「エリザベス女王杯」の版間の差分

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{{競馬の競走
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'''エリザベス女王杯'''( - じょうおうはい)とは[[日本中央競馬会]](JRA)が[[京都競馬場]]の[[芝]]2200[[メートル|m]]で施行する[[中央競馬]]の[[重賞]]([[競馬の競走格付け|GI]])[[競馬の競走|レース]]である。
|馬場    = 芝
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|施行日  = [[2007年]][[11月11日]]
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|格付け  = GI
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|1着賞金  = 9,000万円
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|距離    = 芝・外2200m
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|条件    = [[サラブレッド]]系3歳以上[[牝馬]](国際)(指定)
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|負担重量 = 3歳54kg、4歳以上56kg
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|創設    = [[1976年]][[11月21日]]
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'''エリザベス女王杯'''( - じょうおうはい)とは[[日本中央競馬会]](JRA)が[[京都競馬場]]の[[芝]]2200[[メートル|m]]で施行する[[中央競馬]]の[[重賞]]([[競馬の競走格付け|GI]])[[競馬の競走|競走]]である。
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正賞はエリザベス女王杯、[[京都府]]知事賞、日本馬主協会連合会長賞。
 
正賞はエリザベス女王杯、[[京都府]]知事賞、日本馬主協会連合会長賞。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
前身の「'''[[ビクトリアカップ]]'''」は牝馬の[[菊花賞]]に位置付けられるものとして[[1970年]]から行われていたが[[1975年]]に[[エリザベス2世_(イギリス女王)|エリザベス女王]]が来日したのを記念し、翌[[1976年]]に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。事実上は改称だが形式としてはエリザベス女王杯は新設の競走とされた為、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている<ref>競走名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれる。</ref>。
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前身の「'''[[ビクトリアカップ]]'''」は牝馬の[[菊花賞]]に位置付けられるものとして[[1970年]]から行われていたが[[1975年]]に[[エリザベス2世_(イギリス女王)|エリザベス女王]]が来日したのを記念し、翌[[1976年]]に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。事実上は改称だが形式としてはエリザベス女王杯は新設のレースとされた為、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている<ref>レース名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれる。</ref>。
  
[[1995年]]の第20回までは京都競馬場の芝2400メートルで施行され[[三冠 (競馬)|牝馬三冠]]レースの最終戦であった<ref>但し[[桜花賞]]・[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]とは違い英国競馬の[[クラシック (競馬)|クラシック]]競走に範を取った競走では無い為、クラシック競走には位置付けられていない。</ref>。
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[[1995年]]の第20回までは京都競馬場の芝2400メートルで施行され[[三冠 (競馬)|牝馬三冠]]レースの最終戦であった<ref>但し[[桜花賞]]・[[優駿牝馬|優駿牝馬(オークス)]]とは違い英国競馬の[[クラシック (競馬)|クラシック]]レースに範を取ったレースでは無い為、クラシックレースには位置付けられていない。</ref>。
  
[[1996年]]、[[秋華賞]]の新設に伴い芝2400メートルから芝2200メートルに距離が短縮されると共に[[古馬]]牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると[[牡馬]]と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ、牝馬の一線級が一堂に会する競走となった。また、[[1995年]]以降JRAの方針によりGI競走が地方馬にも開放され秋華賞・[[京都大賞典]]・[[府中牝馬ステークス]]のいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられる事になり、更に[[1999年]]より[[外国馬]]も出走可能となった。
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[[1996年]]、[[秋華賞]]の新設に伴い芝2400メートルから芝2200メートルに距離が短縮されると共に[[古馬]]牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると[[牡馬]]と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会するレースとなった。また1995年以降JRAの方針によりGIレースが地方馬にも開放され秋華賞・[[京都大賞典]]・[[府中牝馬ステークス]]のいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられる事になり、更に[[1999年]]より[[外国馬]]も出走可能となった。
  
なお[[2006年]]より春季に古馬牝馬限定のGI競走として[[ヴィクトリアマイル]]が新設された為、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GI競走が存在する事となった。
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なお[[2006年]]より春季に古馬牝馬限定のGIレースとして[[ヴィクトリアマイル]]が新設された為、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GIレースが存在する事となった。
  
