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2014年8月9日 (土) 07:22時点における最新版

伊勢崎駅

伊勢崎駅(いせさきえき)は、群馬県伊勢崎市曲輪町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道である。

JR東日本の両毛線と、東武鉄道の伊勢崎線が乗り入れ、接続駅となっている。伊勢崎線は本駅が終点である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

伊勢崎駅周辺連続立体工事により、JR部分は2010年(平成22年)5月30日に高架新駅舎の供用を開始した。東武部分は2013年10月19日JR線南側に平行した高架新駅舎が開業した。JR寄りである北口は駅前広場の整備を残し、新駅舎はほぼ完成済みである。南口方面は大屋根等の一部を残して駅舎は完成しているが駅前広場は2015年度完成を目指し引き続き工事中である。

2010年(平成22年)3月12日まではJR東日本が両社線の出改札業務を行っていた。JR東日本仕様の自動改札機指定席券売機とJR東日本が営業するみどりの窓口が設置されており、東武線については、乗車券と「りょうもう」の特急券のみの発券となっていた。

同日までは同一の改札で、中間改札はなかったが、2007年(平成19年)3月18日のPASMOの運用開始時からSuicaとPASMOの相互利用開始に伴い、JR線 - 東武線連絡用の簡易ICカード改札機が設置され、ICカードで乗車している旅客は同簡易改札機にタッチする必要があった。

SuicaやPASMOで連絡用の簡易ICカード改札機にタッチせずにJR線 - 東武線間を乗り換えると、異なる経路(主に北千住経由)の運賃が引き落とされていた。また、本駅から東武線のみを利用する場合は、改札口と乗り換え専用簡易ICカード改札機の2か所でタッチする必要があった。

2010年(平成22年)3月13日から、東武専用の仮駅舎開設に伴い改札は分離され、自社による発券業務が行われるようになった。旧駅舎正面には「東武鉄道」の標示がなく、駅構内に入らないとなかった。ただし、東武部分には東武社員が配置されていた。

2013年(平成23年)10月19日東武部分の高架下駅舎が完成したがJRとの連絡改札口等は特になく、一度改札外に出て乗継となる。

JR東日本[編集]

島式ホーム2面3線を持つ高架駅である。2010年(平成22年)5月30日に高架ホームの使用が開始された。

2番線と3番線は中線として、ホームを共用している。また、上下列車の交換が可能となっている。本駅を始発・終着とする列車は中線に発着し、3番線を降車ホーム、2番線を乗車ホームとする乗降分離が行われる。

発車メロディは上りが「ジュピターG」、下りは「通勤ステップ」である。いずれもスイッチ製のメロディである。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1・2 両毛線 上り 前橋高崎方面 2番線は当駅始発
3・4 下り 桐生小山方面 3番線はごく一部のみ

東武鉄道[編集]

島式ホーム1面2線を有する高架駅である。東武鉄道全駅中、最も西に位置する[1]。駅番号はTI 25

のりば[編集]

番線 路線 行先
1・2 伊勢崎線 太田足利市館林東武スカイツリーライン
北千住とうきょうスカイツリー浅草方面
  • 地平駅時代の2010年3月12日まではJRと同一改札だったため、JRからの連番で4・5番線となっていた。
  • 列車が発車する際には、運転士に出発信号機の開通を知らせるメロディーが流れる。導入当初は「山の音楽家」であったが、2013年10月19日の高架化時に「亜麻色の髪の乙女」に変更された。列車発車後も信号が赤に変わるまで鳴り続ける。
  • ホーム長は約7両分ある。これは夜間滞留時に3両編成の車両を直列に2編成留置する為である。(入線するのはりょうもう号の6両編成が最長である。伊勢崎線太田以西は普通列車の浅草直通時代の6両編成まで各駅対応している。同時に完成した新伊勢崎駅高架ホームも6両対応で、ホーム長も6両分である)

改札外の施設[編集]

連続立体交差化[編集]

2006年度(平成18年度)に決定した駅前再開発事業に伴う駅の全面改良工事で、JR両毛線 (2.2km) と東武伊勢崎線 (2.3km) の連続立体交差化(高架化)が施工される。これにより周辺21か所の踏切が廃止され、道路渋滞や市街地の分断が解消される。両毛線は同年度から着工し、2010年(平成22年)5月に高架化。伊勢崎線は2009年(平成21年)に着工し、完成は2014年度(平成26年度)を予定している。

