アレホ・ペレス

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アレホ・ペレス(Alejo Pérez、1974年5月3日 - )はアルゼンチンブエノスアイレス(Buenos Aires)出身の指揮者である。20世紀全般の音楽と現代音楽の専門家であるが、オペラの指揮の経験が豊富である。レパートリーにはバロック、モーツァルト、フランスロマン派からヴェルディとワーグナーの作品も含まれる。

概要[編集]

1974年5月3日生まれる。ブエノスアイレス大学で作曲・指揮・ピアノを学んだ。ブエノスアイレス大学を卒業した後、テアトロ・コロン実験センターの委嘱でオペラを手掛けるなど作曲活動に専念していた。さらにカールスルーエ音楽大学院に進むためドイツに留学した。2005年から2007年までマイケル・ギーレンのアシスタントであった。またミヒャエル・ギーレンのアシスタントも務めた。ハンブルク北ドイツ放送交響楽団でクリストフ・フォン・ドホナーニのアシスタント指揮者を務め、2006年に同オケで指揮者デビューを果たした。2009年から2012年の間は、アレホ・ペレスは由緒あるラプラタ劇場の音楽監督を務めた。2010年からテアトロレアルマドリードの正指揮者となる。

2014年にザルツブルク音楽祭でデビューした後、2015年の音楽祭では、グノー「ファウスト」の公演を指揮して話題を集めた。2016年のザルツブルグ音楽祭の「ファウスト」で成功する。2018年からはベルギーのフランダース・オペラ(Opera Vlaanderen)の音楽監督に就任する[1]。 2019/2020シーズンからは、アレホペレスはオペラヴランデレンの音楽監督に就任した。

演奏歴[編集]

フィルハーモニア管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ボローニャ管弦楽団、SWR交響楽団、ケルン・ギュルツェニッヒ管弦楽団、ドイツ交響楽団-ベルリン・ドイツ交響楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニーなど、数多くの有名なオーケストラの演壇に立っている。

評価[編集]

オペラ指揮者として経験が豊富である。バレエ音楽の「つかみ」がうまく、聞かせどころを心得る。ペレスの指揮は切れ味が良く躍動感にあふれる。色彩感が豊かで、南国的な極彩色の音楽を展開する。

日本公演[編集]

2018年7月、読売日本交響楽団・東京二期会『魔弾の射手』を指揮して日本にデビューした。

  • 2018年7月18日(水)18:30、19日(木)14:00、21日(土)14:00、22日(日)14:00
    • 会場:東京文化会館大ホール[2]
    • 曲目:C.M.v.ウェーバー『魔弾の射手』
    • 指揮:アレホ・ペレス
    • 演出:ペーター・コンヴィチュニー
    • オーケストラ:読売日本交響楽団
  • 2019年6月8日(土) 14:00
    • 第879回定期演奏会Cシリーズ ディアギレフとロシア・バレエ団へのオマージュ】
    • 指揮:アレホ・ペレス
    • 楽壇:東京都交響楽団
    • ピアノ:長尾洋史
    • メゾソプラノ:加藤のぞみ
    • ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ペトルーシュカ》(1947年版)
    • ファリャ:バレエ音楽《三角帽子》(全曲)
  • 2021年12月20日 (月)19:00 開演 ( 18:00 開場 )
  • 会場:東京芸術劇場 コンサートホール (東京都)
  • 楽団:読売日本交響楽団
  • 指揮:アレホ・ペレス
  • ソプラノ=中村恵理 アルト=藤木大地
  • テノール=小堀勇介 バス=妻屋秀和
  • 合唱=新国立劇場合唱団
  • 【第2部】ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

客演指揮者[編集]

客演としてフィルハーモニア管弦楽団フランス国立放送交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団ベルリン・ドイツ交響楽団、ドイツ・カンマ―フィルハーモニー・ブレーメンを指揮した。2010年からはマドリード王立劇場やフランス・リヨン歌劇場・ローマ歌劇場などを指揮した。

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