2006年の同競走は1番人気の[[カワカミプリンセス]]が1位に入線したが、他馬の進路を妨害したため12着に降着となった。日本のGIにおける1位入線馬の降着は[[1991年]][[天皇賞#天皇賞(秋)|天皇賞(秋)]]の[[メジロマックイーン]]以来となる。
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2006年の同レースは1番人気の[[カワカミプリンセス]]が1位に入線したが、他馬の進路を妨害したため12着に降着となった。日本のGIにおける1位入線馬の降着は[[1991年]][[天皇賞#天皇賞(秋)|天皇賞(秋)]]の[[メジロマックイーン]]以来となる。
  
2006年度における当競走当日の京都競馬場の開門時刻は午前8時15分であった。
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[[2008年]]からは、[[ジャパン・オータムインターナショナル]]シリーズに指定される。
  
 
== 主なステップ ==
 
== 主なステップ ==
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!!!レース名!!格付!!団体!!施行競馬場!!施行距離
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|1||[[京都大賞典]]||GII||中央||京都競馬場||芝2400m
 
|1||[[京都大賞典]]||GII||中央||京都競馬場||芝2400m
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|2||[[府中牝馬ステークス]]||GIII||中央||東京競馬場||芝1800m
 
|2||[[府中牝馬ステークス]]||GIII||中央||東京競馬場||芝1800m
 
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|4||[[天皇賞|天皇賞(秋)]]||GI||中央||東京競馬場||芝2000m
 
|4||[[天皇賞|天皇賞(秋)]]||GI||中央||東京競馬場||芝2000m
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== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
* [[1976年]] - 京都競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)牝馬限定の重賞競走「エリザベス女王杯」として創設。
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* [[1976年]] - 京都競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)牝馬限定の重賞レース「エリザベス女王杯」として創設。
 
* [[1979年]] - 京都競馬場の改修工事により[[阪神競馬場]]の芝2400mで施行。
 
* [[1979年]] - 京都競馬場の改修工事により[[阪神競馬場]]の芝2400mで施行。
 
* [[1984年]] - グレード制施行によりGIに格付け。
 
* [[1984年]] - グレード制施行によりGIに格付け。
* [[1986年]] - [[メジロラモーヌ]]が本競走を勝利し、史上初の牝馬三冠を達成。
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* [[1986年]] - [[メジロラモーヌ]]が本レースを勝利し、史上初の牝馬三冠を達成。
 
* [[1987年]] - [[菊花賞]]と開催週を交換。
 
* [[1987年]] - [[菊花賞]]と開催週を交換。
 
* [[1989年]] - [[岸滋彦]]騎乗の[[サンドピアリス]]が20頭中20番人気で勝利し、単勝払い戻し43060円を記録。(グレード制施行後のGI最高単勝配当記録)  
 
* [[1989年]] - [[岸滋彦]]騎乗の[[サンドピアリス]]が20頭中20番人気で勝利し、単勝払い戻し43060円を記録。(グレード制施行後のGI最高単勝配当記録)  
 
* [[1996年]] - [[秋華賞]]の創設により、出走資格が4歳(現3歳)以上牝馬に変更、距離も2200mへ短縮となる。
 
* [[1996年]] - [[秋華賞]]の創設により、出走資格が4歳(現3歳)以上牝馬に変更、距離も2200mへ短縮となる。
 
* [[1999年]]
 
* [[1999年]]
** [[国際競走]]に指定。
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** [[国際レース]]に指定。
 
