「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」の版間の差分

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'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス'''('''King George VI & Queen Elizabeth Stakes''')とは毎年7月に[[イギリス]]の[[アスコット競馬場]]のダイヤモンドデーで行われる芝12[[ハロン (単位)|ハロン]](約2414[[メートル]])の[[競馬]]の[[競馬の競走|競走]]である。競走名はイギリス国王[[ジョージ6世 (イギリス王)|ジョージ6世]]とその王妃[[エリザベス・バウエス=ライオン|エリザベス・バウエス=ライオン]]([[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]の両親)に由来。
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'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス'''('''King George VI & Queen Elizabeth Stakes''')とは毎年7月に[[イギリス]]の[[アスコット競馬場]]のダイヤモンドデーで行われる芝12[[ハロン (単位)|ハロン]](約2414[[メートル]])の[[競馬]]の[[競馬のレース|レース]]である。レース名はイギリス国王[[ジョージ6世 (イギリス王)|ジョージ6世]]とその王妃[[エリザベス・バウエス=ライオン|エリザベス・バウエス=ライオン]]([[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]の両親)に由来。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ヨーロッパ]]の上半期最強馬決定戦として3歳は[[ダービー (競馬)|エプソムダービー]]・[[アイリッシュダービー]]・[[ジョッケクルブ賞]](フランスダービー)の優勝馬・出走馬、4歳以上は[[コロネーションカップ]]・[[タターソールズゴールドカップ]]・[[エクリプスステークス]]・[[プリンスオブウェールズステークス]]などの[[グレード制|グループ1]]の優勝馬・出走馬が参戦し、世界有数のハイレベルな競走が行われる。
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[[ヨーロッパ]]の上半期最強馬決定戦として3歳は[[ダービーステークス|エプソムダービー]]・[[アイリッシュダービー]]・[[ジョッケクルブ賞]](フランスダービー)の優勝馬・出走馬、4歳以上は[[コロネーションカップ]]・[[タターソールズゴールドカップ]]・[[エクリプスステークス]]・[[プリンスオブウェールズステークス]]などの[[グレード制|グループ1]]の優勝馬・出走馬が参戦し、世界有数のハイレベルなレースが行われる。
  
 
世界的にエプソムダービー、[[凱旋門賞]]と並び欧州競馬最高峰レースの1つとされている。また日本では「キングジョージ」と略して呼ばれることが多いほか、これらの3レースを全て制した馬を主に日本では「欧州[[三冠 (競馬)|三冠]]馬」と呼ぶ。
 
世界的にエプソムダービー、[[凱旋門賞]]と並び欧州競馬最高峰レースの1つとされている。また日本では「キングジョージ」と略して呼ばれることが多いほか、これらの3レースを全て制した馬を主に日本では「欧州[[三冠 (競馬)|三冠]]馬」と呼ぶ。
  
しかし、近年伝統的な2400mのレースに優勝した競走馬よりもより新しい価値観に基づく2000mの「中距離」での距離体系の活躍馬が「ヨーロッパチャンピオン」に選出される年度が増えつつある。その結果、必ずしもこれ等キングジョージや凱旋門賞などの伝統的な2400mのレースに有力馬が集中することも少なくなってきている。実際、2007年度のエプソムダービー馬・[[オーソライズド]]はこのレースを回避して中距離競争の[[エクリプスステークス]]に出走している。しかしヨーロッパ競馬のファンの間では障害競走や長距離レースの人気の方が高いともいわれていて、そうであれば競馬関係者とファンとの乖離が広がってることになる。
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しかし、近年伝統的な2400mのレースに優勝した競走馬よりもより新しい価値観に基づく2000mの「中距離」での距離体系の活躍馬が「ヨーロッパチャンピオン」に選出される年度が増えつつある。その結果、必ずしもこれ等キングジョージや凱旋門賞などの伝統的な2400mのレースに有力馬が集中することも少なくなってきている。実際、[[2007年]]度のエプソムダービー馬・[[オーソライズド]]はこのレースを回避して中距離レースの[[エクリプスステークス]]に出走している。しかしヨーロッパ競馬のファンの間では障害レースや長距離レースの人気の方が高いともいわれていて、そうであれば競馬関係者とファンとの乖離が広がってることになる。
  
 
== 歴史 ==
 
== 歴史 ==
*[[1951年]] 大英博覧会100周年記念行事として「'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスフェスティバルオブブリテンステークス'''」(King George VI & Queen Elizabeth Festival of Britain Stakes)の名称で施行。
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*[[1951年]] [[ロンドン万国博覧会]]100周年記念行事として「'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスフェスティバルオブブリテンステークス'''」(King George VI & Queen Elizabeth Festival of Britain Stakes)の名称で施行。
*[[1952年]] 競走名を「'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス'''」(King George VI & Queen Elizabeth Stakes)に改名。
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*[[1952年]] レース名を「'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス'''」(King George VI & Queen Elizabeth Stakes)に改名。
 
*[[1954年]] イギリス女王・[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]の所有馬・オリオール(Aureole)が優勝。
 
*[[1954年]] イギリス女王・[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]の所有馬・オリオール(Aureole)が優勝。
 
