阮籍
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阮籍(げんせき,210年 – 263年)は中国の文人。竹林七賢の一人。
概要[編集]
3世紀の魏の思想家である。礼節にとらわれる人々を毛嫌いし、酒びたりの毎日であったとされる。
事跡[編集]
- 魏の有力者の司馬昭が、自分の息子である司馬炎と阮籍の娘との縁談を進めようとしたが、阮籍が60日間酔っぱらい続けていたため、縁談が成立しなかったという。
- 囲碁を好み、母親の死を知っても囲碁を止めなかったという。
晋書[編集]
籍又能為青白眼、見禮俗之士、以白眼對之。 (晋書・巻四十九・阮籍伝)
(大意)阮籍は白目と黒目を使い分けた。名利に捉われる俗人と会うときは白目で向き合った。「白眼視」の語源となった。
詠懐詩[編集]
阮籍は「詠懐詩」八十二首を残した。
高名令志或重利使心憂
(大意)高名や重利は人の心を惑わせる
視彼荘周子栄枯何足頼
(大意)老荘思想を知れば栄枯はどうでもよくなる