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'''軽井沢駅'''(かるいざわえき)は、[[長野県]][[北佐久郡]][[軽井沢町]]大字軽井沢にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)・[[しなの鉄道]]の[[鉄道駅|駅]]である。
 
'''軽井沢駅'''(かるいざわえき)は、[[長野県]][[北佐久郡]][[軽井沢町]]大字軽井沢にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)・[[しなの鉄道]]の[[鉄道駅|駅]]である。
  

2014年12月31日 (水) 12:17時点における最新版

軽井沢駅

軽井沢駅(かるいざわえき)は、長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・しなの鉄道である。

長野県内の鉄道駅では最東端に位置する。

乗り入れ路線[編集]

JR東日本の北陸新幹線(旅客案内上では「長野新幹線」と呼称)と、しなの鉄道のしなの鉄道線が乗り入れ、接続駅となっている。また、しなの鉄道線は当駅が起点となっている。

1997年平成9年)9月30日まではJR東日本の信越本線の途中駅であったが、翌10月1日に北陸新幹線が長野駅まで開業した際、その並行在来線となった信越本線のうち、横川駅 - 当駅間は廃止された。当駅 - 篠ノ井駅間は経営分離されてしなの鉄道線となり、当駅がその起点となって現在の形となった。

歴史[編集]

旧信越本線の横川駅との間(碓氷峠)には旧国鉄の最急勾配(66.7)が存在し、これを越えるためにこの区間を通過する列車はすべて、当駅で補助機関車を連結し、横川駅(群馬県)まで走行していた。

長野新幹線開業前においては、信越本線は当駅から長野方面へ2つ先の信濃追分駅までが高崎支社の管内だったが、新幹線開業後の当駅は長野支社の管内となっている。

駅構造[編集]

長野新幹線の開業に伴い駅舎を全面改築し、軽井沢の代表的樹木「白樺」をイメージしてデザインされた橋上駅となった。旧駅舎は解体されたが、新駅舎開業後に明治期の姿を復元した(旧)軽井沢駅舎記念館が建てられた。また駅舎改築と同時に南北自由通路が設置され、両端部ともペデストリアンデッキにつながっている。北側にしなの鉄道、南側にJR東日本長野新幹線の改札がある。

JR東日本[編集]

島式ホーム(310m)2面4線を有する地上駅である。最も北側に位置する1番線ホーム沿いの上り副本線から駅東側(高崎方面)に向かっては、電留線が分岐しており、軽井沢保守基地へとつながっている。

自動改札機みどりの窓口(営業時間 6:15 - 22:20)、オレンジカード対応自動券売機(3台)、指定席券売機えきねっと券売機、キオスクがある。指定席券売機は長らく設置されていなかったため、えきねっと予約ではない指定席券は窓口で購入する必要があった。入場券は自動券売機で発売。2006年度に自動体外式除細動器 (AED) が設置された。

当駅では、列車接近時にこの駅独自の接近音楽が流れ、その後はユニペックス放送が流れる。曲は品川駅2番線・大崎駅2番線で使用されているサウンドファクトリー製の「海の駅」である。

通過線はないが、駅東側(高崎方面)に急カーブ(半径800m)があることで、通過列車のホーム通過速度がATC信号により100km/h程度に減速されるため、可動式安全柵は開業当初から設置されていない。

駅の位置する標高940mは、新幹線の駅の中では最も高い。そのため冬季はホームが半開放式の構造であることもあって寒く、「日本で一番寒い新幹線の駅」とも呼ばれた(後に風除室等の設置により多少改善される)。

のりば[編集]

1・2 長野新幹線(上り) 高崎大宮東京方面
3・4 長野新幹線(下り) 佐久平上田長野方面

しなの鉄道[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、留置線を有するが、夜間停泊はないため使われていない。ほとんどの定期電車は1番線を使うが、一部の電車のみが2番線を使う。

社員配置駅で、出札窓口、自動券売機(磁気券を発売)がある。

のりば[編集]