*[[1968年]] [[ノエル・マーレス]]厩舎が3連覇を達成。
 
*[[1968年]] [[ノエル・マーレス]]厩舎が3連覇を達成。
*[[1975年]] [[ダイヤモンド]]の採掘・流通会社[[デビアス]]がスポンサーとなり、競走名を「'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス'''」(King George VI & Queen Elizabeth Diamond Stakes)に改名。
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*[[1975年]] [[ダイヤモンド]]の採掘・流通会社[[デビアス]]がスポンサーとなり、レース名を「'''キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス'''」(King George VI & Queen Elizabeth Diamond Stakes)に改名。
 
*[[1999年]]
 
*[[1999年]]
 
**[[ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ]]に参加。
 
**[[ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ]]に参加。
 
**[[サイード・ビン・スルール]]厩舎と馬主の[[ゴドルフィン]]が3連覇を達成。
 
**[[サイード・ビン・スルール]]厩舎と馬主の[[ゴドルフィン]]が3連覇を達成。
 
*[[2005年]] アスコット競馬場が改修のため、ニューベリー競馬場で開催。
 
*[[2005年]] アスコット競馬場が改修のため、ニューベリー競馬場で開催。
*[[2007年]] デビアスが[[2006年]]限りでスポンサーから降りたため、競走名が「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」(King George VI & Queen Elizabeth Stakes)に戻る。
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*[[2007年]] デビアスが[[2006年]]限りでスポンサーから降りたため、レース名が「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」(King George VI & Queen Elizabeth Stakes)に戻る。
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*[[2010年]] [[ハービンジャー]](Harbinger)が2分26秒78のコースレコードで優勝し、11馬身差をつける圧勝。
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*[[2012年]] [[デインドリーム]](Danedream)がタイムチャーター以来牝馬として29年ぶり優勝。凱旋門賞とキングジョージを共に制した牝馬は史上初。
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*[[2013年]] [[ノヴェリスト]](Novellist)が2分24秒60のコースレコードで優勝。
  
 
== 主なプレップレース ==
 
== 主なプレップレース ==
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== 歴代優勝馬 ==
 
== 歴代優勝馬 ==
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" style="background:#f9f9f9"
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{| class="wikitable"
|-style="background:#f2f2f2"
+
!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!タイム!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!勝時計!!優勝騎手!!管理調教師!!馬主
+
 
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|style="text-align:center"|第1回||[[1951年]][[7月21日]]||[[シュプリームコート|Supreme Court]]||牡3||2:29.66||[[シャルル・エリオット|C.Elliott]]||E.Williams||Mrs T.Lilley
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|style="text-align:center"|第1回||[[1951年]][[7月21日]]||[[シュプリームコート|Supreme Court]]||牡3||2:29.66||[[シャルル・エリオット|C.Elliott]]||E.Williams||Mrs. T.Lilley
 
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|style="text-align:center"|第2回||[[1952年]][[7月19日]]||[[タルヤー|Tulyar]]||牡3||2:33.20||C.Smirke||M.Marsh||[[アーガー・ハーン3世|His Highness Aga Khan]]
 
|style="text-align:center"|第2回||[[1952年]][[7月19日]]||[[タルヤー|Tulyar]]||牡3||2:33.20||C.Smirke||M.Marsh||[[アーガー・ハーン3世|His Highness Aga Khan]]
 
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|style="text-align:center"|第3回||[[1953年]][[7月18日]]||[[ピンザ|Pinza]]||牡3||2:33.60||[[ゴードン・リチャーズ|G.Richards]]||N.Bertie||Sir V.Sassoon
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|style="text-align:center"|第3回||[[1953年]][[7月18日]]||[[ピンザ|Pinza]]||牡3||2:33.60||[[ゴードン・リチャーズ|G.Richards]]||N.Bertie||V.Sassoon
 
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|style="text-align:center"|第4回||[[1954年]][[7月17日]]||[[オリオール|Aureole]]||牡4||2:44.00||[[マイク・エリック・スミス|M.E.Smith]]||C.Boyd-Rochfort||[[エリザベス2世 (イギリス王)|Queen Elizabeth II]]
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|style="text-align:center"|第4回||[[1954年]][[7月17日]]||[[オリオール|Aureole]]||牡4||2:44.00||[[マイク・エリック・スミス|M.Smith]]||C.Boyd-Rochfort||[[エリザベス2世 (イギリス王)|Queen Elizabeth II]]
 
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|style="text-align:center"|第5回||[[1955年]][[7月16日]]||[[ヴィミー|Vimy]]||牡3||2:33.76||[[ロジェ・ポワンスレ|R.Poincelet]]||[[アレック・ヘッド|A.Head]]||P.Wertheimer
 
|style="text-align:center"|第5回||[[1955年]][[7月16日]]||[[ヴィミー|Vimy]]||牡3||2:33.76||[[ロジェ・ポワンスレ|R.Poincelet]]||[[アレック・ヘッド|A.Head]]||P.Wertheimer
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|style="text-align:center"|第6回||[[1956年]]7月21日||[[リボー|Ribot]]||牡4||2:40.24||[[エンリコ・カミーチ|E.Camici]]||[[ウーゴ・ペンコ|U.Penco]]||M.Rocchetta
 
|style="text-align:center"|第6回||[[1956年]]7月21日||[[リボー|Ribot]]||牡4||2:40.24||[[エンリコ・カミーチ|E.Camici]]||[[ウーゴ・ペンコ|U.Penco]]||M.Rocchetta
 
