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青森県のデータ | |
青森県の位置 | |
自治体コード | 02000-1 |
知事 (任期満了日) |
三村申吾 (2007年6月28日) |
面積 | 9,606.26km² 全国第8位 |
総人口 | 1,436,628人 (2005年10月1日:全国第28位) |
総世帯 | 510,513世帯 (2005年10月1日) |
ISO 3166-2 | JP-02 |
青森県の花 | リンゴの花 |
青森県の木 | ヒバ |
青森県の鳥 | ハクチョウ |
青森県の魚 | ヒラメ |
青森県の歌 | 青森県民の歌:青い森のメッセージ |
青森県庁 | |
ファイル:AomoriPrefOffice.jpg | |
所在地 | 〒030-8570 |
青森県青森市長島1丁目1番1号 | |
電話番号 | 017-722-1111 |
外部リンク | 青森県庁 |
市町村境界図 | |
市町村境界図 |
青森県 (あおもりけん)は、本州最北端に位置する県である。県庁所在地は青森市。
目次
青森県の私立大学偏差値[編集]
- 青森大学 - 社会 35、経営 35、ソフトウェア情報 35、薬-6年制 35
- 青森中央学院大学 - 経営法 35
- 東北女子大学 - 家政 35、児童 35
- 八戸学院大学 - ビジネス 35、人間健康 35
- 八戸工業大学 - 機械情報技術 35、電気電子システム 35、土木建築工 35、バイオ環境工 35、システム情報工 35、感性デザイン 35
- 弘前医療福祉大学 - 看護 44、医療-作業療法 42、医療-言語聴覚 41
- 弘前学院大学 - 英語・英米文 35、日本語・日本文 35、社会福祉 35、看護 45
※代ゼミの偏差値より
地理[編集]
半島[編集]
山脈、山地[編集]
山、丘[編集]
平野、台地[編集]
河川[編集]
湖沼[編集]
岬、崎[編集]
島[編集]
海峡、湾港、海岸[編集]
自然公園[編集]
- 国立公園 1箇所
- 国定公園 2箇所
- 県立自然公園 8箇所
- 浅虫夏泊県立自然公園、大鰐碇ヶ関温泉郷県立自然公園、種差海岸階上岳県立自然公園、名久井岳県立自然公園、芦野池沼群県立自然公園、黒石温泉郷県立自然公園、岩木高原県立自然公園、赤石渓流暗門の滝県立自然公園
歴史[編集]
縄文時代の遺跡として、津軽地方では三内丸山遺跡や亀ヶ岡遺跡などが現在まで発見されている。これらの遺跡には豊富な土器・広い集落、また他地方のものと思われる遺物が発見され、文化・経済などの面で周辺にも強い影響を与えていたと考えられている。また、弥生時代前期の遺跡として同じく津軽地方では垂柳遺跡が発掘されており、コメの栽培が行われたことが確認されている。ただし弥生時代中期に稲作は中止され、津軽から大幅な人口流出があったものと考えられている。
畿内で大和政権が成立し、日本各地で古墳が盛んに作られるようになった時期にも、同地域では終末期古墳が少数存在するだけである。大和政権が本州・四国・九州のほとんどの地域を勢力下に治めた後も同地域は統治領域外にあり、蝦夷(エミシ)と呼ばれる人々が独立性を保って居住していた。こうした事情もあって当時の同地域を考察するための文献資料が余りにも少なく、今後の発掘調査の成果が待たれる部分も大きい。
9世紀には、陸奥出羽按察使征夷将軍文室綿麻呂が、爾薩体の蝦夷を平定したという記録がある。
- 「爾薩体」は、岩手県二戸郡・九戸郡から青森県三戸郡にあたる地域を指すと考えられている。青森県では従来「にさて」と読まれることが多かった。「にさたい」「にさったい」とも読まれる。岩手県二戸市に「仁左平(にさったい)」という地名がある。かつては「爾薩体」と表記されており、古代の「爾薩体」につながると考えられる。
11世紀、岩手県北上平野の地域に俘囚長安倍氏 (奥州)の勢力が確立すると、岩手県北から下北半島にかけての糠部地方で同族と見られる安倍富忠が有力となった。前九年の役において富忠は源頼義に使わされた金為時の誘いを受け朝廷方についた。安倍頼時は富忠に対する説得のため、わずかな手勢を引き連れて北上したが、富忠は頼良を攻め、矢傷を負った頼良はこれが元で死亡した。頼良を滅ぼした富忠だったが、朝廷や源頼義からの恩賞をうけた記録は無く、以後の糠部安倍氏に関する史料はない。北上平野の安倍氏はついに滅ぼされたが、貞任の子の高星丸が叔父の安倍則任とともに糠部を経て津軽に落ち伸び、津軽安東氏(安倍姓)の祖となったとの伝承がある。