1・2 しなの鉄道線 小諸上田篠ノ井長野方面
  • しなの鉄道線の始発駅である。現在はホームの横川方(かつてのEF63形電気機関車切り離し位置付近)には車止めが設置され、その先の駅構内の線路も撤去されたため、碓氷峠区間および横川駅とは完全に分断されている。
  • しなの鉄道開業時から長らく、駅からしばらく横川方(旧矢ヶ崎踏切付近)には車止めが設置されており、線路も碓氷峠鉄道文化むらを経由して横川駅旧4番線へと繋がっていた。
  • 信越本線時代は単式1面1線の1番線、島式1面2線の3・4番線、機回し線、留置線など多数有していたが、しなの鉄道になってから1番線は廃止され、3・4番線だったホームが1・2番線となっている。また、旧1番線にはEF63形電気機関車2号機、アプト式電気機関車EC40形軌道モーターカーマルチプルタイタンパーが(旧)軽井沢駅舎記念館の展示物として保存されている。
  • 発車メロディはカンノ製作所のもので信越本線時代からの発車メロディをそのまま利用している。ただし、ワンマン運転の場合は発車メロディは取り扱わず発車ベルが用いられる。

駅弁[編集]

元々は地元業者「油屋弁当部」が駅弁を販売しており、ゴルフボールを模った容器に入った「ゴルフ弁当」、テニスのラケットの形をした容器に入った「テニス弁当」などが人気だったが1986年に撤退した。2013年現在では、おぎのやが替わりに出店している。

しなの鉄道の改札前の待合室に併設されている駅そばは、JR東日本社員のアンケートで全国一となったことがある。おぎのやが営業しており、立ち食いそばとしては比較的珍しい、注文毎に生麺からゆでるタイプのものである。

利用状況[編集]

JR東日本[編集]

近年の一日平均乗車人員の推移は以下のとおり。

しなの鉄道[編集]

開業後の年間および一日平均乗車人員の推移は以下のとおり[5]

  • 1997年度 226,233人 : 1,250人/日
  • 1998年度 477,806人 : 1,309人/日
  • 1999年度 467,648人 : 1,278人/日
  • 2000年度 466,709人 : 1,279人/日
  • 2001年度 486,907人 : 1,334人/日
  • 2002年度 450,704人 : 1,235人/日
  • 2003年度 409,999人 : 1,120人/日
  • 2004年度 407,165人 : 1,116人/日
  • 2005年度 415,998人 : 1,140人/日
  • 2006年度 419,195人 : 1,148人/日
  • 2007年度 432,776人 : 1,182人/日
  • 2008年度 417,063人 : 1,143人/日
  • 2009年度 389,379人 : 1,067人/日
  • 2010年度 385,611人 : 1,056人/日
  • 2011年度 401,176人 : 1,099人/日

駅周辺[編集]

軽井沢はコクド(現・プリンスホテル)が堤康次郎堤義明の二代に渡って長年開発してきたため、西武系の施設が多く点在している。

路線バス[編集]

一般路線[編集]

のりば1
のりば2
のりば4
  • 西武高原バス
    • 発地方面循環(南軽井沢線)
  • 軽井沢町内循環バス
    • 発地方面循環(東・南廻り線)
のりば5

高速バス[編集]

のりば3

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
長野新幹線(北陸新幹線)
安中榛名駅 - 軽井沢駅 - 佐久平駅
しなの鉄道
しなの鉄道線
快速・普通
軽井沢駅 - 中軽井沢駅

かつて存在した路線[編集]

東日本旅客鉄道
信越本線(廃止区間)
横川駅 - 丸山信号場 - (熊ノ平信号場) - 矢ヶ崎信号場 - 軽井沢駅 - 中軽井沢駅

脚注[編集]

  1. 1974年(昭和49年)9月12日日本国有鉄道公示第208号「駅の営業範囲の改正」
  2. 1982年(昭和57年)11月13日日本国有鉄道公示第168号「駅の営業範囲の改正」
  3. 1984年(昭和59年)1月30日日本国有鉄道公示第174号「駅の営業範囲の改正」
  4. 1987年(昭和62年)2月5日日本国有鉄道公示第210号「駅の営業範囲の改正」
  5. 平成23年度「軽井沢町の統計」及び平成18年度「軽井沢町統計書」による。
  6. 山ノ内町と軽井沢駅を結ぶ新路線運行開始!

関連項目[編集]

外部リンク[編集]