破面
破面(アランカル)は、漫画『BLEACH』に登場する悪霊・虚(ホロウ)の上位種、及びその集団である。 本稿では、その概要、及び、関連する登場人物について記述する。
目次
概要
死神の能力を手に入れんとする虚(ホロウ)の一団。また、仮面を外し死神の力を手に入れた虚そのものを指す。破面の成体は割れた仮面と白い死覇装を身に纏い、自らの真の姿と能力を刀状に封印した「斬魄刀」を携えているのが特徴。特に大虚が破面化した場合、破面化と同時に"孔"の部分をのぞけばほぼ人間と同様の外見になる。但し、確実に人間同様の外見になるのはヴァストローデ級に限り、ギリアン級・アジューカス級は破面化の際に少なからず虚を思わせる特徴を残す場合もある。又、虚の特徴が色濃く残っている者ほど知能が低い。また虚から成体の破面に生まれ変わると理性(心?)を取り戻すので、虚とはやはり区別するべき存在で有ると言えるだろう。
虚と死神の力を併せ持つと言う点では「仮面の軍勢」と同じであるが、斬魄刀の性質や霊体の構造など相違点が多数あり、現状では似て非なる存在と言える。昔から少なからず存在していたらしいが、ある時期を境に激増した。
戦闘能力
仮面の軍勢同様、虚の魂の限界を超えた戦闘能力を体得する事を可能としており、その戦闘能力は非常に高い。特にヴァストローデ級は元から護廷十三隊の隊長格の死神をも上回る力をもっているので、破面化してからの力は計り知れない。破面化した虚は、魂魄構造が死神のそれに近くなった為か、超速再生能力が失われている模様。
一団としての破面
特に『崩玉』によって生まれた破面は、尸魂界を裏切った藍染惣右介によって束ねられ、普段は虚圏(ウェコムンド)にある虚夜宮(ラス・ノーチェス)に住んでいる。中でも大虚の破面は「数字持ち(ヌメロス)」、「十刃(エスパーダ)」、「十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」などに分けられ、立場や生まれた順番を元に番号が割り振られる。 藍染は崩玉入手以前から破面を組織し従えていた様だが、崩玉を入手する前の破面には未完成の者が多かった。崩玉入手以前に成体が居たとしても、崩玉を使って生み出された者達の実力には到底及ばない模様。だが、時系列から自然発生した破面も崩玉の力で変化可能なようだ。
用語
破面に関連する用語には、スペイン語に関連した表現が使われており、例としては、以下のようなものが挙げられる。
- 破面(アランカル/Arrancar)…剥ぐ
- 鋼皮(イエロ/Hierro)…鉄
- 十刃(エスパーダ/Espada)…剣
- 豹王(パンテラ/Pantera グリムジョーの斬魄刀)…豹
- 他、破面の番号、斬魄刀名は、今のところ全て【スペイン語】関連
- 斬魄刀(ざんぱくとう)
- 破面の真の姿と能力の『核』を刀状にして封印したもの。斬った虚を浄化して尸魂界に送る死神の斬魄刀とは根本的に異なるもので、破面の斬魄刀解放(後述の『帰刃(レスレクシオン)』を参照されたし)は自身の真の姿と能力を解放する為の術に当たる。死神の斬魄刀の様に精神世界に「本体」を持つか否か、二段階に解放されるか否かは不明である。
- グランドフィッシャーの様に成体では無い破面が所持していることもあったり、成体である破面が持っていないこともあったりする。
- 帰刃(レスレクシオン)
- 破面の斬魄刀解放の正式名称。死神の【始解】や【卍解】にあたる。刀剣解放する事により、破面としての肉体に虚本来の攻撃能力を回帰させ、破面の【真の姿】と【能力】を解放し、戦闘能力は数倍に上がる。解放された破面の斬魄刀は破面の体の一部であるため、能力の刀剣化以外の方法(解放した斬魄刀を体から切り離すなど)で解放前の姿に戻った場合、失われた斬魄刀の一部は永久に元には戻らない。
- 反膜の匪(カハ・ネガシオン)
- 藍染惣右介が十刃(エスパーダ)に託す部下の処罰の為の道具。対象の霊体を永久的に閉次元に幽閉することが出来る。ただし、基本的に数字持ち(ヌメロス)を対象とする道具である為、それ以上の霊圧を持つ相手への使用は考慮されておらず、対象の霊圧に拠っては継続時間が限定される。
- 探査回路(ペスキス)
- 相手の霊力の強さや所在を測る能力(漢字は探査神経など別の表記を取られる場合がある)。
- 鋼皮(イエロ)
- 強固な霊圧硬度を持つ破面の外皮。外皮の硬さは霊力の高さに比例するらしく、破面の中には卍解した死神の斬魄刀を素手で受け止める者もいる。既にそれ自体が『鎧』である為、強い者は斬魄刀を抜かずに戦うこともある。
- 面紋(エスティグマ)
- 破面の顔の紋様。個体ごとに位置、形状ともに大きな差異がある。
- 響転(ソニード)
- 破面の持つ高速移動能力。死神の使う「瞬歩」や滅却師の「飛廉脚」にあたる。
- 虚閃(セロ)
- 霊圧の集中された破壊の閃光を放つ。ギリアン級の大虚は口から放っていたが、破面の場合、口や掌など各々で放つ場所が違う。
- 王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)
- 虚閃の強化版。十刃のみが使える最強の虚閃。自分の血を虚閃に使う霊圧に混ぜ、特大の虚閃を放つ。その威力、光線の大きさは、通常の虚閃とは比べ物にならない程大きく、空間をも歪めてしまう。
- 虚弾(バラ)
- 霊圧を固めて放つ技。虚閃(セロ)程の威力は無いが、速度は虚閃の20倍である為、回避が困難で連発が可能。
メンバー
十刃(エスパーダ)
後述の「数字持ち」の中から選抜された、特に優れた殺戮能力を持つ十体の破面。殺戮能力が高い順に1から10のナンバーを与えられ、「数字持ち」の破面を支配する権限が与えられる(『従属官(フラシオン)』の選抜権)。それを示すべく、体のどこかに自分の数字の刻印がある。その地位は力のみによって維持され、より力の強い者が現れると即座に淘汰され、後述の「十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」となる。十刃同士あまり仲はよくなく、対立が非常に多い。
- ウルキオラ・シファー(Ulquiorra)(声:浪川大輔)
- 破面・No.4(アランカル・クアトロ)/第4十刃(クアトロ・エスパーダ)
- 破面の成体。作中の表現から、ヴァストローデ級である可能性が極めて高い。角が生えた仮面を左頭部に被った、痩身で真っ白な肌をした黒髪の男。左胸に『4』の数字の刻印がある。孔が喉元に開いていて、緑の両眼の下に、垂直に伸びた緑色の線が特徴。また本人は気付いているか否かは不明だが、気に入った敵の体に獲物の印として自分と同じ場所(喉元)に穴を開ける癖を持っている。斬魄刀の鞘は水色。浦原の『紅姫』の攻撃を素手で跳ね返す、卍解・虚化状態の一護の攻撃を受けてもほぼ無傷である等の事から、高い戦闘力を有することが窺える。
