掲げ、現在の農業協同組合への支援を中心とした政策を改めることを目指している。
  • 警察の取り調べの可視化や証拠開示義務を法制化し、冤罪の防止を図るとしている。
  • 性同一性障害者の性別変更について、未成年の子供がいてもこれを認めるように法制を見直すとしている。
  • 先進国中最も冷たいとされる日本の難民受け入れ状況を改善するため、「難民等の保護に関する法律」を制定し、国連難民高等弁務官事務所が認定した難民は原則として受け入れる方針を打ち出している。

所属議員による政策批判

同党所属の土屋敬之東京都議会議員は、民主党が政策集に明記している永住外国人への地方参政権付与選択制夫婦別姓制度、実子と婚外子の相続平等化などについて、「マニフェストにも正直に明記して国民の信を問うべき」と主張し、同党の衆院選マニフェストを「(耐震)偽装マンションのパンフレット」などと揶揄した。民主党東京都連は「党の決定に背く行為」があったとして土屋を党から除名した。

党組織

本部

2009年12月現在の民主党本部は、永田町1丁目11番1号三宅坂ビルの一部を間借している。2009年衆院選において308議席を獲得し、衆参両院で417名の大所帯になったこと、政権与党になったことから来客が多くなり、党本部の手狭さが大きな悩みとなっている[1]

党内派閥

民主党は自民党と同じく、社会民主主義民主社会主義新自由主義などの幾つかの政治的思想の異なる政党の連合によって成立した為、全体の合意は存在するが個別政策によっては対立が生じてる場合もある。

  • 野党時代には、小沢一郎を中心とする「対立軸路線与党との違いを明確にする)」を主張するグループと、前原誠司を中心とする「対案路線(与党と政策で競争する)」を主張するグループの対立がしばしば指摘された。
  • 2006年10月、北朝鮮核実験を行った後の朝鮮半島情勢は「周辺事態法」を適用できるかどうかを巡り、「周辺事態法は適用できない」とする小沢一郎代表(当時)ら執行部の見解を発表した。しかし、これに対して前代表である前原誠司を始めとする党内の右派から「周辺事態法は適用できる」とする意見表明が行われ、また民主党の外交・防衛部門は、「小沢代表らトロイカ体制の見解は民主党の公式見解ではない」と発表したため、有事に対する対応の不一致が浮き彫りになった。
  • 2008年10月、長島昭久が衆議院のテロ防止特別委員会でソマリア沖の海賊対策として海上自衛隊艦艇による民間商船の護衛を麻生太郎首相に提案。麻生首相が賛意を示す一方で、直嶋正行政調会長からは自衛隊の海外派遣につながるとして「どういうことなんだ」と詰め寄られた。
  • 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案を積極的に国会に提出するともに慰安婦(日本人女性のみ除外)に戦時性的強制被害者と新たな呼称を付すなど共産党社民党と積極的に共闘する一方で、法案と反対の見解をとり、自民党右派と呼応する議員連盟「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」と対立している。
  • 鳩山由紀夫岡田克也をはじめとする主流派が所属する「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」が永住外国人への参政権を付与する活動を行っているが、反対の見解をとる議員連盟「永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会」と対立している。

内規

  • 民主党は2009年衆院選以降、世襲政治家制限の一環として内規において選挙区の候補について配偶者および三親等内の親族が当該議員と同一選挙区から連続立候補をする場合は新規に国政参入する新人については公認候補としないことを決めた。なお、民主党は2009年衆院選で福島1区から当選した石原洋三郎は父が2003年まで福島1区選出の衆議院議員であった石原健太郎であるが、6年間の空白があるため、民主党は同一選挙区でも6年間の空白があれば同一選挙区からの一等親の親族の立候補を認めている。
  • 2009年9月18日、民主党は政府・与党一元的化のため、議員立法を禁止し、政府提出法案を原則とするを決めた。例外として「選挙・国会など議員の政治活動に係る、優れて政治的な問題」にかかわる法案としており、公職選挙法や政治資金規正法などに限定される見込みである。
  • 国会議員の公設秘書に配偶者を新規採用することは2004年に法律で禁じられたが、民主党では透明性確保に向けた取り組みをアピールするため、「三親等以内の親族」を公設秘書に採用することを禁止した内規を設けている。2009年衆院選の結果多くの新人議員が誕生したことにより、2009年9月15日に内規を「一親等以内の親族」に緩和することを決定した。

