フジテレビ系列水曜夜7時枠
フジテレビ系列水曜夜7時枠は、フジテレビ系列で水曜日の19時から放送されている番組のことを指す。
目次
概要[編集]
30分枠時代[編集]
19時台前半は2001年春まで長らくアニメ枠に充てられていた。代表作として手塚治虫原作の『ジャングル大帝』や梶原一騎原作の『あしたのジョー』や水島新司原作の『ドカベン』や特に鳥山明原作の『Dr.スランプ アラレちゃん』・『ドラゴンボールシリーズ』は人気を博し、裏で放送されるバラエティ・クイズ番組を半年打ち切りに追い込むなどの勢力となった。
ところが、2001年春の改編でそれまで19時台後半に放送されていたバラエティ番組『100%キャイ〜ン!』が1時間枠になり『ONE PIECE』が日曜日に移動される事に伴い、水曜夜からアニメ枠は撤退した。
一方19時台後半は、1965年10月に『ジャングル大帝』の設置により、19時台前半に放送されていた『勝ち抜きエレキ合戦』がこの枠に移動。以後若者向け音楽番組路線となるが、裏番組のNTV『底ぬけ脱線ゲーム』に太刀打ち出来なかった。1969年4月から1981年9月までは、『クイズグランプリ』、『スター千一夜』などの帯番組ベルト編成になっていた。その後はアニメ枠に転換され、高橋留美子原作の『うる星やつら』、『めぞん一刻』などはヒットしたものの、その後に放送された『F』は裏の『連想ゲーム』(NHK)に押されて低視聴率となり、半年後に金曜夕方に移動された。
その後1988年より『クイズ!年の差なんて』からバラエティ・クイズ番組に転換し、前枠の『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』の後押し効果もあり高視聴率となった。その後、1990年代後半は一時期のみアニメ枠が復活していた。
1時間枠以降[編集]
同枠が1時間枠になってからは試行錯誤が繰り返された。『100%キャイーン!』はそこそこ視聴率を稼いでいたものの、その後は『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ)や、『愛のエプロン』(テレビ朝日)に押されて低視聴率で2005年秋に『クイズ!ヘキサゴンII』が枠移動してくるまで苦戦していた。
現在の番組[編集]
- クイズ!ヘキサゴンII(2005年10月~)
- 前身は2005年9月まで水曜20時台に放送されていた『クイズ!ヘキサゴン』。
過去に放送された枠[編集]
アニメ番組は太字で示す。
19:00~19:30(2001年3月まで)[編集]
- 勝ち抜きエレキ合戦(1965年6月~9月)[1]
- ジャングル大帝(1965年10月~1966年9月)[2]
- ジャングル大帝進めレオ(1966年10月~1967年3月)
- 仮面の忍者 赤影(1967年4月~1968年3月)
- おらぁグズラだど(1968年4月~9月)[3]
- ドカチン(1968年10月~1969年3月)
- 紅三四郎(1969年4月~9月)
- 夜のゴールデンショー(1969年10月~1970年3月[4])
- あしたのジョー(1970年4月~1971年9月)
- 国松さまのお通りだい(1971年10月~1972年3月[5])
- 赤胴鈴之助(1972年4月~1973年3月)
- 荒野の少年イサム(1973年4月~1974年3月)
- 小さなバイキングビッケ(1974年4月~1975年9月)
- アラビアンナイト シンドバットの冒険(1975年10月~1976年9月)
- ドカベン(1976年10月~1979年12月)
- メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行(1980年1月~7月)
- がんばれ元気(1980年7月~1981年4月)
- Dr.スランプ アラレちゃん(1981年4月~1986年2月)
- ドラゴンボールシリーズ
- ドクタースランプ(1997年11月~1999年9月)
- ONE PIECE(1999年10月~2001年3月[6])※ここまでアニメ枠
