天杖(てんじょう)は、萩原真や塩谷信男が行っていた、「物理的心霊現象」の実験。中国の紅卍字会で行われていた扶乩(フーチ)を真似たもの。1メートルほどの細い木の棒の中央に毛筆を結び、両端を2人が別々に握って動かし、下に敷いた紙の上に書き出された「何か」を解釈した[1]。
「高い神霊」からの神示を受ける場合は、紙や毛筆は使わず、紅卍字会のように、清めた砂を、大きさ半畳ほど、深さ15センチメートルほどの檜の箱にいれた「砂盤」に木の棒で字を書いた[2]。