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『'''タイムボカン'''』(英語表記:''Time Bokan'')は、『[[タイムボカンシリーズ]]』第1作目として[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で[[1975年]][[10月4日]]から[[1976年]][[12月25日]]まで毎週土曜夜6時30分~7時00分に全61話が放映された、[[タツノコプロ]]で制作された[[テレビアニメ]]。 | 『'''タイムボカン'''』(英語表記:''Time Bokan'')は、『[[タイムボカンシリーズ]]』第1作目として[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系で[[1975年]][[10月4日]]から[[1976年]][[12月25日]]まで毎週土曜夜6時30分~7時00分に全61話が放映された、[[タツノコプロ]]で制作された[[テレビアニメ]]。 | ||
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他局は、[[1975年]]10月には、土曜午後7時00分~7時30分はTBSは「[[仮面ライダーストロンガー]]」、NETは「[[はじめ人間ギャートルズ]]」を放送していた。フジテレビでも[[1972年]]~[[1973年]]に「[[怪傑ライオン丸]]」と子供向けの番組を放送していた。 | 他局は、[[1975年]]10月には、土曜午後7時00分~7時30分はTBSは「[[仮面ライダーストロンガー]]」、NETは「[[はじめ人間ギャートルズ]]」を放送していた。フジテレビでも[[1972年]]~[[1973年]]に「[[怪傑ライオン丸]]」と子供向けの番組を放送していた。 | ||
:「タイムボカン」開始と同時に、1972年に一度終了した「[[ズバリ!当てましょう]]」をこの時間帯に復活させている。1982年3月まで続いた。 | :「タイムボカン」開始と同時に、1972年に一度終了した「[[ズバリ!当てましょう]]」をこの時間帯に復活させている。1982年3月まで続いた。 | ||
− | + | バンパイヤンキッズまではアニメだった。2002年から現在のもしつあがやっている | |
タイムボカンシリーズは、[[1976年]]1月にTBSで始まった「まんが日本昔ばなし」(前年に3ヶ月間NETで放送されていたが、[[毎日放送|制作元の関西地区の系列局]]の[[ネットチェンジ]]で中断していた)との住み分けに成功し、かつ同番組に先立つことでより強い印象を当時の子供たちに与えることになった。 | タイムボカンシリーズは、[[1976年]]1月にTBSで始まった「まんが日本昔ばなし」(前年に3ヶ月間NETで放送されていたが、[[毎日放送|制作元の関西地区の系列局]]の[[ネットチェンジ]]で中断していた)との住み分けに成功し、かつ同番組に先立つことでより強い印象を当時の子供たちに与えることになった。 | ||
2015年10月21日 (水) 23:30時点における最新版
『タイムボカン』(英語表記:Time Bokan)は、『タイムボカンシリーズ』第1作目としてフジテレビ系で1975年10月4日から1976年12月25日まで毎週土曜夜6時30分~7時00分に全61話が放映された、タツノコプロで制作されたテレビアニメ。
目次
ストーリー[編集]
木江田博士はタイムマシン「タイムボカン」の試運転に出かけたが、行方不明となってしまう。帰ってきたのはオウムのペラ助と世界最高級の宝石「ダイナモンド」だった。丹平たちは様々な時代で博士を探していくが、ダイナモンドを狙う悪玉トリオがその道中で邪魔をするのだった。
その後、博士は27話(放映7ヶ月と1週目)で現代に帰還し、丹平たちと再会する。その後は悪玉トリオのダイナモンド入手阻止やペラ助の故郷探しなどがタイムトラベルの目的になる。この回より主人公のメカが3機となる。
概要[編集]
シリーズ概要[編集]
記念すべきシリーズ1作目。もっとも当初からシリーズ化する構想があったわけではなく、放送を重ねるごとに人気が上昇し、その結果のシリーズ化であると見るのが無難であろう。
本作では後年シリーズの主要視聴層である子供達へ安心感を与え人気の原動力となった“お約束”などは当然存在せず、最初の1クール(10月~12月)頃まではシリーズの方向性を模索している様な雰囲気が見て取れる。例えばストーリーについても、当初は魔女狩りやモナリザ[1]など、幼い子供には難しい題材が多かった[2]が、ある程度“ウケる”ポイントが掴めてくるに伴い、次第に童話や昔話などわかりやすい物語が増えてくる[3]。年が明け、1976年に入ってからはおおよその演出パターンが確立。放送後半年が経過した4月以降には、ほぼシリーズの基礎は完成したと言える。以降はゴールデンタイムの人気番組として、次作『ヤッターマン』へ無難にバトンを渡す形となった。
