ラインス・プリーバス

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ラインス・プリーバス(Reinhold Richard "Reince" Priebus、1972年3月18日 - )は、アメリカ合衆国の政治家である。弁護士。所属政党は共和党。


経歴[編集]

1972年3月18日、ニュージャージー州ドーバーでに生まれた。7歳の時に家族はウィスコンシン州グリーンベイに転居した。1990年にウィスコンシン州ケノーシャのトレンパー高校(George Nelson Tremper High School)を卒業した。ウィスコンシン大学ホワイトウォーター校で英語と政治学を学び、1994年に学士号(BS)を取得して卒業した。マイアミ大学ロースクール(University of Miami School of Law)を1998年に卒業し、法務博士(JD)の学位を取得した。ウィスコンシン州に戻り、州の弁護士資格を得て、ミルウォーキーのマイケル・ベスト&フリードリッヒ LLP法律事務所に就職した。 2004年、ウィスコンシン州の上院議員選挙に立候補したが落選した。 2007年に共和党のウィスコンシン州委員長に選出された。2011年の共和党全国委員長選挙では、5名が立候補したが2011年1月14日に、7回の投票を経て97票の過半数を得て当選した。2011年1月の就任時に、主要な資金提供者との関係から2300万ドルの負債を継承した[1]

人物[編集]

  • ドナルド・トランプの女性蔑視発言が表面化したとき、ライアンら党主流派はトランプ氏の応援をやめたが、プリーバスは結束を呼びかけ、一貫してトランプ氏を支えた。大統領選の勝利宣言の際、トランプはプリーバスを壇上に招き、その貢献をたたえた[2]
  • 2016年10月6日、プリーバスはトランプをロールモデルと評していた。様ざまな人物にとってのロールモデルである、ビジネスを起こす人、ビジネスに失敗し、復帰すること、目標を定めること、アメリカの夢を実現すること、彼は勝利者だ、と語った[3]

大統領首席補佐官[編集]

2016年11月13日、プリーバスは2016年アメリカ合衆国大統領選挙で当選したドナルド・トランプから、新政権の大統領首席補佐官に指名された[4]。党主流派と良好な関係にあるプリーバスの起用で、党主流派との連携を円滑にする狙いとみられている。 2017年1月20日、大統領首席補佐官に就任した。2017年7月28日、 プリーバスはCNNに2017年7月27日に辞任したと述べた[5]。事実上はトランプ大統領の更迭と見られている[6]

2017年8月12日、トランプ政権のロシア疑惑の捜査を指揮しているロバート・モラー特別検察官は、ラインス・プリーバスを含め、ホワイトハウスに現在または過去に勤務していた政権高官への事情聴取をウエストウイング(大統領執務室がある西棟)と交渉中と報じられた[7]。元共和党全国委員長のプリーバスは政権移行期からトランプ大統領の重要決定に関与してきた。

出典[編集]

  1. New chairman Reince Priebus cleans up RNC after Michael Steele’s tumultuous tenure,The Washington Post,By Dan Balz,2011-04-16
  2. [http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14H4B_U6A111C1MM0000/ 『首席補佐官にプリーバス氏 共和主流派と協調』],日本経済新聞,2016-11-14
  3. RNC's Priebus declares Trump 'a role model',Politico,By BRENT GRIFFITHS,2016-01-04
  4. 『トランプ氏のキーパーソンたち 写真特集』,時事通信,2016-11-09
  5. "RIEBUS OUT: Trump names homeland security secretary as new chief of staff",Buisiness Insider,by Allan Smith,2017-07-28
  6. 『米大統領、ケリー氏を首席補佐官に指名-プリーバス氏は事実上の更迭』,Bloomberg,By Toluse Olorunnipa、Margaret Talev,2017-07-29
  7. "Mueller Is Said to Seek Interviews With West Wing in Russia Case",The New York Times,By MICHAEL S. SCHMIDT, MATT APUZZO and MAGGIE HABERMAN.2017-08-12