「西府駅」の版間の差分
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西府駅(にしふえき)は、東京都府中市本宿町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。
歴史[編集]
開業までの当駅地点の歴史を合わせて示す。
- 1929年(昭和4年)12月11日 - 南武鉄道 分倍河原 - 立川間開業。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 南武鉄道が国有化、国有鉄道南武線となる。
- 1966年(昭和41年)9月30日 - 複線化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道が南武線を承継し第一種鉄道事業者、日本貨物鉄道が第二種鉄道事業者となる。
- 2009年(平成21年)3月14日 - 開業。JR東日本が東京都内に新駅を設置するのは、1997年の八王子みなみ野駅以来。また、南武線では1941年の日本ヒューム管前停留場以来68年ぶりの新駅となった。開業に伴い駅の両側にあった2か所の踏切が廃止され、付近に地下道が新設された。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅であり、自由通路と一体となった橋上駅舎を有する。
府中本町駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。自動改札機・自動券売機・指定席券売機が設置されている。みどりの窓口は設置されていない。有人改札および自動券売機の業務時間は6:00から終電までである。そのため、改札には乗車駅証明書発行機が備え付けられている。
各ホームとコンコースを連絡する上下エスカレーターとエレベーターが設置されている。トイレがコンコース改札内に、NEWDAYS(2012年12月9日まではKIOSK)がコンコース改札外に、清涼飲料水と菓子類の自動販売機が各ホームにある。
コンコースの前は、駅の南北を連絡する府中市管理の自由通路となっており、南北駅前広場との間には上下エスカレーターとエレベーターが設置されている。自由通路入口には「西府駅」の看板がある。また、北口広場に面した1階に公衆トイレがある。
北口駅前は交通広場となっており、路線バスの停留所やタクシー乗場がある。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■南武線 | 上り | 府中本町・登戸・川崎方面 |
2 | ■南武線 | 下り | 西国立・立川方面 |
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗車人員は9,027人である。近年の推移は下記の通り。なお、2009年度は2010年3月14日から同月末日までの18日間のみのデータである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2009年 | 6,647[1] |
2010年 | 7,675[2] |
2011年 | 8,205[3] |
2012年 | 9,027[4] |
駅周辺[編集]
- 国道20号(甲州街道)
- 埼玉県道・東京都道17号所沢府中線バイパス(府中街道バイパス) - 鎌倉街道と一体。甲州街道より北の部分。
- 東京都道18号府中町田線(鎌倉街道)
- 中央自動車道国立府中インターチェンジ
- 日本電気 (NEC) 府中事業場
- マインズ農業協同組合本店
- 府中日新町郵便局
- 府中市立府中第五小学校
- 府中市西府文化センター
- 西府プール
- 御嶽塚古墳
- 武蔵府中熊野神社古墳
- 国立市くにたち図書館谷保東分室
- 東京都立府中西高等学校 - 通常は谷保駅からバス利用。
バス路線[編集]
開業までの歩み[編集]
南武鉄道時代には、分倍河原駅 - 谷保駅間に、本宿停留場(ほんじゅくていりゅうじょう)と西府停留場(その後西府駅に昇格)の2つの停留所が設置されていた。本宿停留場は府中市立第五小学校への踏切の脇に、西府停留場は甲州街道との交差地点にあった。
この2つの停留所は、1944年(昭和19年)4月1日の南武鉄道線国有化時に、利用者の少なさと太平洋戦争の激化を理由に、武蔵小杉停留場(初代)、宿河原不動停留場、南武是政停留場、東立川停留場とともに廃止された。
分倍河原駅 - 谷保駅間の西府地域に南武線新駅を設置する要望は、終戦直後よりあったが、日本国有鉄道時代には、一切具体化した動きはなかった。しかし、沿線人口も増加してきた1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化後あたりから、少しずつ具体化の流れが起こった。
当駅の場所は、本宿停留場と西府停留場の間の、本宿停留所近くである。
- 1997年(平成9年)7月 - JR東日本が西府土地区画整理組合準備会(現在の西府土地区画整理組合の前身)に対して新駅設置の条件を示す。
- 2004年(平成16年)3月 - JR東日本・府中市・西府土地区画整理組合の三者により新駅設置に関する覚書が締結される。
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)12月19日、西府駅を2009年3月14日に開業すると発表。同日にオープニングセレモニーが実施されることが決まった[1]。
- 2009年(平成21年)3月14日 - 開業。
駅名の由来[編集]
この付近が府中市に合併される前は西府村だったことに由来する。「西府」という地名は「府中の西側にある地」に由来する、広域的な名称である。
その他[編集]
2009年4月1日よりJR東日本は首都圏近郊の各駅で、閉鎖型喫煙所を除いての全面禁煙を実施した。当駅はこの期日より前の開業だが、当初より全面禁煙である。