甲府駅周辺再開発事業
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甲府駅周辺再開発事業(こうふえきしゅうへんさいかいはつじぎょう)は、山梨県甲府市における甲府駅の北口および南口の整備事業のことである。本項目では北口甲府駅北口地区整備と南口の甲府紅梅地区市街地再開発について述べる。
北口地区整備[編集]
甲府駅の北側にはかつて甲府機関区が存在していたが国鉄の合理化により閉鎖され、広大な敷地が残った。山梨県と甲府市はこの跡地を再開発しようとバブル景気の中多額の税金を使って土地を買収した。しかし開発に着手しようとした矢先にバブル崩壊により財政が悪化、計画は頓挫となりその後十数年に渡り駅前の一等地が更地という状態が続くことになる。
時は過ぎ2003年の県知事選挙で前甲府市長の山本栄彦が北口地区整備再開の公約を掲げ当選。山本知事はシビックコア地区整備制度を利用し以下の方法で北口再開発に着手することにした。
これらをもとに2005年から事業が始められ、うち甲府城山手門は2007年3月に完成。現在は駅前ロータリーの整備に着手している。一方、NHK甲府放送局は移転に合意しているもののPFI方式を取り入れた山梨県立図書館の移転については2006年に行なわれた一回目の公募には応札ゼロ、改めて二回目を行なおうとした矢先に2007年の県知事選挙で山本知事が落選。かわりに移転見直しを公約に掲げていた横内正明が知事となり、就任直後の2月に県立図書館移転を白紙撤回したため今後の動向が注目される。
尚、北口にある県内一の高層ビルであるセインツ.25は整備事業に関連して民間の不動産会社が建設したものであり、本地区整備とは直接的な関係はない。
紅梅地区再開発[編集]
一方、甲府駅南口は1986年に開催されたかいじ国体に関連して甲府駅ビルエクランの建設を皮切りに岡島百貨店の増床、山交百貨店の改築などにより北口より早く整備されてきた。しかし近年は周辺の昭和町や中央市、甲斐市、笛吹市に次々と郊外型ショッピングモールが建てられ甲府駅前は衰退、1998年には甲府西武が閉店するなど危機的状況に陥っていた。この状況を打開しようと商工会議所などが立ち上がり、紅梅地区にある複合ショッピング施設パセオを一度解体し、新たに複合ビルを建設するという計画を立ち上げた。
2005年に21階建てのビル内に地下1階から地上3階までと4階から6階までの一部を商業スペース、4階から6階までの残り部分を商業用駐車場、7階を住宅用駐車場、8階以上を分譲マンションといった当初計画を発表、同時に山梨県や甲府市に本事業の支援を要請した。[1] その後計画が見直され、2007年2月に発表された事業内容では23階建てのビル内に地下1階から地上3階までを商業施設、4階から7階までを駐車場、8階以上を分譲マンションとする計画を発表。[2]更に同年5月に市郊外にある山梨県立宝石美術専門学校が同ビルの7階と8階に移転することが決定され、更に事業計画が変更されるものと思われる。
2007年8月に解体工事に着手し、2008年4月に着工、早ければ2010年4月に完成予定である。