ディアナ・ダムラウ
ディアナ・ダムラウ(Diana Damrau, 1971年5月31日 - )は、ドイツのソプラノ歌手。[1]
バイエルン州ギュンツブルクの出身。[2]ヴュルツブルク音楽院でカルメン・ハンガヌ、ザルツブルクでハンナ・ルートヴィヒの各氏に声楽を学んだ[3]。1995年にヴュルツブルク市立劇場でヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの《フィガロの結婚》のバルバリーナ役で初舞台を踏む[4]。1999年のヴュルツブルク市立劇場への出演を経てマンハイムやフランクフルトでも活動するようになった。2002年にはフリードリヒ・チェルハの《シュタインフェルトの巨人》の初演に小さな女役で参加してウィーン国立歌劇場に初出演。その頃からハンブルク、ドレスデンやザルツブルク音楽祭でモーツァルトの《魔笛》の夜の女王役を歌って同役を当たり役とするようになった。2003年にはモーツァルトの《後宮からの誘拐》のブロンド役でザルツブルク音楽祭に再出演し、コヴェントガーデン王立歌劇場で夜の女王役を歌ってイギリスにも進出。さらに2004年には[[アントニオ・サリエリの《見い出されたエウロペ》に出演してミラノ・スカラ座に初登場した。2005年にはコヴェントガーデン王立歌劇場でのロリン・マゼールの《1984》の初演に体育教師役で参加し。メトロポリタン歌劇場への初出演も果たした。オペラ歌手としての活動と並行して歌曲歌唱にも力を入れ、ザルツブルク音楽祭、ウィーン楽友協会ホールやシュヴァルツェンベルクのシューベルティアーデ等でのリサイタルも行う。2007年にはカーネギー・ホールに初出演。同年、バイエルン州から「宮廷歌手」の称号を贈られた。2010年にはフランスのバス・バリトン歌手のニコラ・テステと結婚。2021年にはドイツ政府からドイツ連邦共和国功労勲章の功労十字小綬章を受勲。[5]
脚注
- ↑ Macy (2008) MacyLaura Williams [ The Grove Book of Opera Singers ] Oxford University Press 2008 9780195337655 108
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