マゾの快感

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マゾの快感』(マゾのよろこび)は1988年8月に発売された山川純一単行本「ワクワクBOY」に収録されている一話完結の漫画である。


注意以降に核心部分が記述されています。

あらすじ[編集]

とある高校の昼下がり、教師である川崎は「マドンナ教師」と称される久野ゆかりと憩いのひと時をすごしていたが、学内で教師同士の交際を良しとしない高校3年生の青石翔に暴行を受ける。助けを呼びに行こうとした久野を青石が引きとめ、川崎に蝋燭を垂らす等のSM行為をする。久野は川崎に対し、学内で恋人のような振る舞いをし、生徒を動揺させてしまったことを謝罪し、逃げるようにその場を去った。その後川崎は青石によって亀甲縛りにされ、鞭打ちされ、半ば強引にホモ・セックスをされる。「今日のプレイはどうだった?」という青石の問いに対し、「今までで一番」と答える川崎。一連の出来事は「美女撃退作戦」と呼ばれる、川崎に近づく女性を遠ざける作戦の一環だった。ホモ・セックスを続けながら、「見られること」というマゾの快感について語る川崎と青石。そこに慌しく響く声、逃げた久野が校長を連れ戻ってきた。うろたえる青石。しかしそんな中、川崎は見られてはいけない人物に見られてしまうことに新たな快感を見出す。

登場人物[編集]

川崎
男子生徒からも「いい男」と呼ばれるほどの評判の教師で、教師の久野を始め、学内の女生徒からの人気が高い。しかし本人は同性愛者で、マゾヒズムの性的嗜好を持つ。青石とは恋人関係にあり、自分に近づこうとした女性に青石が嫉妬しないで済むように、女性の前で痴態を晒す「美女撃退作戦」を青石と共謀する。
青石翔
高校3年生。同性愛者で川崎とは恋人関係にある。作中ではサディズムの性的嗜好をみせるが、「美女撃退作戦」後に川崎を気遣うなど、本来はそういった嗜好は無いとも取れる。
久野ゆかり
女性教諭。川崎に好意を抱き、近づこうとするが、2人の「美女撃退作戦」の前に絶望し、逃げ出してしまう。