- 表情及び感情の起伏が極端に少なく、冷静沈着な行動をとるが、自分の目的外の者や関心から外れる者、気に障る者を「塵(ゴミ)」、「屑(クズ)」、「下衆(ゲス)」と呼んで見下す傾向もある。藍染から一護に関して全て任された事などからも分かるように藍染からは信頼を得ているようで、ウルキオラ自身も藍染に恭順の姿勢を見せており、十刃のリーダー的存在のようにも見える為、一護は彼を第1十刃と見ていた。グリムジョーに過剰に意識されており、また彼も相当意識している。
- 一護の潜在能力に関しては藍染の脅威には至らず、殺す価値無しと判断しているが、その力の不安定さから自滅、もしくは自分達の仲間にできるとも考えている(ただし、これが一護の内なる虚を見抜いてのものだったのかは不明)。織姫のことは当初、その能力の特異性を認めたものの命令外の存在として軽視していた。しかし、その時の報告から織姫の能力に目をつけた藍染の命令で、ルピなどと戦っていた仲間の命を交換条件にし織姫を藍染の元へ連行。その後織姫の監視と教育を兼ねた世話役になる。
- 技「虚閃(セロ)」
- 彼の場合、人差し指の先端から放つ。
- 技「虚弾(バラ)」
- 彼の場合、軽く手を出す程度の動作でも比較的威力のあるものを放てる。
- 技「贖罪(エクスピアシオン)」
- 『BLEACH wii 白刃きらめく輪舞曲』に登場する技。頭の仮面を少しちぎって砕くと同時に見えない刃が敵を攻撃。その後ウルキオラが自らの体に傷を付けると、敵にも同じ箇所に傷ができる。本人はダメージを受けない。
- また、眼球を取り出し砕く事で、その眼で見た映像を見せることが出来る(眼球は自動再生する)。
- ノイトラ・ジルガ(Nnoitra)(声:神奈延年)
- 破面・No.5(アランカル・クイント)/第5十刃(クイント・エスパーダ)
- 破面の成体。襟が伸びた大きく丸い帽子を被り、左目に眼帯をした長身で長い黒髪の男。舌に『5』の刻印がある。常に強さを求め、他人を見下したような話し方をするほか、自身を「十刃最強」と自負し、己の力に絶対的な自信を持っている。茶渡の「魔人の一撃」を受けても平然としているなど凄まじい霊圧硬度を誇る鋼皮を持つ。彼の言う強さとは、認識として『敵』を作った瞬間から、呼吸ひとつまでもを支配する『戦い』に勝つことで、どんな卑怯・非道も厭わない。「カリカリすんなよ」が口癖。自分の上にメス(女)が立つことに不快感を持っていると言っている。
- 以前は第8十刃(オクターバ・エスパーダ)で、当時の服装は丸い襟の部分が無く、また髪も現在より短かった。性格も現在の飄々とした冷笑的なものではなく、直情的だった。
- また、第3十刃だったネル(ネリエル)を虚夜宮の外へ放り出したのも彼。ネルが女性破面で有りながら第3十刃の座にいたことを快く思っておらず、決闘を申し込み勝負するも敗北した上、戦士として認められず相手にされなかった。その後ザエルアポロと結託してネルの頭を背後から割り、虚夜宮の外へ放り出した。
- 斬魄刀
- 8の字型の鎌で方天戟の月牙を垂直に取り付け、巨大にしたような形状をしている。柄の部分からは長い鎖が伸び、鎖を持って斬魂刀を遠くの敵に向けて飛ばしてまた引き寄せる攻撃も出来る。
- 技「虚閃(セロ)」
- 彼の場合、舌の先から放つ。
- また、霊圧を地面に電流のように流して相手の力量を測るといった能力も持っている。
- グリムジョー・ジャガージャック(Grimmjow)(声:諏訪部順一)
- 前々代/現 破面・No.6(アランカル・セスタ)/第6十刃(セスタ・エスパーダ)
- 破面の成体。作中の表現から、アジューカス級である可能性が極めて高いと推測出来る。右顎を象った仮面を着けた、端正な顔立ちの水浅葱色の髪をした不良風の男。腹部に孔があり、右腰背面に『6』の数字の刻印がある。卍解状態の一護のスピードと渡り合うスピードと、黒い月牙天衝の直撃にも耐える鋼皮を持つ。
- 非常に好戦的で、障害となる(もしくはその可能性のある)者は、強弱を問わず抹殺すべきとの考えの持ち主。その好戦的な性格であるが故に、他の破面と意見が衝突したり、先走った行動に出ることも多い。規律を重んじる東仙とは反りが合わず、藍染にも完全に忠誠を誓っている訳では無いようだが、実力差を悟っているのか表立って反目する事は無い。また、ウルキオラを過剰に意識しており、それはウルキオラ本人が知っているかどうかは分からないが、「気に入った獲物には自分と同じ所に孔を開ける」ということを知っている。自分を馬鹿にしたルピを殺した一方で、藍染の命令とはいえ東仙に斬られた左腕を治してくれた織姫をロリ・メノリから救うなど、恨みも恩も忘れない性格。
- 一護を殺さなかったウルキオラに不服を唱え、藍染の指示を仰がずにシャウロンら5体の破面を率いて現世を襲撃。ルキアや一護を相手に圧倒的な実力を見せ付けるも、単独行動に気付いた東仙に虚圏へ連れ戻された後、単独行動の処罰として左腕を斬り落とされ一時十刃から外された。後に織姫に失った左腕を修復された後、自らの後任であるルピを殺しNo.6の地位に復帰する。なお死神の虚化の事は一護や平子の虚化を見るまでは知らなかった模様。
- 初めて対戦して以来、一護を自身の獲物(好敵手)として認識し一護を自分の手で倒すことに執着している。現世で一護と2回戦い2回とも決着を付けられずにいた。虚圏に侵入した一護と決着を着けるべく、織姫を連れ出してウルキオラとの戦いで傷を負った一護を治療させ、対等の条件での戦いに臨むが、死闘の末に敗北。未だ闘わんとするも、突如現れたノイトラに斬られ阻まれた。
- 破面になる前(アジューカス級当時)は、小柄な豹に近い外見をしていた。シャウロン達とはその頃からの同志であり、シャウロン達に実力を認められて以降、彼らの頭となっている。
- 斬魄刀:『豹王(パンテラ)』
- 帰刃(斬魄刀解放)の際、指先に霊圧を溜め刀の刃を引っ掻く(但し隻腕の時も帰刃しようとはしていたため必ずしも引っ掻かなければならないものでは無いようだ)。解放すると右頬の仮面が消え、額に仮面が形成される。顔つきも鋭い牙、猛獣の鬣を思わせる長髪、獣の様に尖った耳など、獣人の様に変化する。また服が鎧のようなものに変化し、脚も豹のそれを思わせる形状に変化する。また、長い尻尾が形成され、両肘・両脚には刃が付く。雄叫びだけで一護を怯ませる程の凄まじい音圧を発生させる。その他に肘の装甲の隙間から、トゲ状の弾を発射することも出来る。
- 解号は「軋れ『豹王』(きしれ『~』)」
- 技「虚閃(セロ)」
