平時望

平 時望（たいら の ときもち、元慶元年（877年） - 承平8年3月24日（938年4月26日）?）は、平安時代前期の貴族。平高棟（高棟王）の子である惟範の長男で、桓武天皇の玄孫にあたる。母は、常陸太守四品兼守弾正尹人康親王の娘。子に珍材、真材がいる。没日は3月25日、3月26日とも。

経歴

※日付は旧暦。

• 寛平7年（895年）2月17日、周防権介に任官。
• 寛平9年（897年）7月13日、従五位下に叙位。周防権介如元。
• 昌泰3年（900年）8月20日、左京亮に転任。
• 延喜4年（904年）2月26日、民部少輔に遷任。
• 延喜8年（908年）1月7日、従五位上に昇叙。民部少輔如元。8月28日、大蔵少輔に遷任。
• 延喜10年（910年）5月9日、左衛門権佐に遷任。
• 延喜15年（915年）6月25日、大蔵権大輔（或いは、大蔵大輔）に転任。
• 延喜16年（916年）3月28日、権右少弁に遷任。
• 延喜17年（917年　1月7日、正五位下に昇叙。権右少弁如元。
• 延喜18年（918年）1月12日、右少弁に転任。3月28日、造東大寺講堂長官に補す。
• 延喜19年（919年）1月28日、左少弁に遷任。
• 延喜21年（921年）1月7日、従四位下に昇叙。左少弁如元。1月30日、修理大夫に転任。
• 延喜23年（923年）4月29日、春宮（慶頼王＝保明親王の皇子）亮を兼任。6月27日、昇殿を聴される。
• 延長2年（924年）2月1日、信濃権守を兼任。
• 延長3年（925年）1月30日、伊予守を兼任。信濃権守の任替。同年、春宮薨去に伴い、同官廃止。
• 延長5年（927年）2月9日、蔵人頭に補任。修理大夫・伊予守兼任如元。
• 延長6年（928年）1月7日、従四位上に昇叙。蔵人頭・修理大夫・伊予守如元。6月9日、右大弁に転任。蔵人頭・修理大夫如元。
• 延長8年（930年）1月29日、参議に補任。右大弁・修理大夫如元。
• 承平元年（931年、讃岐権守を兼任。
• 承平3年（933年）10月24日、左大弁を兼任。右大弁の任替。
• 承平4年（934年）1月7日、正四位下に昇叙。参議・左大弁・修理大夫如元。
• 承平7年（937年）3月8日、従三位に昇叙し、中納言に転任。
• 承平8年（938年）3月24日または25日または26日薨去。享年62。