ひぐらしのなく頃に祭
ひぐらしのなく頃に祭 | |
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ジャンル | サスペンス |
ゲーム: | |
ゲームジャンル | サスペンスアドベンチャーノベル |
対応機種 | プレイステーション2 |
必要環境 | |
推奨環境 | |
ゲームエンジン | |
修正パッチ | |
開発元 | フロンティアワークス アルケミスト (原作:07th Expansion) |
発売元 | デジタル・ゲイン |
プロデューサー | |
監督 | |
キャラクターデザイン | rato |
メディア | DVD-ROM 1枚 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2007年2月22日 |
稼動時期 | |
販売価格 | 限定版:9975円(税込) 通常版:7329円(税込) |
売上本数 | |
レイティング | CERO:D 17才以上対象 |
インタフェース | デュアルショック対応 |
コンテンツアイコン | 暴力 |
キャラクター名設定 | |
エンディング数 | |
セーブファイル数 | |
セーブファイル容量 | |
クイックセーブ | |
クイックロード | |
コンテニュー | |
画面サイズ | |
全画面表示モード | |
音楽フォーマット | |
キャラクターボイス | |
バックログ | |
CGモード | |
音楽モード | |
回想モード | |
メッセージスキップ | |
オートモード | |
その他 | |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
『ひぐらしのなく頃に祭』(ひぐらしのなくころに まつり)は、同人サークル・07th Expansionが製作した同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』を原作とするプレイステーション2用サウンドノベル。2007年2月22日にアルケミスト/デジタル・ゲインより発売された。
目次
概要[編集]
2005年に同人ゲーム初の家庭用ゲーム機(発表の時点では機種未定)への移植が発表された際は史上初の試みとして注目を集めた。
しかし、移植先の機種が(2006年8月に)PS2に決定するまで長らく「機種未定」の状態が続き、その間に同人ゲームを原作とする「花帰葬」(プロトタイプ)・「MELTY BLOOD Act Cadenza」(エコールソフトウェア)が相次いで発売されたため、移植発表は先んじていたにも関わらず正式な「第1号作品」にはなれなかった。
当初の発売予定から大幅に延期された理由については作品の性質上、暴力・ホラー表現が多くコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)が2006年に新設した「Z 18才以上のみ対象」の区分に指定される恐れがあったからではないかと噂されていたが、後に公式サイトで「作品全体の倫理調整に時間がかかっているため」と説明された。
結局、2007年1月に「D 17才以上対象」(コンテンツアイコン/暴力)と発表され、18才未満販売禁止(及び、禁止と連動する一部自治体の青少年保護育成条例に基づく有害図書指定)は回避されている。恐らく、先述の倫理調整により「Z 18才以上のみ対象」に指定されるのを避け、1段階低い「D 17才以上対象」の範囲で許容されうる限界まで持ち込むために時間がかかったものと思われる。
キャラクターデザインは原作と大幅に変えられているが、竜騎士07氏のデフォルメされた立ち絵が非常に癖が強く、万人受けしづらいと思われる事や、手の中指と薬指の境目が省略されたオリジナルのデザインに倫理的な問題があるからとされている(→「四つ」を参照)。シナリオについても変更がみられるが、賛否両論がある。魅音の出番が増えたことを評価する者もいるが、逆に原作のテーマや推理されるべき真相を引き継ぎながらそれに矛盾する改変を行ってテーマや真相を損なう結果となった等と批判されることもある。
発売予定の変遷[編集]
当初の発売予定は2006年12月21日であったが一旦、発売日未定(「今冬」発売予定)となった後、2007年1月28日開催のイベント「ひぐらしのなく頃に祭×祭」[1]において正式な発売日が2007年2月22日と発表された。
スタッフ[編集]
- 原作:竜騎士07
- キャラクターデザイン:rato(キャラクター原案:竜騎士07)
- BGM:5zizz
- 主題歌・エンディング曲プロデュース:志倉千代丸
- 開発:フロンティアワークス/アルケミスト
- 発売:デジタル・ゲイン
- オープニングムービー製作:RMG
- 背景デザイン:メディア・ビジョン
主題歌[編集]
- OPテーマ:嘆きノ森
- 『罪滅し編』EDテーマ:escape
- 『澪尽し編』OPテーマ:コンプレックス・イマージュ
- 『澪尽し編』EDテーマ:Friend
登場人物[編集]
ひぐらしのなく頃にの登場人物を参照。
シナリオ[編集]