- 彼の場合、掌底から放つ。後述の『掴み虚閃(アガラール セロ)』のように、至近距離で放つ場面が多い。
- 技「掴み虚閃(アガラール セロ)」
- 『BLEACH wii 白刃きらめく輪舞曲』で登場する技。相手の顔面等、体の一部を鷲掴みにした状態で、零距離で虚閃を放つという荒業。
- 技「王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)」
- 技「虚弾(バラ)」
- 現時点で、『BLEACH wii 白刃きらめく輪舞曲』でのみ使用している。
- 技「豹王の爪(デスガロン)」
- 斬魄刀解放時のグリムジョー最強の技。霊圧で十本の巨大な刃を両手に創り、敵を切り裂く。
- ルピ(Luppi)(声:岸尾だいすけ)
- 前代 破面・No.6(アランカル・セスタ)/第6十刃(セスタ・エスパーダ)
- 破面の成体。左側頭部に仮面が付いている中性的な容姿で小柄の男。独断行動の罰としてNo.6の座を追われたグリムジョーに代わってNo.6となった。右腰前部に『6』の数字の刻印がある。人を馬鹿にしたように、わざとらしく「ア・ごめーん」と言うのが口癖。乱菊曰く非常におしゃべりで、自分と相手の実力差を嬉しそうに解説したりする。更にキレると口調がかなり変わる。
- ヤミー・グリムジョー・ワンダーワイスと共に現世に滞在する死神たちを襲撃。卍解した日番谷を蔦嬢(トレパドーラ)で倒し、乱菊達を圧倒するも、日番谷の奇襲を受け「千年氷牢」に閉じ込められる。退却した後に、左腕を修復したグリムジョーに殺された。
- 斬魄刀:『蔦嬢(トレパドーラ)』
- 解放すると背中に背負ったような形の伸縮及び棘を出す事が出来る8本の触手のような物が生え、回転させることが出来、胸部などに鎧のようなものが形成される。
- 解号は「縊れ『蔦嬢』(くびれ『~』)」
- ゾマリ・ルルー(声:楠大典)
- 破面・No.7(アランカル・セプティマ)/第7十刃(セプティマ・エスパーダ)
- 破面の成体。坊主で頭部には棘のような仮面の名残があり、首に首飾り、耳に髑髏のピアスをしている黒人風の男。厳かな雰囲気を漂わせている。言葉遣いは丁重。
- 斬魄刀:『呪眼僧伽(ブルヘリア)』
- 解放する前は胸の前へ刀を浮かべ、手のひらを胸の前で合わせ、さながら呪術師の儀式のような様相である。その際に首が90°周り、刀がひし形にへし曲がる。 解放後は全身が白いスーツに包まれ、目元に模様が浮かび上がり、下半身が巨大な南瓜に変化。同時に、全身に縦に開いた目が出現する。その目で見たもの全ての支配権を奪う特殊能力を持つ(彼曰く愛(アモール))。
- 解号は「鎮まれ『呪眼僧伽』(しずまれ~)』。
- 双児響転(ヘメロス・ソニード)
- 響転に独自のステップを加えることで、最大で5体まで擬似的な自身の分身を作り出す。彼曰く「手品の類のお遊び」。この双児響転で十刃最速を誇っている。
- ザエルアポロ・グランツ(Szayel Aporro)(声:鳥海浩輔)
- 破面・No.8(アランカル・オクターバ)/第8十刃(オクターバ・エスパーダ)
- 破面の成体。仮面の名残である眼鏡を掛けたピンク色の髪の男で、虚圏(ウェコムンド)内では「最高の研究者」「あらゆる霊性兵器開発のスペシャリスト」として知られている。その技術力は非常に高く、後述する従属官(フラシオン)は彼の手によって改造された多数の実験体をベースとしている。戦闘では他人の能力を解析した上で、他人の能力を封じ込めたり、利用したりする戦法を取るが、本人は自身の戦闘力はあまり高くないと評している。その口振りからして、マッドサイエンティストの一面を持っていると思われる。
- なお、崩玉の力を受ける前からの破面だったようで、当時は十刃には入ってなかった模様。
- 後述の数字持ちの破面・No.15(アランカル・クインセ)イールフォルト・グランツの弟だが、兄イールフォルトを「カス」呼ばわりし、『情報収集の為の録霊蟲(ろくれいちゅう)を運搬する箱』とまで言って蔑んでいる。また、戦いの最中であるにも拘らず、攻撃によって服が破れたということで「着替える」と発言していること等からも、相手を愚弄する性格であることが窺え、更には能力で石田の胃を潰す、ドンドチャッカとペッシェの仮面を全て剥ぐ等、残酷な一面も持ち合わせている。しかし、上官の藍染には卑屈なほど下手な一面もある。イールフォルトと同様、気障な振る舞いに相反した粗暴な側面も持ち合わせている。また敵にしては意外なほどコメディ的なシーンによく絡んでおり、恋次にツッコミを入れられたり、また逆にペッシェに対し石田以上にリアクションの大きいツッコミをしたりといった場面も見受けられる。「ソソる」が口癖。
- 虚夜宮内に自身が解析した者の能力を封じる仕組みがある部屋を設けており、イールフォルトに寄生させておいた録霊蟲やチルッチから収集した情報を元に、その部屋に入った恋次や石田の能力を封じている。しかし、それゆえに過信が多くスキだらけであるため、恋次の鬼道、石田の銀筒による攻撃やペッシェの究極などをまともに受けてしまうことも多い。
- 斬魄刀:『邪淫妃(フォルニカラス)』
- 解放する際は斬魄刀を口から飲み込む。解放すると、首から下が触手に覆われ、ドレスを着た様な姿になり、背中には4本の細長い羽根が生える。眼鏡は飾りの様に変化し、左目の周りには、道化師のメイクのような模様がある。解放時、彼の後ろには、筋肉質の二体の人形が跪くようにスタンバイしており、彼が攻撃を受けそうになると、立ち上がり、その盾になる。また、その身体から噴射される血のような液体は、触れた者の姿・能力をそっくりにコピーした分身(クローンのようなもの)を作り出す。また分身体はザエルアポロの意思に操られ、分身体の服装も自分好みに変えられる。但し服装を変える事でクローンの意味を成さなくなる為、その点に関し美的センスにそぐわないからという理由を含め恋次にツッコミを入れられている。「分身体を消す際は指を鳴らすことによる命令で風船のように破裂させる。分身の目元には解放時のザエルアポロの目元の模様に似た模様が浮かぶため区別はつく。さらに羽根で包み込んだ者を模した小さな人形(対象者の五感を支配するコントローラー)を作り出す能力を持つ。人形を傷付ければ対象者も同じ箇所に傷が付く。人形の体は割れる構造になっており(対象者がこれでダメージを受けることはない)、中には内臓や神経等のパーツがあり、それを破壊すると、その内臓や神経も破壊される(胃に相当するパーツを破壊すると、その相手の胃が潰される等)。
- 解号は「啜れ『邪淫妃』(すすれ『~』)」。
- アーロニーロ・アルルエリ(Aaroniero)(声:関俊彦、飛田展男)