** [[メジロドーベル]]が史上初の連覇を達成。
 
** [[メジロドーベル]]が史上初の連覇を達成。
 
* [[2004年]] - [[アドマイヤグルーヴ]]が史上2頭目の連覇を達成。
 
* [[2004年]] - [[アドマイヤグルーヴ]]が史上2頭目の連覇を達成。
 
* [[2006年]] - [[カワカミプリンセス]]が1位入線するも進路妨害で12着へ降着([[降着制度]]施行後のGIで2度目の1位入線馬の降着)。
 
* [[2006年]] - [[カワカミプリンセス]]が1位入線するも進路妨害で12着へ降着([[降着制度]]施行後のGIで2度目の1位入線馬の降着)。
 
* [[2007年]] - [[ウオッカ]]が出走取り消し。この影響で15億円の大損失。
 
* [[2007年]] - [[ウオッカ]]が出走取り消し。この影響で15億円の大損失。
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* [[2008年]]
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** [[ジャパン・オータムインターナショナル]]シリーズに指定。
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** [[ポルトフィーノ (競走馬)|ポルトフィーノ]]がスタート直後に躓き、鞍上の[[武豊]]が落馬。
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** [[クリストフ・ルメール]]が外国人騎手として史上初の優勝。
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* [[2010年]]
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** イギリスの[[スノーフェアリー]]が外国調教馬として史上初の優勝。
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** [[ライアン・ムーア]]が外国人騎手として2人目の優勝。
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* [[2011年]]
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** イギリスのスノーフェアリーが外国調教馬として史上初の連覇。またレース史上では3頭目の連覇。
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** ライアン・ムーアが外国人騎手として初の連覇。
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* [[2012年]]
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** 出走馬選定方法が変わり、レーティングで上位5頭に優先出走を認める。
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** エリザベス女王の即位60年を記念する「ダイヤモンドジュビリー」記念レースとして施行。なお、「ダイヤモンドジュビリー」という名称の使用は英国王室から公式に許可を得たもの<ref>[http://www.jra.go.jp/news/201207/072905.html エリザベス女王杯(GI)をエリザベス女王即位60年記念として施行] [[日本中央競馬会|JRA]] [[2012年]][[7月29日]]</ref>。
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** 本馬場入場曲に3年ぶりに「ザ・チャンピオン」が使用される。
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* [[2013年]] - 英語のレース名表記を「'''Queen Elizabeth II Cup'''」に変更<ref>[http://www.keibabook.co.jp/homepage/topics/topicsinfo_new.aspx?subsystem=0&kind=0&category=00&filename=KON24058 競馬ブック エリザベス女王杯の英語名称の変更]</ref>。
 
=== 歴代優勝馬 ===
 
=== 歴代優勝馬 ===
 
※馬齢は国際[[馬齢]]表記による。
 
※馬齢は国際[[馬齢]]表記による。
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!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
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|style="text-align:center"|第1回||[[1976年]][[11月21日]]||[[ディアマンテ(競走馬)|ディアマンテ]]||牝3||2:28.5||[[松田幸春]]||[[稲葉幸夫]]||佐藤弘嘉
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|style="text-align:center"|第2回||[[1977年]][[11月20日]]||[[インターグロリア]]||牝3||2:28.7||[[福永洋一]]||[[柳田次男]]||松岡正雄
 
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|style="text-align:center"|第16回||[[1991年]][[11月10日]]||[[リンデンリリー]]||牝3||2:29.6||[[岡潤一郎]]||[[野元昭]]||林田秋利
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|style="text-align:center"|第30回||[[2005年]]11月13日||[[スイープトウショウ]]||牝4||2:12.5||[[池添謙一]]||鶴留明雄||[[トウショウ産業|トウショウ産業(株)]]
 
|style="text-align:center"|第30回||[[2005年]]11月13日||[[スイープトウショウ]]||牝4||2:12.5||[[池添謙一]]||鶴留明雄||[[トウショウ産業|トウショウ産業(株)]]
 