青森県域が明確に中央政権に組み込まれるようになったのは鎌倉時代初頭であると考えられている。平安時代末期に奥州藤原氏を倒した源頼朝によって南部氏が糠部五郡を与えられたとの記述があり、南部氏自体がその領土を与えられたかは別にして、同地域が鎌倉幕府の影響に入ったことはうかがえる。この時代から室町時代中期にかけて、津軽安藤氏が下北半島や津軽半島、また蝦夷島(北海道)の沿岸部を支配し、海上交易で栄えた。特に十三湖沿岸に築いた港(十三湊)には大きな町が形成され、現在でも中国や日本各地の陶磁器が出土している。
ところが津軽安藤氏は鎌倉時代末期に内訌を起こして(津軽大乱)勢力を後退、また、南北朝時代の到来に当たっては北朝側につき、現在の岩手県南部から青森県東部の内陸部に勢力を持ち始めた南部氏は南朝方についたために同氏と対立、抗争した。情勢は南部氏有利に進み、安藤氏は蝦夷が島に駆逐された。南部氏は海上交易にはあまり力を入れず、安藤氏によって繁栄した各港は衰退した。一方、室町時代半ばには津軽地方では浪岡を中心に北畠氏が大きな勢力を誇った。
15世紀半ばに安藤氏を駆逐した南部氏は大きく勢力を拡大、16世紀半ばには津軽・下北・糠部地方一帯の広い領土を支配し、「三日月の丸くなるまで南部領(領土が広いために南部領を進んでいるうちに三日月が満月になってしまうということ)」と讃えられた。しかし、16世紀後半になると南部氏の一族の大浦為信が反乱を起こして南部氏の諸城を落城させ、津軽地方、外ヶ浜、糠部の一部を支配した。為信とその子信牧の二代をかけて弘前城の築城、同地への城下町の建設、羽州街道や岩木川の整備などが行われ、津軽の統治体制が確立している。一方、南部氏は青森県東部は所領として残った。
江戸時代には主に盛岡藩と弘前藩が現在の県域にあたる地域を支配した。ほか、盛岡藩の支藩として八戸藩、弘前藩の支藩として黒石藩があった。いずれの藩においても最北の地にあるため飢饉の際に大きな被害を受けたが、下北地方では餓死者がほとんどいなかった。江戸時代においても青函海峡沿いにアイヌ人がいたと伝えられている。
戊辰戦争時、弘前藩も盛岡藩も当初奥羽列藩同盟に属していたが、途中で弘前藩は官軍に寝返った。戦後、盛岡藩は大幅に石高を減らされ、その跡に斗南藩が置かれ、もと会津藩の松平家が入った。
- 1868年11月 旧暦9月、野辺地町で弘前藩兵と盛岡藩兵・八戸藩兵とが交戦。
- 1871年7月 廃藩置県。現在の青森県域には、旧藩を引き継いだ弘前県、黒石県、斗南県、七戸県、八戸県が成立。
- 1871年9月 弘前県、黒石県、斗南県、七戸県、八戸県、館県(旧松前藩)の合併により、弘前県が成立するが、その直後、県庁が弘前から青森に移ったことで、青森県と改称。歩兵第5連隊青森駐屯。
- 1872年10月 福島郡など(旧館県)が開拓使に移管。
- 1876年 明治天皇巡幸。
- 1876年5月 二戸郡を岩手県に移管して現在の県域が確定。
- 1896年 第8師団、弘前に駐屯。
- 1902年1月 歩兵第5連隊第2大隊、八甲田山雪中遭難。
- 1905年 第8師団日露戦争に従軍、黒溝台の戦いで死傷6300人。
- 1922年 第8師団シベリア出兵。
- 1929年9月 米国の太平洋横断機タコマ市号、三沢海岸から出発したが東通村尻労に引き返す。
- 1930年10月 米国の太平洋横断機ミス・ビートル号、三沢海岸から出発し合衆国ワシントン州ウェナッチに着陸。
- 1945年7月 青森大空襲、また八戸、三沢、大湊などでも空襲、青函連絡船7隻沈没、青森大空襲での死傷者1769名。
- 1945年9月 米第7艦隊、大湊に入港(8日)。米陸軍、旧日本海軍三沢飛行場を接収して三沢基地に。
- 1954年9月 青函連絡船洞爺丸が北海道七重浜沖で転覆、乗客乗員合わせて1139名が死亡又は行方不明。
- 1965年 青森空港営業開始。