- 破面・No.9(アランカル・ヌベーノ)/第9十刃(ヌベーノ・エスパーダ)
- 破面の成体。第一期十刃。十刃の中では唯一のギリアン級。完全な人間形態ではなく、首から上が薄紅色の液体で満たされた透明なカプセルの様になっており、その中に虚を思わせるボール大の頭が2つ浮いており、上側の顔は右目付近。下側の顔は左頬の近くに『9』の刻印がある。この2つの頭はそれぞれの人格を宿しており、一人称も喋り方も異なるほか、会話の際は2つの頭が交互に喋る(漫画では、片方の台詞が縦書き、もう片方の台詞が横書きで書かれるという演出がされている)。ドルドーニの回想から、崩玉入手以前からの破面だった様子。上側の顔は志波海燕に化けることができる。日光が苦手なため、普段は8つの小さな穴が開いた縦長の仮面を着けている。また、左手に手袋をはめていて、虚を喰らうためのものと思われる触手や口を隠している(人間の手のようにも使用可能)。
- 海燕の姿でルキアの前に現れ、その容姿と斬魄刀を使用した海燕独特の槍術でルキアを惑わせるが、日光を浴びた事で海燕の顔が剥がれ、その正体を現す。その後ルキアの体を貫くも、油断したために逆にルキアの『参の舞 白刀』で頭部を貫かれると同時にカプセルも破壊され、液体の中でしか生きられないのか、上側の顔が藍染への愚痴、下側の顔が藍染に救いを求める(藍染への恨みにも聞こえる)叫びを上げ、悲惨な最期を遂げた。
- 斬魄刀:『喰虚(グロトネリア)』
- かつて海燕と融合し、死後、虚圏に帰還したメタスタシアを喰らった為に、メスシタシアの能力であった霊体融合能力を手に入れ他の虚を喰らう事でその霊力や能力を取り込み、それを自分の物にする事が出来るようになった。その能力で他の虚を喰らい続けており、今までに33650体の虚を喰っている。この能力故にギリアンでありながら十刃レベルの実力を手に入れた。これにより、海燕の記憶・経験・能力も己のものとしており、海燕の斬魄刀『捩花(ねじばな)』を使う(というより、自身の斬魄刀を捩花に変える)ことができる。ただし、闇の中でなければその能力は発揮出来ない(日光が苦手なのはその為)。斬魄刀解放後は今まで自分が喰った虚の能力全てを発現でき、その際、下半身が巨大な蛸のような姿に変わる)。自身が喰った33650体の虚に相当する力を有する。
- 解号「喰い尽くせ『喰虚』(くいつくせ『~』)」
- 能力 「認識同期(にんしきどうき)」
- 第9十刃の役目である能力。戦った敵の情報を瞬時に全ての同胞に報せることが出来る。更に、映像まで伝えることが出来るらしい。破面の同胞として迎えられていた織姫にも伝わったようである。
- ヤミー(Yammy)(声:乃村健次)
- 破面・No.10(アランカル・ディエス)/第10十刃(ディエス・エスパーダ)
- 破面の成体。頭部が完全な人間形態ではないことなど、作中の表現からアジューカス級と推定される。下顎骨を象った仮面を着けており、色黒の巨漢で濁赤色の眉をしている。左肩に『10』の数字の刻印がある。戦い方は力任せで雑であり、霊圧の探査能力も低い。戦闘においては茶渡や織姫ら霊力のある人間を余裕で倒すことは出来るが、(内なる虚に妨害される前の)卍解した一護、浦原、夜一などの戦闘センスに秀でた者に対しては劣勢を強いられている。
- 二度目の現世侵攻の際には、浦原に歴然とした力の差を見せ付けられてしまう。なお、最初に現世に降り立った際に一護に右腕を斬り落とされるが、斬られた右腕は持ち帰っていたため後に修復された。因みに、運がいい場面に遭遇した場合、「スエルテ(ラッキー)!!」(Suerte…スペイン語で「幸運」)、と叫ぶ癖がある。
- 技「魂吸(ゴンズイ)」
- 目の前に居る相手のみならず、自分の周囲(広範囲)に居る魂魄を豪快に吸う術。これにより空座町の多数の人が一瞬で魂を吸われて死んだ模様。
- 技「虚閃(セロ)」
- 彼の場合、破壊の閃光を口から放つ。しかし、浦原の紅姫に相殺された。
- 技「虚弾(バラ)」
- ハリベル(声:緒方恵美)
- 破面の成体。金髪・褐色肌の女性で睫毛が特徴的。顔の下半分は服で隠れていて隙間から仮面の名残が見える。現時点で登場している従属官は皆女性。グリムジョーと一護の戦いを分析する等、比較的冷静で思慮深い。原作、アニメ版では服のデザインが多少違う。
- 斬魄刀
- 段平のような斬魄刀を背中に添えている。
- スターク(声:小山力也)
- 破面の成体。仮面の下顎骨の部分を首飾りの様に着けた黒髪の男。常に眠たげで寝起きが悪い。一護らが侵入してきたにも関わらず警戒心も全く見せず、アーロニーロの死の際にもリリネットに起こされるまで寝ていた。手に手袋のような物をはめている。
- ???(声:飯塚昭三)
- 破面の成体。王冠のような仮面を着け、右目付近や左頬などに傷がある豪胆な態度の老人。アーロニーロや一護を「餓鬼」呼ばわりする。
数字持ち(ヌメロス)
崩玉によって生み出された、大虚の破面。生まれた順番に11以上の番号が与えられる事から「数字持ち」と呼ばれる。アジューカス級及びヴァストローデ級が破面化した(と思われる)高い戦闘能力を持つ破面の殆どは「十刃」や後述の「十刃落ち」に属する為、「数字持ち」の破面は最下位の大虚・ギリアン級の破面が大半。つまり破面としては平均的(あるいはやや低め)な戦闘能力しか持っていないと言う事なのだが、護廷十三隊の隊長クラスの死神ですら限定解除をしなければ劣勢を強いられる場合があり、並みの虚と比較すると遥かに上回る程の強大な戦闘力を誇っている。中には「従属官」に選ばれる者もいるがその際に数字を剥奪されるかは不明。
- シャウロン・クーファン(Shawlong)(声:田中秀幸)
- 破面・No.11(アランカル・ウンデシーモ)
- 破面の成体。ギリアン級(元アジューカス級)。左目から頭部にかけて横長の鎧のような仮面を着けた辮髪で長身の男。紳士的な振る舞いをする(時には敬語を使うこともある)。
- 現世を訪れ、ナキームと共に日番谷と乱菊を襲撃。斬魄刀を解放せずとも最初から卍解した日番谷を翻弄するが、限定解除をした日番谷の『竜霰架』によって首を刺され敗れ去った(アニメ版では多少異なる)。
- 破面になる前は一度アジューカス級まで進化しており、解放状態に近い姿をしていた。また、エドラド、イールフォルト、ディ・ロイ、ナキームとはその頃から徒党を組んでいた。過去グリムジョーと出会い、その強さを認めリーダーとして仲間に引き入れた。更にヴァストローデ級を目指し、三千もの同属の虚を喰らっていたが、これ以上進化出来ない事を悟り諦めたため、グリムジョーに自分たちを喰うことを提案し、(喰われたかどうかは不明)その後ギリアン級に退化したものと推測される。
- 斬魄刀:『五鋏蟲(ティヘレタ)』