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|style="text-align:center"|[[第31回エリザベス女王杯|第31回]]||[[2006年]]11月12日||[[フサイチパンドラ]]||牝3||2:11.6||[[福永祐一]]||白井寿昭||[[関口房朗]]
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|style="text-align:center"|[[第32回エリザベス女王杯|第32回]]||[[2007年]]11月11日||[[ダイワスカーレット]]||牝3||2:11.9||[[安藤勝己]]||松田国英||[[大城敬三]]
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|style="text-align:center"|第33回||[[2008年]]11月16日||[[リトルアマポーラ]]||牝3||2:12.1||[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||[[長浜博之]]||[[社台レースホース|(有)社台レースホース]]
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|style="text-align:center"|第34回||[[2009年]]11月15日||[[クィーンスプマンテ]]||牝5||2:13.6||[[田中博康]]||[[小島茂之 (調教師)|小島茂之]]||[[グリーンファーム|(株)グリーンファーム]]
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|style="text-align:center"|第35回||[[2010年]]11月14日||[[スノーフェアリー]]||牝3||2:12.5||[[ライアン・ムーア|R.ムーア]]||[[エドワード・ダンロップ|E.ダンロップ]]||アナモイン社
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|style="text-align:center"|第36回||[[2011年]]11月13日||スノーフェアリー||牝4||2:11.6||R.ムーア||E.ダンロップ||アナモイン社
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|style="text-align:center"|第37回||[[2012年]]11月11日||[[レインボーダリア]]||牝5||2:16.3||[[柴田善臣]]||[[二ノ宮敬宇]]||[[田中由子 (馬主)|田中由子]]
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|style="text-align:center"|第38回||[[2013年]]11月10日||[[メイショウマンボ]]||牝3||2:16.6||[[武幸四郎]]||[[飯田明弘]]||[[松本好雄]]
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|style="text-align:center"|第39回||[[2014年]]11月16日||[[ラキシス (競走馬)|ラキシス]]||牝4||2:12.3||[[川田将雅]]||[[角居勝彦]]||大島昌也
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|style="text-align:center"|第40回||[[2015年]]11月15日||マリアライト||牝4||2:14.9||[[蛯名正義]]||[[久保田貴士]]||[[キャロットファーム|(有)キャロットファーム]]
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|style="text-align:center"|第41回||[[2016年]]11月13日||[[クイーンズリング]]||牝4||2:12.9||[[ミルコ・デムーロ|M.デムーロ]]||吉村圭司||吉田千津
 
|}
 
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※第31回は[[カワカミプリンセス]]が1位で入線したが最後の直線入口で他馬の進路を妨害したとして審議の結果12着に降着処分、2位に入線したフサイチパンドラが繰り上がりで優勝となった(参考:カワカミプリンセスの走破時計 2:11.4)。
 
※第31回は[[カワカミプリンセス]]が1位で入線したが最後の直線入口で他馬の進路を妨害したとして審議の結果12着に降着処分、2位に入線したフサイチパンドラが繰り上がりで優勝となった(参考:カワカミプリンセスの走破時計 2:11.4)。
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* 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬タケノベルベット)
 
* 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬タケノベルベット)
 
* 同一馬による連覇 - 2
 
* 同一馬による連覇 - 2
: メジロドーベル - 第23回~第24回
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** メジロドーベル - 第23、24回
: アドマイヤグルーヴ - 第28回~第29回
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** アドマイヤグルーヴ - 第28、29回
* 同一騎手による連続優勝 - 4(第26回~第29回 武豊。同競走の最多勝利騎手でもある)
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** スノーフェアリー - 第35、36回
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* 同一騎手による連続優勝 - 4(第26~29回 武豊。同レースの最多勝利騎手でもある)
 
<!--* 最高勝馬投票券売上げ - -->
 
<!--* 最高勝馬投票券売上げ - -->
 
<!--* 当日の最高観客入場総数 - -->
 
<!--* 当日の最高観客入場総数 - -->
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== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
* [[ビクトリアカップ]] - エリザベス女王杯の前身の競走
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* [[ビクトリアカップ]] - エリザベス女王杯の前身のレース
 
* [[ヴィクトリアマイル]] - 春の古馬牝馬女王決定戦
 
* [[ヴィクトリアマイル]] - 春の古馬牝馬女王決定戦
  
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2024年4月23日 (火) 14:11時点における最新版

エリザベス女王杯( - じょうおうはい)とは日本中央競馬会(JRA)が京都競馬場2200mで施行する中央競馬重賞GIレースである。

正賞はエリザベス女王杯、京都府知事賞、日本馬主協会連合会長賞。

概要[編集]

前身の「ビクトリアカップ」は牝馬の菊花賞に位置付けられるものとして1970年から行われていたが1975年エリザベス女王が来日したのを記念し、翌1976年に新たに「エリザベス女王杯」が創設されてビクトリアカップは廃止された。事実上は改称だが形式としてはエリザベス女王杯は新設のレースとされた為、1976年のエリザベス女王杯が「第1回」となっている[1]