歴代代表(党首)

歴代執行部役員

党役職

党役員

最高顧問 羽田孜  
代表 鳩山由紀夫  
幹事長 小沢一郎  
幹事長職務代行 輿石東  
筆頭副幹事長 高嶋良充  
副幹事長 伴野豊 細野豪志 生方幸夫
吉田治 阿久津幸彦 樋高剛
青木愛 一川保夫 広野允士
山根隆治 今野東 富岡由紀夫
佐藤公治  
国会対策委員長 山岡賢次  
国会対策委員長代理 三井辨雄  
国会対策筆頭副委員長 松木謙公 笠浩史  
国会対策副委員長 松原仁 牧義夫 鈴木克昌
篠原孝 吉田泉 内山晃
神風英男 市村浩一郎 小宮山泰子
園田康博 高山智司 松本大輔
小泉俊明 山花郁夫 福田昭夫
森本哲生 北神圭朗 石関貴史
参議院国会対策委員長 平田健二  
常任幹事会議長 前田武志  
総務委員長 奥村展三  
総務委員長代理 岡島一正 藤田幸久  
選挙対策委員長 石井一  
選挙対策委員長代理 海江田万里 森裕子  
財務委員長 佐藤泰介  
財務委員長代理 鈴木克昌 水岡俊一  
組織委員長 細野豪志  
組織委員長代理 中塚一宏 室井邦彦  
広報委員長 小川敏夫  
広報委員長代理 松崎哲久 辻泰弘  
企業団体対策委員長 細野豪志  
企業団体対策委員長代理 松崎公昭 室井邦彦  
国民運動委員長 小川敏夫  
国民運動委員長代理 中野譲 太田和美 岩本司
常任幹事 北海道 石川知裕 東北 玄葉光一郎
北関東 山根隆治 南関東 米長晴信
東京 阿久津幸彦 北陸信越 一川保夫
東海 山下八洲夫 近畿 滝実
中国 柚木道義 四国 中谷智司
九州 岩本司  
両院議員総会長 松本龍  
両院議員総会長代理 円より子  
代議士会長 土肥隆一  
代議士会長代理 池田元久  
中央代表選挙管理委員長 小平忠正  
中央代表選挙管理委員 古賀敬章 村井宗明 和田隆志
川上義博 工藤堅太郎  
会計監査 梶原康弘 主濱了  
倫理委員長 山下八洲夫  
倫理委員 黄川田徹 山口壯 横山北斗
大久保勉 谷岡郁子 藤原良信
倫理委員会党外委員 五百蔵洋一  
党役員一覧 民主党公式ホームページ 2009/11/9付参照

参議院議員団役員

会長 輿石東  
副会長 藤原正司 広中和歌子 円より子 山下八洲夫
幹事長 高嶋良充  
幹事長代理 一川保夫 広野允士  
副幹事長 加賀谷健 谷岡郁子 津田弥太郎 ツルネンマルテイ
松岡徹 柳澤光美 吉川沙織  
政策審議会長 櫻井充  
政策審議会会長代理 家西悟 岩本司  
政策審議会副会長 相原久美子 梅村聡 大石尚子 金子恵美
川上義博 中谷智司 水戸将史  
国会対策委員長 平田健二  
国会対策委員長代理 羽田雄一郎 森裕子  
国会対策副委員長 岩本司 大久保潔重 川崎稔 行田邦子
辻泰弘 徳永久志 外山斎  

