野村道子
野村 道子(のむら みちこ、本名:内海 道子(うつみ みちこ)、1938年3月31日 - )は、日本の声優。神奈川県横浜市出身。賢プロダクション所属兼ゼネラルマネージャー。夫は代表の内海賢二。血液型はA型。
主な役柄にテレビ朝日版『ドラえもん』の源静香(初代)、『サザエさん』の磯野ワカメ(2代目)などがある。
経歴・エピソード[編集]
開業医『野村医院』の娘。東京アナウンスアカデミー卒業。劇団三王、近代劇場、東京俳優生活協同組合、ティー・エー・ピー(TAP)、青二プロダクション(22年間在籍)などを経て、1984年6月、夫の賢プロ設立と同時に同社へ所属。
『ドラえもん』の源静香の声は26年間、『サザエさん』の磯野ワカメの声は29年務めてきたが、夫が経営する賢プロダクションのマネージメント業に専念する為、共に2005年3月で降板し、本人曰く声優業は「開店休業中」。現在は日本芸能マネージメント事業者協会理事の1人でもある。
その後は夫に代わって事務所の実質的な経営にあたる一方でドラえもんのオリジナル声優陣(テレビ朝日)と共に各局のテレビ番組にゲスト出演する事がある。また、単発でナレーションなどの仕事を行うこともある。
しずかちゃんを演じていた時は、「アニメのしずかちゃんの声が老けないように、若くいよう、という緊張感をもらっていた」という。なお、しずかちゃんののび太の呼び方は実は原作でも「あんた」「のびちゃん」「のび太君」と一定していなかったが、彼女が一貫して「のび太さん」と呼ぶようになり、原作にも逆輸入される形で統一した逸話がある。
2006年11月、第11回アニメーション神戸で、大山のぶ代らと共に特別賞を受賞。授賞式の壇上で、源静香の声で「冥土の土産になった」と発言し、場内を笑わせた。
2007年3月、東京国際アニメフェア2007で、旧レギュラー4人と共に、第3回功労賞を受賞。
後任[編集]
野村の降板に伴い、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
出演作品[編集]
テレビアニメ[編集]
- あさりちゃん(いばら(2代目))
- アタックNo.1(三原ゆみ子)
- 円卓の騎士物語 燃えろアーサー(エリナー)
- カリメロ(1974年)(プリシラ(初代))
- キックの鬼(悦子)
- ゲゲゲの鬼太郎(第2作)(ワラン、友子)
- 昆虫物語 みなしごハッチ(アーヤ)
- サザエさん(磯野ワカメ(2代目))
- さるとびエッちゃん(エッちゃん)
- 新・オバケのQ太郎(よっちゃん)
- セレンディピティ物語 ピュア島の仲間たち(コーナ)
- タイガーマスク(若月ルリ子(2代目))
- デビルマン(ミヨちゃん)
- ドラえもん(テレビ朝日版)(源静香(初代))
- ハクション大魔王(さくら、星ゆり子)
- パーマン(第1作)(サブ)
- パタリロ!(プララ、ココ)
- バビル2世(第1作)(古見由美子)
- ピンクレディー物語 栄光の天使たち(ミー)
- マジンガーZ(ユリ)
- マッハGoGoGo(第1作)(志村ミチ(2代目))
- 魔法使いサリー(ルリ子、ズッペ)
- 魔法使いチャッピー(チャッピー・ハンスト・シャルル・グリム・アンド・イソップ・エトセトラ(9話のみ))
- まんがことわざ事典(トキ)
- まんが日本史(藤原彰子)
- みつばちマーヤの冒険(マーヤ)
- レインボー戦隊ロビン(ミロナ)
劇場版アニメ[編集]
- ドラえもん映画作品(源静香(初代))
- ドラミちゃん ミニドラSOS!!!(野比静香(初代))
- ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!(おしず)
ゲーム[編集]
- スーパーファミコン
- ドラえもん3 のび太と時の宝玉
- ドラえもん4 のび太と月の王国
- プレイステーション
- ドラえもん のび太と復活の星
- ドラえもん2 SOS!おとぎの国
- ドラえもん3 魔界のダンジョン
- NINTENDO64
- ゲームキューブ
- ドラえもん みんなで遊ぼう! ミニドランド
吹き替え[編集]
その他[編集]
- 源静香の声で出演
- テレビ朝日新潟県中越地震被災者援助ドラえもん募金
- トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜 2006年6月7日、9月6日放送分「トリビアの影ナレ」
- フジテレビの初代「お天気お姉さん」を務めた。ちなみに当時の番組スタッフの中に、のちのフジテレビ会長である日枝久もおり、仕事仲間として交流もあった。
- いきなり!黄金伝説 一度だけナレーションを担当
- 最終神話戦争イデアオペラ オリジナルドラマCD 第1章 罅割れたミュトス(エグゼクティブプロデューサー)
- 最終神話戦争イデアオペラ オリジナルドラマCD 第2章 彷徨う冥界の扉(エグゼクティブプロデューサー)
関連項目[編集]
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