日本GE
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日本GE株式会社(にほんジーイー)は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の日本法人。日本におけるGEの本社機能を持ち、かつては法人金融や不動産ビジネスなどの事業を手掛けた。
概要[編集]
日本におけるGE関連法人の親会社、GEジャパン・ホールディングス株式会社として発足し、2008年に日本GEに改称した。2009年1月には不動産ビジネスを展開していたGEリアル・エステート株式会社と合併。さらに2010年1月には法人金融を手掛けるGEフィナンシャルサービス株式会社と合併した。
事業部門として、本社機能として事業統括を行う「GEコーポレート」、法人金融事業を行う「GEキャピタル」、不動産ビジネスを行う「GEリアル・エステート」が置かれている。
沿革[編集]
統合された法人[編集]
2008年以降、日本におけるGEの金融サービス事業は、段階的に日本GEに集約された。かつて存在した主な法人は以下のとおり。
- GEフィナンシャルサービス株式会社(法人向け総合金融、日本GEと合併)
- GEリアル・エステート株式会社(不動産ビジネス、日本GEと合併)
- GEキャピタルリーシング株式会社(法人向け金融、上記GEフィナンシャルサービスに改称し事業統合)
- GEフリートサービス合同会社(自動車リース・管理、GEフィナンシャルサービスと合併)
- GE三洋クレジット株式会社(小口リース・特定業界向けファイナンス、GEフィナンシャルサービスと合併)
- GEコマーシャルレンディング・ジャパン株式会社(法人向け融資、GEフィナンシャルサービスと統合)
法人向けリースおよび融資事業の売却[編集]
2015年12月15日、三井住友フィナンシャルグループは、米GEから日本のリース事業を約5750億円で買収すると正式発表した。これを受け日本GE株式会社は企業向けリースおよび金融事業の会社分割が進められた。2016年3月1日、コーポレート等関連事業を「GE株式会社」、法人向けリース・融資事業を除くキャピタル関連事業を「GEキャピタル・アセット・ファイナンス合同会社」に会社分割を実施し、売却対象は日本GE合同会社に集約された[1]。そして日本GE合同会社は同年4月に三井住友ファイナンス&リースの完全子会社となりGE傘下でなくなった[2]。
残ったGE株式会社は2016年4月1日、GEジャパン株式会社と社名を変更した[1]。
日本での主な関連会社[編集]
- GEコーポレート事業部門
- GEテクノロジー・インフラストラクチャ事業部門
- 日本ジーイー・エンジンサービス株式会社(全日本空輸・IHIとの合弁)
- ジーイー・エンジンサービス・ディストリビューション・ジャパン株式会社
- GEヘルスケア・ジャパン株式会社(横河電機との合弁)
- 日本メジフィジックス株式会社(住友化学との合弁)
- GEセンシング・ジャパン株式会社(設立当時は明和産業との合弁)
- GEインスペクション・テクノロジーズ・ジャパン株式会社
- GEファナック・インテリジェント・プラットホームス株式会社
- GEエナジー事業部門
- 東芝GEタービンサービス株式会社(東芝との合弁)
- GEエナジー・ジャパン株式会社(設立当時は川崎製鉄との合弁)
- 株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(東芝・日立製作所との合弁)
- GEスモールワールド株式会社
- ユアサアイオニクス株式会社(ジーエス・ユアサコーポレーションとの合弁)
- GEキャピタル事業部門
- 福銀リース株式会社
- グランド山形リース株式会社
- 株式会社エスシー倶楽部
- ジーエフアール債権回収株式会社
- ピーケーエアファイナンス・ジャパン有限会社
- ニッセンGEクレジット株式会社(ニッセンホールディングスとの合弁)
関連人物[編集]
参考文献[編集]
- 安渕聖司著『GE 世界基準の仕事術』(新潮社、2014年3月)ISBN 978-4-10-335391-1
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 () 日本におけるGE、社名変更に関するお知らせ [ arch. ] 2017-03-17
- ↑ () "沿革|SMFLキャピタル株式会社" [ arch. ] 2017-03-17
外部リンク[編集]
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