党勢の推移

衆議院

選挙 当選/候補者 定数 備考
(結党時) 98/- 511
第42回総選挙 ○127/262 480 追加公認+2
第43回総選挙 ○177/277 480 追加公認+3
第44回総選挙 ●113/299 480
第45回総選挙 ○308/330 480

参議院

選挙 当選/候補者 非改選 定数 備考
(結党時) 38/- - 252
第18回通常選挙 ○27/48 20 252 追加公認+7
第19回通常選挙 ○26/63 33 247 追加公認+1
第20回通常選挙 ○50/74 32 242 追加公認+2
第21回通常選挙 ○60/80 49 242

(参考文献:石川真澄(一部、山口二郎による加筆)『戦後政治史』2004年8月、岩波書店岩波新書ISBN 4-00-430904-2

  • 当選者に追加公認は含まず。追加公認には会派に加わった無所属の議員を含む。

支持層

政党支持率の推移

第21回参議院議員通常選挙までは、民主党の政党支持率は自民党と比べ上下変動が大きく、国政選挙の直前に急上昇する傾向が見られた。各種全国紙世論調査では大体15%前後で推移していたが、朝日新聞の調査では第43回衆議院議員総選挙の前に20%台まで上昇している。また同調査で第20回参議院議員通常選挙および第21回参議院議員通常選挙の前には30%台まで急上昇し、このときは自民党の支持率を逆転するまでに至った。しかしその一方で、選挙後は選挙前の水準まで下がるのが一般的であった。また堀江メール問題など党内で不祥事などが起きると平時よりも政党支持率が一段と下落していた。

年齢別に見ると、結党後しばらくは20~40代の世代に強い支持を集めていたが、自由党と合併し小沢一郎の代表就任後は50~60代の中高年層や保守層などにも支持を広げている。一方性別で見てみると、女性議員の数は自民党より多いにも関わらず、女性層の支持は男性層より少ない。

第21回参議院議員通常選挙後は、これまでのような、選挙後に支持率が急降下するという現象が発生しておらず、各種世論調査で20%以上の支持率を維持している。このため、選挙後も自民党の支持率を上回るという現象が初めて維持されていたが、安倍首相の辞任会見、福田康夫新総裁の選出の余波を受け、多くの調査で自民党に政党支持率トップの座を奪い返された。しかし、その後も各種世論調査で政党支持率はこれまでに比べて高い水準を維持し続け、大連立騒動などの混乱が起こっても支持率の急降下という現象が発生しなくなった。福田首相の突然の辞任とその後に発足した麻生太郎内閣の混乱に伴って自民党支持率が急降下したため、最近では再び各種世論調査で支持率が自民党を上回るようになった。

しかし、2009年3月の小沢一郎代表の公設第一秘書が逮捕された事件の影響で、各種世論調査での支持率は低下し、各種世論調査での政党支持率が自民党を下回ったが、鳩山由紀夫新代表の選出直後には再び自民党を上回っている。

都市部優位からの変化

かつて、民主党は、1区現象で顕著であったように、各県の県庁所在地東京などの都市部での支持が圧倒的に強いという傾向があった。ところが、2005年9月11日第44回衆議院議員総選挙においては、「逆1区現象」と呼ばれたほど民主党が都市部での票を大きく失い、東京都内の小選挙区での当選者が東京18区の菅直人のみ、千葉県内の小選挙区の当選者が野田佳彦のみ、神奈川県内の小選挙区での当選者は0となるなど、大敗北を喫した。これは、自民党が、地方を軽視する傾向にあったものの、「小泉劇場」「刺客選挙」で増幅され続けた小泉純一郎首相への個人的人気(ポピュリズム)、いわゆる「小泉旋風」により、特に都市部において自民党候補への票が圧倒的に増加したことが原因とされている。

