Alt-Heidelberg (戯曲)
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Alt-Heidelberg(日本語:アルト・ハイデルベルク)は19世紀から20世紀前半に生きたドイツの劇作家Wilhelm Meyer-Förster(日本語:ヴィルヘルム・マイヤー=フェルスター)の短編戯曲作品。
あらすじ[編集]
19世紀末のドイツ南部ハイデルベルクに小国の王子が遊学する。ハイデルベルク大学の娯楽の少ない生活の中、学生宿の若い女性ケティ(Käthie) に熱を上げた王子は短い間ながらも遊学を謳歌する。
わずか4ヶ月の後、父王が健康を害したので戻るように知らせが来る。王子はケティとの辛い別れをして故国に戻る。
2年後即位した王子は青春の地ハイデルベルクに再び来るが、街の雰囲気や学生たちとの再会も前とは違っており、自らもケティも別々の人生を歩むことに気づき嘆息する。
その他[編集]
日本では明治時代のドイツ語教育に欠かせない短編として紹介され、旧制高校の教材に使われたことから演劇化されている。特にケティ役の松井須磨子は有名。