演出的な事とは別に、本作ではスキャニメイトと呼ばれる、当時の先端映像技術も使われ、メカのタイムトラベルシーンを印象的なものにしている。
演出パターン(お約束)概要[編集]
前述の通り、本作はシリーズ初期という事もあり、まだ以後のシリーズにおける類型化した演出パターン(近年では“お約束”とか“ベタ”などと称することが多い)というものは少ないが、メカ関連では「善玉は”生物を模したメカ”を用い、悪玉はドクロ(及び悪役的なイメージのある生物)を模したメカを使うと」いう図式が既に確立されている。後半には放送延長の副産物として“複数メカの運用”というパターンも追加された[4]。ただ、今作におけるメカは純然たる戦闘用では無い事もあり、どちらかというと移動手段として描写される事が多い。
後年の人気を支えた戦闘シーン中のお遊びもまだまだ少なく、初期には特にギャグも無く善玉が自力で悪玉トリオのメカを倒す事が普通だったが、物語中期以降には悪玉トリオの自滅によって主人公が窮地を脱するパターン[5]も増え、スタッフにギャグのノウハウが蓄積している様が見て取れるのが興味深い。
なお、「主人公のメカが悪玉の攻撃によってボロボロに壊れても翌週にはちゃんと直っている」という点はこの作品以前や以後にも多数の作品に認められるアニメーション全体の“お約束”と言えるため、本項では簡単に触れるに留める[6]。
ダイナモンド[編集]
本作の探査対象であるダイナモンド(Dynamond)は、「宇宙一高価で、ウラン以上の爆発力を秘める宝石」とされている。名前の由来はダイヤモンド+ダイナマイト(dyna-は「力」を意味する接頭語である)。第25話でダイナモンドはマージョ一味の兵器、ダイナモンド光線銃に使われ、シャーウッドの森を一瞬にして大爆発させている。最終回で探し当てたダイナモンドも、長年の空気との接触でただの石になってしまった。その実態は隕石だった。
なお、常にカットされた宝石で登場し、原石では出てこない。
また、最終回のサブタイトルは正しくは「ダイナモンドを発見だペッチャ」だが、本放送時の番組表では誤植のため「ダイヤモンドを発見だペッチャ」と書かれていた。
- 余談だが、「ヤットデタマン」第34話で名前だけだが登場していた。
キャラクター[編集]
善玉[編集]
木江田博士の孫娘・淳子とその助手の丹平がコンビを組み、どこかの時代に消えてしまった博士を追ってトラベルを続ける。博士が帰還後はマージョ一味を牽制しながらダイナモンドを追った。10代前半の男女ペアと、意思と感情を持つマスコットロボットという構成は「タイムパトロール隊オタスケマン」まで踏襲される。丹平と淳子は2つの山形の隆起がついたヘルメットと制服(?)を常に着用している。この隆起のモチーフは、キャラクターデザインを担当した天野嘉孝によれば「ブラジャー」である。
- 丹平(たんぺい)
- 声 - 太田淑子
- 木江田博士の助手として働く男の子。メカに強く運動神経も抜群であり博学多才で歴史にも強いが少しおっちょこちょい。熱血、純真、勇敢を兼ね備えている。淳子、チョロ坊、ペラ助からは「丹平ちゃん」と呼ばれている。親兄弟などの背景は描かれておらず、学校に通っている様子も見受けられないため、人物像としてはシリーズ中で最も不明な主人公。13歳。
- 淳子(じゅんこ)
- 声 - 岡本茉利 (34~36話は横沢啓子が代役)
- 木江田博士の孫娘。博学多才な大和撫子。祖父思いの優しい娘である。面倒見が良くみんなから慕われている。泣き虫だが芯は強い。カワイコちゃんに弱い丹平を諌めることもしばしば。10歳。名前の由来は桜田淳子から。
- チョロ坊(チョロぼう)
- 声 - 桂玲子
- 丹平が作ったロボット。知能は幼稚園児並み。初めはペラ助を目のかたきにしていたが、次第に仲良くなった。動力源は背中のゼンマイ(但しゼンマイが切れても歩行出来なくなるだけで本体は動いている)。口部から火炎を吐く。第2話ではロボットでありながらシュークリームを食べている場面が見られる。
- 木江田博士(きえだはかせ)
- 声 - 槐柳二
- 淳子の祖父。世界的な科学者でタイムボカンの試運転に出かけた時、ペラ助にタイムボカンを奪われ27話で生還するまで消息不明だった。帰還後は丹平たちと冒険に同行し、ダイナモンドを追う。60歳。
- ペラ助(ペラすけ)
- 声 - 滝口順平