- 解放すると、昆虫の外皮を思わせる鎧の姿に変化し、辮髪に鋏蟲の尾のよう物が現れ、顔の仮面の領域が顔の左半分から顎まで広がり、右に伸びていた突起が後ろへと伸びた形状に変形。鋭く伸びた爪は、離れた物でも両断する。
- 解号は「截て『五鋏蟲』(たて『~』)」
- エドラド・リオネス(声:楠大典)
- 破面・No.13(アランカル・トレッセ)
- 破面の成体。ギリアン級(元アジューカス級)。鼻にアイマスクのような仮面を着けた、左半分坊主右半分長髪(髪の色はアニメ版では赤)という髪型をしている巨漢の男。霊圧を手に圧し固めた強力なビンタを用いて戦う。外見とは裏腹に敵の力を冷静に分析し敵の強さを素直に称え、また粉々に叩き潰すまではしたくはないと言う等、意外と情け深い一面もある。
- 現世を訪れ、一角と弓親を襲撃し、一角と戦闘。斬魄刀を解放して一角を追い詰めるが、一角の卍解・龍紋鬼灯丸の前に敗れ去る。最期の瞬間、一角の名前を聞いておいて良かったと話していた。
破面になる前は一度アジューカス級まで進化しており、解放状態に近い姿をしていた。
更にヴァストローデ級を目指し、三千もの同属の虚を喰らっていたが、これ以上進化出来ない事を悟り諦めたため、その後ギリアン級に退化したものと推測される。
- 斬魄刀:『火山獣(ボルカニカ)』
- 解放すると、鼻の仮面が消え、両耳の付近に仮面のようなものが出来る。また、肩の関節から両腕にかけての部分が巨大化し、肩から火炎を噴射する能力を得る。変化した皮膚の硬度のみでもすさまじい殺傷力を生むが、両腕の肩から噴射される火炎を利用した拳は最高の破壊力を誇る。
- 解号は「熾きろ(本誌掲載時は、起きろ)『火山獣』(おきろ『~』)」
- イールフォルト・グランツ(声:遠近孝一)
- 破面・No.15(アランカル・クインセ)
- 破面の成体。ギリアン級(元アジューカス級)。左前頭骨に仮面を着けた伊達男で、髪は金色で長髪。敵を見下して高笑いをするのが特徴。死神のことを「兄弟」と呼ぶ。
- 現世を訪れ、恋次を襲撃する。恋次と殺戮状態の雨を角で突き飛ばし、ジン太の棍棒をいとも簡単に防ぐなど、圧倒的な力の差を見せる。しかし、限定解除をした恋次の『狒骨大砲』により倒される(アニメ版では最期が多少異なるほか、りりん達とも戦っている)。
- 前述の破面・No.8(アランカル・オクターバ)であるザエルアポロ・グランツの兄。破面になる前は一度アジューカス級まで進化しており、解放状態に近い姿をしていた。更にヴァストローデ級を目指し、三千もの同属の虚を喰らっていたが、これ以上進化出来ない事を悟り諦めたため、その後ギリアン級に退化したものと推測される。
- 斬魄刀:『蒼角王子(デルトロ)』
- 解放すると、牛のような巨大な姿(牛のような顔の内部にはイールフォルトの顔がある)に変化する。頑丈な外皮と重量、強大な角を利用した突きを繰り出す。
- 解号は「突き砕け『蒼角王子』(つきくだけ『~』)」
- ディ・ロイ(声:近藤隆)
- 破面・No.16(アランカル・ディエシセイス)
- 破面の成体。ギリアン級(元アジューカス級)。半月状の仮面を被った男で仮面の一部にフードのようなものを着けている。鋭く尖った歯が目立つ。空中戦を得意とする、と自称していた。しかし、破面の一員でありながら戦闘能力はきわめて低い(エドラドやイールフォルト曰く「カス」「出来損ない」)。グランドフィッシャー修復に立ち会っており、グランドフィッシャーの失態の尻拭いを拒んでいた。
- 茶渡を助けに来たルキアと交戦、仮面の右目部分の穴から虚閃を放とうとするが、霊力の回復したルキアの『初の舞・月白』の前に敗北。
- 破面になる前は一度アジューカス級まで進化しており、巨大な蛇の様な姿をしていた。過去、更にヴァストローデ級を目指し、初めて出会ったグリムジョーを喰らおうとしていたが、逆に頭の一部を喰い千切られてしまった(フードをしているのはこの時の傷を隠すため)。また、グリムジョーに頭部を喰われたことで進化が止まってしまい諦めたためその後ギリアン級に退化した。
- 斬魄刀を解放をしなかったので名称・能力共に不明。
- 技「虚閃(セロ)」
- 彼の場合、右目から放つ。
- ナキーム(声:武虎)
- 破面の成体。ギリアン級。右頭部全体を覆う仮面を被った、無口でおかっぱ頭の太った男。現世を訪れ、シャウロンと共に日番谷と乱菊を襲撃する。最初は乱菊を圧倒するが、限定解除をした乱菊の灰猫によって切り裂かれた(アニメ版では最期が多少異なる)。
- 破面になる前の姿は、ギリアン級のなかで『個』を持った者であった為、一般的なギリアン級と仮面の形状が違う。
- 斬魄刀を解放をしなかったので名称・能力共に不明。
従属官(フラシオン)
十刃直属の部下。十刃によって、直属(秘書、乃至、副官的立ち位置)の部下に選抜される数字持ち以下の破面達。従属官の数の上限は定められていないため、全く選ばない者もいれば、大量に選ぶ者もいる。部下に対する接しかたは、十刃によって様々。 尚、第8十刃(オクターバ・エスパーダ)であるザエルアポロの従属官は、自分が改造した虚を藍染が破面化した者達(大虚でない者が多く含まれると思われる)で、ある意味異例である。彼等は皆一様の衣装(胴部分に縦3本のライン)を着せられており、異形の姿をしている者が多い。また、ザエルアポロがダメージを負った時の「回復薬」としても作られている。
- テスラ
- 破面の成体。第5従属官。額に仮面の残骸が残っていて、右目に眼帯を着用した男。黄土色の髪をしており、右頬には水色の刺青(面紋?)のようなものが入っている。端正な顔立ちに丁寧な口調で優男のような印象を受けるが、ノイトラの命令であれば残忍な事も厭わない。ノイトラへの忠誠心の高さゆえに、敵の攻撃に対し身を挺して彼を護ろうとしたり、ノイトラが攻撃されると、冷静さを欠いてしまう程。だが、その行為はノイトラから厭われている。以前はノイトラとは上司と部下という関係では無かった様子だが、この頃からノイトラを気遣う態度は見せていた。また当時は右目に眼帯は付けていなかった。
- 元第3十刃であるネリエルに対し、以前は敬意を持っていた。だが現在は彼女の事を、「ノイトラの刃を阻む石」として敵視している。ノイトラの命令で帰刃し満身創痍の一護を殺そうとしたが、助けに現れた剣八に倒される。消息は不明。
- 斬魄刀:『牙鎧士(ベルーガ)』
- 解放前はサーベル状の柄で、刀身の途中に輪の形をした刃があるという特殊な形状をしている。輪の形の刃には、霊圧を固めたシールドを形成することが出来る。解放すると猪のような姿になり、眼帯を付けていた右目には傷が見られる。また両肩の部分に、解放前の服装に描かれているものと同じ模様が描かれている。
