オタ芸
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オタ芸(オタげい)とは、コンサートなどにおいて、ファンが繰り広げる、独特な動きを伴う踊りや掛け声のことである。文字通りアイドルオタクがコンサート・ライブでアイドルのために捧げる応援の芸(パフォーマンス)である。。主にアイドルや声優などのイベントで行われている応援方法である。
オタ芸をすることを打つなどと呼ぶ。
オタ芸の種類[編集]
オタ芸には以下のようなものがある。
- タイガー
- 直立不動にて動かず熱い視線を送る行為。もっともシンプルであるが、静と動の関係から目立つ。
- マワリ
- 頭上で手拍子を叩きながらその場で右や左に回転ジャンプをする。
- ロマンス
- 斜め上を指さした状態から腕を引く。
- PPPH
- “パン、パパン”と拍手して“ヒュー”と声をかける。
- ケチャ
- インドネシアのケチャのように低い姿勢を取り、腕を手前からステージ上のアイドルの方へ振り上げる。
- サンダースネイク
- 雷と蛇をイメージする技で、難易度が高い。直線的な動きと円が組み合わさっているため難しく見えるが、一つ一つの動きは単純であり、慣れると集団にてシンクロしたマスゲーム的な行為が行いやすくもっとも迫力があるので、オタ芸の代表的な行為と称されることもある。
- メリーゴーランド
- メリゴとも称される。他の一人技とは異なり複数人数で行う。左手をあげ、反時計回りに回る。通常、3〜20人程度で行われるが、大規模なものでは50〜100人単位で行われる場合もある。
歴史[編集]
「オタ芸」という言葉が登場する遥か以前の1970~1980年代から、アイドルの親衛隊が曲に合わせて一斉に声をかける応援スタイルは見かけられた。
2000年代に入って前述の応援スタイルに踊りが加わるなどして多様化し、ハロー!プロジェクト系コンサートにおいて「オタ芸」という言葉で認知されるようになったとされる。Jリーグ・川崎フロンターレの選手が2007年のファン感謝デーで「ンタ芸」と銘打ったパフォーマンスで行うなど、一般にも広く認知されるようになってきており、2010年代にはオタ芸を行うことを主体としたイベント・ライブが開催されている。
評価[編集]
オタ芸に対しては、コンサートなどでオタ芸をする事がイベント来場の主目的になっている、自分たちの世界に入り込んでしまい独善的で周囲に気を使わない者がいる、「オタ芸という名前が付いているだけで『迷惑行為』である」、といった批判もあり、オタ芸が応援行為かそうでないかで意見が分かれている。一部では、オタ芸や過激な応援行為を禁止するケースも出ている。 ただし、最近ではヲタ芸を一種のパフォーマンスとして行う人も多くその評価は様々だ
関連項目[編集]
- ロマンス中野 - オタ芸師。
外部リンク[編集]
- オタ芸の今 パフォーマンスとしてのオタ芸