- 1967年 科学技術庁、大湊港を原子力船母港に決定。
- 1980年 車力ミサイル基地発足。
- 1985年 核燃料サイクル施設、六ヶ所村に立地決定。
- 1985年 米空軍三沢基地へのF16戦闘機配置が開始。
- 1985年3月 青函トンネル本坑貫通。
- 1985年夏 冷夏、青森県の作況指数は47。
- 1987年7月 現在の青森空港が供用開始。
- 1988年3月 青函トンネル営業開始。これにともない青函連絡船営業廃止。
- 1988年 7月9日から9月18日まで青函博覧会が行われた。マスコットは「シャコちゃん」。エアドームの愛称は「夢来ちゃん」。
- 1991年9月 台風19号によるリンゴ落下(被害面積22,400ha)。最大瞬間風速は青森市で53.9m/s。
- 1992年
- 1993年夏 冷夏、青森県の作況指数は28、特に太平洋側は皆無作。
- 1993年12月 白神山地、ユネスコ世界遺産に登録。
- 1994年8月 三内丸山遺跡の永久保存と活用が決定。
- 1995年4月 青森空港にソウル線とハバロフスク線が開設。
- 1997年10月 第1回北東北知事サミット、十和田湖で開催。
- 2000年10月 第4回北海道・北東北知事サミット、黒石市内で開催。
- 2002年12月 東北新幹線盛岡~八戸間開業。
- 2006年1月~2月 平成18年豪雪の被害を受ける。
人口[編集]
年齢構成[編集]
600px | |
青森県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 青森県の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 青森県
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 }} |
青森県(に相当する地域)の人口の推移 テンプレート:人口統計/02 | |
総務省統計局 国勢調査より |
青森県出身者が選んだガチな青森あるある[編集]
- 「三八五と言われて何の事かすぐに分かる」 (三八五流通という運送業者のこと)
- 「不二家とかコージーコーナーよりラグノオ」 (ラグノオというケーキ屋)
- 「最初に憶えるウインタースポーツは駄菓子屋で300円で売ってるミニスキー」
- 「『横浜』と言えば、横浜町のこと。菜の花とナマコで有名」 (よこはままちと読む)
- 「フジテレビ系のバラエティのスペシャルは土日の昼に放送される」
- 「ヒゲはえる→ヒゲおがる」
- 「めんこちゃんゼリー」 (青森で有名な小さいカップゼリー)
- 「函館は行った人は多いが札幌は少ない」
- 「出身地を告げると何かとリンゴ話」
- 「『わいは』はハワイじゃない」 (びっくりしたときに使う方言)
- 「岩手めんこいが見れたら勝ち組」(青森県の岩手寄りでしか見られないため)
- 「羽柴誠三秀吉のことは誰も触れない」 (ノーコメント)
- 「源たれ県外で買うと300円楽勝で越えるけど毎日198円で買える俺ら勝ち組 」 (源たれ=青森で有名な焼肉のたれ)
- 「ガソリン⇒あぶら」 (ガソリンを青森県民はあぶらと言う)
- 「地吹雪体験とかしなくてもそこら辺で嫌でも体験できる」
- 「『青森出身です』と言うと大抵『方言喋って!』と言われる」 (めんどくさい。一人で何しゃべれと言うんだ……)
- 「布団は着るもの、手袋ははくもの」 (「布団を着る」「手袋をはく」と青森県民は言う)
- 「水温が低くてプールの授業中止」 (普通にある)
- 「花見はGW」 (青森の常識)
産業[編集]
- 顆粒味噌(かねさ株式会社)
- 豆腐類(太子食品工業株式会社)
- 高精度大型氷温倉庫(大青工業株式会社)
- 時計文字盤用電着時字(テフコ青森株式会社)
アナログ式腕時計の文字盤に貼り付ける目盛、数字を時字(ときじ)という。同社の電気分解成形法の応用で生み出された文字盤用電着時字技術は、製造工程の大幅な省力化、低コスト化及びデザインの多様化を実現。 2002年の世界のウォッチの総生産数は、1,245百万個と推定されているが、同社で年間1,000万個生産され、高級時計用として世界中に輸出されている。
- 小型光センサー糖度計(東和電機工業株式会社)
