ナビ派
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ナビ派(Les Nabis)は、19世紀末のパリで活動した、前衛的な美術家の集団。「ナビ」はヘブライ語で預言者を意味する。
ナビ派は当初、パリのアカデミー・ジュリアンに通う若い画家たちのグループであった。彼らは既存のアカデミズムの絵画に飽き足らず、ポール・ゴーギャンに強い影響を受けて新しい絵画技法を探究した。ポール・セリュジエは1888年、ゴーギャンに直接の手ほどきを受けて『タリスマン』を描き、この作品はナビ派に取って象徴的な意味を持つことになった。
ナビ派のアーティストたちは絵画だけでなくポスター・デザイン、印刷、テキスタイル、装丁、家具制作、舞台美術なども手がけた。