山陰海岸ジオパーク

提供: Yourpedia
移動: 案内、 検索

山陰海岸ジオパーク（さんいんかいがんジオパーク、英：San'in Kaigan Global Geopark）は、鳥取県、兵庫県、京都府にまたがる山陰海岸国立公園とその周辺からなるジオパークである。山陰海岸地域にある地質遺産を保護・保全するほか、ジオツーリズムや研究に活用したり、教育や地域社会に貢献したりすることを目的としている。2010年に世界ジオパークネットワークへの加盟が認定された[1]。

概要[編集]

「日本海形成に伴う多様な地形・地質・人々の風土と暮らし」をテーマとする、東西100km以上、南北約30kmのジオパークである。その範域は、東は京都府京丹後市の経ヶ岬から兵庫県の但馬海岸（日和山海岸、竹野海岸、香住海岸、但馬御火浦）を経て、西は鳥取県鳥取市の白兎海岸、浜村海岸、青谷に至る。また、内陸部の神鍋高原・小代・湯村温泉等も含まれている。日本列島がユーラシア大陸から分かれて日本海が形成される過程が、約4000万年前から今日に至るまでの地質学・地形学的に貴重で多様な地質遺産から確認できる。また、地質・地形・気候をうまく活用した、多様な生活文化が各地に息づいている。

沿革・活動実績[編集]

  • 1955年（昭和30年）6月20日 - 山陰海岸が山陰海岸国定公園に指定される
  • 1963年（昭和38年）7月15日 - 山陰海岸が山陰海岸国立公園に指定される
  • 2007年（平成19年）7月16日 - 行政や、商工会、観光協会、漁業協同組合などの民間団体からなる、山陰海岸ジオパーク推進協議会が設立される
  • 2008年（平成20年）12月8日 - 日本ジオパークネットワーク（JGN）の加盟認定を受ける
  • 2009年（平成21年）6月8日 - 陸と海から竹野海岸を巡る見学ツアーが実施される[2]
  • 2009年（平成21年）7月5日 - 浦富海岸でジオスポット研修会が実施される[3]
  • 2009年（平成21年）8月19日 - 兵庫県立但馬ドームで「地域のたからもの展」が実施される[4]
  • 2009年（平成21年）8月22日 - 岩美町で山陰海岸ジオパーククリーン大作戦が実施される[5]
  • 2009年（平成21年）9月11日 - 日本ジオパーク委員会による現地視察が実施される[6]
  • 2009年（平成21年）9月19日 - 拠点施設「山陰海岸ジオパーク館」が開館する[7][8]
  • 2009年（平成21年）9月24日 - 郵便局株式会社中国支社が山陰海岸ジオパーク切手を発売[9]
  • 2009年（平成21年）9月25日 - 兵庫県立浜坂高等学校による浜坂県民サンビーチ美化作戦が実施される[10]
  • 2009年（平成21年）10月10日 - 香美町海の文化館で山陰海岸ジオパーク合同研修会が実施される[11]
  • 2009年（平成21年）10月13日 - 香住海岸で観光協会主催による山陰海岸ジオパーク研修会が実施される[12]
  • 2009年（平成21年）10月18日 - 鳥取県内在住の外国人を対象に浦富海岸を巡るツアーが実施される[13]
  • 2009年（平成21年）10月28日 - 世界ジオパークネットワーク国内候補地に認定される[14][15][16][17]
  • 2009年（平成21年）11月14日 - 鳥取市で世界ジオパーク加盟推進大会が開催される[18]