- 博士の消息を知る唯一のキャラだが、いい加減な証言が多い。唯一怖いのは妻のオタケさん。かなりの食いしん坊で、シュークリームが大好物。後半に入るとマージョ屋敷に潜入し、マージョ一味がダイナモンド探しに出ようとする一部始終を見聞きして丹平たちに知らせることがよくあった。語尾は「~だペッチャ」。タイトルの読み上げ、次週予告のナレーションも担当。
- オタケさん
- 声 - 遠藤晴
- ペラ助の奥さん。いつも旦那をこき使って楽をしていた。ペラ助がいなくなった後は博士とともに共同生活をしていた。内心はペラ助のことを愛している。なお、遠藤は第31話「夢見るシンデレラ姫だペッチャ」では継母役として出演している。
悪玉[編集]
狡猾で妖艶な美女・マージョ、どんなメカでも製作する天才科学者・グロッキー、怪力自慢の大男・ワルサー。三人揃って「悪玉トリオ」[7]。木江田研究所での会話をあの手この手で盗聴し、丹平たちが出た後を追跡し、木江田博士からダイナモンドの場所を聞き出す事を狙う。
後半では木江田博士が帰還した事に伴い、善玉に先んじてダイナモンドのありそうな時代を見つけ出し、行動に出る事もあった。(この場合はペラ助やチョロ坊がトリオの会話を逆盗聴する)
なお、後年のタイムボカンシリーズと異なり、メカの操作・設計等はグロッキー一人に委ねられず、マージョの助言やワルサーの操作で切り抜けることも多い。
旗印のドクロマークは白。まるで目玉が付いたマッシュルームのような形になっている。通常は頭蓋骨部分のみだが、「今週のハイライト」に使用する大型爆弾などでは海賊旗にみられるような「髑髏と骨」となっている。
- マージョ
- 声 - 小原乃梨子
- 悪玉トリオの女ボス。30歳。己の欲望のためなら手段を選ばず、とりわけ丹平たちに対しては殺意さえ持っているなど、後のシリーズにおける女ボスよりも若干過激な性格。しかし根は意外と純真でお茶目。嫌いなものはヘビ、お化け、ジェットコースター、ネズミ[8]。初期には何のためらいもなく決め台詞の「丹平…死ねっ!」と同時に「今週のハイライト」のとどめボタンを押していた。何故か敵である丹平たちと同じく2つの大きな隆起のついたフードを着用している。名前の由来は「魔女」から。
- 第60話「シンドバットのロマンだペッチャ」ではシンドバットとの2役を演じた事により、数シーンのみではあるが少年声(シンドバット)・小原と大人の女性声(マージョ)・小原の“夢の競演”が見られる。あらゆるキャラクターを難なく演じる小原の本領が発揮された、隠れた名シーンであろう。
- グロッキー
- 声 - 八奈見乗児
- 25歳。優秀な頭脳を持っており、木江田博士の所で筆頭の助手として働いていたが、実はマージョの命によりタイムマシンのノウハウを盗む為にスパイをしていたのであった。一味の元に戻った後はメカの開発を担当する。自分の腕には絶大な自信を持っている<[9]が肝っ玉は極めて小さく、ここぞと言う時に限ってヘマをする。一人称は主に「私」だが稀に「俺」になる事がある。「今週のハイライトいくわよ~!」などに代表されるオカマ口調は後年の歴代三悪の“細い男”キャラへと引き継がれていった。無類の女子高生好き(「全国の女子高生のみなさ~ん」という有名なフレーズは実際にはこの第一作目が発端となっている)。逆三角形型の輪郭に足先の長い靴のような赤っ鼻と大きな出っ歯がトレードマークで(これは後のタイムボカンシリーズの三悪の頭脳系キャラ全般に同じことがいえる。ただし「ヤットデタマン」のジュリー・コケマツは除く)ワルサーからは「ヒゲらっきょう」と呼ばれた事がある。なお彼がボタンを押すときには「プチュッとな」(「ブチュッとな」の場合もある)と言う。名前の由来は「フラフラ」の意味のグロッキー(マージョにこき使われてフラフラ)からきている。
- ワルサー
- 声 - 立壁和也(現・たてかべ和也)
- 35歳。語尾に「~まんねん」と付けるなど、関西弁風の台詞を使うが、関西出身かどうかは不明。一味では持ち前の馬鹿力を生かし、善玉との肉弾戦や力仕事を担当。外見とは裏腹にヘビやお化けを怖がったりする。後年の歴代三悪における“ゴツい男”キャラの礎はこの時点で既にほぼ完成されている。またメカの操縦にも積極的に関わる(肥満体で力自慢のキャラがメカの操縦に関わることは「科学忍者隊ガッチャマン」の「みみずくの竜」に先例があり、これはその悪玉版?)。グロッキーとともに極端な猫背。名前の由来は「悪さばかりしているから」もしくは銃器メーカー「ワルサー」から。
- ナレーター
- 声 - 富山敬
- 本放送当時のスタンダードスタイルよりは若干くだけた、視聴者に語りかけるような優しいナレーション。また、劇中のゲストキャラの声も演じていた。
- 例「みんな、○○は知ってるかな?」「来週も丹平君たちを応援してね!」など。
ゲストキャラクターを演じた声優[編集]
初登場順。太字は後に本シリーズでレギュラー出演した声優。
- 大竹宏
- 和久井節緒
- 加藤修(現:加藤治)
