いすゞ・ファーゴ
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ファーゴ(Fargo )とは、いすゞ自動車が製造していたワンボックスタイプの自動車である。
目次
概要[編集]
ワゴンとバン、トラック、そしてマイクロバスが設定され、翌年発売の同社のピアッツァにも通ずる、ガラス面積を大きく取った滑らかなボディスタイルであったが、当時、乗用ナンバーのワゴンモデルに流行していたサンルーフや対座シート、さらにはAT車の設定がなかったことから販売数の大半はバンモデルで、乗用車としての売上は芳しいものではなかった。その後、装備の充実を図ったり、遅れながらもAT車を追加したが、当初からの地味なイメージは払拭できず、2代目モデルはいすゞの経営再建の都合上日産・キャラバンのOEMモデルとなったが、2001年に生産終了。後継者はコモ。
歴史[編集]
初代(1980年-1995年)[編集]
- 1980年12月 - 新発売。エンジンはガソリンが1.6Lと1.8L、ディーゼルは1.8Lと2.0Lを設定。ワゴンは2.0Lディーゼルのみの設定。全車バイアスタイヤが標準であった。
- 1981年8月 - バンに2000ディーゼル追加。
- 1982年3月 - バンの一部変更。ガソリンエンジンは1.8L化/ディーゼルエンジンは2.0Lに統一。
- 1982年7月 - ワゴンのマイナーチェンジで全車フロアシフト化。ワゴンLSにサンルーフと対面シートを標準装備。
- 1983年11月 - バンにパートタイム4WD車追加。ディーゼルのみの設定。
- 1984年1月 - ワゴンは全車ディーゼルターボを搭載。
- 1984年11月 - ワゴンに4WD車追加。バンに1ナンバー(普通貨物)車追加。
- 1986年1月 - マイナーチェンジ。ライトを異形タイプに変更・インパネ等全面変更。
- 1987年1月 - AT車追加。但し2WD車のみの設定。
- 1987年9月 - ワゴンが全車ターボ化。
- 1988年10月 - トラック追加。
- 1991年1月 - マイナーチェンジ。ディーゼルエンジンは4FG1型2.4Lに統一。内外装の意匠を多数変更。トラックに普通貨物(1ナンバー)車追加。また、ISUZUロゴを現在のものに変更した。
- 1993年8月 - 最後のマイナーチェンジ。ワゴンのみ4FG1-T型2.4Lを搭載して再度ターボ化。ワゴンのリヤシートベルト3点化等小変更多数。エアコンは全車代替フロン化。
2代目(1995年-2001年)[編集]
- 1995年8月 - フルモデルチェンジ。この代より、日産・キャラバンのOEMとなり、トラックは廃止(アトラス10系のOEMであるエルフ100が事実上の後継)。2ベッド救急車もキャラバン同様にファーゴ3000スーパーアンビュランスとして設定された。ワゴンのグレードはキャラバンのDX相当が「LD」、GTクルーズ相当「LS」である。LSグレードのフロントグリルは「ホーミー」のものを流用していた。
- 1997年7月 - ファーゴフィリーの発売により、ワゴン廃止。バンのディーゼルエンジン車は3.2Lに拡大される。
- 1999年6月 - マイナーチェンジ。ガソリンエンジンが変更されDOHCエンジンに。
- 2001年5月 - キャラバンがフルモデルチェンジされたのに従い、車名をコモに変更してフルモデルチェンジ。
エンジン[編集]
ガソリン[編集]
- 4ZA1型 - 直列4気筒SOHC1.6L
- 4ZB1型 - 直列4気筒SOHC1817cc
- 4ZC1型 - 直列4気筒SOHC1994cc(後期より設定)
- MA20S型 - 直列4気筒SOHC1998cc91馬力(NET)
- KA20DE型 - 直列4気筒DOHC1998cc120馬力(NET)
- KA24DE型 - 直列4気筒DOHC2388cc140馬力(NET)
ディーゼル[編集]
- 4FB1型 - 直列4気筒SOHC1.8L
- 4FC1型 - 直列4気筒SOHC1995ccNA66馬力、ターボ83馬力
- 4FD1型 - 直列4気筒SOHC2189cc73馬力
- 4FG1型 - 直列4気筒SOHC2380cc NA/ターボ共に85馬力(トルクは異なる)
- TD27型 - 直列4気筒OHV2663cc85馬力(NET)
- TD27ETi型 - 直列4気筒OHV2663cc130馬力(NET)
- QD32型 - 直列4気筒OHV3153cc100馬力(NET)
車名の由来[編集]
- ファーゴの名前の由来はfar(遠くへ)go(行く)と言う意味の造語である。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Longrun ファーゴに関するページ
- キャンピングカー レストア日記 ファーゴ・ベース・キャンパーに関するページ
- GAZOO.com いすゞ ファーゴ