一方で地方や農村部で民主党がそれまでになく健闘するケースも出てきている。統一地方選挙の前哨戦と言われた2006年12月10日茨城県議会議員選挙では、保守王国自民王国である茨城県において、水戸市日立市で民主党議員がトップ当選し、県南地域の土浦市でも民主党が議席を獲得した。2007年の参議院選挙では、地方を中心とする「一人区」で民主党が自民党に対し17勝6敗(無所属等も含めると23勝6敗)と3倍近い議席を獲得した。

その後、政権交代を実現した2009年の第45回衆議院議員総選挙では民主党が都市部において支持を挽回し自民党を圧倒する一方、西日本の農村部を中心に自民党が議席を守るといった傾向が顕著になっている。

地方組織の形成

結党当初、愛知県北海道などの旧日本社会党勢力がそのまま参加した地域を除き、地方組織がほとんど無い状態でスタートした政党だったため、国政の議員数に比べ明らかに地方議員の数が少ない状態が続いていた。しかし、複数の国政選挙の経験から、また自由党から合流し代表となった小沢一郎の方針により、地方組織の充実のため地方議員を増加させることが党の課題とされた。2007年の統一地方選挙がその試金石であった。

2007年4月8日に実施された、東京都茨城県沖縄県を除く44道府県議会議員選挙では、民主党は都市部を中心に躍進し、埼玉県千葉県神奈川県愛知県といった大都市圏の県議会で大幅に議席を増やした。また、政令指定都市の市議選でも、札幌市名古屋市川崎市で議席数が自民党を上回り、仙台市神戸市堺市では自民党に1議席差まで迫った。議員定数の少ない選挙区でも、民主党新人が自民党の大物議員に競り勝った。

2007年4月22日実施の特別区議選では43議席増、市町村議選でも一般市議選で82議席を増やしており、地域での基盤の充実の方針が成果を収めつつあると考えられる。しかし、市区町村地方議会議員の数では、公明党日本共産党と比べると少なく、社民党よりも議員の数が少ない地域もある。

小沢一郎代表は、2007年7月の第21回参議院議員通常選挙に備え、自ら参議院一人区となっている地方を重点的に回り、自民党の支持基盤の切り崩しを図った。その結果、自民党の支持基盤である地方でも選挙区選挙で自民党候補を押す人が減り、支持の急伸した民主党候補に逆転される場合が多くなった。安倍自民党が閣僚たちの数々の不始末や年金問題などで自滅し続けていた(新聞各紙のアンケート調査)という要素もあるが、地方でこのような民主党への着実な支持が新たに広がっていたため、参議院一人区で、民主党公認候補が17勝6敗、野党系無所属候補を合わせると23勝6敗という大躍進が実現したと考えられる。

その後も、2008年9月の麻生太郎首相就任後、自民、民主両党が対決した知事選、政令指定都市の市長選など7つの大型地方選で5勝した後、2009年7月12日に行われた東京都議選では自民党を44年ぶり第一党から転落させ、都議会第一党に躍進するなど着実に地方での支持を拡大させている。

学生組織

青年局学生部 (CDS) が存在する。

支援団体

カテゴリー 団体
労働組合 *日本労働組合総連合会(連合)
2005年11月、組合員数約670万人。民主党の最大の支持基盤とされる。しかし、地方によっては社民党を支持する組合もある。このことから、連合内の路線も統一されていないといえる。また、かつての社会党総評ブロック、民社党同盟ブロックに見られたような「運命共同体」と呼べるほどの密接さは民主党と連合の間には存在しない。2005年9月に党代表に就任した前原誠司は、官公労との関係を見直して距離を置くという姿勢を繰り返し示したことで連合側が反発し、関係が冷え込んだこともある。連合傘下の有力単産は、政治的影響力を行使するため[2]、組織内候補を民主党を中心に擁立し、国政に送り込んでいる。

