コメンテーター
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コメンテーター(commentator)とは、ラジオ・テレビなどの、ニュース解説者のことである。注釈者とも言われる。転じて、トーク番組のゲストについてもコメンテーターと呼ばれる。
テレビ番組におけるコメンテーター[編集]
テレビ番組、特に情報番組やワイドショーにおいては、コメンテーターの存在は欠かせないものとなった。
- 当初は「○○新聞編集委員」の肩書きを持つ新聞記者、テレビ局の解説委員(NHK・民放にはニュースを解説する為の部署として解説委員室が存在する)、その分野の専門記者及び専門家等がニュース解説を行っていたが、オウム事件以降ワイドショーも(視聴率が稼げるため)時事問題を積極的に扱うようになり、必然的にワイドショーのコメンテーターも時事問題にコメントするようになった。この傾向はその後、さらに強まり、ワイドショーと報道番組の境目が徐々に曖昧になり、報道番組もワイドショー的手法を多く採用するようになった。専門性には乏しい芸能人や文化人をコメンテーターに起用することは、庶民の声の代弁者としての役割を果たす要素が強い。また局の人間ではなく外部の人間に発言させることにより、発言に対する直接の責任を局が回避しているという批判もある。実際、コメンテーターの人選で、番組にある種の政治的傾向を帯びさせたり、かなりつっこんだ主張をすることも可能となる。
- また作家の辺見庸が、ワイドショーのコメンテーターを「糞バエ」と批判していたように、専門性に乏しいコメンテーターに裏付けや根拠のない場当たり的で断定的なコメントをさせることには、誤った世論誘導をもたらしかねないのではないかという批判もある。そのため、視聴者にはコメンテーターの言葉を鵜呑みにせず、あくまでも意見のひとつとして受け止めるようなメディアリテラシーが必要である。
- 中には、宮崎哲弥や大谷昭宏のように、局を梯子して、ほぼ毎日コメンテーターとしてテレビに登場する人もいる。最近では、文化人も芸能事務所とマネージメント契約をする傾向がある。
政治家とコメンテーター[編集]
近年、政治家がワイドショーや情報番組で、コメンテーターとして起用されるケースが出ている。特に、2001年に成立した小泉内閣や2002年に行われた日朝首脳会談によって、拉致問題がクローズアップされたことで、政治家の番組出演が大幅に増加した。政治家の起用をめぐっては、不偏不党を謳う放送法に抵触するとの指摘や、政治家本来の仕事を放棄しているとの批判が出ている。
テレビコメンテーターと本職[編集]
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