原作(Windows版)が各編とも基本的に選択肢の無い一本道のストーリーであるのに対し、本作ではオーソドックスなアドベンチャーゲームの形式を採用しており、序盤にプレイヤーが選択した行動によって中盤以降に10通りの展開へシナリオが分岐する。
中盤以降に分岐するシナリオは以下の通りである。新シナリオ以外の7編は各編の項目を参照。
- ひぐらしのなく頃に
- ひぐらしのなく頃に解
盥回し編[編集]
"たらいまわしへん"。本作の新規書き下ろしシナリオの一編。最初からプレイ可能。綿流し祭の後に発生した殺人事件の捜査で、興宮署の刑事・大石は圭一を含む部活メンバー達が何か事情を知っていると見てか村の至る所で執拗に聞き込みを始める。しかし、圭一以外のメンバーは捜査に協力する気は無く、誰に尋ねても圭一に聞けと繰り返すばかりで…。
「第一章」。これといったフラグを立ててない場合に進むルート。圭一が事件の情報を知りながら、目先の平和に気を取られ目を背く。つまり、圭一が事件に巻き込まれる要因となった好奇心を出さなかった場合どうなるかという1例である。ちなみに各問題編のキーワードが含まれているので、PS2版から入る人が最初からプレイするには向いてないとされる。クリア後に赤坂編(暇潰し)を選択可能に。
「盥回し」というタイトルは、逃げずに立ち向かうべき場面で逃げ出してしまうところから取っている。
憑落し編[編集]
"つきおとしへん"。本作の新規書き下ろしシナリオの一編。前半の展開は祟殺し編とほぼ同じだが、圭一が沙都子の叔父・鉄平に正面から勝負を挑む場面を境に大きく異なる展開を見せる。
沙都子への虐待をやめさせるべく正面から鉄平に挑むが、軽くあしらわれて己の無力さを痛感した圭一。そんな折、1年前に沙都子の兄・悟史が失踪したのは鉄平と何者かに殺された叔母の仕打ちが原因だと考えている詩音は、激情にかられて最も手っ取り早い「手段」を口にしてしまう。そこにレナも加わり、理由は違えど意気投合した圭一・レナ・詩音の3人はその「手段」を実行に移そうとするのだが…。
「第陸(ろく)章」。ある程度ストーリーを読了した後、祟殺し編のルートに到るまでに圭一・レナ・詩音を狂気に駆り立てると選択できるルート。
着々と「手段」の準備を進めていく3人。しかし、詰めの部分である意味最悪ともいえるミスを犯してしまい、雲行きが怪しくなってくるのだが…
「憑落し」は、「憑き」を落とすために行動していたのが、実は自らを突き落としていた、というところから取っている
澪尽し編[編集]
"みおつくしへん"。本作の新規書き下ろしシナリオの一編。「祭囃し編」とは少し異なる形の完結編として描かれている。発売前の情報から園崎魅音が話の中心人物と推測され、章題は「"みおんつくしへん"」の語呂合わせず由来ではないか、とも言われていた。
その行動力で日増し村中に広まっていく圭一の評判。ある日、圭一は魅音から委員長の座を継承される。その後もなお村の生活を楽しむ圭一達だったが、各部活メンバーに次々と試練が訪れる。果たして、彼らはこの試練を乗り越える事が出来るのだろうか…。
「最終章」。主人公選択で圭一/梨花を選ぶと始まるルート。圭一/梨花は皆殺し編クリアで追加される。この編ではこれまでの編で解決(あるいは未解決)した間宮リナによる美人局(罪滅し)、園崎詩音の疑心暗鬼(綿流し・目明し)、北条鉄平の帰宅(祟殺し・憑落し)、鷹野三四による終末計画(皆殺し)等の問題が次々に訪れ、それを圭一・梨花の視点で挑んでいくという内容になっている。これまでの解答編ではほとんど選択肢は無かったが、この編では結構な量の選択肢があり、間違えるとバッドエンド行きになってしまう。
前の世界でついに敵を突き止めることができた梨花。しかし、梨花の近くにずっといた羽入の姿はどこにもいなかった。この世界は前の世界よりも長く運命の日から1ヶ月前まで戻ることができたが、今まで信頼していた羽入がいないせいで梨花は気落ちしてしまう。そんな中、圭一が委員長に任命されお祝いされる日の夜、梨花の目の前に圭一が現れ、そして・・・・・・。
「澪尽し」は、船が港に到着するときの印(つまりゴール)という意味の澪標と、「身を尽くし」を掛けている。
初回限定版[編集]
初回限定版「お持ち帰りぃ~セット」には以下の特典が同梱される。
- 外伝「羞晒し編」(ブックレット・70ページ)
- サウンドトラック(CD2枚組)
- 特製ポストカード(12枚)
羞晒し編[編集]
"はじさらしへん"。新規書き下ろしの短編小説。
メモリーカード全消去事件[編集]
このゲームが発売される前からこのゲームを装った「偽者」データがP2Pソフト上にて流通した。 このデータをDVDディスクに移しPS2で起動(起動方法については割愛)すると、 公式サイトで最初に表示される園崎魅音の画像をバックに、 「不正な起動を検出しました。システムを初期化します。」と表示され、メモリーカードのデータが全て消去される。
店頭で販売されている正規版ではこのような事は起こらない。
関連書籍[編集]
- ひぐらしのなく頃に祭 オフィシャルガイドブック(エンターブレイン)
- 2007年4月14日初版発行 ISBN 9784757734918
- 叶希一の短編「言祝し編(ことほぐしへん)」、外海良基の描き下ろし漫画(4ページ)収録。
- ひぐらしのなく頃に祭 公式コンプリートガイド(角川書店)
- 2007年5月発売予定 ISBN 9784047072374