  • 2009年（平成21年）11月17日 - 山陰海岸ジオパーク推進協議会の事務局が兵庫県豊岡総合庁舎に設置される[19]
  • 2009年（平成21年）12月1日 - 推進協議会が世界登録に向けた申請書を世界ジオパーク委員会に提出する[20]
  • 2010年（平成22年）01月 - 新温泉町内の10箇所にジオサイト説明板と総合案内板が設置される[21]
  • 2010年（平成22年）01月4日 - 玄さん、コーちゃん、オーちゃんがジオパーク登録を祈願する[22]
  • 2010年（平成22年）01月25日 - 山陰海岸ジオパーク鳥取県連絡協議会が発足する[23]
  • 2010年（平成22年）02月16日 - 山陰海岸ジオパーク館で山陰海岸ジオパーク合同講演会が実施される[24]
  • 2010年（平成22年）02月18日 - 岩美町が浦富海岸のガイド資料1万部を発行する[25]
  • 2010年（平成22年）02月19日 - 新温泉町ジオパークネットワークが設立される[26]
  • 2010年（平成22年）3月5日 - 山陰海岸ジオパーク 携帯スタンプラリーが実施される（同年5月9日まで）[27]
  • 2010年（平成22年）3月28日 - 但馬海岸でジオスポットを巡るツアーが実施される[28]
  • 2010年（平成22年）04月24日 - 鳥取市で世界ジオパーク決起大会が開催される[29]
  • 2010年（平成22年）04月24日 - 鳥取県立博物館付属山陰海岸学習館がリニューアルオープンする[30][31]
  • 2010年（平成22年）04月25日 - 香港ジオパーク団が山陰海岸ジオパークを訪問・視察する[32]
  • 2010年（平成22年）05月 - 岩美町のボランティア団体が浦富海岸のガイド本を発行する[33]
  • 2010年（平成22年）05月7日 - 香美町がジオパーク推進協議会を設立する[34]
  • 2010年（平成22年）05月16日 - 浜坂海岸から香住海岸を巡るジオスポットバスツアーが実施される[35]
  • 2010年（平成22年）05月22日 - 浦富海岸ジオウオークが実施される[36]
  • 2010年（平成22年）05月27日 - 新温泉町で「目指せ世界ジオパーク・クリーン作戦」が実施される[37]
  • 2010年（平成22年）05月27日 - 但馬国府・国分寺館で山陰海岸ジオパーク展が実施される（同年8月31日まで）[38]
  • 2010年（平成22年）05月29日 - 山陰海岸ジオパークフォーラムが開催される[39]
  • 2010年（平成22年）06月12日 - 中貝宗治会長が第4回ユネスコ国際ジオパーク会議に出席[40]
  • 2010年（平成22年）06月25日 - 香住海岸で山陰海岸ジオパーク大学生現地研修が実施される[41]
  • 2010年（平成22年）06月27日 - 浦富海岸でジオパーク野外観察会（山陰海岸学習館）が実施される[42]
  • 2010年（平成22年）10月4日 - 世界ジオパークネットワーク（GGN）への加盟が認定される
  • 2013年（平成25年）12月16日 - 日本ジオパークネットワークへの加盟再認定。鳥取市西部へのエリア拡大も認められる
  • 2014年（平成26年）9月23日 - 世界ジオパークネットワークへの加盟再認定。鳥取市西部へのエリア拡大も認められる[43]