1995年の第20回までは京都競馬場の芝2400メートルで施行され牝馬三冠レースの最終戦であった[2]

1996年秋華賞の新設に伴い芝2400メートルから芝2200メートルに距離が短縮されると共に古馬牝馬も出走が可能になりこれまで古馬になると牡馬と戦うしかなかった牝馬最大の目標の1つとして定着、3歳牝馬三冠路線組も合わせ牝馬の一線級が一堂に会するレースとなった。また1995年以降JRAの方針によりGIレースが地方馬にも開放され秋華賞・京都大賞典府中牝馬ステークスのいずれか2着以内の地方馬には出走資格が与えられる事になり、更に1999年より外国馬も出走可能となった。

なお2006年より春季に古馬牝馬限定のGIレースとしてヴィクトリアマイルが新設された為、春秋それぞれに古馬牝馬が出走可能な牝馬限定GIレースが存在する事となった。

2006年の同レースは1番人気のカワカミプリンセスが1位に入線したが、他馬の進路を妨害したため12着に降着となった。日本のGIにおける1位入線馬の降着は1991年天皇賞(秋)メジロマックイーン以来となる。

2008年からは、ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定される。

主なステップ[編集]

レース名 格付 団体 施行競馬場 施行距離
1 京都大賞典 GII 中央 京都競馬場 芝2400m
2 府中牝馬ステークス GIII 中央 東京競馬場 芝1800m
3 秋華賞 GI 中央 京都競馬場 芝2000m
4 天皇賞(秋) GI 中央 東京競馬場 芝2000m

歴史[編集]

歴代優勝馬[編集]