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|style="text-align:center"|第7回||[[1957年]][[7月20日]]||[[モンタヴァル|Montaval]]||牡4||2:41.02||F.Palmer||G.Bridgland||R.B.Strassburger
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|style="text-align:center"|第7回||[[1957年]][[7月20日]]||[[モンタヴァル|Montaval]]||牡4||2:41.02||F.Palmer||G.Bridgland||R.Strassburger
 
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|style="text-align:center"|第8回||[[1958年]]7月19日||[[バリモス|Ballymoss]]||牡4||2:36.33||[[アーサー・ブリースリー|A.Breasley]]||[[マイケル・ヴィンセント・オブライエン|M.V.O'Brien]]||J.McShain
 
|style="text-align:center"|第8回||[[1958年]]7月19日||[[バリモス|Ballymoss]]||牡4||2:36.33||[[アーサー・ブリースリー|A.Breasley]]||[[マイケル・ヴィンセント・オブライエン|M.V.O'Brien]]||J.McShain
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|style="text-align:center"|第9回||[[1959年]]7月18日||[[アルサイド|Alcide]]||牡4||2:31.39||W.Carr||C.Boyd-Rochfort||H.de Trafford
 
|style="text-align:center"|第9回||[[1959年]]7月18日||[[アルサイド|Alcide]]||牡4||2:31.39||W.Carr||C.Boyd-Rochfort||H.de Trafford
 
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|style="text-align:center"|第10回||[[1960年]]7月16日||[[アグレッサー (競走馬)|Aggressor]]||牡5||2:35.21||J.Lindley||[[ジョン・ゴスデン|J.Gosden]]||Sir H.Wernher
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|style="text-align:center"|第10回||[[1960年]]7月16日||[[アグレッサー (競走馬)|Aggressor]]||牡5||2:35.21||J.Lindley||[[ジョン・ゴスデン|J.Gosden]]||H.Wernher
 
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|style="text-align:center"|第11回||[[1961年]][[7月15日]]||[[ライトロイヤル|Right Royal]]||牡3||2:40.34||R.Poincelet||[[エティエンヌ・ポレ|E.Pollet]]||Madame E.Couturié
 
|style="text-align:center"|第11回||[[1961年]][[7月15日]]||[[ライトロイヤル|Right Royal]]||牡3||2:40.34||R.Poincelet||[[エティエンヌ・ポレ|E.Pollet]]||Madame E.Couturié
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|style="text-align:center"|第13回||[[1963年]]7月20日||[[ラグーサ (競走馬)|Ragusa]]||牡3||2:33.80||G.Bougoure||[[パディ・プレンダーガスト|P.Prendergast]]||J.Mullion
 
|style="text-align:center"|第13回||[[1963年]]7月20日||[[ラグーサ (競走馬)|Ragusa]]||牡3||2:33.80||G.Bougoure||[[パディ・プレンダーガスト|P.Prendergast]]||J.Mullion
 
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|style="text-align:center"|第14回||[[1964年]]7月18日||[[ナスラム|Nasram]]||牡4||2:33.15||[[ウィリアム・パイアーズ|W.Pyers]]||E.Fellows||Mrs H.Jackson
+
|style="text-align:center"|第14回||[[1964年]]7月18日||[[ナスラム|Nasram]]||牡4||2:33.15||[[ウィリアム・パイアーズ|W.Pyers]]||E.Fellows||Mrs. H.Jackson
 
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|style="text-align:center"|第15回||[[1965年]]7月17日||[[メドウコート|Meadow Court]]||牡3||2:33.27||[[レスター・ピゴット|L.Piggott]]||P.Prendergast||G.Bell
 
|style="text-align:center"|第15回||[[1965年]]7月17日||[[メドウコート|Meadow Court]]||牡3||2:33.27||[[レスター・ピゴット|L.Piggott]]||P.Prendergast||G.Bell
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|style="text-align:center"|第21回||[[1971年]][[7月24日]]||[[ミルリーフ|Mill Reef]]||牡3||2:32.56||G.Lewis||I.Balding||P.Mellon
 
|style="text-align:center"|第21回||[[1971年]][[7月24日]]||[[ミルリーフ|Mill Reef]]||牡3||2:32.56||G.Lewis||I.Balding||P.Mellon
 
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|style="text-align:center"|第22回||[[1972年]][[7月22日]]||[[ブリガディアジェラード|Brigadier Gerard]]||牡4||2:32.91||[[ジョー・マーサー|J.Mercer]]||[[ディック・ハーン|Major D.Hern]]||Mrs J.Hislop
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|style="text-align:center"|第22回||[[1972年]][[7月22日]]||[[ブリガディアジェラード|Brigadier Gerard]]||牡4||2:32.91||[[ジョー・マーサー|J.Mercer]]||[[ディック・ハーン|Major D.Hern]]||Mrs. J.Hislop
 
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|style="text-align:center"|第23回||[[1973年]][[7月28日]]||[[ダリア (競走馬)|Dahlia]]||牝3||2:30.43||W.Pyers||[[モーリス・ジルベール|M.Zilber]]||N.B.Hunt
+
|style="text-align:center"|第23回||[[1973年]][[7月28日]]||[[ダリア (競走馬)|Dahlia]]||牝3||2:30.43||W.Pyers||[[モーリス・ジルベール|M.Zilber]]||N.Hunt
 