19:30~20:00(~2001年3月)[編集]
- スターの広場(1965年5月~9月)
- 勝ち抜きエレキ合戦(1965年10月~1966年9月)[7]
- 100万円勝抜きのど自慢(1966年10月~1967年3月)
- 若さで歌おう ヤアヤアヤング(1967年4月~1968年9月)
- レッツゴー・ヤングサウンズ(1968年10月~1969年3月)
- 1969年4月~1981年9月
- この期間は月曜~金曜を一貫して、7時30分(その後7時45分に放送時間変更)より「スター千一夜」、7時45分(その後7時30分に放送時間変更)より「お茶の間寄席」(その後は「3000万円クイズ」→「クイズグランプリ」→「爆笑おじゃマンザイ!」→「クイズ漫才グランプリ」→「逆転クイズジャック」に変更)を放送していた。
- 1981年10月以降
- うる星やつら(1981年10月~1986年3月)※ここからアニメ枠
- めぞん一刻(1986年3月~1988年3月)
- F(1988年4月~9月[8])※ここまでアニメ枠
- クイズ!年の差なんて(1988年10月~1990年9月[9])
- クイズ&ゲーム太郎と花子(1990年10月~1992年3月)
- クイズ!超選択(1992年4月~9月)
- タモリのボキャブラ天国(1992年10月~1993年9月[10])
- 志村けんはいかがでしょう(1993年10月~1995年3月[11])
- クマのプー太郎(1995年4月~1995年12月[12])※ここからアニメ枠
- るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(1996年1月~1997年9月[13])
- 中居正広のボクらはみんな生きている(1997年10月~1998年9月)
- どっきりドクター(1998年10月~1999年6月)
- GTO(アニメ版)(1999年6月~9月[14])※ここまでアニメ枠
- 力の限りゴーゴゴー!!(1999年10月~2000年3月[15])
19:00~19:57(2001年4月から)[編集]
- 100%キャイ〜ン!(2001年4月~2002年3月)
- ザ・レターズ〜家族の愛にありがとう(2002年5月~9月)
- ハッピーボーイズアワー爆笑おすピー問題![16](2002年10月~2004年9月)
- 爆笑おすピー大問題!!(2004年10月~2005年3月)
- 爆笑問題☆伝説の天才(2005年4月~9月)
脚注[編集]
- ↑ 1965年10月より水曜19:30枠に移動。
- ↑ ここから『赤影』まで、三洋電機1社提供。
- ↑ 土曜19:00枠より移動。これと『ドカチン』は森永製菓1社提供。
- ↑ 月曜~木曜までの帯番組。
- ↑ 1972年4月からは月曜19:00枠に移動。
- ↑ 2001年4月からは日曜夜19:30枠に移動、その後何度か枠移動しながらも番組自体は継続中。
- ↑ 水曜19:00枠より移動。
- ↑ 1988年10月からは関東ローカル番組として金曜夕方に放送
- ↑ 1990年10月からは木曜19時からの1時間番組として放送。
- ↑ 一旦終了するも、その後別時間帯で続編が制作されることになる。
- ↑ 1995年4月からは一部地域を除き月曜19時からの1時間番組として放送。
- ↑ 1996年1月からは関東ローカル番組として金曜夕方に放送。
- ↑ 1997年10月からは火曜19:30枠に移動。
- ↑ 1999年10月からは日曜19:30枠に移動。
- ↑ 2000年4月からは水曜20時からの1時間番組として放送。
- ↑ 『水10!』で2002年9月まで放送された『ハッピーボーイズ!』のマイナーチェンジ版。
関連項目[編集]
- 鳥山明 Dr.スランプ アラレちゃんやドラゴンボールの原作者。
- 田中真弓 Dr.スランプ アラレちゃんで則巻良太、ガメオの声、ドラゴンボールでクリリンの声、ONE PIECEでルフィの声を務め、現在のクイズ!ヘキサゴンIIでナレーターを務める当該枠とゆかりの深い声優。