観菩提寺本堂(かんぼだいじほんどう)は、三重県伊賀市島ヶ原にある重要文化財建造物である。俗に観菩提寺正月堂とも呼ばれる。
桁行三間、梁間三間、単層、入母屋造、向拝三間、檜皮葺で、南北朝時代に建立された。外部は総朱塗りで、柱は総円柱で、腰部は四方に濡縁を廻らせ、前方各間に蔀格子を設け、向拝が明治16年(1883年)に付加されている。織田信長の伊賀攻めで被災を免れた貴重な文化財である。明治40年に旧国宝に指定された。