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|style="text-align:center"|第24回||[[1974年]]7月27日||Dahlia||牝4||2:33.03||L.Piggott||M.Zilber||N.B.Hunt
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|style="text-align:center"|第24回||[[1974年]]7月27日||Dahlia||牝4||2:33.03||L.Piggott||M.Zilber||N.Hunt
 
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|style="text-align:center"|第25回||[[1975年]]7月26日||[[グランディ|Grundy]]||牡3||2:26.98||[[パット・エデリー|P.Eddery]]||P.Walwyn||Dr. C.Vittadini
 
|style="text-align:center"|第25回||[[1975年]]7月26日||[[グランディ|Grundy]]||牡3||2:26.98||[[パット・エデリー|P.Eddery]]||P.Walwyn||Dr. C.Vittadini
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|style="text-align:center"|第27回||[[1977年]][[7月23日]]||[[ザミンストレル|The Minstrel]]||牡3||2:30.48||L.Piggott||M.V.O'Brien||R.Sangster
 
|style="text-align:center"|第27回||[[1977年]][[7月23日]]||[[ザミンストレル|The Minstrel]]||牡3||2:30.48||L.Piggott||M.V.O'Brien||R.Sangster
 
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|style="text-align:center"|第28回||[[1978年]]7月22日||[[イルドブルボン|Ile de Bourbon]]||牡3||2:30.53||[[ジョン・リード|J.Reid]]||R.J.Houghton||D.McCall
+
|style="text-align:center"|第28回||[[1978年]]7月22日||[[イルドブルボン|Ile de Bourbon]]||牡3||2:30.53||[[ジョン・リード|J.Reid]]||R.Houghton||D.McCall
 
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|style="text-align:center"|第29回||[[1979年]]7月28日||[[トロイ (競走馬)|Troy]]||牡3||2:33.75||[[ウィリー・カーソン|W.Carson]]||Major D.Hern||Sir M.Sobell
+
|style="text-align:center"|第29回||[[1979年]]7月28日||[[トロイ (競走馬)|Troy]]||牡3||2:33.75||[[ウィリー・カーソン|W.Carson]]||Major D.Hern||M.Sobell
 
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|style="text-align:center"|第30回||[[1980年]]7月26日||[[エラマナムー|Ela-Mana-Mou]]||牡4||2:36.39||W.Carson||Major D.Hern||S.Weinstock
 
|style="text-align:center"|第30回||[[1980年]]7月26日||[[エラマナムー|Ela-Mana-Mou]]||牡4||2:36.39||W.Carson||Major D.Hern||S.Weinstock
 
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|style="text-align:center"|第31回||[[1981年]]7月25日||[[シャーガー|Shergar]]||牡3||2:35.40||[[ウォルター・スウィンバーン|W.Swinburn]]||[[マイケル・スタウト|Sir M.Stoute]]||[[アーガー・ハーン4世|His Highness Aga Khan]]
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|style="text-align:center"|第31回||[[1981年]]7月25日||[[シャーガー|Shergar]]||牡3||2:35.40||[[ウォルター・スウィンバーン|W.Swinburn]]||[[マイケル・スタウト|M.Stoute]]||[[アーガー・ハーン4世|His Highness Aga Khan]]
 
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|style="text-align:center"|第32回||[[1982年]]7月24日||[[カラグロウ|Kalaglow]]||牡4||2:31.88||[[グレヴィル・スターキー|G.Starkey]]||[[ガイ・ハーウッド|G.Harwood]]||A.Ward
 
|style="text-align:center"|第32回||[[1982年]]7月24日||[[カラグロウ|Kalaglow]]||牡4||2:31.88||[[グレヴィル・スターキー|G.Starkey]]||[[ガイ・ハーウッド|G.Harwood]]||A.Ward
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|style="text-align:center"|第37回||[[1987年]]7月25日||[[レファランスポイント|Reference Point]]||牡3||2:34.63||[[スティーブ・コーセン|S.Cauthen]]||[[ヘンリー・セシル|H.Cecil]]||L.Freedman
 
|style="text-align:center"|第37回||[[1987年]]7月25日||[[レファランスポイント|Reference Point]]||牡3||2:34.63||[[スティーブ・コーセン|S.Cauthen]]||[[ヘンリー・セシル|H.Cecil]]||L.Freedman
 
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|style="text-align:center"|第38回||[[1988年]]7月23日||[[ムトト|Mtoto]]||牡5||2:37.33||[[マイケル・ロバーツ (競馬)|M.Roberts]]||A.C.Stewart||S.Ahmed Al Maktoum
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|style="text-align:center"|第38回||[[1988年]]7月23日||[[ムトト|Mtoto]]||牡5||2:37.33||[[マイケル・ロバーツ (競馬)|M.Roberts]]||A.Stewart||S.Ahmed Al Maktoum
 
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|style="text-align:center"|第39回||[[1989年]]7月22日||[[ナシュワン|Nashwan]]||牡3||2:32.27||W.Carson||Major D.Hern||H.Al Maktoum
 
|style="text-align:center"|第39回||[[1989年]]7月22日||[[ナシュワン|Nashwan]]||牡3||2:32.27||W.Carson||Major D.Hern||H.Al Maktoum
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|style="text-align:center"|第40回||[[1990年]]7月28日||[[ベルメッツ|Belmez]]||牡3||2:30.76||[[マイケル・キネーン|M.Kinane]]||H.Cecil||[[ムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム|S.Mohammed]]
 
|style="text-align:center"|第40回||[[1990年]]7月28日||[[ベルメッツ|Belmez]]||牡3||2:30.76||[[マイケル・キネーン|M.Kinane]]||H.Cecil||[[ムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥーム|S.Mohammed]]
 
