張形責め

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張形責め(はりがたぜめ)は、緊縛などにより身動きがとれないようにされた女性に、張形と呼ばれる男根に似せた責め具を女性器に挿入する性的な責めの一つである。

概要[編集]

SMにおける責めや調教は、性的な快感を開発することを目的とする。男性と女性は性器の構造の違いや性衝動の違いなどからオーガズムに差異が見られることが多かった。そのためオーガズムや自慰を知らない女性に性の歓びを教えるというシチュエーションが好事家には好まれた。また日本各地において女性には一方的に貞節が求められて来た文化的背景から性の快楽に溺れる女性は堕落した女性であるという社会的評価があり、女性自身が性的な歓びを求めることを背徳的と見なしていた。そうした常識や理性に抑圧された精神をなかば強制的に突き崩すというシチュエーションで行なわれる快楽責めの一種がこの張形責めである。 官能小説アダルトビデオで散見され、緊縛され両脚を大きく広げられた状態で、張形により強制的な快楽を与えられる。秘所をあらわにさせた状態で固定して行われることも多く、女性にとって非常に屈辱的な責めと表現される場合がある。張形は責め手により動かされる場合と、モーター内蔵のバイブレーターを紐等で固定する場合などさまざまな形で描写される。責め手の多くは男性の場合が多いが、女性が責めるシチュエーションも好まれる。衆人環視で行なう場合は強制露出プレイの傾向を持つ。強制的にオルガズムに導かれることにより性的なトレーニングと前述の性にだらしない女であるというレッテル貼りの効果を持つとされる。 団鬼六『鬼ゆり峠』など数々のSM小説で用いられている言葉である。

海外の場合[編集]

近年ファッキングマシーンと呼ばれる大型の動力付き張形が、インターネット上のアダルトサイトに登場し、動画が配信されている。

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