- 解号は「打ち伏せろ『~』(うちふせろ『~』)
- その他の能力として、眼を向けるだけで岩を破壊するようなことが出来る。
- リリネット
- 破面の成体。スタークの従属官。頭部と顔の左半分が仮面に覆われている。スタークのことは呼び捨でタメ口。
- ルミーナ
- 破面の成体。第8従属官。ボールのような体型をしている、ザンバラ髪の男。後頭部に仮面の名残がある。カエルのように跳ねる。知能はあまり高くないようである。ザエルアポロに改造され、藍染によって破面化された。ザエルアポロにアーロニーロの死を報告した。が、最期はザエルアポロに「回復薬」として喰われてしまった。
- ベローナ
- 破面の成体。第8従属官。ルミーナと同様の容姿、行動だが、髪型が辮髪の男。ザエルアポロに改造され、藍染によって破面化された。ザエルアポロにアーロニーロの死を報告した。
- メダゼピ
- 破面の成体。第8従属官。非常に巨大な破面。ザエルアポロに改造され、藍染によって破面化された。恋次の支援に来た石田の矢を受けて死亡。
- アパッチ
- 破面の成体。ハリベルの従属官である女性の破面。左目の周りに隈模様があり、額に仮面の残骸が角の様に付いている。攻撃的な性格。
- ミラ・ローズ
- 破面の成体。ハリベルの従属官。頭に仮面の残骸が飾りの様に付いている。女戦士といった感じの風貌で、かなり露出の高い服を着ている。性格はアパッチ同様に攻撃的・好戦的な印象を与える雰囲気である。
- スンスン
- 破面の成体。ハリベルの従属官。仮面の残骸を髪飾りの様に付けている。長髪で袖が長い服を着ている。アパッチ、ミラ・ローズとは違い一応は丁寧な言葉使い。
十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)
何らかの理由で「十刃」の権限を剥奪された、「かつて十刃だった」破面。剥奪の証として3桁の番号を与えられる事から、『3ケタ(トレス・シフラス)』とも呼ばれる。今でこそ十刃から外されているが、一度は十刃として選抜されただけあって、「数字持ち」の破面とは一線を画す実力を持つ。現時点で劇中に登場した「十刃落ち」は、以前のNoが明かにされていない。なお第6十刃を剥奪されたグリムジョーも、ほんの短期間ながら此処に属していた可能性がある。
- ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ(Dordonii)
- 破面・No.103(アランカル No.103)
- 破面の成体。崩玉によって生まれた破面では無く、崩玉によって彼以上の実力を持つ破面が生まれたために十刃の権限を剥奪された。ラテン系ダンサーのような男で、着ている装束の腕部にはエルビス・プレスリーやボン・ジョヴィのステージ衣装の如きネイティブ・アメリカン・ファッション風のフリンジがある。武人のような性格で、一護を(敬意を込めて)坊や(ニーニョ/Niño)、ネルを嬢ちゃん(ベベ/Bebé)、葬討部隊(エクセキアス)を(侮蔑して)小僧共(ホベンスエロ/Jovenzuelo)と呼んでいる。
- 虚夜宮(ラス・ノーチェス)内部の通路で一護と遭遇。登場シーンではドジを踏み、その後の独特のテンションから一護とネルにドン引きされ、最初は「3ケタ」の意味を知らなかった一護とネルに2ケタより格下と思われた。しかし戦闘状態に入ってからは主に蹴りを主体とした戦法で一護を圧倒し、その蹴りで一護の『月牙天衝』を弾くといった『元十刃』としての高い実力を見せ付ける。
- 藍染に道具として扱われていることを理解しつつも十刃へと返り咲くことを夢見、本気の一護と正々堂々戦って戦果を挙げるためネルを狙うなどあえて卑怯な戦法で挑発するが、【卍解】及び虚化した一護に一撃で敗れる。全力で己へ立ち向かった一護へ感謝の念を抱き、彼と葬討部隊が遭遇しないためにわざと彼に斬りかかるそぶりを見せ、更には、追ってきた葬討部隊と交戦する(生死不明)。
- チルッチ・サンダーウィッチ(Cirucci)
- 破面・No.105(アランカル No.105)
- 破面の成体。ゴスロリを思わせる妙な服を着ている女性の破面で、左頭部に小型の飾りのような形をした仮面の名残がある。攻撃的な性格で、相手をいたぶることを喜んでいる節すら見られる。
- 虚夜宮(ラス・ノーチェス)内の通路で石田雨竜との対決の中、偶然そこにたどり着いたペッシェの『無限の滑走(インフィナイト・スリック)』で転倒し、「コケにされた」と怒り帰刃(斬魄刀解放)するが、石田に『魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)』を「鎖結(さけつ)」に撃ち込まれ敗北。その後、葬討部隊(エクセキアス)によって処刑された模様。
- 斬魄刀:『車輪鉄燕(ゴロンドリーナ)』
- 解放前は、普通の刀剣とは違い、ワイヤーを通したチャクラムの様な形状をしていて、柄を大きく振ることでそのチャクラムを遠くに飛ばし、相手を斬り刻む。解放すると両腕が鳥の前脚のように長大化し、頭には羽根飾りのようなものが、背中には刃を数枚重ねたような翼、そして、長い尻尾が形成される。翼の刃は飛ばす事も可能。また、この刃は常に高速振動しており、多少の攻撃は弾いてしまう。彼女いわく、「燃費が悪い」ため、霊圧をひどく消費し続けてしまう。また、長い尻尾の先には、口があり、それを開き、自身の霊圧を固めた刃を作り、それで直接攻撃したり、刃を飛ばしたり出来る。石田のゼーレシュナイダーに敵わないと知り、二度と戻れないことを覚悟をして翼等を切り落とした。
- 解号は「掻っ斬れ『車輪鉄燕』(かっきれ『~』)」
- ガンテンバイン・モスケーダ
- 破面・No.107(アランカル No.107)
- 破面の成体。オレンジ系の色のアフロヘアーの男で、額を覆った仮面に星(☆)のマークが付いている。この仮面はサングラスやゴーグルのように装着が可能。十字を切るなどクリスチャンのような仕草が見られる。
- 茶渡と交戦するも、ガンテンバインが全力で戦った為、彼の真の力が覚醒。当初、ガンテンバインが有利であったものの、その瞬間から形勢逆転。最後に「魔人の一撃(ラ・ムエルテ)」で吹き飛ばされ敗北。
22号地底路の番人
一護達が虚圏で最初に侵入した22号地底路を任されている破面。現世を襲撃した完全な人間形態であった破面と比べ、虚に近い姿をしている。
- デモウラ 声:飯島肇
- 破面の成体。22号地底路の番人。目の周りを仮面で覆った巨大な男。完全な人間形態ではなく、かなりの巨体で体格に不釣合いな長い腕を持つ。