- 田口昴
- 島田彰
- 横沢啓子(現:よこざわけい子) - 第3話はデビュー作となった。
- 畠山洋子
- 若本紀昭(現:若本規夫)
- 戸部光代
- 千葉耕市
- 渡部猛
- 雨森雅司
- 塚田正昭
- 千田光男
- 笹岡繁蔵
- 野沢雅子
- 肝付兼太
- 村山明
- 仲木隆司
- 平林尚三
- 安原義人
- 加藤精三
- 田村錦人
- 神谷明
- 北村弘一
- 杉山佳寿子
- 鎗田順吉
- 大山高男
- 田中康郎
- 栗葉子
- 小宮和枝
- 中村武己
- 井関一
- 梓欣造(現:あずさ欣平)
- 白川澄子
- 京田尚子
- 小宮山清
- 丸山裕子
- 寺島幹夫
- 神山卓三
- 山本嘉子
- 沢田和子(現:沢田和猫)
- 飯塚昭三
- 鈴木れい子
- 内海賢二
- 野本礼三
- 宮内幸平
- 宮下勝(現:幹本雄之)
- 塩見竜介
- 喜多道枝
- 大宮悌二
- 西川幾雄
- 赤木葉子
- 池水通洋
- 千々松幸子
- 増岡弘
- 浜田寸射子
- 藤夏子
- 今西正男
- 佐久間あい
- 田中勝
- 池田勝
- 峰あつ子
- 麻上洋子(現:一龍斎春水)
- 塩沢兼人
- 青森伸
- 増山江威子
- 森功至
- 芝田清子
- 山乃宏美
- 千葉順二
- 大木民夫
- 水鳥鉄夫
- 三田松五郎
- 松島みのり
- 櫛都小百合
- 石丸博也
- 大久保正信
- 原晃夫
- 小竹外登美
- 伊嶋幸子
- 山本与志摩
- 加川三起(現:鳳芳野)
- 玄田哲章
- 三橋洋一(現:橋本晃一)
- 吉田理保子
- 高村章子
- 古谷徹
- 西乃砂恵
- 塩屋翼
- 山下啓介
- 高坂真琴
- 藤本譲
- 松岡文雄
- 松川暢生
- 松本彰
- 小高良三
- 友近恵子
登場メカ[編集]
善玉[編集]
- タイムボカン(タイムメカブトン/タイムドタバッタン/タイムクワガッタン)
- 木江田博士が作り上げた、昆虫を模したデザインのタイムマシンメカ群。第1話で丹平が「タイムボカンはメカブトン、ヤゴマリン、テントウキの3機から成る」と説明していたとおり、メインとなる大型メカの中に2機の小型メカが搭載されたスタイルが基本である。
- 物語前半は最も有名なカブトムシ型のメカブトンが活躍した。木江田博士帰還後にはメカブトンに加えて未来人メカを流用したバッタ型のドタバッタンと帰還後に作り上げたクワガタムシ型のクワガッタン、以上三種の中から目的地により、コンピューターが最適と思われるメカを自動的に選択して出動するようになった。
- いずれのメカも時間移動機能使用時に相当な爆発を引き起こすという特徴があり、これが「ボカン」の名前の由来となっていると思われる。(他にも全メカに小型メカを複数格納している事から”母艦”的意味合いも持たせている可能性もある)
- タイムメカブトン(タイムボカンI)
- カブトムシ(雄)型メカ。ボディーは青色。ツノの先は回転させることが出来、ドリル状に使用して地中を掘り進む事が可能。他の二台とは異なり足の類は無く、通常は機体下部から展開する車輪によって地上を移動する。飛行時にはオープニングの1シーンにも見られる通り機内に収納後、本物のカブトムシの様に外羽を展開、羽の下の本体より翼を出して飛行する。背中にはテントウムシ型の小型飛行機・テントウキ、腹部にはヤゴ型の小型水中探索機・ヤゴマリンが搭載されている。
- 製造直後はコクピットを含めた機内全体が重力異常状態に陥ってしまい、乗員及び搭載物に強烈なGがかかる上機内を無軌道に移動させられることになった(オープニングで毎回の様に描かれたので非常に印象強い)が、木江田博士の帰還後には機体の増備と共に改善されたらしく、この様な描写は無くなっていった。ちなみに動力源は後部エンジンユニットに搭載される巨大乾電池状のエネルギーパック2本らしい。
- 搭載機であるテントウキは、機体の下から円筒形のパーツを展開、その基部に備え付けられた車輪によって陸上走行も出来るほか[10]、羽の星の部分からマニピュレーターをはじめとする様々な道具、或いは武装を展開する事が出来、タツノコの名作『ガッチャマン』におけるG-4号の様な“玉手箱メカ(ガッチャマンの企画書の記述より)”振りを発揮した。テントウキは同番組の前身企画における主役機「タンマータンク」のデザインを流用したもの。母艦であるメカブトンの登場回数が多い事もあり、各機に搭載されたメカの中でも活躍度および印象度は随一であると言えよう。OPにて単体でのタイムワープが可能な様な描写があったが、本編ではその様な機能はないとされた。
- 尚、メカブトンの名前は作品中で呼称された事は少なく、第1話で丹平に紹介的に名を呼ばれた以降は、複数機態勢となった後期に呼び分けの為に使われた程度。本編中は単に「タイムボカン」とか「タイムボカンI」と呼ばれることが多かった。