主なジオサイト[編集]

京都府[編集]

兵庫県[編集]

鳥取県[編集]

定期観光船[編集]

拠点施設[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ↑ 『山陰海岸ジオパーク推進協議会事務局』2010年10月4日山陰海岸ジオパーク :: 世界ジオパークネットワーク加盟認定！
  2. ↑ 『神戸新聞』2009年6月9日竹野海岸の魅力再確認ジオパーク認定へツアー
  3. ↑ 『日本海新聞』2009年07月06日素晴らしさを体感　浦富海岸でジオスポット研修会
  4. ↑ 『日本海新聞』2009年08月19日自然景観や生物紹介　地域のたからもの展
  5. ↑ 『日本海新聞』2009年08月23日住民らクリーン大作戦　山陰海岸ジオパークイベント
  6. ↑ 『日本海新聞』2009年09月11日日本ジオパーク委員会が現地視察 ジオパーク候補地選定で調査
  7. ↑ 『日本海新聞』2009年09月19日「山陰海岸ジオパーク館」　きょう正式オープン
  8. ↑ 『日本海新聞』好天“但馬日和”　ジオパーク館も「まずまず」
  9. ↑ 『日本海新聞』要望に応え追加販売　山陰海岸ジオパーク切手
  10. ↑ 『日本海新聞』2009年09月26日夏の“燃え殻”収集　県民サンビーチ美化作戦
  11. ↑ 『日本海新聞』2009年10月11日地質学的価値を説明　山陰海岸ジオパーク合同研修会
  12. ↑ 『日本海新聞』2009年10月14日海側から魅力確認　山陰海岸ジオパーク研修会
  13. ↑ 『日本海新聞』2009年10月19日浦富 外国人にも好評　県内在住者対象にツアー
  14. ↑ 『日本海新聞』2009年10月28日山陰海岸を選定　世界ジオパーク国内候補地
  15. ↑ 『山陰中央新報』2009年10月28日山陰海岸が世界ジオパークの国内候補に決定
  16. ↑ 『神戸新聞』2009年10月28日世界ジオパーク候補に山陰海岸
  17. ↑ 『豊岡市役所』「山陰海岸」が世界ジオパークネットワークの国内候補地に決定しました！
  18. ↑ 『日本海新聞』2009年11月15日住民の手で物語を　鳥取で世界ジオパーク加盟推進大会
  19. ↑ 『日本海新聞』2009年11月18日申請準備を本格化 ジオパーク推進協が専用事務所
  20. ↑ 『神戸新聞』2009年12月2日世界登録へ申請書提出　山陰海岸ジオパーク
  21. ↑ 『日本海新聞』2010年01月08日ジオサイト見どころ紹介　説明板など10カ所設置
  22. ↑ 『日本海新聞』2010年01月05日ジオパーク登録祈願　城崎「鼻かけ地蔵」に初詣で
  23. ↑ 『日本海新聞』2010年01月26日鳥取県連絡協が発足　山陰海岸ジオパーク
  24. ↑ 『日本海新聞』2010年02月17日広域連携の推進重要　山陰海岸ジオパーク合同講演会
  25. ↑ 『日本海新聞』浦富のスポット紹介　岩美町がガイド発行
  26. ↑ 『日本海新聞』新温泉に「ジオネット」まちづくり推進 但馬で初
  27. ↑ 『神戸新聞』2010年3月5日山陰海岸巡って賞品ゲット 携帯でスタンプラリー
  28. ↑ 『日本海新聞』2010年03月29日足跡化石に触れ興奮　ジオスポット巡るツアー
  29. ↑ 『日本海新聞』2010年04月25日「加盟へ頑張ろう」　世界ジオパーク決起大会
  30. ↑ 『日本海新聞』2010年04月16日貴重な地質遺産ズラリ　山陰海岸学習館リニューアル
  31. ↑ 『日本海新聞』2010年06月20日来館者１万人達成　山陰海岸学習館
  32. ↑ 『山陰海岸ジオパーク推進協議会事務局』2010年4月28日香港ジオパーク団が山陰海岸ジオパークの視察に訪れました
  33. ↑ 『日本海新聞』2010年05月04日浦富海岸ガイド本作成　シリーズで発行
  34. ↑ 『日本海新聞』2010年05月08日香美町が推進協設立　ＧＧＮ加盟へ７団体結束
  35. ↑ 『日本海新聞』2010年05月17日見事な景観満喫 ジオスポットバスツアー
  36. ↑ 『日本海新聞』2010年05月23日雄大な海岸線 眺め最高　岩美・浦富海岸ジオウオーク
  37. ↑ 『日本海新聞』2010年05月28日ジオパーク登録向け 清掃100人が汗　新温泉町
  38. ↑ 『神戸新聞』2010年5月28日地形と人の営み考える 山陰海岸ジオパーク展
  39. ↑ 『日本海新聞』2010年05月30日日本海の壮大ドラマ　豊岡でジオパークフォーラム
  40. ↑ 『日本海新聞』2010年04月11日山陰海岸ＰＲへ中貝市長ら出席 国際ジオパーク会議
  41. ↑ 『日本海新聞』2010年06月26日観光ツーリズムの視点で学ぶ　山陰海岸ジオパーク研修
  42. ↑ 『日本海新聞』2010年06月28日「海岸の石を調べよう」　ジオパーク野外観察会
  43. ↑ 山陰海岸ジオパーク公式ウェブサイト祝！山陰海岸ジオパーク世界認定！

参考文献[編集]

[icon]この節は、書きかけです。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

「http://ja.yourpedia.org/mediawiki/index.php?title=山陰海岸ジオパーク&oldid=260458」から取得