2典Plus
2典Plus(にてんぷらす)は、2ちゃんねる用語の解説を多数収録しているオンライン辞書。2007年現在、3000以上の用語[1]が登録されており、2ちゃんねる独自のキャラクターであるモナーの解説も収められている。有限会社ライクローズが運営[2]。管理人はKENこと高橋賢[3]。
歴史
2典Plusの前身は2典(にてん)というサイトである。2典は、インターネット掲示板2ちゃんねるラウンジ板の有志らによって、2001年6月30日から作成がスタートしたオンライン辞書。しかし2003年、サイトの更新およびサイト管理者のスレッドへの登場が一月以上に渡り停止したことから、現在の管理人KENが2003年2月27日、2典のデータを引き継ぐ形で2典Plusを設立した[4]。以後、現在に至る。
2典の歴史
2典Plusの前身である2典は、次のような経緯で始まった。 まず「編集者」というハンドルネームの人物が、2001年6月19日放送にNHKで放送されたプロジェクトX(第057回「父と息子 執念燃ゆ 大辞典」 岩波書店の広辞苑の製作過程を扱った回)に感動し、「2chにもこのような辞典があれば面白いのに」と考え、翌6月20日、仲間を集めるべくラウンジ板にスレッド(みんなで「2ちゃん辞典(仮)」を作ろう! )を立てる。その後、この「編集長」という人物が中心になり、住人から多くの言葉を募り、データとしてまとめていく。当初は冗談だ思い、からかい半分で相手をしていたラウンジ板住人たちも、「編集長」の熱心な書き込みと、そして実際にサイトが用意されたことから(上記スレッドの332番目の書き込みでサイトのアドレスが初めて提示され、「編集長」が本気であったことが人々に伝わる。スレッド設立から10日後、2001年6月30日のこと) 以後、ラウンジ板の面々が徐々に真剣なサポートを行なうようになっていく。ちなみに「2典」という名前は上記スレッドの427番目の書き込みで匿名の人物によって提唱され(『思いっきり縮めて、「2典」』)、同428番目のレスにおいて「編集長」によって採用された(『>>427 採用!』)。
書籍化
書籍として、2002年にブッキングから『2典~2ちゃんねる辞典~』、2003年に同じくブッキングから『続2典~続2ちゃんねる辞典~』、2005年には宝島社から『2典 第3版』が発売され、2006年には、2ちゃんねる用語を掲載した2007年用カレンダー『2典日ちぎり』が発売されている。
脚注
書籍
- 2典~2ちゃんねる辞典~(2002/05、ブッキング、ISBN 4835440331)
- 続2典~続2ちゃんねる辞典~(2003/10、ブッキング、ISBN 4835440625)
- 2典 第3版(2005/07、宝島社、ISBN 4796647546)