- タイムドタバッタン(タイムボカンII)
- ショウリョウバッタ型のメカ。ボディーは緑色。27話で木江田博士をさらった昆虫人が現代に残したタイムマシンを博士自身の手で改良し、29話よりタイムボカンメカ2号として使用した。飛行時には足を後ろに伸ばす。シャクトリムシ型の小型偵察機・シャクトリン、ホタル型の小型作業用ヘリ・ヘリボタルが搭載されている。マージョには「タイムドッタリバッタリ」と呼ばれている。
- 物語後半では数多く使用され、オオトリの最終回のマシンもドタバッタンであった。
- バッタを模しているためか、出動時には本来とても自重を支えられるとは思えない虚弱な脚部が必ずと言っていいほど敵のターゲットにされ、破壊された[11]。
- 余談ではあるがシリーズ第二作「ヤッターマン」第77話ではドタバッタンの破壊された脚がインチキ骨董品店に展示されるというエピソードがある。この際には偶然通りかかったマージョ的キャラ・ドロンジョが脚を見てやっぱり「タイムドッタリバッタリ」と言い間違え、グロッキー的キャラ・ボヤッキーにツッコまれたりしている。
- タイムクワガッタン(タイムボカンIII)
- クワガタムシ型のメカ。ボディーは赤茶色。木江田博士が帰還後に製作し、29話で配備、33話で初出動した。ドタバッタンの様な脚を持ち、脚先にはメカブトンの様に車輪も搭載。飛行時には外羽が展開し、竹とんぼ状のローターを持つ大型ヘリコプターとなる)。ハチ型の小型偵察メカ・ビーチクリン、ダンゴムシ型の小型地上進行用メカ・ダンゴロリンが搭載されている。
- 仕様からも判る通り、他のタイムボカンメカのノウハウが全て注ぎ込まれた高性能メカのはずなのだが、移動の要である四肢とプロペラが貧弱で、必ずと言って良いほど破壊されて窮地に陥る。巨大な顎が主たる戦闘武器だが意外と簡単に折られてしまうことが多く、知名度も含めて今一つ他機に及ばない印象が強い。
- (※)竹とんぼを模しているからか、ローターは外羽が展開したひとつしかないが、ちゃんと飛行出来る。
悪玉[編集]
- タイムガイコッツ
- グロッキーが木江田博士の所から盗んだタイムボカンのデータを基に作られた。このメカは毎回、巨大メカニマル(「アニマル」という名からシリーズ中今のところ唯一生物型のデザインが貫かれていたのだが一部鬼やオロチや河童等の架空の生物のものが出ていた)である悪玉メカの頭部になっていた。時間跳躍の際、部品が数点取り残されるのがお約束であった。
- 悪玉メカの胴体部分が破壊された後、この部分だけが残り、エゼクションポッドとしての役割を果たす。「タイムボカン王道復古」ドラマCDによると、後の「機動戦士ガンダム」の“コアファイター”のルーツとの事(次作「ヤッターマン」以降のメカニックデザイナーである大河原邦男が後に「ガンダム」をデザインしている)。
- 59回のメカ爆発に耐えたが(1回=4話は熔岩の中に墜落してメカが焼失)、60回目(最終回)の爆発でマージョ屋敷を直撃、真っ二つに割れた。
- ドクロファンファーレ
- グロッキーの「今週のハイライト!」という叫び声に反応して現れるメカで、後のおだてブタやオロカブ、女子高生メカ等へと発展していく元祖コックピットメカ。三体一組で登場し、ファンファーレを鳴らして3人の気分を盛り上げる。初登場は18話。
放映リスト[編集]
- 発進!タイムボカンだペッチャ
- ギリシャのズッコケ戦争だペッチャ
- 恐怖の魔女狩りだペッチャ
- へんてこ西遊記だペッチャ
- 原始人はやさしいペッチャ
- 海賊はオウムが好きだペッチャ
- 合図はひらけゴマだペッチャ
- 大登場!ジンギスカンだペッチャ
- 西部の大決闘だペッチャ
- かっこいい忍者だペッチャ
- インカの宝みつけたペッチャ
- モナリザの秘密だペッチャ
- 大沈没!アトランティスだペッチャ
- ドラキュラが出たペッチャ
- 打ち出の小づちを振るペッチャ
- ズッコケ!ライト兄弟だペッチャ
- ドロロン!五右衛門だペッチャ
- 急げ!白雪姫があぶないだペッチャ
- 1000年後のロボット国だペッチャ
- イワンはウソをつかないペッチャ
- そこのけ!ドン・キホーテだペッチャ
- ピノキオの大冒険だペッチャ
- 黄門さまはステキだペッチャ
- 牛若丸と弁慶の大決闘だペッチャ
- 出たぞ!ロビンフットだペッチャ
- それ行けやれ行け宝島だペッチャ
- 木江田博士を発見だペッチャ
- ジャックと豆の木大騒動だペッチャ
- 枯木に花を咲かせるペッチャ
- 赤頭巾ちゃん気をつけてだペッチャ
- 夢見るシンデレラ姫だペッチャ
- 未来の象さん守ろうペッチャ
- ビックリ!天女は宇宙人だペッチャ
- 突撃!ヤマタのオロチだペッチャ
- フランケン!がまんだペッチャ
- 未来はヒヒの国だペッチャ
- 王様は裸だペッチャ
- 桃太郎の鬼退治だペッチャ
