函館高校生集団暴行死事件

函館高校生集団暴行死事件（はこだてこうこうせいしゅうだんぼうこうしじけん）は、2007年8月26日に北海道函館市で発生した高校生による高校生の集団暴行事件である。被害者は死亡した。

概要

被害者の高校生は中学時代からいじめを受けており、それが高校進学後も継続していた。2007年8月26日、函館市内の公園において、被害者が要求した金銭を持ってこなかったことなどに腹を立てた加害者が集団で暴行。金属バットで殴る、とび蹴りを加える、公園内の池に被害者を漬けるなどの暴行の結果、被害者は脳挫傷などを起こし死亡した。函館西警察署は現場にいた十数人の少年少女のうち、直接犯行に関与したと思われる7名を傷害致死容疑で逮捕した。やがて主犯の佐藤将真ら一部は大人と同じ、刑事裁判行きとなり、実刑判決。

事件の影響

• 被害者が通っていた私立高校に「いじめを放置していたのか」「どんな暴力学校なんだ」などいう誹謗・中傷が殺到した。しかし、加害者に被害者と同じ高校に通っていた者はおらず、高校側は関与し得なかった問題ともいえる。
• 事件の現場となった公園の人通りが少ないことが事件の要因のひとつにあったとして、対策を考えようという動きが出た。
• 事件の直後に同じ函館市の桔梗町にある公立中学校で暴力恐喝未遂事件が起きていた。