※馬齢は国際馬齢表記による。

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1976年11月21日 ディアマンテ 牝3 2:28.5 松田幸春 稲葉幸夫 佐藤弘嘉
第2回 1977年11月20日 インターグロリア 牝3 2:28.7 福永洋一 柳田次男 松岡正雄
第3回 1978年11月19日 リードスワロー 牝3 2:29.1 武邦彦 服部正利 熊本芳雄
第4回 1979年11月18日 ミスカブラヤ 牝3 2:32.6 岡部幸雄 西塚十勝 (有)鏑矢
第5回 1980年11月16日 ハギノトップレディ 牝3 2:27.9 伊藤清章 伊藤修司 日隈広吉
第6回 1981年11月15日 アグネステスコ 牝3 2:28.1 西浦勝一 久保道雄 渡辺孝男
第7回 1982年11月21日 ビクトリアクラウン 牝3 2:29.2 嶋田功 稲葉幸夫 飯田正
第8回 1983年11月20日 ロンググレイス 牝3 2:30.1 河内洋 小林稔 中井長一
第9回 1984年11月4日 キョウワサンダー 牝3 2:28.4 樋口弘 吉岡八郎 浅川吉男
第10回 1985年11月3日 リワードウイング 牝3 2:26.8 内田国夫 鶴留明雄 宮崎忠比古
第11回 1986年11月2日 メジロラモーヌ 牝3 2:29.1 河内洋 奥平真治 (有)メジロ牧場
第12回 1987年11月15日 タレンティドガール 牝3 2:29.3 蛯沢誠治 栗田博憲 飯田政子
第13回 1988年11月13日 ミヤマポピー 牝3 2:27.2 松田幸春 松田由太郎 大宮良吾
第14回 1989年11月12日 サンドピアリス 牝3 2:28.8 岸滋彦 吉永忍 (株)ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
第15回 1990年11月11日 キョウエイタップ 牝3 2:25.5 横山典弘 稗田研二 松岡正雄
第16回 1991年11月10日 リンデンリリー 牝3 2:29.6 岡潤一郎 野元昭 林田秋利
第17回 1992年11月15日 タケノベルベット 牝3 2:27.1 藤田伸二 小林稔 武岡大佶
第18回 1993年11月14日 ホクトベガ 牝3 2:24.9 加藤和宏 中野隆良 金森森商事(株)
第19回 1994年11月13日 ヒシアマゾン 牝3 2:24.3 中舘英二 中野隆良 阿部雅一郎
第20回 1995年11月12日 サクラキャンドル 牝3 2:27.2 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第21回 1996年11月10日 ダンスパートナー 牝4 2:14.3 四位洋文 白井寿昭 吉田勝己
第22回 1997年11月9日 エリモシック 牝4 2:12.5 的場均 沖芳夫 山本慎一
第23回 1998年11月15日 メジロドーベル 牝4 2:12.8 吉田豊 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第24回 1999年11月14日 メジロドーベル 牝5 2:13.5 吉田豊 大久保洋吉 メジロ商事(株)
第25回 2000年11月12日 ファレノプシス 牝5 2:12.8 松永幹夫 浜田光正 (有)ノースヒルズマネジメント
第26回 2001年11月11日 トゥザヴィクトリー 牝5 2:11.2 武豊 池江泰郎 金子真人
第27回 2002年11月10日 ファインモーション 牝3 2:13.2 武豊 伊藤雄二 伏木田達男
第28回 2003年11月16日 アドマイヤグルーヴ 牝3 2:11.8 武豊 橋田満 近藤利一
第29回 2004年11月14日 アドマイヤグルーヴ 牝4 2:13.6 武豊 橋田満 近藤利一
第30回 2005年11月13日 スイープトウショウ 牝4 2:12.5 池添謙一 鶴留明雄 トウショウ産業(株)
第31回 2006年11月12日 フサイチパンドラ 牝3 2:11.6 福永祐一 白井寿昭 関口房朗
第32回 2007年11月11日 ダイワスカーレット 牝3 2:11.9 安藤勝己 松田国英 大城敬三
第33回 2008年11月16日 リトルアマポーラ 牝3 2:12.1 C.ルメール 長浜博之 (有)社台レースホース
第34回 2009年11月15日 クィーンスプマンテ 牝5 2:13.6 田中博康 小島茂之 (株)グリーンファーム
第35回 2010年11月14日 スノーフェアリー 牝3 2:12.5 R.ムーア E.ダンロップ アナモイン社
第36回 2011年11月13日 スノーフェアリー 牝4 2:11.6 R.ムーア E.ダンロップ アナモイン社
第37回 2012年11月11日 レインボーダリア 牝5 2:16.3 柴田善臣 二ノ宮敬宇 田中由子
第38回 2013年11月10日 メイショウマンボ 牝3 2:16.6 武幸四郎 飯田明弘 松本好雄
第39回 2014年11月16日 ラキシス 牝4 2:12.3 川田将雅 角居勝彦 大島昌也
第40回 2015年11月15日 マリアライト 牝4 2:14.9 蛯名正義 久保田貴士 (有)キャロットファーム
第41回 2016年11月13日 クイーンズリング 牝4 2:12.9 M.デムーロ 吉村圭司 吉田千津

※第31回はカワカミプリンセスが1位で入線したが最後の直線入口で他馬の進路を妨害したとして審議の結果12着に降着処分、2位に入線したフサイチパンドラが繰り上がりで優勝となった(参考:カワカミプリンセスの走破時計 2:11.4)。

エリザベス女王杯の記録[編集]

  • レースレコード - 2:11.2(第26回優勝馬トゥザヴィクトリー)
  • 2着との最大着差 - 3 1/2馬身(第17回優勝馬タケノベルベット)
  • 同一馬による連覇 - 2
    • メジロドーベル - 第23、24回
    • アドマイヤグルーヴ - 第28、29回
    • スノーフェアリー - 第35、36回
  • 同一騎手による連続優勝 - 4(第26~29回 武豊。同レースの最多勝利騎手でもある)

脚注[編集]

  1. レース名の改称が行われた場合は通常施行回数は引き継がれる。
  2. 但し桜花賞優駿牝馬(オークス)とは違い英国競馬のクラシックレースに範を取ったレースでは無い為、クラシックレースには位置付けられていない。
  3. エリザベス女王杯(GI)をエリザベス女王即位60年記念として施行 JRA 2012年7月29日
  4. 競馬ブック エリザベス女王杯の英語名称の変更

関連項目[編集]

中央競馬グレードワンレース
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