- 風力発電の発電設備容量日本一
- スタミナ源タレ((通称…源タレ)上北農産加工)
青森県産のりんご等を使用した何にでもあう(野菜炒め・焼肉用タレ・その他料理の味付け等)タレ
農業[編集]
青森県はリンゴの生産地であり、日本産リンゴの約半数が青森県産である。リンゴ栽培は生産量日本一の弘前市を中心とする津軽地方で盛んだが、三戸郡を中心とした南部地方でも行われている。
野菜生産額全体では、平成15年全国で14位。東北では10年連続第1位。
林業[編集]
水産業[編集]
- 三方を海に囲まれて、真ん中に陸奥湾を抱え暖流寒流の4つが流れ込む青森県は水産業も盛んである。
- 陸奥湾はホタテ、ナマコ、ヒラメ、トゲクリガニの漁場。
- 津軽海峡で捕れるマグロは高級マグロとして首都圏に向け、出荷される。特に大間町産のものは「大間のマグロ」としてブランド化しつつある。
- 八戸港は、日本でも1,2位の漁獲高を誇る。主な水揚げはイカ、サバ等。ちくわ、塩辛等水産加工業も盛ん。
- しじみ生産日本一(十三湖、小川原湖)
生活文化[編集]
- 学校のクラブ数全国1位
- 一世帯あたりの即席麺(インスタント麺)の購入数量全国第1位
(ねぎ購入数量第5位、豚肉消費数量第4位、もやし購入数量第4位)
- 芥川賞第44回 三浦哲郎「忍ぶ川」
- 直木賞第23回 今日出海「天皇の帽子」
- 直木賞第35回 今 官一「壁の花」
- 直木賞第36回 今 東光「お吟さま」
- 直木賞第61回 佐藤愛子「戦いすんで日が暮れて」
- 直木賞第69回 長部日出雄「津軽世去れ節」「津軽じょんから節」
スポーツ[編集]
交通[編集]
空港[編集]
鉄道[編集]
- 路線
※ 目時駅~八戸駅間の鉄道施設を青森県が保有(第三種鉄道事業者)、青い森鉄道が第二種鉄道事業者として鉄道事業を行う上下分離方式が採られている。
海路[編集]
道路[編集]
路線バス[編集]
- 弘南バス
- 青森市企業局交通部(青森市営バス)
- 下北交通(下交バス)
- 十和田観光電鉄(十鉄バス)
- 八戸市交通部(八戸市営バス)
- 南部バス
- JRバス東北
- 脇野沢交通
- 川内交通
- 今別町巡回バス
- 外ヶ浜町循環バス
- 蓬田村営バス
- 六戸町民バス
- おいらせ町民バス(しーもくんバス)
- ながわ里バス
行政[編集]
歴代知事(公選)[編集]
- 初代 津島文治(1947年4月12日~1956年6月1日、3期)
- 2代 山崎岩男(1956年7月22日~1963年1月26日、2期)
- 3代 竹内俊吉(1963年3月2日~1979年2月25日、4期)
- 4代 北村正哉(1979年2月26日~1995年2月25日、4期)
- 5代 木村守男(1995年2月26日~2003年5月26日、3期)
- 6代 三村申吾(2003年6月29日~、1期目)
地域[編集]
都市圏[編集]
都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷
1980年 | 1990年 | 1995年 | 2000年 |
---|---|---|---|
青森都市圏 33万6677人 |
青森都市圏 33万2838人 |
青森都市圏 33万7827人 |
青森都市圏 34万0558人 |
八戸都市圏 33万1608人 |
八戸都市圏 33万2275人 |
八戸都市圏 33万3129人 |
八戸都市圏 33万2242人 |
弘前都市圏 27万8234人 |
弘前都市圏 27万2460人 |
弘前都市圏 32万9279人 |
弘前都市圏 32万6102人 |
十和田都市圏 7万7582人 |
十和田都市圏 9万0255人 |
五所川原都市圏 10万7301人 |
五所川原都市圏 11万1232人 |
むつ都市圏 6万9913人 |
むつ都市圏 6万7326人 |
十和田都市圏 9万0696人 |
十和田都市圏 9万0715人 |
五所川原都市圏 5万5464人 |
三沢都市圏 6万1178人 |
むつ都市圏 7万2995人 |
むつ都市圏 7万4997人 |
黒石都市圏 4万0755人 |
五所川原都市圏 5万2792人 |
三沢都市圏 6万2783人 |
三沢都市圏 6万5470人 |
