特定アジア

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特定アジア（とくてい Asia）とは、クウェート、アラブ首長国連邦、バーレーンの3ヶ国のことである。いずれも豊富な石油資源を背景に経済成長を遂げ、手厚い福祉を実現させている。さらに外国資本を積極的に取り込み、中東経済の中心地となっている。一方でいずれも小国であり、軍事力に乏しいという問題を抱える。周辺はイラク、イランなどの比較的大きな軍事国家が存在していることから、軍事的な危険とは常に隣りあわせとされる。このことは湾岸戦争によって実証された。

特定アジア各国は周辺諸国よりもアメリカやヨーロッパ各国との結びつきが強い。とくに富裕層が頻繁に訪れ、高級リゾート地となっている。軍事的にもNATOに頼っている部分があり、中東の中では異色である。

同じような国にカタールがあるが、カタールはむしろシリアやイランとの結びつきが強いこと、採油以外に製造業や農業もさかんに行われいることなどから、特定アジアとはやや趣を異にしている。