海福寺本堂(かいふくじほんどう)は、東京都目黒区下目黒の登録文化財。
明治43年の寺院移転時に中山忠能侯爵邸(日比谷)から移築されたと伝わる、木造平屋建、入母屋造、桟瓦葺で東面する、東京大空襲を免れた黄檗宗寺院仏堂である。外観は北寄り正面に向拝を付け、寄棟造の突出部が背後に張出す。内部の南側は客間二室で、北側は手前から広縁、室中、内陣で奥に須弥壇が設けられる。境内の海福寺四脚門は区指定の文化財である。