三沢都市圏 3万9962人 |
黒石都市圏 3万9213人 |
黒石都市圏は弘前都市圏に包含 | |
野辺地都市圏 1万8419人 |
野辺地は中心性を失って都市圏を形成しなくなる |
地域圏[編集]
青森県(人口約143万人)は、大きく2つの地域に分けられる。すなわち、江戸時代に津軽氏が治めていた「津軽地方(広義)」と、南部氏が治めていた「南部地方(広義)」である。
ただし、地形や方言の差異、歴史的な経緯から地域を分ける際には、南部地方(広義)を更に「下北地方」と「南部地方(狭義)」に2分割して、3地方に分ける。天気予報の際にもこの地域区分が用いられることがある。
- 津軽地方(広義) : 青森市・弘前市を中心とする日本海側の地域。人口約81万人
- 下北地方 : むつ市を中心とする下北半島。人口約8万人
- 南部地方(狭義): 八戸市・三沢市を中心とする太平洋側の地域。三八上北地方とも言う。人口約54万人
青森県(総人口 : 1,425,242人)の行政の分野では、県内を6つの地区に区分する場合が多い(人口は2006年6月1日現在の推計人口)。
- 青森県庁による地域区分(地図)
- 津軽地方(広義)(806,638人)
- 東青地区 (337,822人) … 東津軽郡(28,425人)、青森市(309,397人)
- 西北五地区 (169,603人) … 西津軽郡(23,173人)、北津軽郡(45,107人)、五所川原市(61,655人)、つがる市(39,668人)
- 中弘南黒地区 (299,213人) … 中津軽郡(1,562人)、弘前市(187,698人)、南津軽郡(36,750人)、黒石市(38,095人)、平川市(35,108人)
- 南部地方(広義)(618,749人)
- 下北地区 (82,588人) … 下北郡(19,324人)、むつ市(63,264人)
- 上十三地区 (213,966人)… 上北郡(103,962人)、十和田市(67,830人)、三沢市(42,174人)
- 三八地区 (322,195人) … 三戸郡(78,449人)、八戸市(243,746人)
- ※狭義の津軽地方(468,816人)
- ※狭義の南部地方(536,161人)(三八上北地方)
青森県内には、以下の10市8郡22町8村の40市町村(平成の大合併前は8市8郡34町25村の67市町村)がある。町の読みはおいらせ町,南部町,階上町だけが「ちょう」で(このうち前者2つは平成の大合併で誕生)、他はすべて「まち」である。
市部[編集]
郡部[編集]
青森県の方言[編集]
- (ここでは、「~弁」は人々の帰属意識による分類、「~方言」は方言学上の分類とする)
方言の現状[編集]
青森県の都市部では、日本の他の地域と同様に脱方言化が進行している。多少の北奥羽方言的イントネーションや単語がなどがみられるものの、共通語を使って日常生活をする人が増えてきている。これは、近代以降の標準語教育の影響、各地に開拓入植が行われたこと、旧三市(青森市・弘前市・八戸市)の支店経済都市化、本州の北のターミナルとして青森港や八戸港を全国の人や物が経由していること、それになによりテレビなどのメディアの影響が要因として考えられる。一方、郡部では、比較的古いかたちの方言がある程度世代を越えて受け継がれている。
方言学上の分類[編集]
方言学上、津軽方言 および南部方言の2つに大分類する場合、南部方言は旧南部藩領全体(岩手県中北部、秋田県鹿角地方、青森県東部)の方言をさす。しかし青森県の方言とした場合は、津軽方言、南部方言、下北方言の3つに分けられる。南部方言は、さらに上北方言(かみきた)と三八方言(さんぱち)に小分類される。南部方言・下北方言は、津軽方言に比べて内部の差異が大きい。(→南部弁・下北弁)
下北方言は、津軽方言と南部方言の遷移地域である上、歴史的に上方や北陸の影響を受けた方言であるため、どちらの方言にも含めることが出来ず、南部方言の小分類ではなく、独立して大分類されている。「孤立的な方言」ということで大分類されているわけではない。
帰属意識による分類[編集]
青森県は、藩政時代の南部家(県の東半分)と 津軽家(県の西半分)の両家の所領を合わせて構成した県である。両家の所領の境界は、青森市の東の東津軽郡平内町と上北郡野辺地町の間にあり、方言もここを境界として2分されると多くの青森県人が認識している。