議員を送り込んでいる主な連合傘下組合は次の通り。
*全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟(UIゼンセン同盟)
現在では日本最大の単産として強い影響力を持ち、高木剛会長他、連合に多数の役員を出している。民主党には、元幹事長で現在は副代表の川端達夫など、多数の組織内議員を送り込んでいる。
*全日本自治団体労働組合(自治労)
政府が進める公務員制度改革に対しては「民主的な改革」特に労働基本権の回復に力を入れている。主に民主党を支持。高嶋良充相原久美子(自治労特別中央執行委員)をはじめ、多くの自治労関係者が民主党から出馬し当選している。
*全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連)
組織内議員として、直嶋正行池口修次を擁している。
*JAM
組織内議員として、津田弥太郎を擁している。
*日本教職員組合(日教組)
日教組の組織内候補として那谷屋正義(日教組教育政策委員長)をはじめ、日本民主教育政治連盟(日政連)という政治団体を通じて関連議員を政界に送り込んでいる。現在の日政連議員9名のうち近藤正道社民党会派に所属)以外の8名は民主党に属している。
*日本基幹産業労働組合連合会(基幹労連)
2名の組織内議員(高木義明轟木利治)、2名の準組織内議員(柳田稔辻泰弘)を擁している。
*情報産業労働組合連合会(情報労連)
組織内議員として吉川沙織を擁している。
*その他の単産
日本郵政グループ労働組合(JP労組)、日本鉄道労働組合連合会(JR連合)など、連合傘下の有力単産が組織内議員を擁している。
宗教団体 *立正佼成会新日本宗教団体連合会
以前は自民党を支持していたが、自民党が対立組織である創価学会が支持する公明党連立政権を組むようになったため、実質的に民主党を支持するようになった。2005年9月の衆院選では自民党16名に対し、民主党167名を推薦し、組織で応援している。2007年参院選では立正佼成会を支持母体とする風間直樹大島九州男し、両名とも当選している。
業界団体 *全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)および日本遊技関連事業協会(日遊協)
民主党娯楽産業健全育成研究会に属する民主党議員を通じてパチンコ業界と関係を築いている。また、19名の民主党議員がパチンコ・チェーンストア協会の政治分野アドバイザーを務める(自民党議員25名も所属)。民主党娯楽産業健全育成研究会は2005年6月、換金を合法化する『遊技場営業の規制及び業務の適正化等に関する法律案大綱』という法案を作成。
その他 *部落解放同盟
民主党ホームページにて関連団体としてリンクされ、民主党の支持団体である。また2004年、部落解放同盟中央書記長であった松岡徹民主党から参院選に出馬し、当選。彼は民主党『次の内閣』ネクスト法務副大臣(2007年9月就任)となっている。
*在日本大韓民国民団
地方外国人参政権の獲得を目的に民主党と公明党の支援を表明しており、小沢一郎もそれに謝意を表明し、帰化した韓国系日本人の支援を期待していると発言している。また民主党を応援しようという団員からの投稿が機関紙に掲載された[3]こともあり、2004年参院選にて民主党から比例区で出馬した白真勲は当選直後に民団へ行き「参政権運動にともに邁進しよう」と挨拶をした[4]。2007年の参院選では、在日2世(2005年帰化済)の民団員である金政玉(民団葛飾支部国際課長)が民主党から出馬したが落選。

ロゴマーク

赤い2つの円が描かれた民主党のロゴマークは、1998年4月に発表された。デザインは浅葉克己によるもので、白地に一つの赤色の真円と、もう一つの赤色の歪んだ円とを、上下に少しだけ重なるように並べて配置し、その2つの円の重なった部分だけは素地と同じ白色にしたものとなっている。

2つの円は「民の力」の結合を象徴的に表しており、下側の円の輪郭線が曲線でないのは、円がみなぎる力で動いたり、育ったりして、生命体のように成長しつつ、融合して新しい形を生み出す様子を表している[5]。また、結党当時の代表・菅直人によると、「今は完全ではないが、雪だるまも転がしているうちに大きくきれいな球に育つ」という思いを込めたものだと解説している。