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|style="text-align:center"|第41回||[[1991年]]7月27日||[[ジェネラス|Generous]]||牡3||2:28.99||[[アラン・ムンロ|A.Munro]]||[[ポール・コール|P.Cole]]||V.K.Payson
+
|style="text-align:center"|第41回||[[1991年]]7月27日||[[ジェネラス|Generous]]||牡3||2:28.99||[[アラン・ムンロ|A.Munro]]||[[ポール・コール|P.Cole]]||V.Payson
 
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|style="text-align:center"|第42回||[[1992年]]7月25日||[[セントジョヴァイト|St.Jovite]]||牡3||2:30.85||[[スティーヴン・クレイン (騎手)|S.Craine]]||[[ジム・ボルジャー|J.Bolger]]||S.Mohammed
 
|style="text-align:center"|第42回||[[1992年]]7月25日||[[セントジョヴァイト|St.Jovite]]||牡3||2:30.85||[[スティーヴン・クレイン (騎手)|S.Craine]]||[[ジム・ボルジャー|J.Bolger]]||S.Mohammed
 
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|style="text-align:center"|第43回||[[1993年]]7月24日||[[オペラハウス (競走馬)|Opera House]]||牡5||2:33.94||M.Roberts||Sir M.Stoute||S.Mohammed
+
|style="text-align:center"|第43回||[[1993年]]7月24日||[[オペラハウス (競走馬)|Opera House]]||牡5||2:33.94||M.Roberts||M.Stoute||S.Mohammed
 
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|style="text-align:center"|第44回||[[1994年]]7月23日||[[キングスシアター|King's Teatre]]||牡3||2:28.92||M.Kinane||H.Cecil||S.Mohammed
 
|style="text-align:center"|第44回||[[1994年]]7月23日||[[キングスシアター|King's Teatre]]||牡3||2:28.92||M.Kinane||H.Cecil||S.Mohammed
137行目: 139行目:
 
|style="text-align:center"|第50回||[[2000年]][[7月29日]]||[[モンジュー|Montjeu]]||牡4||2:29.98||M.Kinane||J.Hammond||M.Tabor
 
|style="text-align:center"|第50回||[[2000年]][[7月29日]]||[[モンジュー|Montjeu]]||牡4||2:29.98||M.Kinane||J.Hammond||M.Tabor
 
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|-
|style="text-align:center"|第51回||[[2001年]]7月28日||[[ガリレオ (競走馬)|Galileo]]||牡3||2:27.71||M.Kinane||[[エイダン・オブライエン|A.O'Brien]]||Mrs J.Magnier & M.Tabor
+
|style="text-align:center"|第51回||[[2001年]]7月28日||[[ガリレオ (競走馬)|Galileo]]||牡3||2:27.71||M.Kinane||[[エイダン・オブライエン|A.O'Brien]]||Mrs. J.Magnier & M.Tabor
 
|-
 
|-
|style="text-align:center"|第52回||[[2002年]]7月27日||[[ゴーラン|Golan]]||牡4||2:29.70||[[キーレン・ファロン|K.Fallon]]||Sir M.Stoute||E.Of The Late Lord Weinstock
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|style="text-align:center"|第56回||[[2006年]]7月29日||[[ハリケーンラン|Hurricane Run]]||牡4||2:30.29||[[クリストフ・スミヨン|C.Soumillion]]||[[アンドレ・ファーブル|A.Fabre]]||M.Tabor
 
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|style="text-align:center"|第57回||[[2007年]]7月28日||[[ディラントーマス|Dylan Thomas]]||牡4||2:31.11||J.Murtagh||A.O'Brien||Mrs J.Magnier
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|style="text-align:center"|第59回||[[2009年]]7月25日||[[コンデュイット|Conduit]]||牡4||2:28.73||[[ライアン・ムーア|R.Moore]]||[[マイケル・スタウト|M.Stoute]]||Ballymacoll Stud
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|style="text-align:center"|第60回||[[2010年]]7月24日||[[ハービンジャー|Harbinger]]||牡4||2:26.78||[[オリビエ・ペリエ|O.Peslier]]||M.Stoute||Highclere Thoroughbred Racing
 