これは帰属意識による分類であって、方言学上の分類とは異なるが、県民には広く受け入れられている。藩政時代に青森県が津軽家領と南部家領に分かれていたことに起因するものである。県民には広く受け入れられているとはいうものの、現代において旧南部家領であった下北地方では、下北弁話者の帰属意識は南部弁にはないのが現状である。したがって、帰属意識による分類は大多数の人が住む津軽地方および南部地方の人の帰属意識によるものであり、下北地方の人の帰属意識によるものではない。マイノリティを無視した認識と捉えてよいであろう。 (下北弁参照)
3つの方言の特質[編集]
たとえば、「なまけ者」を津軽では「カラポネヤミ」「ホネヤミ」などと言うが、南部では「カラヤギ」と言う。また、下北では「カラポネヤミ」「カラヤギ」の両方が使われ、南部と津軽の言葉の両方に共通する言葉がみられる。さらに、下北・南部において「わからない」は「わがんねぇ」、「駄目だ」は「わがね」であるが、津軽方言を話す人にはこの区別がつきにくい。
青森県内のいずれの方言も、文法構造や単語の特徴、音韻の特徴は北奥羽方言の特徴を有している。それゆえ、北海道道南、岩手県、秋田県の方言との共通部分も多い。
生活文化[編集]
食べ物[編集]
津軽地方- けの汁、津軽ラーメン(弘前地区ではりんごごはんも)
下北地方- 貝焼味噌、イカ寿司、けいらん、べこ餅、まめしとぎ
南部地方- せんべい汁、まめしとぎ、いちご煮、八戸らーめん
- 食材 - 津軽味噌
- 津軽地方には砂糖を入れた甘口の赤飯があり、コンビニなどで買うこともできる。また、栗などを入れた甘口の茶碗蒸しも食べられていて、塩味の赤飯や茶碗蒸しを食べ慣れている県民は多くなく、ほとんどの地域で甘口の物を食べている。
有形文化財建造物[編集]
- 重要伝統的建造物群保存地区
名所・旧跡・観光スポット[編集]
- 弘前城(弘前市)
- 津軽藩ねぷた村(弘前市)
- 藤田記念庭園(弘前市)
- 長勝寺(弘前市)
- 禅林街(弘前市)
- 岩木山
- 岩木山神社(弘前市岩木)
- 津軽岩木スカイライン(弘前市岩木)
- 嶽温泉(弘前市岩木)
- 盛美園(平川市)
- 黒石こみせ(黒石市)
- 黒石温泉郷(黒石市)
- 中野もみじ山(黒石市)
- 大鰐温泉(大鰐町)
- 碇ヶ関温泉郷(平川市)
- 三内丸山遺跡(青森市)
- 青森県立美術館(青森市)
- 青森県観光物産館アスパム(青森市)
- アウガ(青森市)
- 棟方志功記念館(青森市)
- 青森県立郷土館(青森市)
- 青森市森林博物館(青森市)
- みちのく北方漁船博物館(青森市)
- メモリアルシップ八甲田丸(青森市)
- 昭和大仏(青森市)
- ねぶたの里(青森市)
- 浅虫温泉(青森市)
- 夏泊半島(平内町)
- 浅所海岸(白鳥飛来地)
- 十和田八幡平国立公園(八甲田山)
- 津軽鉄道(ストーブ列車)
- 太宰治記念館 「斜陽館」(五所川原市金木町)
- 津軽三味線会館(五所川原市金木町)
- 芦野公園(五所川原市金木町)
- 津軽国定公園
- 黄金崎不老不死温泉(深浦町)
- みちのく温泉(深浦町)
- ウェスパ椿山(深浦町)
- つがる地球村(つがる市森田)
- 亀ヶ岡遺跡(つがる市木造)
- 津軽富士見湖(鶴田町)
- 鯵ヶ沢スキー場(鰺ヶ沢町)
- 下北国定公園
- 古牧温泉(三沢市)
- 三沢市寺山修司記念館
- 青森県立航空科学館(三沢市)
- 小川原湖(東北町)
- 馬門温泉(野辺地町)
- まかど温泉スキー場
- 菜の花畑(横浜町)
- 種差海岸(八戸市)
- 白浜海岸(八戸市)
- 蕪島(八戸市)
- 是川遺跡(八戸市)
- 根城址(八戸市)
- 櫛引八幡宮(八戸市)
- 三戸城址(三戸町)
- キリストの墓(新郷村)
祭事・催事[編集]
- 山車祭り・神事
