旭川地裁職員連続強姦事件

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旭川地裁職員連続強姦事件(あさひかわちさいしょくいんれんぞくごうかんじけん)とは2009年に発覚した事件。旭川地裁職員、小林稔(当時24歳)が2008年8月~10年5月、10~20代の8人の女性に強姦や強制わいせつを繰り返した事件。

概要[編集]

強姦事件裁判記録を大量コピー[編集]

北海道警旭川中央署は2010年8月5日、連続強姦事件で起訴された元旭川地裁事務官小林稔被告(25)=懲戒免職=が在職中、強姦事件の裁判記録を大量にコピーし持ち出したとして、窃盗容疑で追送検した。

追送検容疑は、2008年11月~10年1月、地裁での宿直勤務中に合鍵を使って記録を保管していた部屋に侵入。強姦や強制わいせつなど十数件の事件の供述調書や捜査報告書など約600枚をコピーし、自宅に持ち帰り盗んだ疑い。

一審無期判決 被告側、控訴審で主張[編集]

旭川市内などで女性宅に押し入り、計8人に乱暴を繰り返したとして強盗強姦罪などに問われた元旭川地裁職員、小林稔被告(25)=懲戒免職=の控訴審が2011年4月14日札幌高裁(小川育央裁判長)であった。

一審・旭川地裁の裁判員裁判で求刑通り無期懲役の判決を受けた小林被告側は「刑が重すぎる」と主張。検察側は控訴の棄却を求めて結審した。判決は5月17日の予定。

小林被告は被告人質問で「有期刑を受け、もう一度、社会に出てやり直すチャンスを与えてほしい。被害者のために何かできることをしたい」と述べた。

被害者の女性の一人は、法廷で傍聴席との間に、ついたてなどをせずに意見陳述。心的外傷後ストレス障害PTSD)が完治せず、通院していると明かし、

「被告は、なぜ控訴をしたのか。無期懲役では、仮釈放後に保護観察が付くのが嫌なのか。深く反省をしていない」

と時折、被告の方を見据えて訴えた。一審判決によると、小林被告は2008年8月~10年5月、10~20代の8人の女性に強姦や強制わいせつを繰り返した。