旧村井銀行祇園支店(きゅうむらいぎんこうぎおんしてん)は、京都府京都市東山区四条通大和大路東入祇園町南側の登録文化財。現在はエンマとなっている。
大正時代に建てられた鉄筋コンクリート造2階建の銀行建築で、煙草王として知られる村井吉兵衛のお抱え建築家的存在として知られる吉武長一が設計を担当した村井銀行支店シリーズのひとつである。重厚な石造風外壁でイオニア式円柱の間にアーチ窓を配し、米国仕込みの古典主義様式建築をよく示している。