若草山
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若草山(わかくさやま, Mount Wakakusa)は、奈良県奈良市 にある標高341.7mの山である。
概要[編集]
古代に「鶯山」と呼ばれ、その後は「葛尾山」・「九折山」(つづらやま)と呼ばれた。 芝生に覆われた三段重ねの山である。山頂から大仏殿や五重塔、さらに奈良市街が一望できる。山頂に1903年(明治36年)6月4日に設置された国土地理院の三等三角点がある。点名は「三笠山」となっている。
ゲート[編集]
若草山山麓北ゲートと南ゲートの2つのゲートがある。東大寺から手向山八幡宮を経て若草山北口ゲートから入山できる。大人(中学生以上)は150円、小人(3歳以上)は80円である。入山ゲートから山頂まで徒歩約30分程度である。
古墳[編集]
山頂の「鶯塚古墳」は4世紀末の築造と推定される前期古墳で、清少納言の「枕草子」に紹介される「うぐいすの陵」である。「史跡鶯塚古墳」の看板がある。
山焼き[編集]
正月の若草山「山焼き」が知られている。ゲートで入山料を払うと(入山は、9:00~17:00、但し、入山期間は、毎年3月21日~6月15日、9月10日~11月25日)山に登れる。 山焼きは江戸時代中頃の1760年(宝暦10年)南都奉行所の延焼防止統制のもとで行われたことを起源とする。「若草山」南麓に鎮座する「野上神社」で例祭の後、春日の御神火を以て一斉点火する。
改称[編集]
江戸時代から昭和10年三笠宮家の創立まで御蓋山と混同されて「三笠山」と呼ばれていた。同じ名前では恐れ多いとして、山焼きに因んで「若草山」に改称された。