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|style="text-align:center"|第61回||[[2011年]]7月23日||[[ナサニエル (競走馬)|Nathaniel]]||牡3||2:35.07||[[ウィリアム・ビュイック|W.Buick]]||J.Gosden||Lady Rothschild
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|style="text-align:center"|第62回||[[2012年]]7月21日||[[デインドリーム|Danedream]]||牝4||2:31.62||[[アンドレアシュ・シュタルケ|A.Starke]]||[[ペーター・シールゲン|P.Schiergen]]||Gestut B.Eberstein & [[吉田照哉]]
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|style="text-align:center"|第63回||[[2013年]]7月27日||[[ノヴェリスト|Novellist]]||牡4||2:24.60||J.Murtagh||A.Wohler||Dr. C.Berglar
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|style="text-align:center"|第64回||[[2014年]]7月26日||[[タグルーダ|Taghrooda]]||牝3||2:28.13||[[ポール・ハナガン|P.Hanagan]]||J.Gosden||H.Al Maktoum
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|style="text-align:center"|第65回||[[2015年]]7月25日||[[ポストポンド|Postponed]]||牡4||2:31.25||[[アンドレア・アッゼニ|A.Atzeni]]||L.Cumani||S.Mohammed
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|style="text-align:center"|第66回||[[2016年]]7月23日||[[ハイランドリール|Highland Reel]]||牡4||2:28.97||R.Moore||A.O'Brien||D.Smith, Mrs. J.Magnier, M.Tabor
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|style="text-align:center"|第67回||[[2017年]]7月29日||[[エネイブル|Enable]]||牝3||2:36.22||L.Dettori||J.Gosden||[[ハーリド・ビン・アブドゥッラー|K.Abdullah]]
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|style="text-align:center"|第68回||[[2018年]]7月28日||[[ポエッツワード|Poet's Word]]||牡5||2:25.84||[[ジェームズ・ドイル|J.Doyle]]||M.Stoute||S.Suhail
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|style="text-align:center"|第69回||[[2019年]]7月27日||Enable||牝5||2:32.42||L.Dettori||J.Gosden||K.Abdullah
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|style="text-align:center"|第71回||[[2021年]]7月24日||[[アダイヤー|Adayar]]||牝6||2:26.54||W.Buick||[[チャーリー・アップルビー|C.Appleby]]||Godolphin
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|style="text-align:center"|第72回||[[2022年]]7月23日||[[パイルドライヴァー (競走馬)|Pyledriver]]||牡5||2:29.49||P.McDonald||W.Muir & C.Grassick||La Pyle Partnership
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|style="text-align:center"|第73回||[[2023年]]7月29日||[[フクム|Hukum]]||牡6||2:33.95||J.Crowley||O.Burrows||Shadwell Estate Company Ltd.
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|style="text-align:center"|第74回||[[2024年]]7月27日||[[ゴリアット|Goliath]]||騸4||2:27.43||[[クリストフ・スミヨン|C.Soumillon]]||F-H.Graffard||P.Baron von Ullmann
 
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=== 日本調教馬の成績 ===
 
=== 日本調教馬の成績 ===
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また日本人騎手では1990年に[[柴田政人]]が[[アサティス]](Assatis)に騎乗して3着、1994年には武豊が[[ホワイトマズル]](White Muzzle)に騎乗して2着となる成績を残している。
 
また日本人騎手では1990年に[[柴田政人]]が[[アサティス]](Assatis)に騎乗して3着、1994年には武豊が[[ホワイトマズル]](White Muzzle)に騎乗して2着となる成績を残している。
  
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|style="text-align:center"|第56回||2006年7月29日||[[ハーツクライ]]||Heart's Cry||牡5||[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]||[[橋口弘次郎]]||3着
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2024年7月28日 (日) 12:01時点における最新版

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスKing George VI & Queen Elizabeth Stakes)とは毎年7月にイギリスアスコット競馬場のダイヤモンドデーで行われる芝12ハロン(約2414メートル)の競馬レースである。レース名はイギリス国王ジョージ6世とその王妃エリザベス・バウエス=ライオンエリザベス2世の両親)に由来。

概要[編集]

ヨーロッパの上半期最強馬決定戦として3歳はエプソムダービーアイリッシュダービージョッケクルブ賞(フランスダービー)の優勝馬・出走馬、4歳以上はコロネーションカップタターソールズゴールドカップエクリプスステークスプリンスオブウェールズステークスなどのグループ1の優勝馬・出走馬が参戦し、世界有数のハイレベルなレースが行われる。

世界的にエプソムダービー、凱旋門賞と並び欧州競馬最高峰レースの1つとされている。また日本では「キングジョージ」と略して呼ばれることが多いほか、これらの3レースを全て制した馬を主に日本では「欧州三冠馬」と呼ぶ。

しかし、近年伝統的な2400mのレースに優勝した競走馬よりもより新しい価値観に基づく2000mの「中距離」での距離体系の活躍馬が「ヨーロッパチャンピオン」に選出される年度が増えつつある。その結果、必ずしもこれ等キングジョージや凱旋門賞などの伝統的な2400mのレースに有力馬が集中することも少なくなってきている。実際、2007年度のエプソムダービー馬・オーソライズドはこのレースを回避して中距離レースのエクリプスステークスに出走している。しかしヨーロッパ競馬のファンの間では障害レースや長距離レースの人気の方が高いともいわれていて、そうであれば競馬関係者とファンとの乖離が広がってることになる。

歴史[編集]

主なプレップレース[編集]

歴代優勝馬[編集]

