「呪文」 (楽曲)

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トロンボーン・ソロのための「呪文WVE-219

作曲者[編集]

菅野茂

演奏時間[編集]

約6分 ==作曲地==ヒルゲンロート・ウェスターヴァルトドイツ ==作曲時期== 2004年6月21日に脱稿、その後何回か改定

概説[編集]

トロンボーン・ソロの為の「呪文」は2004年にアメリカサン・フランシスコの女性トロンボーン奏者ジェニファー・ベーカーによってインターネットで頼まれて作曲されたものである。彼女は非常にこの曲を気に入ってくれて、この曲を「好きだ」とは言わずに「愛してる」と作曲者に正直に告白している。一応トロンボーンでできることは何でもされている。彼女やロサンジェルストド・バッシュシアター・ピース的な曲だと言っているが、作曲者はそれとは別に弱音器の交換など教育的な意味の奏法の開示をも行っている。 一時改定によって「ジェニファーのトロンボーン」という題名の編曲版が作られたが、村田氏の譜面の間違いの指摘によりさらに改定されて「呪文」だけの名前になった。

2005年になって「ゾリスデン・ドライエック」の堀江竜太郎をおだてたためにドイツのヴァイデンハウゼンで5月1日になっていきなりヨーロッパ初演された。作曲者が知ったのは演奏当日の朝で、時間がないので当日はあわてて英語のサンフランシスコ初演の時の英語の解説をそのままコピーしてプログラムとした。日本では後日村田厚生東京新宿の石森イヴェント・スタジオで初演している。

これはしたがって作曲コンクール用に作られた物ではないが、17回シークブルク国際作曲コンクールで一位を得ている。

楽曲解説[編集]

最初マウスピースだけで不安定な音楽の演奏が行われる。次に指でマウスピアースの底に押し付けて落とす奏法があるが、これは歌口の種類によって異なりまったくならない演奏もありうる不確定性音楽である。その後はトロンボーン内での「「歌」の後普通の奏法に入り楽曲の物語が繰り広げられる。

出版[編集]

アメリカのトロンボーン専門の出版社、「ゴールド・ブランチ・ミュージック」から出されている。

録音[編集]

アメリカのsfSoundSeriesレーベルでCD化されているが廃盤の可能性が高い。