- アイスリンガーの台詞から知能は他の破面と比較すると低いようである。デモウラはその事を気にしているのか、アイスリンガーに「俺だけが頭が悪いようなことを言うな」、と言っていた。アイスリンガーを「アイス」と呼んでいる。両腕が異様に長く、周囲の霊子を掌に巻き込み強力な平手を打ち込むほか、口から舌を伸ばして攻撃することも出来る。
- 虚圏に潜入した一護達をアイスリンガーと共に襲撃し、石田を苦戦させるが、交代に戦ったチャドの「巨人の一撃(エル・ディレクト)」に敗れる。
- アイスリンガー 声:竹本英史
- 破面の成体。22号地底路の番人。鳥類の頭部のような仮面が頭部の大半を覆い隠している。デモウラ同様完全な人間形態ではなく(本人曰く、「巨大な力を得る為に人の形を捨てた」)、極めて細い腕と植物の蔓の様に長くしなる指を持つ。グランドフィッシャーの修復・治療及び破面(もどき)化を行っていた破面である。「響転」と蔓状の指による攻撃で戦う。石田に「知能が低い」と言われキレていたところや、その他の発言からして、極端に知能が低いというわけでもなさそうだが逆に高いというわけでもないようだ。
- 虚圏に潜入した一護達をデモウラと共に襲撃し、素早い動作と攻撃で茶渡を苦戦させるが、石田の新たな霊弓「銀嶺弧雀」の前に敗れる。
- 技「翼状爪弾(ウニャ・ティロテアル)」
- 翼と両腕の細長い爪の先から弾を発射する。最大で108発の連射が可能。
葬討部隊(エクセキアス)
- 現時点での詳細は謎だが、ドルドーニとの遣り取り、チルッチに対しての行動から、侵入者・反逆者・敗者に対処する『処刑部隊』であると思われる。リーダーと思われる人物は、牛のような動物の頭蓋骨をそのまま象った仮面を着用している。彼によって統率されていると思われる多数の一般兵は、人間の頭蓋骨をそのまま象った仮面を着用している。
- ザエルアポロから侵入者討伐の命令を受け、一護を排除すべく追跡していたが、追跡を阻む敗戦後のドルドーニと交戦状態になった。また、石田に敗れたチルッチにも何らかの処理をしている模様。その後、僅かに息のある茶渡とガンテンバインの処理にも着手しようとするが、 死神界から加勢にやった来た卯ノ花・清音を前に退却を余儀なくされる。
その他
現時点で、分類不明の者達も含む。
- ワンダーワイス・マルジェラ(声:菅沼久義)
- 破面の成体。額に小さい王冠のような仮面の名残を残しており、背中にクレイモアの様な形状の斬魄刀を背負っている。破面化する前から人間と同じくらいの大きさだった。
- ほとんど言葉を話さず「アウー」と言う唸り声をあげるのが特徴。マイペースで幼い子供のような性格をしており戦闘中にも関わらず飛んでいる鳥を観察し、トンボを捕まえ遊んでいた。かと思えば、駆けつけた浦原にいきなり襲い掛かるなど、凶暴性を含んだ一面もある。その不可解な行動にはヤミーでさえ呆れ、幹部や他の破面も彼の扱いにはてこずっているようだが、まだ幼いためか純粋な性格の東仙には懐いており(破面大百科では犬のように懐いていた)、逆に嫌味な性格の市丸を嫌っている。戦闘能力は未知数だが、浦原の斬撃を生身で受けて無傷であった事から、鋼皮の霊圧硬度はヤミーと同等かそれ以上。又、尸魂界の観測の結果から、十刃レベルの霊圧を有する。
- アニメ版に先駆け、プレイヤーキャラとしてでは無いものの、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル4』に登場する。
- 技「虚弾(バラ)」
- ネル・トゥ/ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク(Nel)(声:金田朋子)
- 破面の少女。黄緑色の髪で眉間から鼻筋にかけて傷痕(頭を割られた名残)が有り前歯がない。ひびのはいった人の髑髏のような仮面を頭に乗せている(本来の姿では、山羊の髑髏のような仮面)。言葉に訛り(新庄弁と思われる東北弁)がある。顔の中央を横切るように「面紋(エスティグマ)」と呼ばれる模様がある。バッタリ出会ったペッシェとドンドチャッカを兄とし、バワバワをペットとしている。彼等にずっと追いかけられる「無限追跡ごっこ」が唯一の娯楽(ドMなので、泣くぐらい追いかけてもらわないと楽しくないらしい)。数字持ちの(大虚から生まれた)破面ではなく、自らも自覚しているところの「ゴミ虫」と称されている。しかし、ドルドーニの放った虚閃を食い止めて飲み込み、それを吐き出して反撃している等、その能力は未知数。虚圏で出会った一護に懐き、虚夜宮(ラス・ノーチェス)内で一護を追いかけ行動を共にするようになる。一護の戦闘が終わる度に心配なのか彼に泣き付いて来る。口からは、僅かながら治癒効果があるヨダレのような液体を出すことができる。
- かつては十刃の一人で、元破面・No.3/第3十刃…つまり現在は十刃落ちに当たるのだが、本人にその記憶はない。成人女性の姿をし、『3』の数字が背中に刻印されている。実力はノイトラ(当時No.8)を圧倒するほどであったが、他方で、戦いを好まぬ性格でもあった。数年前に、自分より格下であるノイトラ(と結託したザエルアポロ)に背後から頭をかち割られ(顔と仮面の傷はそのときのもの)、従属官だったと思われるドンドチャッカ、ペッシェと共に虚夜宮の外に放り出された。そして記憶喪失となった上、幼女の姿になってしまった(仮面の傷から霊圧が流れ出て霊体が縮小したか、或いは別の原因(ザエルアポロも見たことがない現象))。 捨てられたのは数年前なので崩玉の恩恵を受けてないと推測される。しかし一護を守りたいという強い気持ちから、十刃としての力を取り戻し元の姿に戻り、斬魄刀を解放してノイトラを後一歩というところまで追い詰めたが、霊力を消費しすぎたせいか再び幼女の姿に戻ってしまい、ノイトラに蹴り飛ばされた。
- 斬魄刀:『羚騎士(ガミューサ)』
- 帰刃(斬魄刀解放)は、刀を地面と平行に構えて行う。帰刃すると、上半身が人、下半身が羚羊の半身半獣のケンタウロスを連想させるような容姿となり、手にランス状の武器を所持する。
- 解号は「謳え『~』(うたえ『~』)」
- 技「重奏虚閃(セロ・ドーブル)」
- 相手の虚閃を飲み込んだ後、自分の虚閃を上乗せして放出する。幼女の姿の際には虚閃を飲み込み、それを吐き出すといった技の片鱗を見せている(子供の姿で虚閃が使えるか否かは不明)。
- 技「翠の射槍(ランサドール・ヴェルデ)」
- 斬魄刀解放時の技で、ランス状の武器を投擲して敵を貫く。
- 技「超加速(ちょうかそく)」
- 名前の通り、瞬間的にスピードが飛躍的に上昇する技。尚、この技は幼女の姿の時のものであり、本来の姿で使えるかは不明。
- ドンドチャッカ・ビルスタン(声:郷里大輔)