<div style="position:absolute;top:132px;left:160px;width:5px;height:5px;background:red" title="青森県庁" /> <div style="position:absolute;top:150px;left:175px;width:4px;height:4px;background:orange" title="酸ヶ湯温泉" /> <div style="position:absolute;top:170px;left:192px;width:4px;height:4px;background:orange" title="蔦温泉" /> <div style="position:absolute;top:167px;left:190px;width:4px;height:4px;background:orange" title="谷地温泉" /> <div style="position:absolute;top:17px;left:217px;width:4px;height:4px;background:orange" title="下風呂温泉" /> <div style="position:absolute;top:185px;left:125px;width:4px;height:4px;background:orange" title="大鰐温泉" /> <div style="position:absolute;top:122px;left:178px;width:4px;height:4px;background:orange" title="朝虫温泉" /> <div style="position:absolute;top:170px;left:145px;width:4px;height:4px;background:orange" title="黒石温泉郷" /> <div style="position:absolute;top:37px;left:220px;width:4px;height:4px;background:brown" title="恐山" /> <div style="position:absolute;top:55px;left:86px;width:4px;height:4px;background:green" title="青函トンネル記念館" /> <div style="position:absolute;top:135px;left:156px;width:4px;height:4px;background:green" title="三内丸山遺跡" /> |
■県庁所在地、■温泉、■名所旧跡等、■山、 |
青森県を舞台にした作品[編集]
映画[編集]
- 八甲田山
- 飢餓海峡
- 海峡
- 魚影の群れ
- ゴジラVSメカゴジラ
- 刑事物語2 りんごの詩
小説[編集]
- 津軽(太宰治)
- 思い出(太宰治)
- 若い人(石坂洋次郎)
- 青い山脈(石坂洋次郎)
- 草を刈る娘(石坂洋次郎)
- 八甲田山死の彷徨(新田次郎)
- 海峡(井上靖)
- 飢餓海峡(水上勉)
- 菜の花の沖<第五巻>(司馬遼太郎)
- 津軽世され節(長部日出雄)
- 津軽じょんから節(長部日出雄)
- 消えた城塞(長部日出男)
- 風雪平野(長部日出男)
- 辻音楽師の唄―もう一つの太宰治伝(長部日出雄)
- 桜桃とキリスト―もう一つの太宰治伝(長部日出雄)
- 鬼が来た 棟方志功伝(長部日出雄)
- 白い闇(松本清張)
- おろおろ草紙(三浦哲郎)
- 白夜を旅する人々(三浦哲郎)
- 百日紅の咲かない夏(三浦哲郎)
- 拳銃と十五の短篇(三浦哲郎)
- 野(三浦哲郎)
- はまなす物語(三浦哲郎)
- 夜の哀しみ(上)(下)(三浦哲郎)
- しづ女の生涯(三浦哲郎)
- おらんだ帽子(三浦哲郎)
- みちづれ 短篇集モザイク(三浦哲郎)
- 愁月記(三浦哲郎)
- 曠野の妻(三浦哲郎)
- 冬の雁 (三浦哲郎)
- 愛はこんがらがって (みうらじゅん)
- 魚影の群れ (吉村昭)
- ブルー・スノウ (川田拓矢)
- 津軽三味線 (倉光俊夫)
紀行文[編集]
- 街道をゆく三、陸奥のみち肥薩のみち(司馬遼太郎)
- 街道をゆく 、北のまほろば(司馬遼太郎)
アニメ[編集]
- 雲のむこう、約束の場所
- センチメンタルジャーニー第十一話 安達妙子~ほろにがトライアングル~
