皇紀
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皇紀(こうき)は、最初の天皇の即位の時点を起点とした紀年法[1]。
1922年頃、旧制第四高等学校で日本史の講義をしていた上原菊之助は、
- 紀元25X0年というのは正確ではない。
- 神武天皇以降の上代の紀年は、申酉革命説を背景とした後代の創作。
- 「はつくにしらすすめらみこと」(最初の天皇)の即位を起点としても、西暦とほぼ同じくらいまでしか遡れないが、対外政策の必要もあって、紀元元年を実際より600年以上古く設定した。
と解釈していた[1]。
石堂 (1986 26)は、上原は特に進歩的な教員というわけでもなく、他の点では保守的でもあったから、上記の学説は明治中期までは史学の常識だったのだろう、と評している。
付録[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 石堂 (1986) 石堂清倫『わが異端の昭和史』勁草書房、ISBN 4326151749