工藤良
工藤 良(くどう りょう、1977年)は、自身の非行体験からNPO法人TFG「田川ふれ愛義塾」を設立。自ら理事長を務め、日々、非行少年の立ち直りに尽力している。
経歴[編集]
1977年(昭和52年)生まれ。小学校2年の時から荒れ始め、中学校2年で暴走族「極連會」に加入、18歳で3代目総長となる。その後、暴走行為などで少年院に入院するが、22歳の時に覚醒剤の現行犯で逮捕。
拘置所の中で自責の念から更生を決意して、2002年(平成14年)にボランティア団体GOKURENKAIを結成し、かつての仲間とボランティア活動を始める。自らの生い立ちやボランティア活動について語り、2003年(平成15年)「NHK青春メッセージ2003全国大会」で大賞を受賞。
田川市暴走族離脱促進アドバイザー、田川市青少年健全育成推進員として、保護者や問題を抱えた青少年のサポートや相談活動に取り組み、中学校や高校などでの講演活動で全国を回る。2005年(平成17年)3月、子どもたちの駆け込み寺「田川ふれ愛義塾」を設立し、学校・社会への復帰や自立を支援するなど、青少年の健全育成に向けた活動を展開。
2008年(平成20年)6月NPO法人TFG(田川ふれ愛義塾)を設立し、理事長を務める。2008年度(平成20年度)から2009年度にかけて2年連続で福岡県警暴走族離脱促進キャンペーンポスターのモデルとなる。2009年1月には警察政策研究センター主催の警察政策フォーラムでの講演を行い、その他に少年院の少年達や法務教官への講演も行うなど、学校現場以外の講演会、研修会の講師としても幅広く活躍中。
2009年8月、NPO法人TFG(田川ふれ愛義塾)が法務大臣より「更生保護事業法」に基づく継続保護事業の経営認可を受ける。
2010年(平成22年)12月、子ども・若者を育成支援する活動に対し、内閣府より、「チャイルド・ユースサポート賞」を受賞。
著書[編集]
- 逆転のボランティア(学研)