回数 施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1951年7月21日 Supreme Court 牡3 2:29.66 C.Elliott E.Williams Mrs. T.Lilley
第2回 1952年7月19日 Tulyar 牡3 2:33.20 C.Smirke M.Marsh His Highness Aga Khan
第3回 1953年7月18日 Pinza 牡3 2:33.60 G.Richards N.Bertie V.Sassoon
第4回 1954年7月17日 Aureole 牡4 2:44.00 M.Smith C.Boyd-Rochfort Queen Elizabeth II
第5回 1955年7月16日 Vimy 牡3 2:33.76 R.Poincelet A.Head P.Wertheimer
第6回 1956年7月21日 Ribot 牡4 2:40.24 E.Camici U.Penco M.Rocchetta
第7回 1957年7月20日 Montaval 牡4 2:41.02 F.Palmer G.Bridgland R.Strassburger
第8回 1958年7月19日 Ballymoss 牡4 2:36.33 A.Breasley M.V.O'Brien J.McShain
第9回 1959年7月18日 Alcide 牡4 2:31.39 W.Carr C.Boyd-Rochfort H.de Trafford
第10回 1960年7月16日 Aggressor 牡5 2:35.21 J.Lindley J.Gosden H.Wernher
第11回 1961年7月15日 Right Royal 牡3 2:40.34 R.Poincelet E.Pollet Madame E.Couturié
第12回 1962年7月21日 Match 牡4 2:32.02 Y.Saint-Martin F.Mathet F.Dupré
第13回 1963年7月20日 Ragusa 牡3 2:33.80 G.Bougoure P.Prendergast J.Mullion
第14回 1964年7月18日 Nasram 牡4 2:33.15 W.Pyers E.Fellows Mrs. H.Jackson
第15回 1965年7月17日 Meadow Court 牡3 2:33.27 L.Piggott P.Prendergast G.Bell
第16回 1966年7月16日 Aunt Edith 牝4 2:35.06 L.Piggott N.Murless J.Hornung
第17回 1967年7月15日 Busted 牡4 2:33.64 G.Moore N.Murless S.Joel
第18回 1968年7月27日 Royal Palace 牡4 2:32.22 A.Barclay N.Murless J.Joel
第19回 1969年7月26日 Park Top 牝5 2:32.46 L.Piggott B.van Cutsem Duke of Devonshire
第20回 1970年7月25日 Nijinsky 牡3 2:36.16 L.Piggott M.V.O'Brien C.Engelhard
第21回 1971年7月24日 Mill Reef 牡3 2:32.56 G.Lewis I.Balding P.Mellon
第22回 1972年7月22日 Brigadier Gerard 牡4 2:32.91 J.Mercer Major D.Hern Mrs. J.Hislop
第23回 1973年7月28日 Dahlia 牝3 2:30.43 W.Pyers M.Zilber N.Hunt
第24回 1974年7月27日 Dahlia 牝4 2:33.03 L.Piggott M.Zilber N.Hunt
第25回 1975年7月26日 Grundy 牡3 2:26.98 P.Eddery P.Walwyn Dr. C.Vittadini
第26回 1976年7月24日 Pawneese 牝3 2:29.36 Y.Saint-Martin A.Penna D.Wildenstein
第27回 1977年7月23日 The Minstrel 牡3 2:30.48 L.Piggott M.V.O'Brien R.Sangster
第28回 1978年7月22日 Ile de Bourbon 牡3 2:30.53 J.Reid R.Houghton D.McCall
第29回 1979年7月28日 Troy 牡3 2:33.75 W.Carson Major D.Hern M.Sobell
第30回 1980年7月26日 Ela-Mana-Mou 牡4 2:36.39 W.Carson Major D.Hern S.Weinstock
第31回 1981年7月25日 Shergar 牡3 2:35.40 W.Swinburn M.Stoute His Highness Aga Khan
第32回 1982年7月24日 Kalaglow 牡4 2:31.88 G.Starkey G.Harwood A.Ward
第33回 1983年7月23日 Time Charter 牝4 2:30.79 J.Mercer H.Candy R.Barnett
第34回 1984年7月28日 Teenoso 牡4 2:27.95 L.Piggott G.Wragg E.Moller
第35回 1985年7月27日 Petoski 牡3 2:27.61 W.Carson Major D.Hern Lady Beaverbrook
第36回 1986年7月26日 Dancing Brave 牡3 2:29.49 P.Eddery G.Harwood K.Abdulla
第37回 1987年7月25日 Reference Point 牡3 2:34.63 S.Cauthen H.Cecil L.Freedman
第38回 1988年7月23日 Mtoto 牡5 2:37.33 M.Roberts A.Stewart S.Ahmed Al Maktoum
第39回 1989年7月22日 Nashwan 牡3 2:32.27 W.Carson Major D.Hern H.Al Maktoum
第40回 1990年7月28日 Belmez 牡3 2:30.76 M.Kinane H.Cecil S.Mohammed
第41回 1991年7月27日 Generous 牡3 2:28.99 A.Munro P.Cole V.Payson
第42回 1992年7月25日 St.Jovite 牡3 2:30.85 S.Craine J.Bolger S.Mohammed
第43回 1993年7月24日 Opera House 牡5 2:33.94 M.Roberts M.Stoute S.Mohammed
第44回 1994年7月23日 King's Teatre 牡3 2:28.92 M.Kinane H.Cecil S.Mohammed
第45回 1995年7月22日 Lammtarra 牡3 2:31.01 L.Dettori S.bin Suroor S.Maktoum Al Maktoum
第46回 1996年7月27日 Pentire 牡4 2:28.11 M.Hills G.Wragg Mollers Racing
第47回 1997年7月26日 Swain 牡5 2:36.45 J.Reid S.bin Suroor Godolphin
第48回 1998年7月25日 Swain 牡6 2:29.06 L.Dettori S.bin Suroor Godolphin
第49回 1999年7月24日 Daylami 牡5 2:29.35 L.Dettori S.bin Suroor Godolphin
第50回 2000年7月29日 Montjeu 牡4 2:29.98 M.Kinane J.Hammond M.Tabor
第51回 2001年7月28日 Galileo 牡3 2:27.71 M.Kinane A.O'Brien Mrs. J.Magnier & M.Tabor
第52回 2002年7月27日 Golan 牡4 2:29.70 K.Fallon M.Stoute E.Of The Late Lord Weinstock
第53回 2003年7月26日 Alamshar 牡3 2:33.26 J.Murtagh J.Oxx His Highness Aga Khan
第54回 2004年7月24日 Doyen 牡4 2:33.18 L.Dettori S.bin Suroor Godolphin
第55回 2005年7月23日 Azamour 牡4 2:28.26 M.Kinane J.Oxx His Highness Aga Khan
第56回 2006年7月29日 Hurricane Run 牡4 2:30.29 C.Soumillion A.Fabre M.Tabor
第57回 2007年7月28日 Dylan Thomas 牡4 2:31.11 J.Murtagh A.O'Brien Mrs. J.Magnier
第58回 2008年7月26日 Duke Of Marmalade 牡4 2:27.91 J.Murtagh A.O'Brien Mrs. J.Magnier & M.Tabor
第59回 2009年7月25日 Conduit 牡4 2:28.73 R.Moore M.Stoute Ballymacoll Stud
第60回 2010年7月24日 Harbinger 牡4 2:26.78 O.Peslier M.Stoute Highclere Thoroughbred Racing
第61回 2011年7月23日 Nathaniel 牡3 2:35.07 W.Buick J.Gosden Lady Rothschild
第62回 2012年7月21日 Danedream 牝4 2:31.62 A.Starke P.Schiergen Gestut B.Eberstein & 吉田照哉
第63回 2013年7月27日 Novellist 牡4 2:24.60 J.Murtagh A.Wohler Dr. C.Berglar
第64回 2014年7月26日 Taghrooda 牝3 2:28.13 P.Hanagan J.Gosden H.Al Maktoum
第65回 2015年7月25日 Postponed 牡4 2:31.25 A.Atzeni L.Cumani S.Mohammed
第66回 2016年7月23日 Highland Reel 牡4 2:28.97 R.Moore A.O'Brien D.Smith, Mrs. J.Magnier, M.Tabor
第67回 2017年7月29日 Enable 牝3 2:36.22 L.Dettori J.Gosden K.Abdullah
第68回 2018年7月28日 Poet's Word 牡5 2:25.84 J.Doyle M.Stoute S.Suhail
第69回 2019年7月27日 Enable 牝5 2:32.42 L.Dettori J.Gosden K.Abdullah
第70回 2020年7月25日 Enable 牝6 2:28.92 L.Dettori J.Gosden K.Abdullah
第71回 2021年7月24日 Adayar 牝6 2:26.54 W.Buick C.Appleby Godolphin
第72回 2022年7月23日 Pyledriver 牡5 2:29.49 P.McDonald W.Muir & C.Grassick La Pyle Partnership
第73回 2023年7月29日 Hukum 牡6 2:33.95 J.Crowley O.Burrows Shadwell Estate Company Ltd.
第74回 2024年7月27日 Goliath 騸4 2:27.43 C.Soumillon F-H.Graffard P.Baron von Ullmann