- ハメルンの笛吹きだペッチャ
- 鶴の恩返しだペッチャ
- 竜宮は最高だペッチャ
- アバッチ谷の秘密だペッチャ
- かぐや姫は美人だペッチャ
- サルカニ合戦だペッチャ
- ジキル博士のナゾだペッチャ
- マッチ売りの少女だペッチャ
- アラジンと魔法のランプだペッチャ
- 足柄山の金太郎だペッチャ
- 海さち山さち仲直りだペッチャ
- 赤い靴は悲しいペッチャ
- 月の世界ステキだペッチャ
- 人魚姫を助けるペッチャ
- 透明人間はつらいよペッチャ
- 地底王国のナゾだペッチャ
- ピラミッドをつくるペッチャ
- イースター島の巨人騒動だペッチャ
- ぶどう畑の宝だペッチャ
- 雀のお宿はどこだペッチャ
- ぼくたちガリバーになったペッチャ
- シンドバットのロマンだペッチャ
- ダイナモンドを発見だペッチャ
時間帯[編集]
フジテレビの土曜午後6時30分~7時00分という時間帯は、この番組開始前はFNNニュース6:30枠であった(なお、「タイムボカン」開始後は午後5時45分~6時00分をニュース枠として「FNNテレビ土曜夕刊」となる。)
他局は、1975年10月には、土曜午後7時00分~7時30分はTBSは「仮面ライダーストロンガー」、NETは「はじめ人間ギャートルズ」を放送していた。フジテレビでも1972年~1973年に「怪傑ライオン丸」と子供向けの番組を放送していた。
- 「タイムボカン」開始と同時に、1972年に一度終了した「ズバリ!当てましょう」をこの時間帯に復活させている。1982年3月まで続いた。
バンパイヤンキッズまではアニメだった。2002年から現在のもしつあがやっている タイムボカンシリーズは、1976年1月にTBSで始まった「まんが日本昔ばなし」(前年に3ヶ月間NETで放送されていたが、制作元の関西地区の系列局のネットチェンジで中断していた)との住み分けに成功し、かつ同番組に先立つことでより強い印象を当時の子供たちに与えることになった。
余談だが、青森地区では月曜日の夕方に時差ネットしていた(何週遅れで放送していたかについては不明)。
企画から放送までの経過[編集]
本作の企画は、ミニカーを売るためのアニメという発想で、1966年のアメリカ映画『グレート・レース』の影響を受けたカーレースものが源流である。木江田博士を探すというストーリーは、当時テレビで放映されていた蒸発した家族を探す番組がヒントになっている。1972年頃には「時空を超えた善悪のタイムマシンによるコミカルな競争」という本作の企画が決定。『タイマー大混戦』とタイトルがつけられて、その時点でメカブトンのデザインは出来上がり、15分のパイロットフィルムを制作。このパイロットフィルムは第1話の数シーンやオープニングに一部流用された。パイロットフィルムでの淳子は金髪であったため、本編では青の髪だった淳子の髪はその流用されたカットで金髪になっている。
タツノコプロでは当時ハードなアクションものが続いたためギャグものをということだったが、しかし、ギャグにしてはタイムトラベルやメカの要素などが盛り込まれた本作は、監督の笹川ひろしによると中途半端な印象を与えたといい、スポンサーがつかずに放映決定まで3年を要することになった。主人公の名前は当時の人気アイドルから取られ、野口五郎と天地真理から五郎と真だったのが、3年の経過により、アイドルの人気の変遷から、真理が桜田淳子から取った淳子になっている。放送の決定後、タイトルが『タイムボカン』と改められた。
当初2クール26話を予定していたが、好評のため2クール、その後さらに1クール延長され、最終的に全61話となった。
スキャニメイト[編集]
エンディングのクレジットでは“スキ・アニメート”と表記される。東洋現像所(現・IMAGICA)に導入された画像を変形するアナログのエフェクト・システムの様なもの。NHKの番組で使用されたのが国内初のテレビ番組使用例とされている。(当時の)最先端技術ゆえに相当に高価なシステムであった様だが、過去の作品において密接な付き合いのあったタツノコプロは“実験”の名目でこのエフェクトを安価に使えたという。
タツノコプロ作品では本作のパイロット版が最初の使用例だが、実際のテレビ放映では、その後に製作された作品『宇宙の騎士テッカマン』オープニングが一般視聴者への最初のお目見えとなった。本作以後のタイムボカンシリーズでも時間移動シーンを中心に多用されている。
トピックス[編集]
最終回のエンドクレジットは次作「ヤッターマン」の予告編になっていて、ヤッターマン第1話のハイライト映像が流れ、三悪が番組宣伝を担当した。この時マージョ一味は「次はドロンボーと改名してドクロストーンを探す」という旨の説明をしている。実際、ヤッターマンでは三悪がタイムボカン時代を懐かしむ描写が見られた[12]が、後に様々な事情からこのシーンは“無かった事”とされ、公式には両トリオは全くの別キャラとして扱われている。もっとも、この処置はあくまでも表向きのものであり、実際楽屋ネタ満載の本シリーズにおいて、三悪は表面を衣替えしただけの同一的存在として認識される事が通例の様だ
