ふしぎ星の☆ふたご姫 (アンサイクロペディア)
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ふしぎ星の☆ふたご姫(ふしぎぼしのふたごひめ)はテレビ東京系で2005~2006年に放映されたアニメ作品。ふしぎ星のプリンセスたちがベストプリンセスの座を賭けて仁義無き戦いを繰り広げる話である。続編は『ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu!』。
概要[編集]
宇宙に浮かぶふしぎ星には7つの王国がある。その7つの王国のプリンセスたちが、ベストプリンセスの座を賭けて仁義無き戦いを繰り広げる様子を描く。ふしぎ星のエネルギー源である「おひさまの恵み」が日々弱まっている気もするが、だいじょーぶ、だいじょーぶ、わたしたちが救えばっ☆
プリンセスパーティ[編集]
7つの国は持ち回りでプリンセスパーティを開いているが、実態は各テーマごとのベストプリンセスを決める競技大会である。ベストプリンセスはふしぎ星中の女性が憧れるステイタスであり、各国のプリンセスたちはあらゆる手段を駆使してベストプリンセスの座を勝ち取ろうとする。事実、プリンセスパーティの優勝者選定はあからさまに不自然な結果が多く、裏でプリンセスたちが賄賂による取引を行ったり姑息な罠を張ったりしているのもと思われる。
- 第一回 ベスト・スマイル・プリンセス
- 優勝は八重歯がチャーミングだったリオーネ。この結果は順当で、まだこの頃のプリンセスパーティは不正行為で汚染されていなかったことが窺える。
- 第二回 ベスト・デコール・プリンセス
- デコールとはふしぎ星用語で装飾品のことである。このプリンセスパーティでは、準備時間中にアルテッサのデコールが何者かに盗まれるという事件が起こった。アルテッサがタネタネプリンセスたちに疑いの目を向け、会場は一時不穏な空気に包まれる。のちにそれは誤解であることがわかったが、パーティの優勝者はなんとチャチな木の実のデコールを纏ったタネタネプリンセスが選ばれた。この明らかに不自然な結果に会場中の観客は首を傾げ、ここに卑劣な罠の渦巻くプリンセスパーティ暗黒の歴史が始まったといえる。
- 第三回 ベスト・スイーツ・プリンセス
- 各プリンセスの策謀が飛び交った問題のプリンセスパーティ。事の発端はリオーネがスイーツに使用するお砂糖をこぼしたことにあった。リオーネは慌てて各国のプリンセスたちにお砂糖をわけてくれるよう頼んだが、全員無視。アルテッサに到っては「敵に塩を送る」という故事になぞらえて文字通り塩を渡すなど底意地の悪さを発揮した。見かねたふたご姫がリオーネに手を貸すが、これは演技で、真の狙いは魔法で召還したお相撲さんの四股の振動でアルテッサのスイーツタワーを崩すことにあった。このふたご姫の作戦は成功し、アルテッサは事実上プリンセスパーティを辞退するハメになる。しかし、彼女たちが足の引っ張り合いをしてる隙に、ちゃっかりベストプリンセスの座を奪ったのはミルキィであった。しかも作品はまたしても微妙な出来のキャンディで、プリンセスパーティの裏に不正な取引があることがほぼ確実となる。
- 第四回 ベスト・スポーツ・プリンセス
- プリンセスたちの足の引っ張り合いが満天下に晒されたプリンセスパーティ。競技内容は障害物競走であったが、玉入れの場面でアルテッサがあからさまにソフィーのカゴを狙って玉を投げてカゴを倒した。当然ながらソフィーも応戦し、これにリオーネも加わり、玉入れはプリンセスたちの壮絶な玉のぶつけ合いとなった。障害物競走の1位は不明だが、パーティ優勝は、したたかにこの醜悪な争いに加わらず、スポーツマンシップを評価されたミルロ。抜け目が無い。
- 第五回 ベスト・フラワー・プリンセス
- 勝ち目の無かったふたご姫がパーティ会場にイナゴの大群を放ってパーティを滅茶苦茶にすることを画策。優勝したのはイナゴの大群からアルテッサの花を必死に守る姿(演技)が評価されたソフィーであった。
- 第六回 ベスト・アート・プリンセス
