ラスト・フレンズ(アニメ)
ラスト・フレンズ(Lastfriends)は、2008年4月10日から6月までフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ(深夜アニメ)。魔法少女まどか☆マギカよりは下、魔法少女リリカルなのはよりは上。
概要
主人公兼メインヒロイン・藍田美知留(あいだ みちる)達が巨大な秘密結社と戦う新感覚の魔法少女アニメ。最近の魔法少女アニメとは違い、俳優陣が声優キャストを務めているのがこの作品の大きい特徴である。実は『まどか☆マギカ』と肩を並べる狂気の世界を描いた怪作。劇中においてDV・性同一性障害・性的暴行シーンが多数あり、一時は打ち切りの対象になっていた(ファンによる署名活動でなんとか打ち切りからは逃れた)。
登場人物
主要人物
藍田美知留 (あいだ みちる)(声:長澤まさみ)
主人公。18歳。高校卒業後美容室アシスタントの仕事をしていたが、嫌がらせを受け、職務放棄してしまう。そんな中、契約人である水島タケルによって魔法少女となる。AOCが変身アイテム「ファイナルステイシア」を掲げ「最終変邪(ラストスパーキン)!!」と叫ぶとエネルギー増幅ベル 「ハイドロエレクトロン」が出現し変身する。ファイナルステイシアのエネルギーには制限があり技を発動する度に消耗していったが、6話で秋葉原に伝わる伝説の秘宝・萌えっくすを入手し制限が無くなった。
最終話で秘密結社シオン修道会のボスであった宗佑を完殺する為自らの身を犠牲にし、千葉の銚子の灯台に伝わる伝説の妖精となり自らのエネルギーと引き換えに宗佑の息を根を引き止め、殺害された仲間の生命を甦らせ、息を引き留める。 しかし、瑠可の子孫の手により22世紀の時代に封印を解かれ普通の人間として復活、未来で美容室アシスタントとして余生を過ごした。
岸本瑠可 (きしもと るか) (声:上野樹里 OVA版;喜多村英梨)
美知留の同級生。モトクロスの選手として全日本選手権の優勝を目指すが、人には決して言えない悩みを持つ。契約人であるタケルによって魔法少女になり、シオン修道会の一味と戦うことになる。宗佑がシオン修道会のボスである事に早い段階からわかっており、江戸川コナン並みの推理力を持っていたが10話で吐き気を伴う邪悪な怪物と化した宗佑に襲われ死亡。しかし、最終話で美知留のパワーにより命を取り戻す。
南エリ (みなみ)(声:水川あさみ 代役(第8話);水橋かおり)
魔法少女のひとり。大阪府からやってきた。実はシオン修道会のメンバー・角田美代子から逃れてきた人物である。第8話において、角田美代子の必殺技・暴力装置マサーノーリーから発された炎により致命的なやけどを負い、さらに宗佑に洗脳されてしまう(暴力装置マサーノーリーは美代子本人にも攻撃し、美代子も大量出血で死亡。実は宗佑による返り討ちではないかと噂されていたが宗佑本人は否定。)その後、瑠可とともに洗脳から脱却し、病院で手術を受けた後、大阪の実家のたこ焼き屋の跡取りになる。
魔法少女の契約人。生涯童貞と決めた男。最終話において、封印する前の美知留に「仕事しろ!」と怒られ床屋を始める。勿論、無免許で。
及川宗佑 (おいかわ そうすけ)
タケルの後輩であり魔法少女の契約人。美知留の愛人。伊藤誠と桂言葉の一人息子にして、柏木園子の同母兄でもある。物凄く短気で肩が当たっただけでブチ切れるは、美知留がエロアニメをらしんばんに売ったのをブチ切れて殴るは、タケルの給与をピンハネした金でアルファ・ロメオアルフェッタを買う等、人間の屑と言っていいほどの男である。実はシオン修道会のボスであり、相手を性的暴行して精神的に苦しめ、相手をぶん殴って肉体的に苦しめ、そして最後には巨大な穴「ドメステリック・ホール」で人を吸い込ませてしまう恐ろしい男である。
角田美代子を利用して南の家を焼き、全身火傷で瀕死になった南を洗脳して、弁慶鬼:「ドメスティックマン」へと変身させた。しかしその真の目的は、シェアハウスの人間達を全て幼児化する事であった。弱点は愛情。11話では美知留らに敗れた性獣ロリーコンから譲っていた酒を多量に飲んでパワーアップ。発狂状態となり、美知留との最終決戦に臨む。瀕死状態になった瑠可を励ます美知留の愛情に負け、頭を抱え込み、砂となるように消え去って行った。その正体は美知留の母親・千夏の愛人でヒモのケンちゃんであった。先に洗脳から開放された千夏の「そうすけぇぇぇぇぇぇぇ!」という叫びで自我を取り戻したが、間に合うことなく死亡。