OPの変更話数[編集]
タイムボカンのオープニングは2種類存在する。前期版と後期版の相違点は、前期にあったテントウキが単独で時間移動を行うスキャニメイト映像と、それに続いてガイコッツを操縦するワルサーを中心とした悪トリオの映像部分が、後期はドタバッタンとクワガッタンが時間移動を行うシーンに差し換えられた。2004年に発売されたDVDシリーズではOPの差し換えが行われた話数が不明であるとして、全編後期OPで統一収録されており、前期版は最終巻に映像特典として収録された。
輸出[編集]
各国への輸出例がある。アメリカ合衆国へも輸出されている。その際の英名タイトルは「テレビアニメ25年史(アニメージュ編集部・徳間書店)」によると「TIMEFIGHTERS」であった。その他欧州各国・韓国・香港などに輸出されたという。ただし、「日本の物語を扱った作品の扱い」「悪玉メカ攻撃による主人公のメカの破損」「爆発でマージョ一味の衣服が破れること」などについては、各国の放送コードで若干変更されたと考えられる。しかし、他のタイムボカンシリーズ作品に比べると格段に広範に輸出されかつ受け入れられたようである。
スタッフ[編集]
- 製作:吉田竜夫
- 企画:鳥海尽三、酒井あきよし、柳川茂
- 原作:タツノコプロ企画室
- 音楽:山本正之
- 総監督:笹川ひろし
- プロデューサー:柴田勝、永井昌嗣
- 脚本:鳥海尽三、滝三朗、吉田嘉昭、山本優、小山高男、掘田史門、桜井正明、伊東恒久、山崎晴哉、久保田圭司、山野博、柳川茂、金子裕、吉川惣司、平和元、佐藤和男、石井喜一
- 演出:笹川ひろし、布川ゆうじ、真下耕一、長谷川康雄、大貫信夫、奥田誠治、泰泉寺博、佐々木皓一、案納正美、岡本良雄、山田勝久、西牧秀雄、植田秀仁、西久保瑞穂
- 美術監督、メカニックデザイン:中村光毅
- キャラクターデザイン:天野嘉孝
- 美術担当:岡田和夫、野々宮恒男
- スキ・アニメート:東洋現像所ビデオセンター
- 作画監督:田中英二、窪秀己、飯野浩、田中亨、みぶおさむ、水村十司
- 背景:スタジオビッグ、マスコット、スタジオノア
- 仕上:スタジオコルミ、ヤマトプロ、スタジオオニオン、竜仕上センター
- 特殊効果:浅沼清良、田中豊、佐藤広明、永野知枝子
- 撮影:緒方プロダクション:アートスタジオ、珊瑚礁、平山昭夫、小西一広、結束義博、橋本和典、倉本和人、太田孝二、中野信也、横山幸太郎、伊井雅之
- 進行:中島忠二、嘉義良隆、小林正典、児玉八郎、石田昌久、小笠原誠紀、高野日出夫、細谷満、高野和男、徳永竜雄
- 制作協力:アニメルーム、トップクラフト
- 録音ディレクター:鳥海俊材、水本完
- 録音:高橋久義
- 効果:加藤昭二(イシダサウンドプロ)
- 現像:東洋現像所
- 編集:谷口肇、戸田礼子、古川順康
- 制作担当:横尾潔、鎌田正治(45話~)、内間稔、大野実(読売広告社)
- 制作フジテレビ、タツノコプロ
主題歌[編集]
- 「タイムボカンの歌」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 山本正之、ロイヤルナイツ、サカモト児童合唱団
- オープニング。のちに『逆転イッパツマン』の劇中でたまに挿入されることもあった。
- 「それゆけガイコッツ」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - ロイヤルナイツ
- エンディング。『ヤッターマン』、『逆転イッパツマン』の劇中でも挿入されたが、後者では歌詞が変えられていた。
- 「チュク・チュク・チャン」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 山本正之、サカモト児童合唱団
- 挿入歌。のちに『逆転イッパツマン』の劇中でごく稀に挿入されることもあった。
- 「ペラ助のぼやき節」
- 作詞 - 小山高男/作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 滝口順平
- 挿入歌
- 「花ごよみ」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 太田淑子、岡本茉利
- 挿入歌。本篇では使用されず。
- 「うしろすがた」
- 作詞・作曲 - 山本正之/編曲 - 市久/歌 - 岡本茉利
- 挿入歌
脚注[編集]
- ↑ 本作制作前年(1974年)に日本国内にてモナリザが一般公開された事による知名度からの採用か?