- ネルの兄(自称)。語尾に「~でヤンス」とつけて喋る。虚夜宮(ラス・ノーチェス)でペッシェと逸れ、一護を追いかけたネルを探す途中で恋次と行動を共にする。テンションが上がると、一緒にいた人を担いで床に叩き付けるなど意味不明な行動に走る。また、ペッシェが一緒にいなかったことに恋次から「最初から居なかった」と言われ、「今まで一緒にいたペッシェは幻か?」などと言い出す他、知能はあまり高いようには見えず、低いというより、典型的なおバカキャラ。一護に名前をうろ覚え程度にしか記憶されておらず「ドンなんとか」まで思い出すがドン・観音寺を思い出される始末。鋼皮は恋次曰く意外と頑丈らしく、特に顔面はかなり硬い。
- 嘗て十刃だったネルの従属官(フラシオン)で、ノイトラにより強制的に仮面を全部はがされて、ネル、ペッシェ諸共、虚夜宮(ラス・ノーチェス)の外の砂漠に捨てられた。「ネルがこれ以上、虚夜宮の奥に行ってはならない」、との旨の言動をしていたが、これは、戦いを好まぬネルの記憶を蘇らせたくないとの配慮からである。砂漠に捨てられるまで破面だったかは不明だが破面の服を着ていた模様。体内にバワバワのような戦闘用霊蟲を飼っている(記憶を失い、幼女の姿と化したネルは、この事を知らなかった)。現在の仮面は以前はがされてしまった仮面とは別のものであるらしい。
- 棍棒(もしくは鬼の金棒)のような形状をした刀を口の中に隠しているが、ペッシェの究極(ウルティマ)と同じく斬魄刀であるかどうかは不明。
- アニメ版に先駆け、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル4』でネルのサポートキャラとして登場する。
- 技「ドンドチャッカ・プレス」
- 両腕を広げて相手に飛び掛かる技。本人は「怖がって抱きついてるだけ」と主張するが、ザエルアポロが作り出した分身体は必殺技と言い切った。
- 技「融合虚閃(セロ・シンクレティコ)」
- ペッシェと二人で虚閃を放つ協力技。ペッシェを自分の体の上に乗せた状態で、口の砲台のようなものから虚閃を放つ。ネルと共に虚夜宮を追い出されてから生み出した。
- ペッシェ・ガティーシェ(声:子安武人)
- ネルの兄(自称)。蟻もしくは鍬形を模した仮面をつけている細身の体の男(恋次曰く『骨っぽい、細い奴』、チルッチ曰く『シロアリ』、自称:『クワガタムシ』)。褌を穿いている。虚夜宮内(ラス・ノーチェス)でドンドチャッカと逸れ、一護を追いかけたネルを探す最中で、石田と交戦しているチルッチのパンツを覗こうとしていた為、攻撃されて石田と合流する。思考回路や記憶の仕方が独特で、時に頭が悪くも見え、一護のことは良く覚えていないが、何故か石田のことは覚えていたり、その割には石田を呼ぶとき、よく名前を『一護』と言ったりする。彼の中での「強そうなカオ」ランキングは、『チャド>恋次>一護>ルキア>石田』らしい(簡単に言えば、いかつい顔順)。中々の芸人根性の持ち主。鋼皮は恋次曰く意外と頑丈らしい。
ドンドチャッカと同様、嘗て十刃だったネルの従属官で、ノイトラ及びザエルアポロにより強制的に仮面を全部はがされて、ネル、ドンドチャッカ諸共、虚夜宮の外の砂漠に捨てられた。ネルが戦いを望まず平穏に生きる事を望むなら、それもよしと思っており、彼女を守るための鍛錬は積み続けていた。砂漠に捨てられるまで破面だったかは不明だが破面の服を着ていた模様。現在の仮面は以前はがされた仮面とは別のものをつけているらしい。
- アニメ版に先駆け、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル4』でドンドチャッカと同じく登場。
- 究極(ウルティマ)
- ペッシェが所有する、霊子で構成された剣。普段はフンドシの中にしまっているため、剣を取り出す時は、非常に紛らわしい仕草に見える(それが理由で、ザエルアポロも驚いてスキが生じ、見事攻撃を当てることができた。)。石田に「貴様のナニと似ている」と言っているが、表現が非常にイヤだった為か石田には否定されている。なお、斬魄刀であるかは不明。
- 技「無限の滑走(インフィナイト・スリック)」
- 触れた物をヌルヌルにする液体を口から放出する。「無限」と名付けているが、液体の量は有限。「無限」と名づけたのは本人曰く「カッコイイから」。
- 技「融合虚閃(セロ・シンクレティコ)」
- ドンドチャッカと二人で虚閃を放つ協力技。ドンドチャッカの上にペッシェが乗り、究極(ウルティマ)を構えて、虚閃を放つ。ネルと共に虚夜宮を追い出されてから生み出した。
- バワバワ
- ネル達のペット。巨大な黒い蛇の様な姿で、前方に大きな口と横長の仮面が付いている。自身は「バワバワ」としか喋れないが言葉は理解できる模様。常に砂を食べていないと生きられない。一護やネルたちを乗せて虚夜宮外壁まで運んだ。
- 実は、ドンドチャッカが体内に飼っている戦闘用霊蟲の一つ。失ったネルの記憶が蘇るのを妨げるべく、ネルには隠し通していた。
- ルヌガンガ(声:武虎)
- 虚夜宮を守る白砂の番人。ギリアン級の大虚とほぼ変わらない位の巨体で、体が砂で構成されており物理攻撃は効かないが水が弱点。蟻地獄を引き起こすことが出来る。虚圏に突入した一護たちを蟻地獄に引き込もうとするが、ルキアの『白漣』によって凍り漬けにされる。アニメでは二人目が存在し、一護たちを虚圏の地下にある「メノスの森」へと追いやった。
- ロリ
- 破面の成体。ミニスカートを穿いており、左目周辺が仮面で覆われたツインテールの女性破面。性格は直情的で単純だが残忍。藍染に特別扱いされている織姫に激しく嫉妬している。その嫉妬心から、監禁された織姫が部屋で一人の時に現れ、一方的に暴行していたぶった。その最中に部屋に来たグリムジョーに暴行を阻まれ、片足をもぎ取られる。織姫の双天帰盾の能力で足を復元されるも、その能力を目の当たりにして怖気づき、織姫を「化物」と恐れていた。
- メノリ
- 破面の成体。右目周辺が仮面で覆われたショートカットの女性破面。仮面の形はロリと対称形になっている。性格はロリよりは冷静。ロリと行動を共にしていて、同じく織姫をよくは思ってはいない模様。ロリと共に部屋に現れ、織姫に直接的な暴行は行なっていないが、来室したグリムジョーを攻撃しようとして、逆に近距離からの虚閃で吹き飛ばされる。その後、ロリと同じく織姫の双天帰盾で復活した。腕は完全な腕の形をしていない。
- グランドフィッシャー
- 一護の母・真咲を殺めた虚。一護との戦いのあとで虚圏に帰還し、アイスリンガーに修復して貰うついでに破面(もどき)となる。
アニメ版・ゲームオリジナルの破面
以下の破面については、BLEACHの登場人物を参照。
- アルトゥロ・プラテアド
- パトラス
- メニス
- アルデゴル