事業主体は群馬県・伊勢崎市・東日本旅客鉄道・東武鉄道の4者である。これに合わせて駅舎も改築され、高架下利用による南北の駅前広場を連絡する自由通路も設置される。また、JR東日本と東武の改札口は分離された。

当初は東武伊勢崎線の車両を留置する有効長230m(約10両分)の引き上げ線を着発線西側に設置する予定であったが、館林(2013年3月より)太田 - 本駅間の運転合理化(特急りょうもう1往復を除く浅草直通の廃止、普通列車は全てワンマンの区間運転のみとした)により車両を着発線に留置することとしたため、引き上げ線は設置しないことになった。

利用状況[編集]

  • JR東日本 - 2013年度の1日平均乗車人員は5,608人である[2]
  • 東武鉄道 - 2012年度の1日平均乗降人員は5,998人である[3]
年度別1日平均利用客数
年度 JR東日本 東武鉄道
1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2000年(平成12年) 5,144 5,454
2001年(平成13年) 4,966 4,991
2002年(平成14年) 4,844 5,010
2003年(平成15年) 4,929 5,308
2004年(平成16年) 4,923 5,378
2005年(平成17年) 4,833 5,356
2006年(平成18年) 4,792 5,333
2007年(平成19年) 4,793 5,337
2008年(平成20年) 4,931 5,444
2009年(平成21年) 4,909 5,372
2010年(平成22年) 5,118 5,607
2011年(平成23年) 5,193 5,690
2012年(平成24年) 5,406 5,998
2013年(平成25年) 5,608

駅周辺[編集]

本駅は古くからの市街地の北端にある。市街地中央部には東武伊勢崎線の新伊勢崎駅がある。

伊勢崎市は幹線道路沿いに大規模な商業施設が立地し、旧来の中心市街地が衰退するという日本の地方都市に多く見られる状況下にある。

ただし、2008年(平成20年)4月1日より伊勢崎市コミュニティバスの再編整備が行われ、8系統以外の全便が本駅発着(新伊勢崎駅からの発着はなし)となったため、既存の路線バスと合わせ、本駅が市内における交通上の中心となっている。

北口[編集]

南口[編集]

バス路線[編集]

南口発着[編集]

北口発着[編集]

  • 伊勢崎市コミュニティバス「あおぞら」(伊勢崎駅南口広場工事に伴い乗り場が北口に移動、南口広場完成後は再び南口発着となると思われるイメージ図が市のHPなどに掲載されている)
    • 市内各地方面
      • [1 赤堀シャトル](赤堀支所)
      • [2 あずまシャトル](あずま支所) 
      • [3 東部シャトル](医師会病院・新田暁高校)
      • [4 境シャトル](医師会病院・境支所・境町駅) 
      • [5 南部シャトル](ふくしプラザ・県立伊勢崎高校) 
      • [6 伊勢崎駅北巡回](文化会館・華蔵寺公園・スーパーモールいせさき) 
      • [7 伊勢崎駅南巡回](スーパーモールいせさき・市民病院・市役所・医師会病院)
      • [9 波志江・赤堀連絡](赤堀支所・赤堀芸術文化プラザ)
    • 市民病院方面
      • 上記系統番号[1 - 5・9]路線。各地から本駅に到着後に市民病院を廻る。
  • 日本中央バス

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
両毛線
駒形駅 - 伊勢崎駅 - 国定駅
1987年昭和62年)までは、国定駅との間に東伊勢崎駅が設置されていた(1968年の休止時に撤去、事実上この時点で廃止)。
東武鉄道
伊勢崎線
普通
新伊勢崎駅 (TI 24) - 伊勢崎駅 (TI 25)

脚注[編集]

  1. なお、2番目は新伊勢崎駅ではなく寄居駅(東経139度11分40.22秒)である。当駅からほぼ真南に位置している。
  2. JR東日本 各駅の乗車人員
  3. 東武鉄道 駅情報(乗降人員)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]