- ↑ ボカンシリーズのタイムトラベルといえば過去へ行くのがお決まりの様になっているが、本作の初期ほか数エピソードにおいては未来へもトラベルしている。その未来では何故か人間以外のもの(ロボット・ヒヒなど)が知能を獲得し、人間を地上から追放する暗い世界になっている事が多かった。これはタツノコのもう一つの作風と言えるハードSFを手がけたスタッフが本作にも多かった事が影響しているのかもしれない。ただし、各話ラストでは彼らの支配は終わり、未来の人間に希望を持たせるストーリーともなっている。
- ↑ ボカンシリーズのタイムトラベルといえば過去へ行くのがお決まりの様になっているが、本作の初期ほか数エピソードにおいては未来へもトラベルしている。その未来では何故か人間以外のもの(ロボット・ヒヒなど)が知能を獲得し、人間を地上から追放する暗い世界になっている事が多かった。これはタツノコのもう一つの作風と言えるハードSFを手がけたスタッフが本作にも多かった事が影響しているのかもしれない。ただし、各話ラストでは彼らの支配は終わり、未来の人間に希望を持たせるストーリーともなっている。
- ↑ 二号機以降が登場した中期以降でも、主役メカ(一号機)・メカブトンは他のメカよりも明らかに優先的に登場しており、多少ピンチに陥る描写こそ増えたものの、主役的な地位は最後まで揺らぐ事は無かった。
- ↑ 典型的なパターンとしては、「悪玉メカによって主人公メカが倒されかかり、今週のハイライト(悪玉トリオのとどめ攻撃)を仕掛けようとするも、悪玉トリオが最終攻撃のボタンを誰が押すかでひと揉めし、揉みくちゃ状態の中で誰かが間違えて自爆ボタン(何故か操縦席の一番目立つところに大きく設置されている)を押し、自爆。善玉勝利」というもの。この他、善玉が悪玉混乱時の隙を狙い、とどめ攻撃の武器(大抵は大型爆弾)を使って反撃、勝利するといったパターンも多い。具体的な負けぶりは外部リンクを参照のこと。なお、「悪玉メカによって主人公メカが倒されかかる」時の丹平の台詞として、しばしば「動力装置が動かない」が使用される。
- ↑ しかしながら本作ではメカが壊れた回でも、メカ戦の後、現代に帰還する前に破損箇所が直っていて空を飛ぶ回もあったりするので安易に見逃せない。
- ↑ 後年の三悪と違い、このトリオには決まった名称は無い。また、後年の出版物では便宜上「マージョ一味」と呼ばれている。
- ↑ しかしネズミメカ(第32話)やメカコブラ(第33話)にも平気で乗り込み、また「ハーメルンの笛吹き」を基にした物語の回(第39話)ではネズミの群れを見ても怖気づかなかった。
- ↑ 勝利を確信したときによく「『タイムボカン』は今週で終わり、来週からは新番組『タイムガイコッツ』が始まるよ」という旨の台詞を吐いている。
- ↑ この部分は、恐らくテントウキの飛行中は機体内に収納されているものと思われる。
- ↑ 因みに本体腹部にはキャタピラが内蔵され、脚が折れても移動に支障は無いので、致命的な弱点ではない。
- ↑ 一番濃厚に出ていたのが第93話「あっぱれトマトコケルだコロン」のメカ披露シーンで、この回のメカ「ギンギラーギン」を目にしたドロンジョが「ダイナモンドみたい」と言ったり、時を同じくしてバックに流れた「それゆけガイコッツ」をボヤッキーが「ぼくちゃんたちのテーマ」と言ったりしている。また、ドクロストーンが過去の世界にあるとした回(第38話)もあり、その司令を下したドクロベエにドロンジョが「タイムボカンは終わりましたよ」と具申する場面も。第11話でもタイムトンネルのシーンがあり、そこでもボヤッキーが「タイムボカンの頃を思い出すわねぇ」と言っている。
参考資料[編集]
- 笹川ひろし『ぶたもおだてりゃ木にのぼる 私のマンガ道とアニメ道』 ワニブックス、2000年、ISBN 4847013581
- 原口正宏、赤星政尚、長尾けんじ 『タツノコプロ・インサイダーズ』 講談社、2002年、ISBN 4063301796
- 鳥海尽三『アニメ・シナリオ入門』 映人社、1987年
テレビ版 | タイムボカン - ヤッターマン(第1作) - ゼンダマン- オタスケマン - ヤットデタマン - イッパツマン - イタダキマン - タイムボカン2000 怪盗きらめきマン - ヤッターマン(第2作) | ||
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OVA | タイムボカン王道復古 | ||
ゲーム | ボカンと一発ドロンボー - ボカンですよ - ボカン伝説 - ボカンGOGOGO | ||
パチスロ | ドロンジョにおまかせ - ヤッターマン只今参上 | ||
主要スタッフ | 吉田竜夫 - 吉田健二 - 九里一平 - 鳥海尽三 - 小山高生 - 笹川ひろし - 天野喜孝 - 大河原邦男 - 山本正之 | ||
常連声優 | 小原乃梨子 - 八奈見乗児 - たてかべ和也 - 滝口順平 - 富山敬 | ||
用語 | ポチっとな - 三悪 | ||
フジテレビ系 土曜18時台後半 | ||
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