- ガンパレード・オーケストラ・白の章
- 機甲戦記ドラグナー第22話『ギガノス要塞破壊命令』
ドラマ[編集]
ドキュメンタリー[編集]
漫画[編集]
- ザ・ワールド・イズ・マイン(新井英樹)
音楽[編集]
- 「津軽のふるさと」(1952年)(美空ひばり)
- 「リンゴ追分」(1952年)(美空ひばり)
- 組曲「フォー・シーズンズ」(Four Seasons of Morita Village)( 穐吉敏子)
- 「津軽海峡冬景色」(石川さゆり)
- 「青森駅」(マニ☆ラバ)
- 「津軽平野」(千昌夫)
- 「青森ロック大臣」(人間椅子)
マスメディア[編集]
新聞[編集]
テレビ局[編集]
地上波放送[編集]
- 青森放送(RAB)(NNN・NNS系列)
- NHK青森放送局
- 青森朝日放送(ABA)(ANN系列)
- 青森テレビ(ATV)(JNN系列)
- FNN・FNSは北海道文化放送・秋田テレビ・岩手めんこいテレビのいずれかを受信している世帯がある(ただし、報道取材のためにフジテレビが青森市に青森支局を設置している。岩手めんこいテレビは八戸支局を設置している)。
- TXNはテレビ北海道を受信している世帯がある。
- もともと、青森県第3局目の民放テレビ局関係者はフジ系での開局を希望していたが、キー局のフジテレビが新しいネット局の開局に熱心ではなかったため、テレビ朝日系で開局したという。(その名残で青森朝日放送の株主の1つにフジサンケイグループの産経新聞社がある)青森県にフジテレビ系列のテレビ局を開局しない理由は多数あると思われる。
ケーブルテレビ[編集]
- 青森県のケーブルテレビ局(参照)
ラジオ局[編集]
- NHK青森放送局
- コミュニティFM局
軍事[編集]
津軽海峡は公海(特定海域)であるため、他国の核兵器を搭載した軍艦や潜水艦の航行、および、津軽海峡上空の軍用機の通過が可能である。そのため、突発的な戦闘に対する専守防衛には、津軽海峡に面した警備所と、近接する後方基地が必要であり、青森県には海上自衛隊の拠点が置かれている。
また、戦後の冷戦時代には、仮想敵国のソビエト連邦が実効支配するサハリンや北方四島と近接する北海道に陸上自衛隊の主力拠点が置かれたが、航空基地攻撃に遭わない程度離れた青森県には、支援戦闘機の基地、および航空自衛隊の主力拠点が置かれた。
このような背景から、海・空においては北海道を含めた領域の拠点が青森県に置かれている。
陸に関しては、北海道が奪取された場合を考えての基地配備となっており、本州防衛のための前線基地とされている。そのため、方面総監部(上位の司令部)は、後方の仙台に置かれている。
なお、海上保安庁による沿岸警備に関しては、宮城県塩竈市にある第二管区海上保安本部の管轄となっており、沖合いは、太平洋側が第二管区、日本海側が第九管区(新潟県新潟市)となっている。
自衛隊[編集]
北方領土などの問題で北からの攻撃があった場合、八戸基地に対策指令本部が置かれることになっている。
- 北海道および北東北3県を警備。方面隊(全国4区分)の司令部が三沢(三沢市)。
在日米軍[編集]
軍事史[編集]
- 1871年9月 歩兵第5連隊青森駐屯。
- 1896年 第8師団、弘前に駐屯。
- 1899年8月 大湊水雷団創設。
- 1902年1月 歩兵第5連隊第2大隊、八甲田山雪中遭難。
- 11月 大湊要港部が設置。
- 1905年 第8師団日露戦争に従軍、黒溝台の戦いで死傷6300人。
- 1922年 第8師団シベリア出兵。
- 1941年11月 大湊要港部、警備府へ昇格。
- 1945年7月 青森、八戸、三沢など空襲、青函連絡船7隻沈没、青森市での死傷者1769名。
- 9月 米第七艦隊、大湊に入港(8日)。米陸軍、旧日本海軍三沢飛行場を接収して三沢基地に。
- 1953年9月 保安庁警備隊大湊地方隊として編成。
- 1980年 車力ミサイル基地発足。
- 1985年 米空軍三沢基地へのF16戦闘機配置が開始。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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