日本調教馬の成績[編集]

2006年にはドバイシーマクラシックを優勝したハーツクライが参戦し前年の凱旋門賞を制したハリケーンラン、ドバイワールドカップ優勝馬エレクトロキューショニストなど世界の強豪馬を相手に3着と善戦。最後の直線で一度先頭に立つなど見せ場を作った。

また日本人騎手では1990年に柴田政人アサティス(Assatis)に騎乗して3着、1994年には武豊がホワイトマズル(White Muzzle)に騎乗して2着となる成績を残している。

回数 施行日 参戦馬名 アルファベット表記 性齢 騎手名 管理調教師 着順
第19回 1969年7月26日 スピードシンボリ Speed Symboli 牡6 野平祐二 野平省三 5着
第35回 1985年7月27日 シリウスシンボリ Sirius Symboli 牡3 岡部幸雄 二本柳俊夫 8着
第50回 2000年7月29日 エアシャカール Air Shakur 牡3 武豊 森秀行 5着
第56回 2006年7月29日 ハーツクライ Heart's Cry 牡5 C.ルメール 橋口弘次郎 3着
第62回 2012年7月21日 ディープブリランテ Deep Brillante 牡3 岩田康誠 矢作芳人 8着
第69回 2019年7月27日 シュヴァルグラン Cheval Grand 牡7 O.マーフィー 友道康夫 6着

外部リンク[編集]

  • ROYAL ASCOT - ロイヤルアスコット・アスコット競馬場
  • Racing Series - ワールドシリーズ・レーシング・チャンピオンシップ
ワールドレーシング・チャンピオンシップ
クイーンエリザベス2世カップ | KG6世&QES | アーリントンミリオン | バーデン大賞 | アイリッシュチャンピオンステークス | 凱旋門賞 | カナディアンインターナショナル | コックスプレート | BCターフ | BCクラシック | ジャパンカップ | 香港カップ
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