木下頼継

木下 頼継（きのした よりつぐ、? - 慶長5年（1600年））は、安土桃山時代の武将。豊臣家の家臣。越前敦賀城主・大谷吉継の次男。兄弟に大谷吉治、大谷泰重、真田信繁正室となった竹林院ら。受領名は山城守。

生涯

生年は不詳。『廃絶録』（『日本史料集成』）では吉継の次男とあるが、甥とする説もある。豊臣秀吉に仕えて吉継とは別に越前国内で2万5000石を与えられた。慶長5年（1600年）の関ヶ原の戦いでは吉継に従って加賀の前田利長と戦い、9月15日の関ヶ原本戦では吉継軍の前衛に布陣して奮戦した。大谷軍が小早川秀秋に襲われて全滅する直前、戦線を離脱して越前へ戻り再起を図る。だが同年のうちに病死した。

ただし『廃絶録』は頼継の最期に関しては記していない。また年齢に関しては兄とされる吉治が天正8年（1580年）頃の生まれとされるため、20歳より手前だったと推測される。

参考文献

• 『大谷吉継のすべて』 新人物往来社 2000年 花ヶ前盛明