- アルテッサの兄ブライトが妹のアルテッサを優勝させるため、審査員のヤームル女王を買収。しかしアルテッサは何故か優勝を辞退してしまう。あのアルテッサがベストプリンセスを辞退するなんて裏があるに違いない、如何な計略なのか、他のプリンセスたちは戦々恐々とした。
- 第七回 ベスト・ガビーン・プリンセス
- 新年恒例のメラメラ演芸会にプリンセスたちが集合するや否や、そこは臨時のプリンセスパーティ会場となった。水芸という際どい芸を出したミルロ初め、各国のプリンセスたちが芸を披露したが、リオーネは「地味すぎ」「見ごたえ無し」「芸じゃない」とコキ降ろし、プリンセスたちの間に火花が飛び散った。優勝は審査員のボードラゴンを笑わせたアルテッサ。見事ベスト・ガビーン・プリンセスの栄冠に輝いた。
- 第八回 ベスト・ロマンティック・プリンセス
- 「ロマンティック」と銘打たれているが、競ったのはダンスの技量。審査員のブライトは最低レベルのイヤイヤダンスを踊ったファインを優勝者に指名、これ以上無いほどあからさまな贔屓行為だった。さすがにこの不正はやりすぎで会場の理解を全く得られず、優勝者はアルテッサになった。
以上がプリンセスたちのプリンセスパーティ暗闘の歴史であるが、優勝候補がほとんど優勝していない。つまり、デコールとスイーツのアルテッサ、スポーツのファイン、フラワーのタネタネ、アートのミルロたちのことである。優勝候補の優勝はせいぜいアルテッサがロマンティック(ダンス)プリンセスを勝ち取ったぐらいである。いかにプリンセスたちの足の引っ張り合いと裏工作が凄まじかったかを物語っている。
登場人物[編集]
- ファイン
- おひさまの国のふたごプリンセスのピンクの方。やんちゃ。スポーツ万能。食いしん坊。怖がり。なかよし専門家。
- アルテッサ
- 宝石の国の黄色いたわしのプリンセス。努力家で、プリンセスパーティに並々ならぬ闘志を燃やす。その甲斐あって、ベスト・ガビーン・プリンセスとベスト・ロマンティック・プリンセス、番外ではベスト・グゥ・プリンセスとベスト・たわし・プリンセスに選ばれた。性格は姑息で、プリンセスパーティの暗闘にはほぼ全てアルテッサが絡んでいる。
- 必殺技は勿論「ガビーン」であり、後に赤ん坊のナルロにも伝授している。
- ソフィー
- かざぐるまの国のプリンセス。某所で深夜に『かざぐるま通信』を発行していた。両耳のちくわで短時間なら空を飛べるというのは嘘のようなほんとの公式設定。
- リオーネ
- メラメラの国のプリンセス。番外であるベスト・スパッツ・プリンセスに満場一致で選ばれた。
- ミルキィ
- 月の国のプリンセス。まだ赤ん坊であるが、食いしん坊でファインとは気が合うらしく、ファインとだけは会話できる。
- タネタネプリンセス
- タネタネの国のプリンセスたち。手の平に乗るサイズである。存在感が薄く、続編の『Gyu!』になってからはほとんど出てこなくなった。
- ミルロ
- しずくの国のプリンセス。もう一人の影の薄いプリンセスとして名高い。しかもアニメと漫画版では性格が大きく異なっている。
アイテム[編集]
- デコールメーカー
- おひさまの国に代々伝わるアイテム。取っ手を持ってちゃかぽこちゃかぽこ回すことで素敵なデコールができあがる。
- はねのミューグラム
- 相手に向けることで強制的に踊らすことができる。月の国の伝説のアイテム、の割にはやたらファンシーな外観である。
- 使うときは「ミュ~グラムでダ~ンシ~ング スタートゥ ハッ!」と掛け声をかける。
関連項目[編集]
- ふしぎ星
- ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! - 本作の後番組。
- ふたりはプリキュア - なかよしでもライバル。
- アスラン・ザラ - シェイドの宿敵。
- バードン - ソフィーの宿敵。
- ハートキャッチプリキュア! - メインキャラがピンクと水色で影響を受けたと思われる人たち。
- 百合 - さすがに狙ってないと思う人はいないだろう。