国旗切り張り問題

2つの国旗を切り張りして作成し掲げられたという民主党の党旗(イメージ図)

2009年8月8日鹿児島県霧島市で開かれた皆吉稲生第45回衆議院議員総選挙立候補予定者集会で、党代表代行の小沢一郎も席を並べたそのステージ上に、国旗2枚を裁断して支持者が作成したとされる党旗が掲げられた。民主党の陣営の説明によれば、「熱心な支持者」が自作して持参した党旗であり、それが2枚の日本の国旗を縫い合わせたものだとは気づかなかった、とされている。

この8日の集会終了時に既にマスコミ関係者から、国旗で作った民主党党旗を問題視する声が出ていたが、公示日前日となる同月17日に開催された党首公開討論会で自民党麻生太郎総裁内閣総理大臣)がこれを取り上げたことで、世間に広く知れ渡ることになった。麻生は、会場に掲げられた民主党の党旗は「よく見ると、国旗を切り刻んで上下につなぎ合わせていた。民主党のホームページにも載っている。とても悲しい、許し難い行為だ」と批判した。

これを受けて民主党の鳩山由紀夫代表は、その場で「そんなけしからんことをやった人間がいるとすれば、大変申し訳ない。我々の神聖なマークなので、マークをきちんと作らなければならない話だ」と謝罪した。同日、民主党の公式ホームページから、集会場の模様が撮られた画像が全て削除された。

8月18日、皆吉稲生は予定通り衆院選に立候補し、出陣式で「国旗の使用方法としては不適切で深くおわびする」と謝罪した。同日、民主党幹事長岡田克也が皆吉を口頭注意した。皆吉の後援会は、党本部や県連および支援団体に「国旗の尊厳をおとしめる意図は全くなく、主催者の不手際が原因」と謝罪する文書を送付した。

麻生総裁は事件以降、衆院選遊説中に、「日の丸をひっちゃぶいて(引き破いて)、2つくっつけた。日の丸をふざけたような形で利用するなんてとんでもないと、もっと怒らにゃいかんのです」などと批判を繰り返し、他にも自民党のホームページにこの批判を掲載して民主党へのネガティブ・キャンペーンに使用した。

櫻井よしこは、韓国の法律で国旗を手厚く守っている姿を例に挙げ、また源氏から続く幾世紀、幾十世代の日本人の思いが注がれてきた日の丸が日本国旗となったという先人たちの思いを語り、そのような国旗を無惨に切り裂き、そのことを取り立てて問題だと思わない民主党の面々と多くの日本人に対し、おかしな日本の姿がくっきり浮かんだ「事件」だったと論じた[6]

産経新聞では、明らかに国旗に対する侮辱であるとし、小沢一郎代表代行まで出席し、また党のホームページにその写真が載っていながら、指摘されるまで党内で問題にされなかったことを批判し、国旗国歌法の成立に反対してきた民主党の旧社会党議員や、特に国旗国歌に反対してきた日本教職員組合は民主党の支持母体の一つであり、議員としても何人も民主党に送り込んでいることを挙げて、それがこの「事件」と無関係ではないとし、民主党の大会でも国旗が掲げられていないと指摘した。

訴訟

  • 2009年6月12日堀江貴文ライブドア社長から、民主党による偽メール問題で名誉を傷つけられたとして、損害賠償と謝罪広告を求める訴えを東京地方裁判所に起こされた。同年12月30日、民主党側が堀江に謝罪し、300万円を支払うことで和解が成立した。

脚注

  1. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「asahi20090903」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. 特に公務員組合は、労働条件の決定にあたり公権力のコントロールを直接に受ける性質上、政治的関心の度合いが高い。
  3. 2004年6月30日付民団新聞等
  4. 2004年7月14日付民団新聞
  5. 民主党の新しいロゴマーク発表(民主党HPニュース、1998年04月15日)
  6. 『週刊ダイヤモンド』2009年9月5日号

関連項目

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