津名港
津名港(つなこう)は、兵庫県淡路市志筑(淡路島)にある地方港湾[1][2]。管理者は兵庫県。佐野港区、志筑港区、塩田港区から成り、志筑川と宝珠川が注ぐ。現在航路はなく、ターミナルビルはバスターミナルとして利用されている。
航路
現在航路は無い。
かつて存在した航路
- 大阪湾フェリー・南海淡路ライン
- 津名港 - 深日港・泉佐野港(2007年廃止)
- 共同汽船
- 甲子園高速フェリー
- 津名港 - 西宮港(1998年廃止)
- 淡路エアポートライン
- 津名港 - 関西国際空港(1998年 - 2001年運航)
- 大阪淡路ライン
- 津名港 - 大阪港天保山(2002年運航)
歴史
畿内交通の要所で、江戸時代には志筑浦は風待ち港でもあった。風に恵まれれば約6時間で浪花に到着したと言われる(距離は約70㎞)。
大鳴門橋の開通で、高速道路が津名一宮インターチェンジまで整備されると神戸港・大阪港発着便は埋立地の造成によって整備された津名港にも寄港するようになり、淡路島の玄関口としての役割を担うようになる。しかし、明石海峡大橋が開通すると、航路の利用者が減少し、2006年には全航路が廃止された。以来、津名港ターミナルビルは各種路線バスや高速バスのターミナルとして活用されている。また、2013年にはあわじ島つな港海の駅(愛称:おのころんマリンステーション)がオープンした。
津名港を発着するバス路線
津名港(バス停留所) | |||
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位置 | 34 26 7.80 N 134 54 35.03 E |
高速バス路線は共同汽船が津名港を経由していた関係で明石海峡大橋開通後も洲本バスセンター(洲本バスセンター供用開始までは洲本港)発着の高速バスは全便津名港を経由する形を取っていた。しかし、2007年以降、西日本JRバス・本四海峡バス運行路線で一部洲本ICを経由[3]し始めるなど、津名港を経由しない便が出始めた。津名港ターミナルビルには淡路交通の窓口があり、淡路交通と共同運行会社便の発券業務を行っている。以前は本四海峡バスの窓口もあったが2008年に閉鎖されている。高速舞子 - 津名港間の定期乗車券は志筑・津名臨海公園・ワールドパークおのころ・宇山・洲本バスセンターと同様に他淡路島内停留所に比べて片道運賃の割に高く設定されているため、通勤・通学の場合は津名一宮ICなどで乗降車するか、下り線のみであるが淡路交通舞子・津名線を利用する方が安いとされている。
発着バス一覧
【高速】は高速バスで、1・2番乗り場発着のバスは洲本バスセンター発着のバスで且つクローズドドアシステム採用の高速バス。【IC】は交通系ICカード利用可。
バス停番号 | 路線名・バス愛称名 | 行先 | 運行会社 |
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1 | 【高速】【IC】かけはし号(大阪) | 高速舞子 - 三宮バスターミナル - なんばOCAT - 大阪駅JR高速バスターミナル | 西日本ジェイアールバス |
【高速】AWAJI EXPRESS大阪・洲本線 【高速】パールエクスプレス洲本号 |
阪急梅田駅(阪急三番街高速バスターミナル) | 淡路交通 阪急観光バス | |
【高速】AWAJI EXPRESS学園都市・洲本線 【高速】おにおん60 |
高速舞子 - 学園都市駅前 | 淡路交通 山陽バス | |
2 | 【高速】【IC】かけはし号(神戸) | 高速舞子 - 三宮バスターミナル - 新神戸駅 | 西日本ジェイアールバス 本四海峡バス |
【高速】AWAJI EXPRESS三ノ宮・洲本線 【高速】【IC】[4]ハーバーライナー |
高速舞子 - 神姫バス三ノ宮バスターミナル | 淡路交通 神姫バス | |
3 | (路線)縦貫線 | ボールパーク入口 - 東浦BT - 淡路夢舞台 - 岩屋 | 淡路交通 |
4 | 【高速】AWAJI EXPRESS舞子・津名線 | ワールドパークおのころ | |
(路線)縦貫線 | ワールドパークおのころ - 洲本バスセンター (- 下加茂) | ||
5 | (路線)西浦線 | 津名一宮IC - 伊弉諾神宮前 - 北淡IC - 淡路高校前 - 震災記念公園前 |