下士官候補者隊
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下士官候補者隊(かしかんこうほしゃたい)は、1933年から1938年にかけて、日本陸軍の(歩兵科を除く)各兵科学校の教導隊内に設置された、現役軍人の下士官候補者の養成教育組織。1939年に教導隊から分離され、独立した組織となった。
設置の経緯
陸軍教導団が1899年(明治32)に廃止された後、各兵科の下士官養成教育は、各隊毎に行われることとなったが、充分な教育ができていなかった[1]。
歩兵科については下士官の養成教育を専門に行う陸軍教導学校が設置されたが、特科は同種の組織を持たなかったため、1933年から1938年にかけて、各兵科学校の教導隊内に下士官の養成教育組織である下士官候補者隊が設置された[1]。
各兵科学校における新設時期は下記のとおり。
1939年(昭和14)8月に、これらの下士官候補者隊は、制度上、教導隊編制内から分離され、それぞれ「陸軍○○学校下士官候補者隊」という名称の独立した組織となった[1]。
下士官候補者
下士官候捕者は、各隊から分遣された(入隊?)第2年度の者で、その修業期間は、概ね1年とされ、毎年1回入校した[1]。
付録
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 中野校友会 1978 27-28
参考文献
- 中野校友会 (1978) 中野校友会(編)『陸軍中野学校』中野校友会、JPNO 78015730